UV(紫外線)とは? 人間の目にはよくない
UVカットサングラスを選ぶうえで、まずは紫外線の基礎的な知識を頭にいれておきましょう。UV(紫外線)にも種類があり、紫外線の強さは紫外線の波長と関係しています。
「紫外線波長」=紫外線は専門用語で紫外放射(Ultraviolet Radiation)。一般的にはUV-A(400nm~315nm)、UV-B(315nm~280nm)、UV-C(280nm~200nm)と分類されます。
単位のnmはナノメートルという意味。紫外線は人間の目にはよくありませんが、波長が低いものだとUV樹脂・塗料を固めたり、UV殺菌作用を利用したりするなどの有用性もあり、一概に悪い存在とはいえません。
一番優秀なサングラスは、UV-Aの最高数値400nmまでカットする製品。日差しが強く、紫外線対策によりこの規格が生まれたオーストラリアでは、「UV400」の製品を選ぶのは当たり前だといわれているようです。
UVカットサングラスおすすめ13選 不朽の名作、メガネの上からかけられるなど
おすすめUVカットサングラスをご紹介します。
どんなファッションにも合うトラッドなサングラス
特殊フィルムを挟み込んだ偏光レンズを採用している、ウェリントン型フレームのサングラスです。ウェリントン型フレームのベーシックでトラッドなデザインは、サングラスをかける人を選ばず、どんなファッションにも似合うのが特徴です。
ドライブやサイクリング、自転車などのほか屋外でのさまざまなスポーツの際にワンポイントのおしゃれアイテムとしても着用できます。
一本は持っておきたい定番中の定番
『ウェイファーラー』は、『アビエーター』とともにレイバンの代名詞的存在です。
ファッション業界ではこういったウェリントン・タイプはトラッドなデザインとして認識されていますが、そんなカテゴライズには意味がないほど、どんなファッションにも似合う名品です。プラスチックフレームの代表的な存在でしょう。
近年、アジアンマーケットを意識した、ノーズパッドの高さを調節したモデルも発売しています。顔の形や大きさで選べる52、54の2サイズがあります。
メガネの上からかけられる跳ね上げ式
日本人のメガネ・コンタクト着用率は、世界的に見てもかなり高いと思います。そんなメガネ大国の日本人にピッタリなのが、このコールマンの『オーバーグラス』。コールマンは、いわずと知れたアウトドアの名門ブランドですが、とにかくこの商品の評判はいいようです。
しかも、こちらのモデルはレンズの跳ね上げができるタイプ。アウトドアでスマホなどを操作するときや、カメラの操作などをするときなどに便利ですよね。紫外線透過率は1.0%以下。重量は約35gの軽量タイプ。
お値段が安いのも魅力的ですね。しかし、メガネによっては入らない場合もあるので、注意が必要です。
低価格&ファッショナブルで魅力の一本
eight tokyoはメガネの企画&デザインを行い、国産メガネの一大産地・福井県鯖江市のメガネメーカーとの協業で、リーズナブルでスタイリッシュなメガネを数多く発表しているブランド。この『IRUV1000サングラス』は、紫外線ほぼ100%カットに加えて、ブルーライトを約43%、近赤外線を約46%カットするという機能性を誇ります。
日本人の骨格に合わせて設計された、カラータイプDのべっ甲風フレームは抜群のフィット感。フレームデザインとカラーのバリエーションも20種類以上あるので、好みのものをチョイスできる楽しみも大きいです。リーズナブルな価格なので、複数ゲットも可。
UV400のスタイリッシュなすぐれモノ!
