「イタリアワイン」のおすすめ商品の比較一覧表
イタリアワインの魅力は?
イタリアワインの魅力は、その個性の豊かさにあるといえるでしょう。実際、イタリアでは国内20州すべてでワイン造りが行なわれており、その地域ごとの気候風土を反映した多彩なワインが生産されています。
また、ワイン造りに使用されるブドウの品種数が多いのも、イタリアワインの大きな特徴のひとつです。
産地やブドウ品種、それから造り手ごとに、多様な個性が育まれるイタリアワイン。その個性の豊かさこそ、多くのワイン愛好家を魅了してやまないイタリアワインの魅力なのです。
イタリアワインの選び方 日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートに聞く
ワインの銘醸地であるイタリア。ひと口に「イタリアワイン」といっても、数多くのワインが存在し、どれを選べばがいいのか悩む人は多いのではないでしょうか。まずは、あなたにぴったりのイタリアワインを選ぶために、選び方のポイントを押さえておきましょう!
選び方のポイントは以下の4つ。
【1】ぶどうの品種
【2】ワインの産地
【3】ワインの格付け
【4】合わせる料理
それでは、選び方のポイントをひとつ一つ紹介していきます。
【1】ぶどうの品種で選ぶ
ぶどうの品種が豊富なことがイタリアワインの特徴であり魅力です。新しいぶどう品種などを含めるとその数はなんと数千種類。そこでまずは、イタリアワインによく使われる主なぶどうの品種を押さえておきましょう。
(生産量の多い順)
サンジョベーゼ(赤ワイン用)
トレッビアーノ(白ワイン用)
モンテプルチアーノ(赤ワイン用)
カタラット(白ワイン用)
バルべーラ(ワイン用)
アリアニコ(赤ワイン用)
ネッビオーロ(赤ワイン用)
この記事では、サンジョベーゼとトレッビアーノについて、簡単に特徴をご紹介しておきます。
サンジョベーゼ
イタリアを代表するぶどう品種。イタリア中部のトスカーナ地方で主に生産され、酸味と渋みが強く、濃いルビー色の赤ワインを生み出します。人気のあるイタリアワイン「キャンティ」にも使われています。
トレッビアーノ
世界で2番目に生産量の多いぶどう品種。イタリアの白ワインの1/3はこのトレッビアーノ系の品種から造られていて、さわやかな酸味の辛口ワインが主流です。香りも豊かでフルーティーで軽快な味わいが特徴。価格もリーズナブルでコスパのよいワインによく使われています。
【2】産地で選ぶ
ワイナリーがない州はないというほど、全土に多くのワイナリーが存在するイタリア。ワインの味わいは、産地の気候や土壌などの条件によって大きく変わってきます。そのため、産地ごとの特色をおさえておくと、ワインが選びやすくなるはずです。ここでは、イタリアのなかでも特色のあるワインの産地を厳選してご紹介します。
ピエモンテ州|「バローロ」「ガヴィ」など バリエーション豊かなワインが楽しめる
イタリア北西部に位置するピエモンテ州。ネッビオーロというブドウ品種から造られワインの王様と呼ばれる「バローロ」、イタリアワインの女王と呼ばれる「バルバレスコ」など高級赤ワインの産地としても有名です。
ほかにも、酸がしっかりとした、ミネラルあふれる味わいの白ワイン「ガヴィ」など、さまざまなテイストのワインが生み出されています。
トスカーナ州|「キャンティ」「ブルネッロ」「スーパータスカン」など お肉料理に合う赤ワインを楽しめる
イタリア中西部に位置し、フィレンツェを州都とするトスカーナ州。「バローロ」「バルバレスコ」とともにイタリア三大ワインと称される「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」、日本でも知名度の高いイタリアを代表する赤ワイン「キャンティ」の産地です。
そのほかにも、おもにサンジョヴェーゼという品種のブドウから、多くの赤ワインが生産されています。また、近年では「スーパータスカン」と呼ばれる、国際的な品種を使った上質なワインも注目を集めています。
ヴェネト州|「ソアヴェ」「プロセッコ」など 幅広いレンジのワインが楽しめる
イタリア北東部に位置し、ヴェネツィアを州都とするヴェネト州。シンプルなデイリーワインから高級ワインまで幅広いレンジのワインがそろうのが魅力です。とくに白ワインの生産が盛んで、なかでもガルガネガというブドウ品種から造られる、フレッシュで上品な果実味が持ち味の「ソアヴェ」という白ワインが有名です。
ほかにも、「プロセッコ」と呼ばれるスパークリングワインや、陰干ししてエキス分を高めたブドウから造られる「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ」などが知られています。
シチリア州|コスパのよいワイン さっぱりフルーティーな白ワインなら
イタリアで最大の面積を誇るシチリア州。地中海最大の島、シチリア島とその周辺の島々から構成される州です。シチリア州はイタリアではじめてワイン造りが伝えられた、最も古いワイン産地でもあります。
生産されるワインは、魚料理とマッチするさっぱりした白ワインがやや多め。シチリア産のワインは、コストパフォーマンスのよさでも高い評価を得ています。
ロンバルディア州|「フランチャコルタ」「ヴァルテッリーナ」など
イタリア北西部に位置し、ミラノを州都とするロンバルディア州。スパークリング、赤、白ワインなど多様な種類が生産されています。
生産されるワインでは、イタリアのシャンパンとも称されるスパークリングワイン「フランチャコルタ」がつとに有名。瓶内二次発酵方式で造られ、世界中で人気のある銘柄です。そのほかにネッビオーロで造られるヴァルテッリーナなどがあります。
【3】ワインの格付けで選ぶ
イタリアワインのクオリティをあらわす指標のひとつが格付けです。格付けは、地域ごとにブドウの品種や栽培方法、ワインの醸造方法などが厳格に審査されて決まります。
現在の格付けは3段階に分かれいています。
D.O.P.(保護原産地呼称ワイン:旧法のD.O.C.G.とD.O.C.)
I.G.P.(保護地理表示ワイン:旧法のI.G.T.)
Vino(保護地理表示ワイン:旧法のVdT)
D.O.P.が最上位にあり、高級ワインとして位置づけられています。最上位D.O.Pは、イタリアの土着品種と醸造法によるワインしか認定されないため、実際には、I.G.P.やVinoの中にも高品質なイタリアワインがあることを覚えておいてください。

