バイク用スマホホルダーを使うメリット
バイクの運転中に道を確認しようと、わざわざ停車してから紙の地図やスマホを取り出すのは面倒。しかし、バイク向けのナビゲーション機器も販売されていますが、価格が高めで予算的に購入が難しい。
バイク用のスマホホルダーのメリットは、上記のような見知らぬ土地でのツーリングでも、手持ちのスマホアプリをそのままナビゲーションに使える点です。費用が抑えられるほか、道順もスムーズに確認できます。
(※)注意:バイク用スマホホルダーは安さだけで選んではダメ!
バイクの運転中はスピードが出ているため、仮にスマホを落とすと、簡単に取りに行くことはできません。また、風や振動などでスマホが安定しない、固定できないなんてこともあります。安さ重視で選ぶとリスクがかなり大きいのです。そのため、バイク用のスマホホルダーにおいては、しっかりとした製品を選ぶことが大切です!
バイク用スマホホルダーの選び方
それでは、バイク用スマホホルダーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは8つ。ポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプで選ぶ
スマホのマウント部分(スマホホルダーへのスマホの固定方式)には、「ワンタッチタイプ」、「ポーチタイプ」、「ゴムタイプ」などのタイプがあります。これは、おもにバイクに乗るとき、降りるときの着脱のしやすさに関わります。
▼操作性を重視するなら「クランプタイプ」
クランクタイプとは、4辺に設けられたクランプで、スマホをがっちりと挟めるホルダーです。取りつけ&取りはずしがサッとできるよう工夫された商品もあり、使い勝手がいいでしょう。
また、取りつけたときにスマホの画面がオープンな状態になるため、必要なときは、バイクを停めればすぐにスマホの操作が可能です。一方、雨や雪でスマホが濡れる可能性もあるので、防水仕様の機器でないと、天候によって利用しにくい場合もあります。
▼雨天時も使いやすい「ポーチタイプ」
ポーチタイプは、ビニール製のポーチにスマホを収納して、バイクに取りつけるタイプです。なかには、スマホの操作時に反応しにくいものがあったり、出し入れの手間がかかったりするものの、雨・ホコリなどに強いため、防水仕様でないスマホも保護してくれるのがメリットです。
またポーチに入れることで、万が一の場合も、スマホがむき出しのまま落下することがありません。
▼振動や衝撃に強さにこだわるなら「ゴムタイプ」
ゴムタイプは、強力なゴムバンドでスマホを固定する商品です。こちらもスマホがむき出しなので、雨などには弱いですが、ホールド力があるため、グラつきや落下の危険性を軽減できるのがメリット。
また、商品によっては色鮮やかなゴムを使っていて、アクセサリーとしてのデザイン性が高いのも魅力でしょう。ただし、外気にさらされることでゴムが劣化しやすくなる場合もあるため、定期的なチェックをおこなってください。
▼頻繁に乗り降りする人向きの「ワンタッチタイプ」
ワンタッチタイプは、バイクとスマホの両方に接続用マウントをつける商品です。コンパクトなほか、回転・スライドさせるだけで、かんたんに着脱できる手軽さが大きな魅力。
お出かけや旅行シーンなど、頻繁に乗り降りしながらスポットをめぐるような場合でも、使い勝手がいいでしょう。スマホがむき出しになるタイプなので、防水仕様になっていないスマホを設置する場合は、雨・雪に注意してください。
(★)ポイント:ワンタッチタイプは本当に手軽です
バイク雑誌フリーライター
スマホが抜け落ちないようにホールドするのはもちろん大切ですが、頻繁にスマホを取り外したいという人は、取りつけ&取り外しが手間なくかんたんなほうがいいでしょう。
ワンタッチで取り外しができるタイプとしては、スマホの裏側にジョイントパーツを貼りつけるもの、スマホケース一体型のスマホホルダーなどが現在は人気です。
ただし、ケース一体型や貼りつけタイプの場合は、車やほかのバイクで使うときにも同じメーカーのホルダーで統一する必要があります。
【2】マウントの材質をチェック
バイク用スマホホルダーのマウント部分には、プラスチックやアルミ合金など、さまざまな材質が採用されています。バイク走行中に振動や衝撃があることを考え、ハンドルのマウント部分には、金属性のものを選んだほうが安心です。
スマホホルダーの本体だけでなく、マウント部分の材質も事前にチェックしておくようにしましょう。
【3】ハンドルの直径をチェック
バイク用のスマホホルダーは、商品ごとにマウント部分のサイズが異なっています。そのため、まずはバイクハンドルの直径を測ったうえで、適したサイズの商品を探してください。
