ライディングシューズの選び方 足を守るだけでなく、操作性の向上に役立つ
まずはライディングシューズの選び方をチェックしていきましょう。操作性や耐久性、デザインも含め、特徴のある多くの商品が発売されています。ですが、あまり選択肢が多いと余計選びにくくなりますよね。
選ぶポイントは下記。バイクライターの福田満雄さんのアドバイスもぜひ取り入れて、自分に合うライディングシューズを選ぶための参考にしてくださいね。
【1】シチュエーションに合わせて選ぶ
【2】ヘビーユーザーは丈夫な素材を選んで
【3】シューズ丈
【4】サイズ
では早速見ていきましょう!
【1】シチュエーションに合わせて選ぶ
週末にツーリングに出かける人、ほぼ毎日長時間乗る人、街乗り中心の人など、バイクに乗る状況はさまざま。実際にバイクに乗って、どんな過ごし方をするのかを考えながら、それぞれのニーズに合ったライディングシューズを選びましょう。
なお、ソールが厚めだと足つきが良くなる一方、ギアチェンジしにくくなるので、バイクに慣れてきたら履くことをおすすめします。お気に入りの1足がみつかれば、バイクに乗っている時間がさらに楽しくなりそうですね。
街乗り用ならカジュアルなデザインがおすすめ
街乗り中心の人は、ふだん使いもできるカジュアルなデザインがおすすめ。レースアップのものやおしゃれな配色など、一般的なスニーカーやショートブーツにも見えるものが多く販売されています。
ふだんのファッションに合わせやすいシューズを選べば、バイクで出かけても途中で靴を履き替えることなく、そのまま食事やショッピングを楽しめます。着脱のしやすいライディングシューズも多いので、飲食店などで靴を脱ぐ際もストレスなく対応できるでしょう。
ツーリング用は機能性重視
長時間バイクに乗るときは、操作性と機能性を重視。ハイカットタイプなど、足をカバーする面積が広く、つま先や足首、踵などにプロテクトパーツがついているものを選んでください。
また、途中で雨が降り出すことも考えられます。防水加工に加えて、靴のなかの湿気を逃がす構造になっているものがおすすめ。また、冬場のツーリングは足先がかなり冷えます。防寒性のある商品を選ぶといいでしょう。
【2】ヘビーユーザーは丈夫な素材を選んで
ほぼ毎日バイクに乗る人や長距離のツーリングに出かける人にとっては、耐久性も重要なポイント。特に、ソールやシフトチェンジをするつま先部分は摩耗しやすいので、丈夫な素材で作られているか確認してから購入しましょう。
ライディングシューズ(ブーツ)には、シフトパッドがついているものが多いですが、内部にプロテクターをセットしている商品もあります。デザイン性も考えて、好みのものを選びましょう。
【3】シューズ丈も選び方の大事なポイント
ライディングシューズを選ぶうえで、最初のポイントになるのがシューズ丈。バイクに乗る頻度や目的、走行距離、また季節によっても変わります。操作性やファッション性、バイクを利用するシーンも考えて、自分に合う1足を選んでください。
ここでは、スニーカーとあまり見た目が変わらないショート丈、足首までカバーされたミドル丈、ふくらはぎまであるロング丈と3パターンに分けてご紹介します。
ふだん着に合わせやすいカジュアルなショート丈
スニーカーとあまり見た目が変わらないショート丈。スポーティーで動きやすく、カジュアルなファッションともよく合います。デザインもサイズも豊富で選択肢が多いのもポイント。バイクに乗らないときでも履きたくなるようなものも多く、人気があります。
ファッション性だけでなく、シフトパッドやソール部分など、バイクを操作するための機能性ももちろん装備。街乗りがメインの人は、選択肢に入れてみてはいかがでしょう。
足首を守り、ファッション性もあるミドル丈
くるぶしまであるミドル丈は、ショートブーツのようなファッション性のあるアイテム。少しごつい感じがおしゃれな雰囲気を作り出します。
ジッパーを採用しているものも多く、脱ぎ履きもらく。また、足首まで守られているので、捻挫の防止につながります。街乗りにも週末ツーリングにも使えるので、1足持っておくと便利ですよ。
長時間のツーリングの日はロング丈
すねやふくらはぎまでカバーできるロング丈。無防備になりがちな足を怪我から守ります。着脱しにくいイメージがあるかもしれませんが、マジックテープやファスナーで開口部が広く空き、脱ぎ履きしやすいものも。また、シンプルなデザインもあり、選びやすい商品が増えています。
長時間のツーリングに出かけるとき、そして寒い時期には防寒の点でもロング丈を選びましょう。
【4】サイズ選びは慎重に
ライディングシューズは、一般的なスニーカーなどとは少しサイズ感が異なります。デザインやメーカーによっても差はありますが、ふだん履いているサイズよりも0.5cm大きめのものを選ぶといいようです。
また、冬は靴下も厚くなるので、寒い時期に履くシューズは1cm大きくでもいいかもしれません。ただ、大きすぎると、プロテクター位置がずれて正しく機能しなかったり、ギアを変速しにくかったりするので注意して選びましょう。
デザインによっては、幅や甲の高さできつく感じることもあります。メーカーの説明文やレビューを参考に選びましょう。
バイクに乗る時間と歩く時間の比率でシューズ選びを
バイクライター
ライディングシューズは、バイクに快適に乗ることを重視すると、街なかで長時間歩くのに適さない傾向があります。ですから、メインの用途でバイクに乗る時間が長いのか、歩く時間が長いのかを選ぶポイントにしてみましょう。バイクに乗る時間が長いなら防御力重視のブーツタイプを、歩く時間が長いなら、歩きやすさ重視のカジュアルシューズタイプを選ぶ、という具合です。
ライディングシューズのおすすめ12選 バイクライター福田満雄さんと編集部が選んだ
ここからはおすすめのライディングシューズをご紹介します。デザインや機能性のほか、サイズ展開、色のバリエーションについても載せています。あれこれ見比べながら、あなたのお気に入りを見つける参考にしてください。
後半では、売れ筋ランキングやツーリングがより楽しくなるグッズも掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
バイクライター
alpinestars『SMX-S BOOT』は、バイクレースで目にするメーカーのライディングブーツです。つま先からすねまで広範囲にプロテクションが配置され、万が一の際にも防御力を発揮してくれます。