ノーズパッド (鼻当て)なども、日本人の顔になじみやすくデザインされている偏光サングラスです。ドライブはもとよりサイクリングやドライブ、釣り、登山などの屋外活動時に着用するのにピッタリのアイテム。また、耐久性にもすぐれ25gと軽量なので、スポーツサングラスとしても一押しです。
高級感があり上品なサングラスなので、自分用としてだけでなくギフト用としても喜ばれるでしょう。
男女兼用でおしゃれなウェリントン型
男女兼用でベーシックでかけやすいウェリントン型のフレームだけに、とにかくレンズとフレームのラインナップが多彩で豊富。サングラスはファッションアイテムのひとつなので、選択肢が豊富なバリエーションは魅力です。
また、本体はもちろんケースもとてもおしゃれなのに、価格がリーズナブルな点もポイントが高く、色違いで購入してもよいでしょう。
「休日」がテーマの幅広く使えるモデル
SWANSを製造している山本光学という会社は、創業100年を超える名門で、早くから防衛省(旧防衛庁)の指定工場となりました。つまり昔から日本版ミルスペック(※)でモノ作りを行っている会社です。
SWANSは、そんな同社の中でメイドインジャパンを強く意識したシリーズです。日本人の顔にフィットするフォルム、アウトドアやドライブ、フィッシングなどに使える多様性、UVカット99.9%以上という機能性で、全体の完成度が高いモデルといえるでしょう。
ゴルフ用モデルのラインアップもあり、プロゴルファーの石川遼さん愛用ということで人気があります。
※ミルスペック:米軍が調達を行う際の要件を定めた数多くの規格で、米軍に納入できるほどの高い基準を満たしていることを指します。
ファッショナブルで人気のサングラス
有名人も愛用するブランド、POLICEからの一本です。かっこよさと価格のバランスがよいので、はじめてのサングラス購入やプレゼントにも最適ですね。
また、日本人に合う、ジャパンフィットモデルがあり、「海外ブランドのサングラスは痛い」と感じる方にもぜひ、試していただきたいです。ファッショナブルで、ジャケットや革ジャンなどにもよく似合うサングラスといえるでしょう。
世界でもっとも有名な不朽の名作
『アビエーター』は戦時中、飛行機の性能があがり雲のうえを飛ぶようになったことで、強烈な太陽光が直接パイロットの目に入ることから開発。誕生は1937年。80年以上前からそのデザインはほとんど変わっておらず、サングラスの代名詞的存在として知られています。
ガラスレンズの重厚感と特徴的なティアドロップ型はクラシカルなサングラスのスタイルなので、バイカーやミリタリー系ファッションでは定番。存在感が強く、逆に小顔効果も期待できます。最近では、紫外線の量によってレンズカラーが変わる、調光レンズを採用したEVOLVEシリーズが人気です。
レイバンの定番モデルで機能性もバツグン
映画やドラマでも目にすることが多い、定番のレイバンサングラスのひとつです。時代を重ねても、ファッションのアイテムとして朽ちることなく愛されているので、一本購入してもよいでしょう。
また、レイバンではCLUBMASTER OPTICSというメガネ用のフレームの展開も行なっており、オンオフともにレイバンを楽しむことができます。いつものファッションにアクセントを加えたいときなど、検討してほしいサングラスのひとつです。
ドライブ、PCにも使用できる万能モデル!
比較的購入しやすい価格帯と豊富なカラーバリエーション、モデルのラインナップが魅力的です。鯖江市生産品ということもあり、一流ブランドなどのOEM(original equipment manufactureの略で、他社ブランド製品を製造すること)を多く受ける生産地という安心感もありますね。
有名ブランドのフレームは鯖江産が多く、海外ブランドのものでも実は日本でOEM生産していることも珍しくありません。ドライブ、PCにも使用できる万能モデルなので、ぜひ一本購入を検討してみてはいかがでしょうか。
跳ね上げ式で、メガネに取りつけるサングラス
メガネを買い替えることなく、サングラスの機能をプラスしたい方に便利なモデルです。男女兼用でカラーも豊富なので、プレゼントや、夫婦やカップルでペア購入するのもよいでしょう。
お持ちのメガネを買い替えたくないという方、あまりお金を掛けずにサングラスがほしいという方にぜひ検討していただきたいですね。
ラウンドで跳ね上げ型がほしい方に
John Lennon好きにはぜひ検討してほしい一本で、カラーも豊富なので何本か購入してもよいでしょう。度付きや伊達メガネも購入可能で、あらゆるニーズに応えてくれます。
最初は伊達メガネ+サングラスで使用して、しばらくしてからレンズだけ入れることもできます。レジェンドアーティストのエッセンスをファッションにとりいれれば、あなたも気分はJohn Lennonです。
「UVカットサングラス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする UVカットサングラスの売れ筋をチェック
楽天市場でのUVカットサングラスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フレームを選ぶ基準は?? 人によってさまざま!