出典:マイナビおすすめナビ
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
現在のイタリアのワイン法においてもっとも格上のランクは「D.O.P.」になりますが、現状では旧法における格付けの最上ランクである「D.O.C.G.」を表示しているワインも多くあります。自宅でカジュアルに楽しむワインであれば、格付けはあまり気にしなくていいかもしれませんが、贈りもの用のワインであれば、「D.O.C.G.」の表示があるものを選ぶのがおすすめです。
【4】料理にあわせて選ぶ
基本的に、郷土料理とその土地のワインは相性がいいとされます。そのため、合わせる予定の料理がどの地方の郷土料理かわかれば、その土地のワインを選ぶというのもおすすめです。
イタリアにはおいしい郷土料理がたくさんあるので、ぜひそれらの料理に同じ産地のワインを合わせ、本場さながらのペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
イタリアワインのおすすめ【赤ワイン】 肉料理ほか、トマト料理やピザにも合う
赤ワインは、肉料理に合わせるのが定番ですが、トマト料理やピザなどに合う商品も含めて紹介します。
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
スーパータスカンとは、ワイン法の枠組みにとらわれず、自由な発想でおいしさを追求したワインのこと。ルーチェ デッラ ヴィーテ『IGT トスカーナ ルチェンテ 2016』は、有名な『ルーチェ』のセカンドながら、品質は充分に高く、スーパータスカンの魅力を存分に味わえます。

ルーチェ デッラ ヴィーテ『IGT トスカーナ ルチェンテ 2016』
![ルーチェルチェンテ[2016]Lucente[2016年]イタリアワイン/トスカーナ/赤ワイン/フルボディ/750ml【イタリアワイン】](/assets/loading-gif-ef97edf4d1acb90bd8ecfb171d4687ca923b13d386173426bfcb961097a710fe.gif)
出典:楽天市場
テヌータ デッレ テッレ ネーレ『DOC エトナ ロッソ』