バイクライター
elf(エルフ)『ELO14』は、何年もアップデートを重ねてきた歴史あるシリーズで、初めてのライディングシューズにおすすめします。脱いだり履いたりしやすいバックル式でオールマイティに使えます。

バイクライター
KOMINE(コミネ)『プロテクトウォータープルーフライディングスニーカー』は、カジュアルな外見で街なかや観光地でも目立たず履きこなせます。防御力もプロテクターメーカーですからぬかりありません。

「ライディングシューズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ライディングシューズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのライディングシューズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ツーリングに便利なグッズも合わせて確認しよう 関連記事をチェック
お気に入りのシューズでライディングを快適に 自分にぴったりの1足を見つけよう
ライディングシューズの選び方とおすすめの商品をご紹介しました。バイクを運転しやすくし、怪我から足を守る役割もあるシューズ。そこに快適さやおしゃれな見た目まで加われば、バイクに乗っている時間がより心地よく、楽しくなりますね。
利用頻度や走行距離、大事にしたいポイントによって選ぶものは変わるでしょう。メーカー・商品それぞれに特徴があります。さまざまなアイデアが練られたライディングシューズの中から、好みのものを見つけてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
バイク免許取得から28年、所有したバイクは20台以上。シンプルでわかりやすい文章を書くライター。複数のメディアで記事を書いています。 2020年8月時点の愛車はBMW F850GSとホンダスーパーカブ110。 一日中バイクに乗っているのが好き。過去には日帰り1,000kmツーリングや、スーパーカブ110で1日450kmツーリングなども。