サングラスは色や形、デザインなどのバリエーションが豊富なので自分に合うサングラスを見つけるのはなかなか難しい作業です。でも、自分の顔の輪郭に合うシェイプを選ぶことで自分に似合うサングラスは見つけやすくなります。
顔の輪郭とサングラスの基本的な関係を知り、自分に似合うサングラスを見つけましょう。
丸顔
丸顔には、すっきりした印象を与えることができる、シャープなフォルムのスクエア型のフレームが向いています。スクエア型のフレームは、年齢や性別を選ばないベーシックなデザインが特徴です。
また、かけやすく輪郭を選ばないデザインのウェリントン型もよいでしょう。ウェリントンは、「逆台形型」と紹介されることもあるように、少し丸みを帯びてはいますが四角形に近いフレームです。優しいやわらかな雰囲気を残しつつ、丸顔に引き締まった印象を与えてくれます。
面長
顎のラインがすっきりしていて、顔の輪郭が縦に長い印象の面長の方に向いているのは横長のフレーム。おしゃれなティアドロップ型やボストン型のサングラスであれば、長い輪郭の印象を抑えてくれます。とくに、ティアドロップ型は横幅が広めなので、紫外線から目や目の周りの肌を守ります。
また、丸みを帯びた逆三角形フレームのボストン型や逆台形のウェリントン型のサングラスも面長の輪郭とよく合います。
逆三角顔
顎のラインがシャープな逆三角の輪郭には、丸みを帯びた逆三角形フレームのボストン型やオーバル型が向いています。丸みを帯び上下の幅が広いボストン型はシャープな印象を抑えたいときに一押しです。
また、ベーシックな形で顔になじみやすいオーバル型のフレームの特徴は、卵型のやわらかなフォルムです。卵型のやさしい雰囲気が逆三角形の輪郭のシャープな印象をやわらげてくれます。
四角顔
輪郭が四角形の場合は、ラウンド型や老若男女を問わず顔なじみのよいオーバル型が向いています。丸メガネとも呼ばれるラウンド型は、昔からあるフレームですが、今はおしゃれなワンポイントとして着用する人が増えています。
四角形の輪郭には、デザイン性のあるフレームやレンズが大きいもの選び、輪郭をすっきりと見せるのがポイントです。
UVカットサングラスを選ぶポイント
UVカットサングラスを選ぶときのポイントをご紹介します。
レンズのUVカット率を確認しよう
メガネやサングラスに共通していえることは、お店で店員さんのアドバイスを受けて買うのが一番確かだということ。でもネットで手早く済ませたい、という人が多いのも事実ですよね。
そういう方は、何よりもUVカットサングラスに記載されているスペック(数値)を理解することが大切です。
「紫外線カット率」=○○%という数値で表記されていますが、数値が高いほど紫外線をカットするという意味です。
わかりやすい指標なので、最低限の数値として、紫外線カット率90%以上を選ぶようにしましょう。
レンズの大きさで選ぶ
UVカットサングラスを選ぶということは、「紫外線をきちんとカットしたいということ」でしょうから、レンズは必然的に大きいもののほうが効果は高いといえます。
あとは、スタイルやデザインと機能とのすり合わせですね。好みももちろん大切です。ちなみに、フレーム選びは、流行に左右されていいと思います。プラスチックやメタル、スタイルもいろいろです。
レンズの色で選ぶ
暗いなかで猫の目を見ると、瞳孔が開いていますよね。人間も同じで、暗いなかでは瞳孔が開いて、より多くの光を吸収しようとします。
これは、もう変えようのない生理的な現象です。ということは、同じカット率でも、色の濃いサングラスだとより多くの光を求めて瞳孔が開くわけですから、逆に紫外線を吸収しやすい状態になっているわけです。
光はレンズだけではなく、目とサングラスのすき間や頬の照り返しなどからも入ってきますから、なるべく瞳孔が狭くなった状態でいることが大切。だからこそ、色の薄いレンズを選ぶようにしましょう。
