バイク用バッグの種類・タイプ
バイクのお出かけは、行きよりも帰りに荷物が多くなるシーンがあります。ツーリング先で買ったお土産や、なぜか着替えたら膨らむ衣類などなど。
なので、大きめのバッグを選ぶのが無難です。また、
バイク用バッグはバッグのタイプによって身に着ける方法や容量が異なるので、入れる荷物の種類や量に応じたタイプのバッグを選びましょう。サイズ感の特徴を見ていきましょう。
バックパック・デイバッグ:仕事やツーリングなどで使える大容量サイズ
通勤時にバイクを運転するので仕事の道具を入れたい人や、ツーリングやキャンプをバイクで楽しみたいときには、バイク用バッグも大きめの容量がもとめられます。多めの荷物を入れてバイクを運転したいときに選択肢になるのが、バックパックタイプのバイク用バッグです。
荷物をまとめて身に着けたい人はもちろん、多めの荷物を入れるのにリアキャリアやシートバッグは外見的に使用したくない、という人にも向いています。
ヒップバッグ:デジカメやタオル、地図も入る中間サイズ
ウエストバッグタイプとバックパックタイプのちょうど中間の容量をほこるバイク用バッグが、ヒップバッグタイプです。貴重品以外にも飲みものや喫煙具、本やタオル、かんたんな着替えなども入れられます。
ヒップバッグも腰回りにつけられるため運転中もフィットさせやすく、取り回しもしやすいのが魅力。ウエストバッグにパンパンにものを入れたくない、という人にも向いています。
ウエストバッグ:貴重品などを入れるミニサイズ
貴重品や必要最低限のものだけ入れたいときに向いているのがウエストバッグタイプのバイク用バッグです。腰回りに着けられるのでバイクに乗った状態でも荷物の出し入れがしやすく、運転中は体にフィットさせやすいのも魅力です。
街乗り用や手持ちの荷物は最小限におさえたい人、ほかの荷物はシートバッグやリアキャリアに入れたい人にもぴったりです。
バイク用バッグの選び方
それでは、バイク用バッグの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】運転中に疲れない機能にも注目
【2】防水機能があるか確認しよう
【3】ポケットからの出し入れや収納力をチェックする
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】運転中に疲れない機能にも注目
一般的な身に着けられるバッグでもバイクの運転時に身に着けられますが、バイク用バッグは運転しやすい、取り回ししやすい機能に特化しているのが特徴です。
運転中にもずれたり落ちたりしないようにフィットできる機能や、必要に応じてシートバッグやサイドバッグとしてバイクに取り付けできる機能なども商品によって充実しています。バイクの運転が快適になる機能についてもチェックしておきましょう。
バッグを身に着けて走ると、気になって疲労する原因になります。この場合はバッグをバイクに取り付けられるバッグか、タンデムシートにバッグの重量が預けられるバッグを選ぶと疲労が軽減できます。
【2】防水機能があるか確認しよう
バイクの運転中突然の雨でもバッグの中身が濡れないように、防水性能がほどこされているかどうかをチェックしておきましょう。
バッグによってはメイン部分にのみや、サイドポケットを含め全体的になど、場所により防水性能がほどこされています。とくにノートパソコンやタブレットなどの精密機械を入れたいときには、入れる場所に防水機能のあるものを選びましょう。
【3】ポケットからの出し入れや収納力をチェックする
バイク用バッグは、バッグによってメイン以外の収納がついているものがあります。背負って使用するバックパックタイプでも、サイドポケットがあれば使いたいものをすぐに取り出せて便利です。財布やスマートフォン、喫煙具などよく取り出すものだけ仕分けられます。
ウエストバッグやヒップバッグの場合、メイン口以外に背中側のファスナーポケットなどがあれば、運転中に貴重品を入れて盗難防止にも活用できます。
おすすめ商品の比較一覧表
おすすめ5選|バックパック・デイバック
それでは、バイク用バッグのおすすめ商品をご紹介いたします。まずは、たくさんの荷物が入るバックパック・デイバックです。ぜひ参考にしてくださいね。

耐久性も高くアウトドアにもぴったり
ナイロン素材をTPUコーティングではさんだ、3層レイヤー構造を採用したバックパックタイプのバイク用バッグです。従来のターポリン素材よりも1.5倍の耐久性、15%の軽量化を実現させています。
バイクグローブなどものをはさめるバンジーコードや、リアシートにもかんたんに固定できるKシステムベルトなど、便利な機能も充実しています。
シートバッグとしても使用可能
大容量の20Lをほこる、バックパックタイプのバイク用バッグです。気密性の高い防水素材のターポリンを使用、なかの荷物を雨水から守るロールトップ開閉口を採用した、高い防水性能が特徴です。
ショルダーベルトのほか、ぐらつき防止や重い荷物も運びやすいヒップベルトもついています。ショルダーベルトは取り外し可能で、バイクに取りつけられるシートバッグとしても使用できます。
大容量の防水仕様バッグ
溶着加工ライナーを採用した、防水タイプのバックパックタイプのバッグです。縫い目がない、開閉口にはロールトップを採用しすきまからの雨水の侵入を防ぐ仕様になっています。
30Lと大容量のため、ツーリングやキャンプなど荷物が多くなるシーンにもぴったり。スタッフサックとしても使用できるショルダーベルトとウエストベルトも付属しているので、シーンに応じた使い方ができます。
なかで分けて収納したい人に
ふだん使いにも取り入れやすい、スタイリッシュなデザインのバックパックタイプのバイク用バッグです。メイン収納部分には分割式のダブルポケットを搭載。スマートフォンやマップなどこまかく分けて収納したい人に向いています。
ドリンクなどを収納できるサイドポケットに、簡易防水機能のついた背面ポケットと、小分け収納がとくに充実したバッグです。
ツーリング用デイバッグ
気軽に背負えるデイパック。荷物が多いときは付属のXベルトを使ってシートバッグとしても活用できます。日帰りから1泊程度のツーリングにオススメです。
おすすめ4選|ヒップバッグ
最後は、サイズもほどほどにあり、使い勝手もいいヒップバッグです。こちらもぜひ参考にしてくださいね。

