『プロッキー18色セット』を実際に購入して使ってみました
模造紙への記入や工作などでよく用いられるペン。大きな字を書くときや目立つ装飾をさせるときには重宝しますよね。
『プロッキー』はそのなかでも流通数も多く、目にすることも多い水性サインペンのひとつです。太い芯と細い芯のツインタイプにカラーバリエーションも多いため、幅広く利用することが可能。さらに裏うつりやにじみもせず、乾いた後は水に流れることもないといわれています。
しかし、本当にそうなのかというのも気になりますよね。そこで今回は『プロッキー18色セット』を実際に購入。裏うつりや水へのにじみはもちろん、その書き味や色のバリエーションについても検証してみました。
プロッキーとは? 公式サイトの情報などを調査
三菱鉛筆は日本の文具メーカーのひとつ。創業は明治20年という老舗企業です。『プロッキー』はこの三菱鉛筆から販売されている水性顔料マーカー。「紙にはやっぱりプロッキー」というキャッチコピーを持ち、広く流通しています。子どもの図画工作などでも使われるため、使用したことがある方も多いのではないでしょうか。
キャッチコピーにあるように、紙に書いてもにじみも少なく裏うつりしない特徴のほか、紙以外の金属やプラスチック、ガラスなどにも用いることができます。さらに、サインペンにありがちなイヤなにおいがしないのもポイント。カラーバリエーションは基本の黒や赤にとどまらず、蛍光色も取り入れた全18色を展開しています。
これらの仕様に加え、ペンそのものは太い芯と細い芯のツインタイプにインクの詰め替えも可能。非常に機能的なペンと言えるでしょう。
プロッキーの口コミ&評判 SNSやECサイトでの評価は?
ここでは実際の声として、『プロッキー』の口コミや評判を見ていきましょう。
紙が重なっていても裏うつりせずに書けるのがうれしい!
『プロッキー』の評判として、メーカーの商品特長にあるように「裏うつりせずに使える!」という声が多く見られました。
ノートや付箋といった紙が重なっているものでも使える点で、大変重宝するという意見も。色数も多いため活用の幅も広く、ディスカッションや子どもの工作まで活躍シーンは多いようです。
発色はきれいだけど素材次第?
色数も多い『プロッキー』。基本の色はきれいなものの、やはり布など紙以外のものに使う際は思った色に見えないこともあるとの声がありました。とくに色の濃いものには、描いてもあまり目立たなくなってしまうため適さないようです。
水性顔料を用いているため仕方ないことだとは思いますが、気になる方は素材ごとに試し描きなどもして、色味を確認しておいた方がいいかもしれませんね。
プロッキーを実際に使ってみた感想
今回は『プロッキー』全18色セットを実際に使用してみました。パッケージ外観から実際の機能まで確認してみたので、気になる方は参考にしてみてください!
パッケージ外観
全18色セットでパッケージ入り。そもそも太めのペンのため、2段になって存在感も重量感もそこそこです。スライド式のため、ペンの出し入れはスムーズ。保存にも使えて便利なパッケージデザインですね。
パッケージ裏面には注意事項やインクの詰替え方法などの情報も記載。ペンのインク補充や詰替えは、実際直面すると悩んでしまうことも多いもの。それがパッケージにしっかり書いてあるのはうれしいポイントと言えますね。
ペンのデザイン
実際にペンを取り出し、18本並べてみました。
「PROCKEY」のロゴを中央に、一本一本鮮やかなカラーリングが印象的です。ボディ全体が色を表すため、キャップがわからなくなることや、そもそもの色で悩んでしまうことはなさそうですね。
ペンの大きさは? 持ちやすい?
さて、実際にペンを手に持ってみました。
ペンとしては大きめですが、マーカーとして考えれば一般的なサイズではないでしょうか。適度な重みで非常に安定感があるため、幼い子どもでも安心して使えると思います。
ペン先の太さは? どのくらい細い?
次にペン先もチェックしてみました。
赤の細芯(上)と青の角芯(下)の比較
丸い細芯と太い角芯が特徴的ですね。実際にそれぞれの芯を使ってコピー用紙に書いてみました。
それぞれ安定感もあり、スッと無理なく線を書くことができました。またメーカー情報によると、細字側は1.2~1.8mm、太字側は6.0mmの筆記線幅とのことですが、太字側は角芯のため、角度を変えれば調整も可能です。
いずれにしても書き味は非常に安定しているため、イメージ通りの線を引くことができるでしょう。色塗りなどのシーンでは一定の幅で塗りつつ、状況に応じて細字と太字を使い分けるのがよさそうですね。
ただしそれなりに重量感と太さがあるため、あまりこまかい作業には向いていないかもしれません。
カラーバリエーションはどう?