具体的には、グレー系、ブラウン系、イエロー系といったカラーを選びましょう。なお、視界がいいのはイエローになり、ドライブやフィッシングなどには最適です。
また、一番フレキシブルなのは、ブラウン系でしょう。スポーツ観戦などにはグレーがおすすめです。
日本専用モデルも選択肢のひとつ
とくに海外メーカー製のサングラスは、日本人の顔に合わないことも多いです。それには顔のつくり、彫りの深さが関係しています。
「ジャパンフィット」モデルと銘打たれたものや、日本メーカーの企画、販売品ならフィット感も抜群です。デザイン性の高さと、フィット感のバランスがよいモデルを選ぶことも検討してみましょう。
海外メーカー品、同一モデルでも「ジャパンフィット」モデルが用意されていることがあるので、ぜひ根気よく探してみるといいでしょう。顔に合わないサングラスは鼻盛り加工費などが掛かり、デザインなども変わってしまうこともあるので、注意しましょう。
UVカット以外の機能にも注目
サングラスは、なにも紫外線だけを防ぐわけではありません。また、バカンスなど特定のシーンで使うものというわけではなく、日常使い、目の保護的な用途で購入する人も多いでしょう。
サングラス自体にさまざまな用途への対応が謳(うた)ってあるモデルを選ぶことで、安心して、PC使用時やドライブ時に使用することができます。比較的安価で、入手性の高いモデルでも充分、その役割を果たしますので、ぜひ本記事を参考に検討してみてくださいね。
所有するメガネをサングラスにできる
普段からメガネが必要な方にとって、度付きレンズを入れる費用などを考えると、負担も大きいですよね。また、お気に入りのフレームがあるという方にも、跳ね上げ式タイプを選択肢にくわえていただきたいです。
幅広いレンズの大きさに対応しますので、プレゼントなどにもぴったりです。購入する際には、フレームのツルの部分に記載があるレンズの大きさの数字を確認しましょう。
有名アーティスト使用モデルもある
サングラスといえば、UVカットなどの効果以外にもファッション目的で購入されることも多いですよね。有名アーティストの名前を冠したモデルを選ぶのもいいでしょう。
度付きで普段からかけるのもいいですし、度なしで海外旅行やプール、ビーチなどあらゆるシーンでオシャレを楽しむこともできます。ファッションのアクセントとして、ぜひ持っておきたいタイプのサングラスですね。
価格よりもブランドの信頼性を第一に! エキスパートからのアドバイス
UVサングラスは近年、レンズ製造やコーティングの技術があがったことで、機能性が高く金額的には安価、というモデルが増えてきました。ただ、できればメガネやサングラスは目の矯正器具ですから、信頼できるブランドのものを買うようにしたいものですね。
価格が安すぎるものには、紫外線カットのスペックを満たしていないようなニセモノもあるので注意してください。
それから、最初に紹介したレイバンの『アビエーター』は購入段階でカスタマイズができます。同じモデルでも自分だけのデザインを楽しめるので、興味ある方はレイバンのHPを検索してみてください。
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UVカットサングラスでおしゃれに目を守ろう
UVカットサングラスの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
ファッションアイテム、アイウエアのUVカットサングラスですが、紫外線カット率やレンズの大きさ、レンズの色など選ぶときにチェックしたい点はたくさんあります。紫外線から目を守るものなので、信頼できる商品を選んでくださいね。
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