プレイカラードット12色セットを購入して使ってみた
『プレイカラードット』とは、ドットがカンタンに押せるスタンプ芯のついたカラーペン。手紙や日記など、ノートを手軽に装飾することができます。もちろんドットだけでなく太字のマーカーとしての機能や超極細芯としても使えるため、ふつうの水性カラーペンとしての機能も充分。カラーバリエーションも全12色と豊富なラインナップです。
とはいうものの、実際にドットがカンタンに押せるのか、色味はどのようなものなのか……気になるところもありますよね。
今回は全12色セットの『プレイカラードット』を実際に購入し、その使い勝手や発色性、ドットをかくポイントなどを検証してみました。
プレイカラードットとは? 公式サイトの情報などを調査
『プレイカラードット』は、トンボ鉛筆から発売されているカラーペン。老舗の文具メーカーとしてトンボ鉛筆は多くの文具を取り扱っており、「MONO」や「PIT」といったブランドは愛用者も多いのではないでしょうか。
今回の『プレイカラードット』は、全12色のラインナップ。ドットが押せてラインが引けて、さらにこまかい字も書けるのが特徴。直径約5mmの丸スタンプ芯と、0.3mmの超極細芯の組み合わせで多彩なアレンジができ、公式からも使い方の動画やテクニックが公開されています。
プレイカラードットの口コミ&評判 SNSやECサイトでの評価は?
こうして公式サイトを見てみるといい特徴が並んでいますが、実際の声も気になるところ。
『プレイカラードット』の口コミや評判を見ていきましょう。
懸賞応募のハガキもカンタンにデコれるとの口コミ 手帳や日記に大活躍!
『プレイカラードット』を使うことで、「手帳や日記をかわいく装飾できてうれしい」との声が多く見受けられました。とくに12色のバリエーションがあるため、スケジュール管理やマイルールを設けて使い分けることもでき、装飾やデコレーション目当てで使う場合は充分楽しんでいる方が多いようです。
なかには「子どもでもカンタンに扱える」と幼児向けに使う方や、「懸賞やリクエストのハガキも目立たせられる」といった声も。自分次第でアレンジや工夫の幅はまだまだ広がりそうですね。
にじみやうまくドットがかけない声も 使い方が難しい?
一方で、肝心のドットをかくのにはコツが必要で、最初はうまくかけないとの声もありました。
さらに、色によっては普通紙にかくには裏うつりやにじみが気になるとの声も。手帳やノートにもよるかもしれませんが、思い通りに装飾するのには慣れやコツが必要なのかもしれません。気になる方はまずは別の紙で確認してみるのがいいかもしれませんね。
プレイカラードットを実際に使ってみた感想 検証レビュー
今回は『プレイカラードット』全12色セットを実際に使用してみました。
パッケージから実際の機能まで確認してみたので、気になる方は参考にしてみてください。
パッケージ外観
全12色セットでパッケージ入り。見た目もシンプルでかわいらしい印象です。カラーペンは筆箱や別収納をすることも多いですが、このパッケージのまま保存にも使えそうですね。
パッケージ裏面には使い方も。日本語だけでなく英語でも使い方が記載されているのは親切設計ですね!
ペンのデザイン
中身を取り出して見てみましょう! ペン12本を並べるとこんな感じです。
1本で取り出してみると、ロゴが中央にあり、シンプルなカラーペンという印象。
ペン全体にカラーリングがされているため色を間違う可能性が低く、クリップ機能もあり、むしろかなり機能的なデザインといえるかもしれません。
ペンの大きさは? 持ちやすい?
さて、実際にペンを手に持ってみました。
成人女性の一般的な手におさまるサイズ感。ターゲットがおそらく女性なこともあるのか、私自身が持つうえではとくに不便もない印象です。
むしろ通常のペンより少しすっきりした持ち味で、子どもでも無理なく持てると思います。
ペン先の太さは? 使いやすい?
次にペン先です! 直径約5mmのスタンプ芯と超極細芯の0.3mmということでしたが、こちらも確認してみましょう。
超極細芯とスタンプ芯の比較
スタンプ芯は特徴的な円形です。あまり見たことのない芯ですね。一方超極細芯は名の通り、とても細いペン先です。
ということで、それぞれ試しに一般的なコピー用紙にかいてみました。
まず、超極細芯は思ったよりも書きやすいという感想です。正直、ここまで細い芯だとインクの出も悪いかなと心配していたのですが、そんなことはありませんでした。割としっかりとしたインクがかき始めからどの色も安定。名前のとおり、超極細なので相当細いですが、これはこれで便利だと思います。
一方、5mmのスタンプ芯は硬さにばらつきがある印象。マーカーとして横に引くにも、線が多少ばらつきます。ですが、カラーペンやマーカーとしては一般的な範囲かと思います。個人の印象としては問題ないように感じました。
肝心のスタンプは? かんたん?
『プレイカラードット』、最大の特徴ともいえるスタンプ。このかきやすさについて試してみたのがこちら。
やはりドットをつくるにはコツが必要でした……。なにも考えずにポンと押せばうまくいくものではありませんね。公式のホームページやパッケージにやり方の記載があるのも納得です。
反対にいえば、慣れてしまえばある程度調整は可能。私個人は公式の紹介方法より、単純にペンをクルクル傾けながら一周回す方法がなじみました。いずれにしても、コツを掴めばそれなりにドットはできる気がします!
とはいえ、スタンプ芯のそもそもの硬さにばらつきがあるように、いくらコツがあってもドットの完成形もばらつきがあるものです。大きさや形の違いも慣れていけばもう少し上手にできるかもしれませんが、あまり完璧を求めるものではないでしょう。むしろそのばらつきもアナログの味と思えるくらいの方が楽しめると思います。
カラーバリエーションはどう?