ここで改めて今回の色のラインナップをチェックしてみましょう。
全18色。その内蛍光色が3色です。比較的使いやすい色が多く、資料作成や日常使いに留まらず使うことができそうです。とくに蛍光色は資料作成や装飾にも便利に使えるのではないかと思います。
実際にコピー用紙に書いて色を見てみました。
蛍光色はさすがに見づらくなってしまいましたが、かなり幅広い色数です。むしろ日常で使う場合には18色もあれば充分すぎる気もします。とくに『うすだいだい』はいわゆる『はだ色』で使われる色に近く、普段使いだとあまり出番がないかもしれませんね。
そのため、全18色必要かどうかはその人の用途次第と言えるでしょう。資料作成などであれば、15色や8色セットのものでも充分だと思います。
反対にイラストや色塗りがメインの用途の場合は上記のような微妙なニュアンスの色もあるため、うれしいカラーバリエーションではないでしょうか。
裏うつりは本当にしないの? にじみもない?
そして気になる裏うつり。特徴でうたわれているように、『プロッキー』に裏うつりがないのは本当なのでしょうか? 確認してみましょう。
裏うつりは本当にありませんでした! 若干裏から見えなくもないですが、これは紙の薄さによるものと言えるでしょう。少なくともインクの染みはないため、下の紙に写ってしまう心配などはなさそうです。もちろんにじみも見られませんでした。
この裏うつりのなさ、にじみのなさは非常にうれしいところですね! 安心して使うことができそうです。
乾きやすさは? 乾いた後は本当に水に流れないの?
次に『プロッキー』のインクの乾きやすさと、乾いた後についても確認してみましょう。まずは速乾性を確認するため、書いたあとに指で擦って伸びるかチェックしてみました。
それぞれの文字を書いた後に指で擦ってみた結果
書いた直後はやはり多少伸びが見られます。とはいえ、インクの量や書き味からするととても早く乾いた印象です。一般的なマーカーとしては充分でしょう。気になる人は手であおぎ、空気を送るなどして乾かすようにすると安心かもしれませんね。
さて、乾いた後。公式情報では水に流れないとも言われていましたが……そのことについても見ていきましょう。実際にインクが乾いた後、水に濡らして比較してみました。
本当にほぼ落ちず、紙が濡れるだけで終わりました。本当にこれには驚きました! 正直多少は色落ちや伸びるかなと思っていたのですが……すごいです。水が多少かかったとしてもこれなら安心して使えますね。
紙以外もかける?
最後に、紙以外のものとして布製品にもかけるか試してみました。
書きやすさは材質によるものの、マーカーとしてはしっかり書けたと思います。もちろん擦っても問題ありませんでした。紙に強い印象の『プロッキー』ですが、紙以外でも問題なく使えそうですね。
カラー | 全18色 |
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筆記線幅 | 1.2〜1.8mm(細字丸芯)+6.0mm(太字角芯) |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 全18色 |
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筆記線幅 | 1.2〜1.8mm(細字丸芯)+6.0mm(太字角芯) |
インクの種類 | 水性顔料インク |
プロッキーはあらゆるシーンで大活躍間違いなしの水性マーカー 総合評価:4.5点
プロッキーを試した感想をチャートにしてみました。
カラーバリエーション:5
速乾性:4
描きやすさ:5
裏うつりのしにくさ:5
におい:5
色ムラ:3
※執筆者の主観を数値化したものです。
広く用いられる『プロッキー』ですが、充実の機能に便利な特徴も多く、正直大体の場面はこれで事足りてしまうのでは……? と思うくらいでした。マーカー特有のにおいもほとんどせず、子どもにも安心して使えそうなペンですね。
「18色もいらない……」という方は、ぜひ15色や8色セットもおすすめ。使用用途に応じて色数は考えてみてもいいでしょう。また濃い下地のものに使う際は、同じく三菱鉛筆から販売されているポスカなどと使い分けるのもいいかもしれません。
資料作成や日常使いはもちろん、イラストなどでも幅広く活躍できる『プロッキー』。気になる方はぜひ検討してみてください!
カラー | 15色(黒、青、水色、緑、黄、ソフトピンク、赤、茶、黄緑、橙、灰、紫、赤紫、うすだいだい、黄土色) |
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筆記線幅 | 1.2〜1.8mm(細字丸芯)+6.0mm(太字角芯) |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 15色(黒、青、水色、緑、黄、ソフトピンク、赤、茶、黄緑、橙、灰、紫、赤紫、うすだいだい、黄土色) |
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筆記線幅 | 1.2〜1.8mm(細字丸芯)+6.0mm(太字角芯) |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 8色(黒、青、水色、緑、黄、ソフトピンク、赤、茶) |
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筆記線幅 | 1.2〜1.8mm(細字丸芯)+6.0mm(太字角芯) |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 8色(黒、青、水色、緑、黄、ソフトピンク、赤、茶) |
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筆記線幅 | 1.2〜1.8mm(細字丸芯)+6.0mm(太字角芯) |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 全18色 |
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筆記線幅 | - |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 全18色 |
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筆記線幅 | - |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 10色(全15色) |
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筆記線幅 | 極細:0.4mm、細字:0.9mm |
インクの種類 | 水性顔料インク |
カラー | 10色(全15色) |
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筆記線幅 | 極細:0.4mm、細字:0.9mm |
インクの種類 | 水性顔料インク |
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「生活雑貨・日用品」「住まい・DIY」カテゴリー担当。妻と娘が二人で料理をしているのをほほえましく眺めながら、息子と食べる担当になっている30代編集者。あると便利な日用品を買っても使わず、怒られているのは内緒。