イタリアワインの選び方 産地やぶどうの品種に注目!
Photo by Kelsey Knight on Unsplash
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日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・石関華子さんに、イタリアワインを選ぶときのポイントを4点、教えてもらいました。飲んでみたいイタリアワインを探す際に、参考にしてみてくださいね。
イタリアワイン初心者は2大産地からおさえて
イタリアでは、国内の20州のすべてにおいてワインが造られています。北のアルプス山脈の麓(ふもと)から南のシチリア島まで、多様な気候や土壌のもとであらゆる個性を持つワインが生産されています。
代表的な産地はピエモンテ州とトスカーナ州。イタリアワイン初心者の方は、まずこの2大産地のワインをおさえておくといいでしょう。
また、中級者・上級者の方は、さまざまな産地のものを試して、テロワール(ワイン用語で、産地ごとのワインの個性のこと)を味わってみてくださいね。
ブドウの品種はワイン選びの基本
全州でワイン造りが行われているイタリアでは、ワイン用のブドウの品種が200種類以上も栽培されています。これだけたくさんの品種があるとワインを選ぶのが難しいですよね。そんな方は、まずはイタリアワインの基本ともいえる、イタリアで最も栽培量の多い品種から試してみましょう。
赤ワインならサンジョベーゼ、白ワインならトレッビアーノという品種です。両方とも試したことがあるという方は、ぜひほかの品種のワインも選んでみましょう。そして、ブドウ品種の違いがもたらすワインの味わいの違いを感じてみてくださいね。
料理とワインの相性から選ぶ
イタリアには古くから「食事にはワインが欠かせない」という考え方があるため、伝統的にその土地の食事に合うようなワインが生産されてきました。また、食の発展にともなってワインの味わいも洗練されたという歴史もあります。
そんなイタリアワインだからこそ、ぜひ料理と合わせて楽しんでみませんか。料理とワインの相性がよければ、双方の持ち味が一層ひき出され、至福のひとときを味わうことができるでしょう。この記事で紹介しているおすすめのワインには、それぞれ相性のいい料理も紹介しているので参考にしてみてください。
格付けから選ぶ
イタリアではワイン法の規定により、ワインの品質に応じて格付けが定められています。
従来の格付けでは上から順に「D.O.C.G.」「D.O.C.」「I.G.T」「V.d.T.」の4等級に分類されていましたが、2010年に施行された新しいワイン法では「D.O.C.G.」と「D.O.C.」が「D.O.P.」に統合され、「I.G.T」が「I.G.P.」に、「V.d.T.」が「VINO」に変更されました(※)。
とはいえ、上位の格付けといえど、必ずしも口に合うとは限りません。あくまで格付けは目安のひとつと考えましょう。
※現在でも従来通り、ワインに「D.O.C.G.」「D.O.C.」「I.G.T」と表示することも認められています。
生産者に着目して選ぶ
イタリアは世界で最もワインの生産量が多い国です。また、全国でワインの生産が行われていることもあり、数多くのワインの生産者が存在します。そして、生産者ごとにブドウの栽培方法や醸造方法などが異なるため、たとえ同じ地区の同じ品種のブドウから造ったワインであっても生産者ごとにそのワインの個性はがらりと変化します。
そのため、ワイン中級者・上級者の方は生産者にも着目しながらワインを選ぶと面白いですよ。紹介する商品ではそれぞれの生産者の特徴や実績、取り組みなどについても触れているので、ぜひチェックしてみてください。
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日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・石関華子さんが、4,000円以下の価格帯から選んだおすすめのイタリアワインを紹介します。
12年連続でトレ・ビッキエーリを獲得!
