『ドメスト』を実際に使ってみました

トイレをブラシでこすらずとも汚れが落とせるという『ドメスト』。日常のトイレ掃除の際、ブラシを使用しなくてよいというのは、とてもうれしいですよね。
しかし、本当に「かけて、おいて、流すだけ」で汚れが落ちるのでしょうか?
本記事では、『ドメスト』を実際に使用して、本当に便器の汚れをこすらなくても落ちるのか、検証レポートします。
『ドメスト』とは? 公式サイトの情報などを調査
ドメスト 除菌クリーナー トイレ用 お買い得品 500mL
『ドメスト』は、ユニリーバ・ジャパンから発売されているトイレ用洗剤。その名の由来は「Domestic(家庭の、家事の)」から来ており、家の中を衛生的に保ってほしいという願いが込められているそうです。
洗浄力・除菌力が高いことが特徴のアルカリ性(塩素系)洗剤で、便器だけでなく、床などトイレ周りの除菌ができるのも特徴。除菌率99.99%(原液使用時)ですので、ほとんど除菌できるということですね。
塩素系の洗浄剤ですので、酸性タイプの洗浄剤と混ぜて使用することはできません。また、使用する際は必ずゴム手袋をしましょう。
『ドメスト』を薄めて消毒液(次亜塩素酸ナトリウム液)をつくることができる!
『ドメスト』の成分として配合されている次亜塩素酸ナトリウム。ユニリーバ・ジャパンの公式HPによると、『ドメスト』を薄めると、新型コロナウイルスに対して従来から推奨されてきた消毒方法である、次亜塩素酸ナトリウム溶液(消毒液)を作ることができるとのことです。
次亜塩素酸ナトリウム溶液(消毒液)の作り方
厚生労働省が新型コロナウイルス対策としてすすめる消毒液(次亜塩素酸ナトリウム液)を作るためには、水1リットルに本製品2押し程度(約20ml)を入れてください。
次亜塩素酸ナトリウム溶液(消毒液)の使用方法
①ふきとり除菌:薄め液にふきんを浸し、かたく絞ってふく。本製品でふいたところをもう⼀度⽔ぶきするか、⽔洗いをする。
⽔ぶきや⽔洗いが可能な以下の素材のものに(⽔ぶき、⽔洗いの可否は取り扱い説明書などで確認する)
プラスチック(メラミンを除く)、タイル、陶器(⾦属装飾のあるものを除く)、ガラス、ビニール、ステンレス、⽊、ホーロー(例:⾷卓、床、クーラーボックス、冷蔵庫、トイレの便座や便器の外側)
②つけおき除菌:薄め液に除菌したいものを⼊れ、30分ほど置いた後、必ず流⽔で10秒以上洗い流す。
まな板、⽩物のふきんやぞうきん、哺乳びん、キッチン⼩物や⾷器(⾦属や⾦属装飾のあるもの、⽊、メラミン製品は除く)
⽔1リットルにドメストホワイト&クリーン1押し程度を薄めた液に約30分浸した後よく(流⽔で10秒以上)⽔洗いする。
※手指の消毒液としては使用できませんのでご注意ください
『ドメスト』の口コミや評判を調査 SNSやECサイトでの評価は?

『ドメスト』のいい口コミ
「かけて放置するだけで汚れが落ちる」「除菌効果で、消臭もしてくれる」「一度で落ちなくても数回繰り返せば落ちる」とブラシでこすらなくても汚れを落とせることを実感している感想が多く寄せられていました。
なかには、「トイレのほか、キッチンやお風呂にも使える」とトイレ以外でも使用している方もいました。
ドメストのイマイチなところ
「期待したほどの粘度がなく、かけただけでは落ちなかった」「匂いがきつかった。刺激が強く、吐き気がする」という意見が寄せられていました。いい口コミにもあったように、一度で落ちない場合は、繰り返し使用した方がよいのかもしれません。
また、塩素系の匂いを気にする方も多いようでした。換気を十分にした方がよいようです。刺激臭対策のため、就寝前に掃除するという方もいました。
『ドメスト』を実際に使用した検証レビュー 本当にこすらなくて大丈夫?
『ドメスト』を実際に使用し、本当にこすらなくても汚れが落ちるのかを検証しました。
まずはパッケージから見ていきましょう。
パッケージ

