ベイトリールとは?

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ベイトリールとは、スプールの両軸を受けてラインの巻取りや放出をおこなう機構を持った釣り具です。キャストを繰り返しても糸撚れがなく、太いラインも扱いやすいのでルアー釣りを中心に人気になっています。
ここでは日本を代表する釣り具メーカー「シマノ」のベイトリールのラインアップをご紹介しましょう。
シマノのベイトリールの特徴
シマノのベイトリールといえば「DCブレーキシステム」が代名詞となりました。独自のデジタルコントロール技術によってバックラッシュの心配が無くなり、キャストに集中できるのは大きな武器です。
一方で「SVS」の遠心ブレーキによる独特のフィーリングが大好きという古いシマノファンも大勢います。最近では「FTB」なども加わり、シマノのベイトリールはブレーキシステムを中心に技術がどんどん高くなっています。
シマノのベイトリールの選び方
シマノのベイトリールは多数のシリーズが販売されています。どのような点に注意して選べばよいのでしょうか?
サイズ、形状で選ぶ
シマノのリールは最先端のブレーキシステムやシルキーなギアなど、とても精密なつくりが特徴です。細いラインの扱いに優れたものや、太いラインをしっかり巻けるモデルまで様々な種類があります。
16llbラインで葦際を打つのか、4lbラインで軽量ミノーを投げるのか、あるいはPEラインを使ってソルトゲームをするのかなど、自分がやりたい釣りや釣り方に合わせて最適なサイズを選ぶのがコツです。
釣り方にあわせてシリーズを選ぶ
ここでは、釣りの種類に応じたおすすめのシリーズを紹介していきます。
ブラックバスフィッシング向け
フラッグシップである「アンタレス」、「カルカッタコンクエスト」、「メタニウム」、「アルデバラン」、「スコーピオン」、最近仲間に加わった「SLX」など、実に豊富なラインアップがあります。
価格帯が違うのはもちろんですが、ブレーキシステムの違いや、ラインキャパシティ、デザインなどの各要素から好みのものが選べます。
トラウトフィッシング向け
軽量ルアーに特化した「BFS」モデルなどは特に使いやすいもののひとつです。また、「カルカッタコンクエスト」などはそのデザイン性の良さから好んで使うアングラーも大勢います。
ソルトゲーム向け
ショアからのライトソルトゲームなら、トラウトやブラックバスのフィネス用モデルがそのまま使えるほか、シーバスフィッシングに最適化された「エクスセンスDC」などもあります。
ソルトゲームの場合、PEラインを使うことが多くなるのでブレーキシステムの優劣がよく出るのが特徴です。
シマノ ベイトリールのおすすめ13選
これまで紹介した内容をもとに、シマノのベイトリールのおすすめ商品を紹介します。

シマノベイトリールのフラッグシップ
シマノのベイトキャスティングリールのフラッグシップモデルです。独特のメタリック感のある流線形デザインのリールがロッドの装着しているのをフィールドで見ると、否が応でも注目を集めます。キャストフィールも素晴らしく、4×8DCブレーキによってアングラーの意思に忠実なコントロールが可能です。

対大物も視野にいれたスペシャルモデル
アンタレスシリーズをワールドクラスの魚と戦えるスペックを持たせたスペシャルモデル。「MD」はモンスタードライブの略で、スプール径を上げてラインキャパシティを上げ、ブレーキシステムも「XBモード」を採用しています。現存するほぼすべてのルアーを投げることができ、巨大魚との死闘も制するというシマノ渾身の製品です。

美しいボディに先進機能を満載
伝統的な太鼓型を踏襲したデザインの中に、最新スペックを満載したモデルです。「カルコン」という愛称がつけられるほどファンが多く、釣り場でもよく見かける製品です。安心感のあるデザインながらロープロファイル(軸が低めに設計されている)にできているので最新のバスロッドとの愛称も抜群です。

ライトラインを自在にコントロール
数グラムという世界のリグやルアーの扱いに特化した「FTB(フィネスチューンブレーキシステム)」を搭載した、フィネス専用のベイトリールです。3gシンカー、あるいはノーシンカーのリグでもコントロール可能で、スピニングフィネスでは攻略不可能な障害物周りのフィネスフィッシングを成立させます。ダイヤルひとつでブレーキ力がコントロールできるので、イージーに使えるところもとてもよくできています。

幅広い釣趣に向いたベイトフィネスモデル
同じく、「FTB(フィネスチューンブレーキシステム)」を採用したフィネス専用リールです。フォルムは見たとおり、カルコンなのでこちらのほうがしっくりくるというアングラーも多いはず。実際にこちらのほうが剛性感が強いので、より安定したキャストが可能です。ブラックバスでも使えますが、デザイン的にみても渓流でヤマメやイワナ狙いのベイトキャスティングにもぴったりです。

DCモデルの定番!
シマノのベイトリールの中では息の長いモデルで、発表された当時の完成度の高さが光るベイトリールといえます。DCは「I-DC5」で、あらゆるルアーへの対応はもちろん、逆風時のセッティングも楽におこなえます。ギア比の違いで3種類あり、それぞれに左右ハンドルモデルがあります。

価格と機能がベストバランス
ベイトリールラインアップではミドルクラスを支える定番モデルです。DCによってキャストフィールが良くなったほか、16lbで100mとラインキャパシティも増加しています。ソルト対応なのでブラックバスだけでなくあらゆる対象魚に使えるようになったのもうれしいですね。買いやすい価格帯でシマノの最先端テクノロジーが味わえる頼もしい製品です。

大物狙い用にスペシャルチューン
シマノ伝統のSVSを継承しつつ、モンスタードライブ採用によってより大型魚への対応力が広がった製品です。このモデルに搭載されているSVSは8ピンとなっており、これまでよりも緻密なセッティングが可能になっています。ビッグベイトや大型リグが扱いやすく、積極的に大型魚を狙っていけるリールです。

コスパ最強のDC搭載モデル
シマノのエントリーモデルとしてラインアップされた「SLXシリーズ」のDC搭載モデルです。定価で2万円台というお手頃価格でDCが使えるようになったのは衝撃的です。搭載されているDCは「I-DC4」で、4段階のモードのみになりますが最新のブレーキ補正制御を採用することで、あらゆるルアーに対応しています。とても扱いやすいリールです。
ベイトフィネスをもっと身近に
こちらも同じくSLXシリーズのフィネス対応機種です。上位機種と同じ「FTB(フィネスチューンブレーキシステム)」を採用しているだけでなく、HAGANEボディによって剛性もしっかりしているので、同じフィールでのキャストが可能です。ベイトフィネスには興味はありつつ費用面で二の足を踏んでいた人には朗報ですね。



「ベイトリール」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベイトリールの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのベイトリールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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初心者にもおすすめのメーカー エキスパートからのアドバイス
シマノのベイトリールを購入する際には少なくとも基本的な機能を少しでも勉強しておくと、もっとその良さが分かるようになると思います。特に、ブレーキシステムの高性能さは申し分なく、バックラッシュが気になる初心者などにもおすすめです。
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青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。