便利に使える機能が豊富
10Lと少しばかりの荷物を入れるのにもぴったりの容量の、ヒップバッグタイプのバイク用バッグです。体にフィットする背面パネル部分はメッシュ素材を使用し、通気性を高くしています。メインの収納にくわえて、2つのサイドポケット、前面のファスナーポケットがついているので、入れたいものに応じて仕分けできるのが魅力。
ショルダーベルトで腰につけるだけでなく、Dカンを使用すればバイクに直接つけられます。急な雨に着けられるレインカバーなど、シーンに応じて使える機能が充実しています。
バイク用に見えないスタイリッシュデザイン
少しばかりの荷物を入れるのにもぴったりの、7L容量のヒップバッグタイプのバイク用バッグです。防水素材であるターポリンを使用し、急な雨でも荷物を守ります。
メッセンジャーバッグ仕様のスタイリッシュなデザインが特徴。街乗り用のバッグとしても選択肢に入ります。シングルサイドバッグとしてバイクのリアサイドに取り付け可能で、収納を増設したいときにも便利です。

ツーリングアイテムも入れやすい
大きく開く開閉口のついたヒップバッグタイプのバイク用バッグです。スマートフォン、タブレットがそれぞれ収納できるモバイル専用ポケットを装備。いずれもキズつき防止生地がほどこされています。
メイン前部にあるフロントポケットもワイド仕様のため、ウインドブレーカーやツーリングマップも収納可能。ツーリングアイテムをコンパクトにまとめたい人にも向いています。
ヒップにフィットして安定感抜群
バイクを降りた時の持ち運びの軽快さと、乗車時のヒップへのフィット感が魅力。最大22リットルの容量まで収納できるので、レインコートや着替え、飲み物も十分に入ります。レインカバーを装着することも可能。
おすすめ5選|ウエストバッグ
続いては、ウエストバッグのおすすめ商品です。こちらもぜひ参考にしてくださいね。
小さいながら使いやすい機能が充実
付属のウエストベルトでベルトループに通すほか、別売りのカラビナを使用すればホルスターとしても使用できるバイク用バッグです。大きく開くファスナーつきのメインメッシュポケットに加えて、前面にはスマートフォン専用のポケットを設置。キズつき防止生地を採用しているので、スマートフォンをスムーズに出し入れできます。
増量用のファスナーを使えば、バッグサイズが50mm、容量が4.6Lまで増えるので荷物が増えたときにも便利です。
ライディング用上着に干渉しないデザイン
使うものだけコンパクトにまとめたい人や、ミニマリストライダー向けのウエストバッグタイプのバイク用バッグです。装着すると上着の裾よりも下の位置にくるのが特徴。防風や転倒時のダメージ軽減目的で裾が長めのライディング用ジャケットにも干渉しません。
付属のカラビナを使ってベルトホルダーやほかのバッグに装着させるほか、タクティカルベルトを通しての装着も可能。ベルトホルダーのないパンツでも使用できます。
コンパクトでもしっかり防水
乗車姿勢をさまたげないホルスタータイプのバイクバッグです。ウエストだけでなく、太ももにもしっかり固定できるベルトが付属しているので、運転中もバッグがぐらつかず体にフィットします。
容量2.2Lのコンパクトサイズのため、使うものだけ収納したい人にもぴったり。溶着加工ライナーをメインスペースにほどこした防水仕様のため、スマートフォンやカメラなども入れられます。背面側ポケットもついています。
防水と非防水で仕分けして使える
ウエストバッグタイプの場合、防水加工がほどこされていると生地があつく、かさばる場合があります。入れるものに応じて仕分けできるウエストバッグタイプのバイク用バッグをもとめている人に向いているのがこちら。
スマートフォンなど水濡れから守りたいものは防水ポケットに、ほかのものは非防水のポケットに仕分けて収納できます。
ミニマリストも納得のシンプルバッグ
シンプルなデザインのウエストバッグタイプのバイク用バッグです。2L容量のため、コンパクトに使いたいものだけ持ち運びしたい人に向いています。
ライディング中の回り込みを防止するハーネスや、光があたると反射するリフレクティブ素材など、便利な機能もほどこされています。背面部分はメッシュパネルを採用しているので、長時間のライディングでもむれにくくなっています。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バイクバッグの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのバイクバッグの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】バイク用グッズもチェックしておこう
まとめ
バイクライター・福田満雄さんと編集部でバイク用バッグの選び方とおすすめ14商品を紹介しました。バイク用バッグは一般的なバッグと異なり、バイクの運転時にもずり落ちない、取り回ししやすいなどの機能がそなわっています。
バイクを運転するときのためのバッグとして活用するほか、ツーリングやキャンプの荷物を持ち運びできるバッグを探しているときにもぴったりです。もっと快適なバイクライディングが楽しめるバイク用バッグをぜひ選んでください。
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バイク免許取得から28年、所有したバイクは20台以上。シンプルでわかりやすい文章を書くライター。複数のメディアで記事を書いています。 2020年8月時点の愛車はBMW F850GSとホンダスーパーカブ110。 一日中バイクに乗っているのが好き。過去には日帰り1,000kmツーリングや、スーパーカブ110で1日450kmツーリングなども。