ハンドル径が小さいバイクの場合、マウントとの間にクッション材を入れることで利用できることもあります。判断に迷うときは、店舗でスタッフに相談しながら、実際の商品をチェックして購入するといいでしょう。
【4】サイズや角度などの調整機能をチェック
スマホの対応サイズを調整できる機能があると便利です。スマホのサイズは、メーカーや機種によってさまざまです。なので、サイズ調整ができれば多機種に対応できますし、スマホを買い替えた際も便利です。
また、バイクに乗っている際、ナビとしてスマホを利用される場合は、スマホの角度を見やすい角度に調整できるかどうかも確認するようにしましょう。自分の見やすい位置に角度変更できるのは、意外にも便利です。
【5】クランプのマウント方式をチェック~ハンドルへの設置~
クランプのマウント方式(ハンドルへの設置方式)には「ボルト式」や「ネジ式」、「クリップ式」など、様々な種類があり、使いやすさが変わってきます。自分が一番使いやすいのはどれなのか、選んでくださいね!
▼ボルト式
固定する際に工具を使用するボルト式は、取り外しする際にも工具が必要となるため、盗難抑止効果が高くなります。また、しっかりと工具で固定できるため、落下防止のリスクも軽減できるでしょう。
▼ネジ式
手でネジをまわすネジ式は、工具なしで手軽に取りつけることができますし、ネジでしっかりと固定できるため、こちらもスマホが落下するリスクを軽減できます。
(★)ポイント:各種マウントパーツで自分にピッタリのホルダーになる
バイク雑誌フリーライター
スマホホルダーというと、ハンドルバーにクランプさせるタイプがよく出まわっていることでしょう。これは、現在では多くのバイクがバータイプのハンドルを採用しているためです。
しかし各種マウントパーツを使えば、バーハンドルではないセパレートハンドルのバイクでもスマホホルダーは取りつけ可能です。ハンドル自体がカバーされているスクーターの場合なら、ミラーに共締めするステーなどを使用すればクランプタイプのホルダーが使用できるようになります。
自分のバイクに合わせてマウント方法を確認しましょう。
【6】防水機能をチェック
バイクは天候の急な変化や雨天などを避けられません。
ビニール袋をかぶせたりして簡易的に対処するやり方もありますが、画面が見辛くなったり操作ができなくなったりと、それらはやはり一時しのぎでしかありません。
そんなとき、スマホがむき出しにならず、防水ケースになっているものやカバーがついているホルダーであれば安心です。
長距離を走る人の場合は、とくに防水性能は必須でしょう。ただし防水性能を優先すると着脱性能が失われますので、注意してください。
【7】防振性をチェック
バイク用のスマホホルダーの振動対策をしていない場合、スマホのカメラ機能に不具合が生じてしまったり、振動によりスマホが落下し壊れてしまう可能性があります。振動の解消方法に最適な方法は、対策がされているスマホホルダーを使うこと。固定部分が金属製でできているスマホホルダーは、比較的振動に強いので参考にしてみてください。
【8】走りながら充電できると便利
ツーリングの際にスマホをナビ代わりにして使う際は、画面は点灯したままだしGPSや通信もONの状態なので電池の消耗が激しくなってしまいます。出先の充電切れを防ぐにはバイクの車体電力から直接スマホに電力供給できるUSB電源を利用するのがおすすめ。ワイヤレス充電(qi充電)に対応したバイク用スマホホルダーであれば、スマホを置くだけで充電できるので、ハンドル周りの配線をスッキリさせることもできます。
エキスパートのアドバイス
バイク雑誌フリーライター
バイクにスマホホルダーをつけるときは、価格や使い勝手と同様にデザイン性も重要。旧車には少しレトロな雰囲気のものが合わせやすいでしょうし、旧車でも車両のカスタマイズによっては削り出しを多用した新しいモデルが似合うものもあります。
またバイクの新旧だけではなく、ヨーロピアンやアメリカンといったスタイル別でも選ぶべきホルダーのデザインは変わってくることでしょう。
自分のバイクやカスタムの方向性に合わせてスタイリッシュなものを選びたいですね。
バイク用スマホホルダーおすすめ17選
教えていただいたバイク用スマホホルダーの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。振動対策でしっかりとロックするもの、金属製で頑丈なもの、走行しながら携帯充電できるものなどさまざまな種類のホルダーをピックアップしましたのでぜひ参考にしてください!
Kaedear(カエディア)『バイク用 スマホホルダー』
















