バイク用リアボックスの選び方
バイク用リアボックスを選ぶ際は、大きさや容量はもちろん、重さや付随機能などのチェックポイントがあります。
【1】取り付け可能なサイズから選ぶ
【2】容量・耐荷重を選ぶ
【3】重さは軽めがベター!
【4】脱着しやすさ重視ならベースつきが◎
【5】盗難防止対策が施されているタイプを!
【6】かっこよさを追求するならアルミ製がおすすめ
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うバイク用リアボックスを選ぶことができます。
選ぶ際に重要となるポイントをまとめましたので、それぞれ詳しくご紹介していきます。機能や特徴をおさえ、安全に運べるリアボックスを選びましょう。
取り付け可能なサイズから選ぶ 大きすぎはNG!
収納したいものがたくさんあるからといって、大きすぎるものを選ばないようにしましょう。道路交通法では、バイクから荷物がはみ出してもいい幅が決められています。はみ出してもいい幅は、左右に15cm、後ろに30cmまでなので、収まるものを選びましょう。
また、許容範囲内でもバイクの幅より大きすぎると、狭い道を通るときには支障になりかねません。自分のバイクの横幅から大きくはみ出るものは避け、取り付けられるものを選ぶことが重要です。
容量・耐荷重を選ぶ バイクの排気量と用途に合わせて!
リアボックスの容量を決める際は、バイクの排気量との兼ね合いを考慮しましょう。小さい排気量のバイクで容量の大きなリアボックスを取り付けると、荷物を入れ過ぎてバランスを取りづらくなる可能性があります。
使用するシチュエーションによっても収納する荷物の量は変わります。通勤・通学がメインなら30L程度で大丈夫ですが、長距離移動や宿泊を兼ねたツーリングを楽しみたい場合は、40L~50Lくらいの容量のものがおすすめです。また、リアボックスはそれぞれの商品で耐荷重が違うので、荷物がしっかり載せられるか事前に確認しておきましょう。
重さは軽めがベター! 操作性にも影響あり
リアボックス自体の重量は軽めのものがいいでしょう。重いものだとバイクのバランスが変わり、操作しづらくなる可能性もあります。
また、軽いボックスであれば取り付けたり外したりする際もラクです。商品によって重量は異なるので、購入前に必ず確認しましょう。
脱着しやすさ重視ならベースつきが◎
多くのリアボックスは、リアキャリアにベースを取り付け、その上に固定します。リアキャリアに直接取り付けるベースのないリアボックスもありますが、使い勝手を考えるなら、ベース付きの商品がいいでしょう。
ベースが付いていると、ボックスの着脱がカンタンになります。同型のベースを付けたほかのバイクとリアボックスを共有したり、ホテルに泊まるときに部屋へ持ち込めたりと、便利に使えます。また、ベースへの付け外しはボタンでロックを解除できるものがおすすめ。鍵を解除したあとにワンタッチで着脱できるので、使いやすいですよ。
盗難防止対策が施されているリアボックスを
着脱可能といういことは、盗難のリスクも考慮しなくてはいけません。自宅で置いているときもそうですが、高速道路のPA/SAでの休憩中やホテル・旅館・キャンプ場などの宿泊先でも注意が必要です。
そのため、リアボックスじたいにロックがかかっている際は、取り付けているベースともロックがかかるものを選ぶといいでしょう。
かっこよさを追求するならアルミ製がおすすめ 実は見た目が一番重要!
サイズや容量、機能などとは別に、やはり気にしたいのが装着後の見た目です。バイク乗りなら収納の不便さはいやなほど身に染みて実感していますが、それ以上に見た目を気にしているものです。そのため、本当はリアボックスを付けてツーリングやふらっと身軽に町乗りしたいと思っていても、あえて敬遠している人が多いのです。
そういった方々のためにおすすめしたいのが、見た目がスタイリッシュなアルミ製のリアボックスです。アメリカンならサイドバック、というように愛車の種類にもよるとは思いますが、選択肢のひとつにアルミ製も入れてみるとよいでしょう。
なお、アルミでもブラックカラーもあるので、「シルバーはちょっと」ということはこちらもおすすめです。またアルミではなくとも、デザイン性を重視する選び方は、バイクライフをより楽しむために一番重要なのではないでしょうか。
取り付けるキャリアの耐荷重も要チェック モーターサイクル・ジャーナリストによるアドバイス
モーターサイクル・ジャーナリスト
ボックスとベースを車体に取り付けるにはキャリアが必要ですが、その耐荷重もまたチェックすることが重要です。制限を超えた荷物を積むと振動などで負担がかかり、最悪の場合キャリアが破損する危険もあるためです。
おすすめ商品の比較一覧表
バイク用リアボックスおすすめ11選
上記の選び方のポイントを含めた、おすすめ商品をご紹介していきます。安全・快適に走行できるご自身に合ったものを探してみてくださいね。
モーターサイクル・ジャーナリスト
キジマ『リアボックス K-22』は、大容量でなおかつ荷崩れを軽減するゴムベルトが標準装備されており、とてもコストパフォーマンスにすぐれたモデルです。

モーターサイクル・ジャーナリスト
ジビ『GIVI B37NT モノロックケース』は、世界的メーカーの信頼性と洗練されたデザインを兼ね備えた人気のモデルです。シンプルで使いやすく、個人的にこれの47Lを愛用しています。

モーターサイクル・ジャーナリスト
ジビ『GIVI E43NTL-ADV モノロックケース』は、多くのオプションが最初から付属しているため、とても便利で使い勝手のいいモデルとなっています。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バイクリアボックスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのバイクリアボックスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】バイク用リアボックスに関連する記事をご紹介
まとめ
バイク用リアボックスの選び方とおすすめの商品をご紹介しました。
リアボックスを選ぶ際は、バイクの排気量やサイズに合ったものを選ぶことが重要です。また、重いものは操作性に影響が出る可能性があるため、なるべく軽いものがいいでしょう。
ご紹介した内容を参考に、お気に入りのバイク用リアボックスを見つけてくださいね!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
30年以上にわたってバイク雑誌等に執筆しているフリーライター。ツーリング記事を中心に、近年はWebメディアで新車のインプレッションやアイテムレビューも多く執筆。また、バイクツーリング&アウトドアを楽しむ『HUB倶楽部』を仲間と運営するなど幅広く活動している。 日本の全都道府県をバイクで走破しているほか、オーストラリア、タイ、中国など海外でのツーリング経験も持つ。キャンプツーリング好きのため、バイクはスペックよりも実際の使い勝手や公道での走りが気になる。現在の愛車はヤマハMT-09トレーサー、TT-250Rレイド、カワサキKSR-II。