改めて今回のカラーラインナップを見てみましょう。
パッケージ裏面には色の名前も記載されています
全12色。この色がほしい! と思えるようなほしい色、使いやすい色が網羅されていて、使い勝手はいいのではないでしょうか? ちょうどいいと思えるバリエーションに感じました。
デコレーション目当てで使うにも12色もあればかなりアレンジはできそうです。さらに、色同士を組み合わせたりできればもっと幅が広がりそうですね。
色の印象は? ギャップはない?
カラーペンを使ったときの失敗談に、「思っていた色味と違った!」なんてこともありますよね。『プレイカラードット』はどうなのか、それぞれのペンのインクとキャップの色味を比較してみました。今回はスタンプ芯側の方でチェックしています!
全体を見ると、大体イメージ通りというところでしょうか。ただ、ブルーやオレンジといった濃い色については実際に目で見ると、やや発色が強めという感想を持ちました。
重ねがきはできる? 色の塗り直しは?
さらに重ねがきもしてみました。2色で組み合わせてみたのがこちら。
重ねがきは色がどうしても濃い色が勝ってしまうもので、『プレイカラードット』も濃い色の方が目立ちやすい結果にはなりました。
ただしそれぞれの色はきれいに重なり合い、相性のいい組み合わせも多そうです。あとで別の色に塗り直そう……という修正は難しいと思いますが、色の重ねや組み合わせによってアレンジも広がりそうですね。デコレーションもアイディア次第でしょう。
乾くのは早い?
カラーペンを使った後、乾く前にこすってしまって伸びてしまった……なんてこともありますよね。
『プレイカラードット』の速乾性を見るために、かいてこすって……を4色抜粋して試してみました。それぞれ超極細芯、マーカー、ドットの3パターンです。
超極細芯はインクの出も少ないので、どれも割とすぐ乾き、伸びも色に関係なくほぼありませんでした。スタンプ芯はインクの出も多いため、かいた後はインクが乾くまでに時間がかかりますが、マーカーとして見ればそこまで気になるものもない印象。一方ドット状ではインクの出も多い分、伸びてしまうものも。ブルーやグレーではほぼ伸びもないので、この辺りはインクの色にも寄るようですね。
ドットやデコレーションでインクを多く使う場合は、少し注意した方が良いかもしれません。乾く前にページを閉じて反対側のページに写ってしまったり、自分の手で擦ってしまったり、なんてことも充分起こりえます。
またインクの出にばらつきがあるため、乾いた後はそれなりに色ムラも。カラーマーカーとして見れば違和感のない範囲といえますが、気になる方は注意してくださいね。
裏うつりは?
そして気になる裏うつり。口コミにも裏うつりの懸念がありましたね……。これについても確認していきましょう。
ということで、前の見出しで使った色比較とドット比較の紙を裏返してみました。
ご覧のとおりそこそこ裏うつりしていました……。
マーカーですと、淡い色は写っていませんが、オレンジやブルーはそれなりに裏うつりが目立っていますね。ドットの方はインクの出も多い分、マーカーより裏うつりが見られます。とくに、オレンジ、スカイブル、ブルー、ライラック、ブラウンといった濃い色はかなり強く、手帳などの次のページにも影響が出そうな濃さです。
サッとかく分には問題ないかもしれませんが、ドットをかく際にはどうしてもインクの出も多くなるため、裏うつりの可能性も上がります。コツが掴めないうちや裏うつりを避けたいのであれば、濃い色を使うのは避けるか、ドットをかくのはやめた方がいいでしょう。
カラー | 12色 |
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ペン先の芯径 | 太:直径約0.5mm/超極細:0.3mm |
インクの種類 | 水性染料インク |
カラー | 12色 |
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ペン先の芯径 | 太:直径約0.5mm/超極細:0.3mm |
インクの種類 | 水性染料インク |
手がき感も味わうのであれば充分楽しめるカラーペン 総合評価:3.0点
プレイカラードットを試した感想をチャートにしてみました。
カラーバリエーション:5
速乾性:3
描きやすさ:3
裏うつりのしにくさ:2
重ねがき:2
色ムラ:3
※執筆者の主観を数値化したものです。
ペンとしての評価を見ると辛口になってしまいましたが、正直このあたりは人それぞれ好みだと思います。
色ムラやにじみ、重ねがきの特徴も、それを良しとするのであれば、問題はないでしょう。きれいなドットを完璧にかける! 絶対に裏うつりしない! という目的では悩むかもしれませんが、デコレーションの幅を広げたい人や、アナログの手がき感が好きな人には楽しめるペンだと思います。
実際私はこの雰囲気も好きなので今後手紙などにも使えると思いました。スケジュール帳やハガキにも充分活躍してくれそうなので、今から楽しみです!
公式からは同じシリーズとして、『プレイカラーK』や『プレイカラー2』といった水性カラーペンも発売されています。カラーバリエーションも豊富なようなので、ドットにこだわらずアナログのカラーペンとして楽しみたい方はこれらのペンもいいかもしれませんね。
カラー | 36色 |
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ペン先の芯径 | 太:0.8mm/超極細:0.3mm |
インクの種類 | 水性染料インク |
カラー | 36色 |
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ペン先の芯径 | 太:0.8mm/超極細:0.3mm |
インクの種類 | 水性染料インク |
カラー | 36色 |
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ペン先の芯径 | 太:1.2mm/極細:0.4mm |
インクの種類 | 水性染料インク |
カラー | 36色 |
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ペン先の芯径 | 太:1.2mm/極細:0.4mm |
インクの種類 | 水性染料インク |
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