出典:Amazon
DAYTONA(デイトナ)『SP MOTO BUNDLE モトバンドル Universal(99576)』












出典:Amazon
RAM MOUNTS(ラムマウント)『ラムマウント Xグリップ&U字クランプ スマートフォン用 テザー付(RAM-B-149Z-UN7U)』


















出典:Amazon
TANAX(タナックス)『スマホポケットクイックL(MFK-210)』






出典:楽天市場
Barsado『バイク スマホホルダー(ノーマルタイプ)Ba2156』












出典:Amazon
リード工業 冒険大陸『スマホケース(KS-211A)』














出典:Amazon
DAYTONA(デイトナ)『スマートフォンホルダーWIDE IH-550D リジット』














出典:Amazon
DAYTONA(デイトナ)『SP Connect アンチバイブレーションモジュール』










出典:Amazon
Kaedear(カエディア)『バイク ワイヤレス充電 ホルダー クイックホールド Qi&USB 切替』
















出典:Amazon
Plaisiureux『スマホホルダー バイク』














出典:Amazon
HYR+『バイク スマホホルダー ワンタッチオープン』


















出典:Amazon
Umineko(ウミネコ)『ウミネコ 防水 スマホホルダー』


















出典:Amazon
カエディア『バイクスマホホルダー』














出典:Amazon
Tiakia『バイクスマホホルダー』
















出典:Amazon
HYR+『バイクスマホホルダー』
















出典:Amazon
ニコマク『バイク自転車兼用スマホホルダー』
















出典:Amazon
OASSER『バイクワイヤレス充電ホルダー』






出典:楽天市場
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バイク用スマホホルダーの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのバイク用スマホホルダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ツーリングを快適にしてくれるスマホホルダーを見つけて
本記事では、バイク用スマホホルダーの選び方やおすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、下記の6つのポイントに注目して選ぶようにしましょう。
・スマホのマウント方式
・マウントの材質
・ハンドルの直径
・サイズや角度などの調整機能
・クランプのマウント方式
・防水機能
・防振機能
・充電機能
見知らぬ道をツーリングする際、ナビがないと不安になります。しかし、スマホをナビとして使用すれば、より手軽に遠いところまでツーリングすることも可能になります。もちろん、使用上の注意点などはしっかり確認しなければいけませんが、便利なツーリングのためにも用意しておきたいアイテムです。スマホホルダーといえばやや高額なイメージがあるかもしれませんが、実は、ダイソーなどの100均やドンキホーテ(ドンキ)などで安価な値段での購入も可能です。もちろんamazonや楽天などのECサイトでも売っていますよ!ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
各種バイク誌で活躍しているフリーライター。 1998年に独立したのでこの稼業一筋で20年余り。所有バイクは、小さいのから大きいのまで多種に渡り、数としては20台を超えてしまったあたりからもう数えるのをやめてます。 車はサニトラのロング(クーラーなし)。ストリートファイター系を得意としてきたが、昨今では古いバイクのレストアライターとしても活躍の場を広げている様子。 バイクとアニメの探究者で、著書に「アニメバイク本」や「ご奉仕大好き! メイド本」などがある。