「かけて、おいて、流すだけ!」ブラシでこする必要はないというのは、魅力的ですね。原液を直接かけ、2~3分放置してから、こすらずに流すだけとのこと。
便器の外側やトイレ周りは原液を薄めて使用しますが、今回は便器内側の洗浄ですので、原液のまま使用します。

キャップ付きノズル。上方向にではなく、横方向に噴出するようになっているので、液の出る方向に注意して使用しましょう。便器のフチの裏側にもかけやすい形状ですね。

「ゴム製の手袋を使用」「飛沫が飛ぶことがあるのでブラシやハケでこすらない」などの使用上の注意点があります。
持ち手のないボトル形状ですが、500mlですので「重い」「持ちにくい」というほどではありません。
『ドメスト』をかけて放置してみました
『ドメスト』を実際に使用してみました。使用前と後とで比較をして、その洗浄力や使い勝手を検証してみます。

『ドメスト』使用前の便器です。普段は汚れたら掃除する程度の頻度で掃除をしています。写真ではなかなか伝わりづらいですが、この状態からどのぐらいきれいになるかが気になりますね。

実際に便器にかけていきます。かけてみると意外と粘り気がなく、すぐに流れ落ちていきます。流れていくので、便器のフチから下の方まで掃除したい場合は、フチの部分からかけた方がよいようですね。

洗浄剤で下の水が少し白濁しています。裏面の説明書きにあるように、このまま3分間、放置します。

3分後、水を流します。ブラシでこすっていませんが、使用してみるときれいになりました。ただし、塩素系の匂いは残っているので、換気をした方がよいようです。
Unilever(ユニリーバ)『ドメスト』

出典:Amazon
内容量 | 500mL |
---|---|
おもな成分 | 界面活性剤(主成分 アルキルアミンオキシド)、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、香料、色素 |
液性 | アルカリ性(塩素系) |
『ドメスト』を使用して感じたこと レビュー総括

ドメストを試した感想をチャートにしてみました。
※執筆者の主観を数値化したものです。
ブラシでこすらなくても汚れが落ちるのが最大の魅力だと思います。洗浄剤を流し入れ、3分間おいてから水で流すだけのかんたんお掃除です。一度で汚れが落ちきらない場合は、繰り返し使用してみてもよいでしょう。
塩素系の匂いは気になりました。お掃除中と終了後は、十分に換気をした方がよいと感じました。
今回は試しませんでしたが、高い除菌効果があるようですので、原液を薄めてトイレ周りに使用してみてもよいでしょう。
手軽にお掃除できる、コストパフォーマンスにすぐれたトイレ洗浄剤と感じました。
Unilever(ユニリーバ)『ドメスト 室内用多目的除菌スプレー』
















出典:Amazon
内容量 | 350mL |
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おもな成分 | 塩化ベンザルコニウム ほか |
液性 | - |
Unilever(ユニリーバ)『ドメスト ホワイト&クリーン』






出典:Amazon
内容量 | 500mL |
---|---|
おもな成分 | 界面活性剤(主成分 アルキルアミンオキシド)、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、香料、色素 |
液性 | アルカリ性(塩素系) |
Unilever(ユニリーバ)『ドメスト パイププロ』

出典:Amazon
内容量 | 400g |
---|---|
おもな成分 | 次亜塩素酸ナトリウム、界面活性剤(主成分 アルキルアミンオキシド)、水酸化ナトリウム、香料、色素 |
液性 | アルカリ性(塩素系) |
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(制作協力:亀山、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)