ライスミルクとは? お米からできた牛乳?
ライスミルクとは、お米(玄米または白米)と水からつくる植物性のミルクのこと。栄養価も豊富なことから、牛乳、豆乳につぐ第3のミルクとしてベジタリアンやヘルシー志向の人々を中心に選ばれています。最近では、注目度の高まりとともにパウダーやドリンクタイプなどさまざまな商品が販売されるようになりました。
ライスミルクの選び方 お米の種類や甘さなどに注目!
フードスタイリスト・料理家の江口恵子さんに、ライスミルクを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。
白米由来 or 玄米由来? お米の種類で選ぶ
ライスミルクには、白米由来と玄米由来のものがありますが、そのままストレートで飲んだときの印象がまったく違います。玄米のものは、ほんのり茶色っぽくアイボリーのような色合いで、香ばしい香りがします。白米のものは、すっきりした味で、とくに香ばしいといった香りはしませんが、お米の甘さを感じやすいです。
栄養的には、ご飯として食べるときと同じで、玄米由来のほうが食物繊維やビタミン、ミネラルは豊富です。飲みやすさで考えるなら白米、栄養価や香りを重視するなら玄米を選ぶといいでしょう。
国産 or 外国産? 生産地で選ぶ
大きく分けると、ライスミルクは造り酒屋や食品メーカーが作っている国産のものか、海外のナチュラルブランドのものかに分かれます。
国産のライスミルクは、麹を使って発酵させたものやお米の品種にこだわりがあるものが多く、クセもなく飲みやすいです。海外ブランドにはオーガニックのものも多くあるので、美容と健康を考えオーガニックにこだわりたいという人には海外ブランドがおすすめです。
甘味の質や強さで選ぶ
ライスミルクには、素材本来の味がするもの、お米だけの甘味がするものやほとんど甘さを感じないもの、お米と麹を発酵させて作っている、まるで甘酒のようにしっかりとした甘味があるものなどさまざまな種類があります。
商品によって甘さの質と強さには差があるので、使用目的によって、甘さの強弱も選ぶ基準となります。そのままストレートで飲みたい人には、甘さの強いタイプがおすすめです。
福光屋『プレミアム ライスミルク』
造り酒屋がつくるライスミルク。米本来の優しい甘さを活かしており、ストレートで飲むとほっとする味わいです。
>> Amazonで詳細を見る飲む用 or 調理用? 用途で選ぶ
ライスミルクをドリンクとして飲むか、牛乳や豆乳の代わりにお菓子作りや料理に使いたいかで選ぶ商品が変わってきます。
そのまま飲むなら、味がしっかりしていて甘味のあるものが断然飲みやすくおいしく感じますが、作るお菓子や料理によっては、その甘味や甘酒のような香りが邪魔をすることがあります。
ライスミルクの味の特徴をしっかり把握して選ぶと失敗しないでしょう。
ドリンク or パウダー? タイプで選ぶ
「すぐに使えてそのまますぐに飲める」という点では液体のドリンクタイプがおすすめです。
パウダータイプは水やお湯に溶かす手間がありますが、コンパクトで場所を取らず、使う分だけ水に溶かせばいいので保存しやすいです。ただ、やはり液体タイプよりも少し粉っぽさが残るので、それが気になる人は液体タイプを選ぶとよいでしょう。コーヒーや紅茶に溶かして飲むときはさほど粉っぽさは気になりません。
タマチャンショップ『みらいのミルク』
保存がしやすいパウダータイプ。
玄米、アーモンド、大豆プロテイン、チアシード、ココナッツミルクなど9種類ものスーパーフードを配合。
ライスミルクのおすすめ5選 フードスタイリスト・料理家がセレクト!
うえで紹介したライスミルクの選び方のポイントをふまえて、フードスタイリスト・料理家の江口恵子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

造り酒屋の発酵製法ならではのコクと米の優しい甘さ
造り酒屋がつくるライスミルクだけあって、香りがよくとてもおいしいです。日本酒をつくるようにお米を麹(こうじ)で発酵させてつくる製法ならではのコクがあり、そのままストレートで飲むとほっとする味わいです。
優しい甘さは米本来の甘さ。消化吸収しやすく、効率よくエネルギーとなるブドウ糖を摂取できます。

穀物の栄養がたっぷり詰まった新世代ミルク
保存しやすいパウダータイプのライスミルク。玄米粉やココナッツミルクパウダー、大豆プロテイン、チアシード、キヌアなど9種類のスーパーフードが配合されています。乳糖フリーで、カルシウムも豊富なので牛乳が苦手な人の代用品としてもぴったりです。
ココナッツの甘さと玄米の香ばしい香りでとても飲みやすく、ストレートで飲むのはもちろんフレッシュフルーツと一緒にスムージーやジュースに混ぜてもおいしく飲めます。
穀物の栄養がたっぷりで、低カロリー高たんぱくなので、ベジタリアンの人にもおすすめです。

イタリア産有機JAS認証のオーガニック飲料
イタリア産の有機米を使ってつくられた、オーガニックライスミルク。糖分無添加で甘味は弱く、米の味がストレートに伝わってきます。そのまま飲むよりも、お菓子づくりや料理に使うほうがおすすめです。牛乳や豆乳の代わりに使うことで、カロリーも抑えることができます。
美容や健康に気をつかっている人には「有機米・有機ひまわり油・食塩」のみでつくられていて、地下水からのナチュラルウォーターを使用している点からもとくにおすすめです。
※Amazonは1000ml×10本入りです。

発芽玄米から生まれたギャバたっぷりのライスミルク
イタリアで製造されているオーガニックライスミルクです。発芽玄米で作られているライスミルクは珍しく、普通の玄米にはあまり含まれていない「ギャバ」がたくさん含まれています。
ほんのり優しい甘味でクセがなく、おいしく飲めます。香ばしいのでコーヒーやココアとの相性もぴったりです。

国産白米のみで仕上げたキレ味と米本来の甘み
ライスミルクの多くは玄米やお米の胚芽(はいが)を使ってつくられているため、玄米特有の風味や味がします。好みにもよりますが、そこに「雑味」を感じる人も少なくありません。
この米乳はその雑味を拭うために、あえて白米で作られています。そのため、すっきりとしたキレのいい味と米本来の甘味がお楽しみいただける商品です。
お米は山梨県の北杜市産のお米のみを使用しています。
「ライスミルク」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ライスミルクの売れ筋をチェック
Amazonでのライスミルクの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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飲む用か調理用かで使い方を考えましょう! フードスタイリスト・料理家からのアドバイス
商品によって、濃さや甘味にかなりの差があります。国産ブランドのものは、甘味も強めで麹の香りがしたり、甘酒のような味わいのものが多く、ドリンクとしてもとてもおいしく飲めます。一方、海外ブランドのものは、ストレートでおいしく飲めるものもありますが、「お米のとぎ汁を濃くしたような味」と言われることもあるくらい、そのまま飲むには適さないものもあります。
甘味のない薄いタイプのものはクセがなく、料理の味付けに影響がないのでお菓子作りや料理に向いています。
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