漫画「神の雫」で取り上げられたことでも話題のワイン!2001年から2012年まで、12年連続でトレ・ビッキエーリを獲得したワインです!安定した味を作り続けることで連続受賞を成し遂げたワインです。
産地 | イタリア マルケ州 |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | モンテプルチャーノ70%、サンジョヴェーゼ30% |
格付け | D.O.C. |
産地 | イタリア マルケ州 |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | モンテプルチャーノ70%、サンジョヴェーゼ30% |
格付け | D.O.C. |
世界屈指の赤ワインのひとつ
イタリア北西部・アルプス山脈の玄関口のピエモンテ州に位置するバローロ。この地区で生み出される赤ワインは、「王のワインにして、ワインの王」と称えられ、世界屈指のワインに数えられています。
ブドウ品種はネッビオーロ。奥深く、重厚感のあるワインを生み出す品種です。そのなかでも、テッレ・デル・バローロが手掛けるこのバローロは、7年以上という長期熟成を経ているため、華やかな香りと熟成感のある上品な果実味、力強さがたっぷりと感じられるワインに仕上がっています。
イタリアワインを語るうえでは、一度は飲んでおきたいワインといえるでしょう。ジビエ料理やトリュフなどと相性が抜群です。
産地 | イタリア/ピエモンテ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ネッビオーロ |
格付け | D.O.C.G |
産地 | イタリア/ピエモンテ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ネッビオーロ |
格付け | D.O.C.G |
食事と合わせやすい辛口スパークリング
あらゆる料理と相性がよく、価格もお手頃でデイリーワインにもぴったりなイタリアのスパークリングワインがこちら。
ピエモンテ州を代表するスパークリングワインの生産者、サンテロが手掛けるピノ・シャルドネ・スプマンテです。使用されているブドウ品種は、ピノ・ビアンコ(ピノ・ブラン)とシャルドネ。
きめ細やかな泡立ちと柑橘類のような爽やかな香り、すっきりとした味わいで、特に辛口のワインがお好みの方におすすめです。
産地 | ピエモンテ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ビアンコ50%、シャルドネ50% |
格付け | - |
産地 | ピエモンテ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ビアンコ50%、シャルドネ50% |
格付け | - |
デイリーワインにしたいコスパに優れた白
イタリアで最も栽培量の多い白ワイン用のブドウ品種であるトレッビアーノからつくられているワインのなかでも、特にコストパフォーマンスに優れた1本がこちら。イタリア中部、アドリア海に面したアブルッツォ州のワイナリー、グランサッソが手掛けるトレッビアーノ・ダブルッツォです。グランサッソのワインはコストパフォーマンスに優れていることでも知られていますが、このワインも例外ではありません。
黄桃のような甘い香りに、適度にコクのあるバランスのとれた味わいで、白ワイン初心者の方でも飲みやすいでしょう。デイリーワインにもピッタリですね。カルパッチョや白身魚のソテーなどと相性がいいでしょう。
産地 | アブルッツォ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | トレッビアーノ |
格付け | D.O.C. |
産地 | アブルッツォ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | トレッビアーノ |
格付け | D.O.C. |
初心者におすすめの甘口スパークリング
甘口派の方におすすめのスパークリングワインが、先に紹介した生産者・サンテロが手掛ける「天使のアスティ」。天使が描かれたエチケット(ラベル)がかわいらしくて印象的ですね。
このスパークリングワインは、食用でもお馴染みのマスカット種からつくられているため、マスカットやメロン、蜂蜜などを思わせる甘く華やかな香りと、優しい甘さが特徴的です。
辛口派の方にとっては、やや物足りないかもしれませんが、ワイン初心者の方やふだんワインを飲み慣れてない方には飲みやすいでしょう。
産地 | ピエモンテ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | モスカート・ピアンコ100% |
格付け | D.O.C.G. |
産地 | ピエモンテ |
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内容量 | 750ml |
ぶどう品種 | モスカート・ピアンコ100% |
格付け | D.O.C.G. |
「イタリアワイン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング イタリアワインの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのイタリアワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ワインエキスパートからのアドバイス イタリアワインを楽しむために!
料理に合わせるときは共通点を探して!
料理に合わせて選ぶ際は、その料理に何らかの共通点のあるワインを選ぶといいでしょう。色・香り・ボリューム感・テイストによって、同じ地方のものでも共通点が多いと相性がよりよくなりますので、ぜひ試してみてくださいね。
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