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輝くルビーレッドに調和の取れた味わい
シチリアのエトナ火山北方斜面に位置する畑で生み出されるエトナ ロッソ。オーナーであるマルク デ グラツィアが惚れ込んで購入したこの土地は、エトナ火山の火山活動で多種多様な土壌を形成しており、区画ごとに生産されるブドウの味わいに違いが生まれやすく、独自のテロワールを形成しています。
パワフルで強いボディが特徴的なシチリアワインですが、エトナ ロッソの味わいはパワフルさのなかに繊細で上品さが漂う仕上がり。ベリー系の果実味、香り華やかに、ミネラル感とタンニンをしっかり感じられるバランスのよさが特徴です。
シチリアの郷土料理であるライスコロッケや、ナスをトマトで煮込んだカポナータなどの料理とよく合います。
カステッロ ディ アマ『DOCG キャンティ クラシコ アマ 2017』

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キャンティ クラシコを世界に知らしめた名門の逸品
カステッロ・ディ・アマはキャンティ クラシコの地位を向上させた名門ワイナリー。それまで早く安く飲めるワインといわれていたキャンティ クラシコを、品評会にてほかの名門ワイナリーをおさえ1位に輝かせた実績を持ちます。
その名門ワイナリーのワインを比較的お手ごろ価格で楽しめるのがこの商品。ワインを注いだときから透き通るルビー色が映え、チェリーやラズベリーの華やかな香りが広がります。滑らかなタンニンを舌で感じられ、ほんのりとした酸味が上品さを演出します。イタリアワインの定番、キャンティを楽しみたい! という方はぜひ一度口にしてみてはいかがでしょうか。
Tボーンステーキやトリッパの煮込みなどの料理と抜群の相性です。
アンティノリ『DOCG プルノット バローロ』
![アンティノリプルノット・バローロ[2015]【RCP】【wine】](/assets/loading-gif-ef97edf4d1acb90bd8ecfb171d4687ca923b13d386173426bfcb961097a710fe.gif)
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テッレ デル バローロ『ピエモンテ バルベーラ』

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エノテカ『イタリアン赤ワインセット』










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イタリアワインのおすすめ【白ワイン】 シーフードにぴったり合う!
イタリアンワインには、海の幸を生かした料理に合う白ワインが豊富です。産地や原料の違いで味わいにも違いが出てくるものです。これから紹介するワインを飲み比べて、好みのワインを見つけてみましょう。
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
世界各国から高い評価を得ているアッレグリーニが手がける、アッレグリーニ『DOCソアーヴェ コルテ ジャーラ ソアーヴェ』。はじめはさわやかでカジュアルな印象を受けますが、次第に奥深い味わいが顔を出します。飽きの来ない味わいで、和食にもピッタリな1本です。

アッレグリーニ『DOCソアーヴェ コルテ ジャーラ ソアーヴェ』




出典:楽天市場
フェウド・アランチョ『IGTシチリア グリッロ 2019』






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トノン『ビアンコ デル カムール』

出典:楽天市場
ファットリア マニョーニ グイチャルディーニ『スパレット ビアンコ』








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グラン・サッソ『トレッビアーノ・ダブルッツォ』
![グラン・サッソトレッビアーノ・ダブルッツォ[白ワイン辛口イタリア750ml]](/assets/loading-gif-ef97edf4d1acb90bd8ecfb171d4687ca923b13d386173426bfcb961097a710fe.gif)
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紀伊国屋リカーズ『イタリア白ワイン 4本セット』




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イタリアワインおすすめ【スパークリング】 お祝いの日やパーティーなどの席に!
スパークリングワインは、お祝いの日やパーティーなどの席ではもちろん、家族や友人たちと楽しみたいときに飲むと、華やかで気分を盛り上げてくれるワインです。おしゃれなスパークリングワインを紹介します。
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
マルティーニ『マルティーニ・ロゼ』は、ほどよい甘みが感じられるロゼのスパークリングワインで、ワインを飲み慣れてない方にもおすすめの1本です。適度に酸味もあるため、後味はスッキリしています。見た目の華やかさから、女子会にもピッタリ。

マルティーニ『マルティーニ・ロゼ』
















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マルティーニ『アスティ・スプマンテ』


















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カルペネ マルヴォルティ『ブリュット』

出典:Amazon
ミラベッラ『フランチャコルタ ブリュット』

出典:楽天市場
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする イタリアワインの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのイタリアワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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イタリアワインを選ぶうえでのまとめ
産地やブドウの品種、生産者によって、ワインの個性もがらりと変わってきます。ワインに合わせる料理やワインを飲むシーンを想像しながら、選ぶといいでしょう。あなたがほしいイタリアンワインを選んでみてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。