ドライブを快適にする車用クッション
長距離ドライブのときは、長時間同じ姿勢で運転を続けるため疲れがたまってしまいます。そんなとき、ドライバー用のクッションがあると快適なドライブを楽しむことができます。
運転中にとくに負担がかかるといわれているのが、首、肩、腰の3カ所。この部位を支え正しい姿勢が取れるようにサポートしてくれるのが、車のドライバー用クッションです。
カージャーナリストからのアドバイス
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腰痛対策の方こそ妥協しないで! 予備軍の人も
ドライバー向けのシートクッションを探している方の何割かは腰痛持ち、あるいは腰痛予備軍ではないでしょうか。
腰は痛いけれど、仕事や家庭の事情などで運転しなければならない……。だからといって腰の痛さをやわらげるために無理な体勢でクルマを運転して、姿勢が悪くなったり、体の特定の部分に負荷がかかったりするようでは本末転倒です。
そんな方は妥協せずに、「腰痛対策向けシートクッション」を選ぶようにしてください。
自動車ドライバー向けクッションの選び方
カージャーナリスト・松村 透さんに、自動車ドライバー向けクッションを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。運転時の負担を少しでも軽減してくれるクッション選びで気をつけたいポイントばかりです。しっかりおさえておきましょう。
気になる部位に合わせてタイプを選ぶ
車のドライバー用クッションは、背中からお尻までの全体を支えるシートタイプと腰や背中・お尻など部分にささえるタイプなどがあります。運転するときにとくに疲れるところに合わせて、合うものを選びましょう。
シートタイプ|全体をサポートしたいなら
体の全体が疲れる方は、全体を支えてくれるシートタイプがいいでしょう。このタイプは首から腰までサポートしてくれるので、バランスよく体を支えてくれます。
また適度なホールド感もうれしいポイントです。運転中にがっちりと体を固定したい方におすすめです。
部分タイプ|首、肩、腰などを部分的にサポート
首、肩、腰など、疲れがたまってくる部分がだいたい決まっている、ということであれば、その部位のみ支えてくれるクッションを購入するのがいいでしょう。
たとえば腰痛がひどい人に合う腰を支えるタイプは、分厚い形状が特徴で、骨盤を立たせることで姿勢を正してくれます。また、背中を支えるタイプは腰痛や猫背が気になる方にぴったりです。首を支えるタイプは運転の際の緊張で首が凝ってしまいがちな方に適しています。
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カージャーナリストからのワンポイントアドバイス
自動車ドライバー向けクッションにはいくつかタイプがあり、クッションとしての役割が少しずつ異なってきます。体のどの部分までをシートに密着させるかが判断基準になります。
「座面のみに敷くタイプ」は、運転席シートの座面自体がへたっている車に乗っている方、座っているとお尻が痛くなる方におすすめです。「背面のみのタイプ」および「座面から背面までのタイプ」は、腰痛はもちろん、シートにランバーサポートが装備されていない場合や、膨らみが足らない場合におすすめです。
いずれにしても、用途が明確になっているシートクッションを選ぶようにしましょう。中途半端なシートクッションは結果として、期待した快適性を得づらく、どっちつかずになりがちです。
クッションの反発性・通気性で選ぶ
車のドライバー用クッションは、低反発のものもあれば高反発のものもあります。ご自身のお好みで選んでもいいですが、低反発は自分の体の形状にフィットしてくれるのがうれしいポイントです。
一方高反発は、柔らかさはないものの、正しい姿勢へと直してくれるというメリットがあります。また長時間座るのであれば通気性も重要なポイントです。通気性の悪いクッションだと、とくに夏場は不快感を感じてしまうでしょう。
クッションを固定する方法で選ぶ
車のドライバー用クッションの固定方法は大きく「ワンタッチタイプ」と「リングタイプ」に分けられます。ワンタッチタイプは凹凸をはめこんで固定可能なため、らくに取り付けできます。
一方リングタイプはしっかり固定できることがメリットで、長く使いたい方にぴったりの取り付け方法です。どちらが使いやすいのか、はそれぞれですので、お好みで選んでも大丈夫です。
丸洗いできると衛生的に保てる!
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シートクッションは、ドライバーが運転席に座っているあいだ、常に背中やお尻などに触れていることになります。
そうなると気になってくるのが臭いに関する問題。特に夏場は汗を吸収してしまうため、より臭いがきつくなってしまいます。そのため、シートクッションのカバーを取り外して洗えるタイプがおすすめです。
できれば、クッション本体も、洗濯は難しいとしても、洗剤を溶かしたぬるま湯につけてもOKなタイプだと理想的です。
ファン内蔵や接触冷感などの便利機能にも注目!
体をサポートをする以外にも、便利機能がついたクッションもあります。ファンがシートに内蔵されていて、風が通る商品なら、暑い季節も快適です。
また、ヒーター機能が搭載されているシートなら寒い季節にもあたたかいです。せっかくシートを買うなら、より快適に過ごせる機能にも注目していきましょう。
エキスパートのアドバイス
カージャーナリスト
不測の事態を避けるためシートに固定できるものを!
座面の上にシートクッションを敷く際に、きちんと固定されていないと、やむを得ず急発進および急制動、またはコーナリング中などに、思いがけない場面でずれる可能性があり、とても危険です。運転中でも座面がずれないような素材になっているものを選ぶようにしてください。
ベルトなどで固定できるシートクッションが理想的ですが、たとえばゴムイボによる滑り止め加工が施されていると、クルマのシートクッションの上に敷いてもずれることなくて安心です。
おすすめ商品の比較一覧表
自動車ドライバー向けクッションおすすめ14選
上記で紹介した自動車ドライバー向けクッションの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
振動マッサージが装備されているタイプや肩こりなどの悩みに合わせたセミオーダー感覚のもの、人間工学に基づいたものから、マットレス・ピローの世界的メーカーの商品まで幅広く網羅しています。







季節を問わず快適に使用できる
背中部分がS字になっていて、人の体のラインに合った構造。自然に体に沿う造りなので、フィット感がよく、体をしっかりと支えます。長時間の運転でも体に負担がかからないように、背中や腰をサポート。低反発で肌触りもよいので、ストレスなく使用できるでしょう。
メッシュ素材で通気性も抜群。夏場も快適さを保てます。グレーやベージュなどカラー展開も豊富です。自分の好みの色を選び、車内をおしゃれにしてみてはいかがでしょうか。

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そのほかの自動車に関連する記事はこちら 【関連記事】
最後に|エキスパートのアドバイス
カージャーナリスト
クルマのシートはヘタる。クッションで補おう!
家が買えるほどの高級車であったとしても、人間が座り続けている時間に比例して確実にシートはヘタっていきます。体重が重いドライバーが乗るのであればなおさらです。その「ヘタリ」を補ってくれるのがシートクッションというわけです。
体を包み込んでくれるタイプのシートクッションを選んだ場合、犠牲になりがちなのが乗降性。ホールド性と乗り降りのしやすさは反比例しがちです。しかし、乗り降りに要する時間は1分はかからないでしょう。それよりは運転中に体をしっかりとホールドする大切さと、体を保護する重要性にこだわってください。慣れるまでは手間かもしれませんが、乗り降りする際にシートを移動すればよいだけなのですから。
また、個人差があるとはいえ、長時間使った人の感想はやはりアテになりますので、思い切ってタクシーの運転手さんにおすすめのシートクッションについて質問してみることをおすすめします。たいていのドライバーさんが懇切ていねいにおすすめのシートクッションを教えてくれるはず。まさに口コミで得られる情報です。
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輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。 その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。 また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。