『エボルト』を実際に購入し使ってみました
多機能ボールペンは、手元で機能が変えられるため、非常に便利です。黒・赤・シャーペンが1本にまとめられていると、個別に持ち歩く必要もなく、荷物もかさばりません。
しかし、多機能ボールペンは事務的なデザインのものが多く、「せめて気に入ったボディカラーを……」といった基準で選んでいる人もいるのではないでしょうか。
『エボルト』は、「多機能ボールペンでありながらも見た目がお洒落で高級感がある。それでいて軽い」との口コミが多くみられます。
しかし、ボールペンは使い勝手のよさも重視したいところ。本記事では『エボルト』を実際に購入して書き心地や使い勝手を検証してみました。試してみて感じたことを正直にお伝えします。
『エボルト』ってどんなボールペン?
『エボルト』は、綺麗に輝くアルミ素材をボディ部分に採用。見た目の美しさも重視した多機能筆記具です。
黒・赤2色の0.5mmのペン先をもつボールペンと、芯の太さ0.5mmのシャーペンを搭載。ボールペンのインクには、なめらかな書き心地が味わえる油性のアクロインキが使用されています。
油性インクは、乾きが早く、耐光性がありますが、粘度が高く、ペン先でインクが固まりやすい特徴があります。そのため、書き始めがかすれることもしばしば。
アクロインキは、書き出しからかすれずスムーズに書けるよう、インクの粘度を1/5に抑えています。また、潤滑油を配合することで、ペン先の回転をよくし、紙の上を滑らかに書き進められるよう工夫しています。
『エボルト』の口コミ&評判
『エボルト』の口コミを検索してみると、「デザインで選んだ」という意見が目につきます。ほかにもいろいろな口コミがあったので、ポジティブな口コミ、ネガティブな口コミに分けてご紹介します。
ポジティブな口コミ
「見た目がいい」「デザインが好き」といった口コミが大半ですが、「赤・黒・シャーペンが1本にまとまっていて便利」「軽い」との意見も見られました。
ネガティブな口コミ
『エボルト』のボールペンに対するネガティブな口コミはあまり見られず、「シャーペンにした際にノックしづらい」「シャーペンの芯が折れやすい」といった意見がいくつかありました。
『エボルト』を実際に使用してわかったこと
『エボルト』は、書き心地に関する口コミは少なく、デザインがいいといった意見が圧倒的に多い印象でした。そのためボールペンに必要な要素である「書き心地」「握り心地」「乾き具合」「裏写り」のほか、口コミにあった意見や筆者自身が気になった点も検証しました。ぜひ購入する際の参考にしてください。
書き心地は?
罫線幅6mmのノートに文字を書いてみました。黒ボールペン(上)、赤ボールペン(中央)、シャーペン(下)です。
ボールペンについては、紙とペン先が引っかかる、ボールペン特有の抵抗感は少しありますが、紙の上での滑りがいいので書きやすいと感じました。
シャーペンは、ネガティブな口コミにもあったように、芯が折れやすいので、長めに出して使わないほうがいいかもしれません。
小さい文字も書ける?
ボールペンのペン先サイズは0.5mm。5mmの方眼用紙に文字を書いてみましたが、ノートに書いたときと変わらない書き心地で、文字がつぶれることもありません。
本体上部についている銀色のキャップを回すと、シャーペンで書いた文字が消せるよう、消しゴムがついています。
握り心地は?
グリップ部分に滑り止めはついていません。そのため、少し力を入れて書き続けるとペン先のほうに指が滑っていくことがあります。
ボディサイズは?
全長は143mm、最大径は11.9mm。グリップ部分の径は7mm程度です。グリップに滑り止めがないため、書いていると滑る点は残念なところですが、重量感もほどよく、握り心地はいいと思いました。
乾き具合は?
画像キャプション:ノートにボールペンの黒、赤の順番に『エボルト』と書き、赤で書き終わった直後に黒と赤の文字の上からマーカーで線を引いてみました。ご覧のとおり、にじみはありません。
ツルツルとした素材のカレンダーに書いて乾き具合も検証してみました。左は、水性ペンで『エボルト』と書いた直後に指でこすったものです。かなりにじんでいるのがわかりますね。
中央は、『エボルト』を使いボールペンの黒、赤の順で書き、一呼吸おいて指でこすったもの。右は、『エボルト』と書いた直後に指でこすったものです。
インクが乾きにくい材質の紙でも、一呼吸おく程度で乾いているので、速乾性はあるほうではないでしょうか。
裏写りはする?
『エボルト』を使ってノートに書き、裏のページを見てみました。発色がいいせいか、少し透かしただけで裏から読み取れます。書き終わってノートを閉じると隣のページにインクが写ることもありますが、『エボルト』に関しては写ることはありませんでした。
クリップの強さは?
クリップはほどよい強さです。1枚の用紙に挟んでみましたが簡単に付け外しができました。クリップ部分に紙が引っかかってうまく挟めないとイライラの原因にもなりますが、『エボルト』はスムーズに付け外しができるため、外でメモをとる機会の多い人にもおすすめです。
シャーペンは片手でノックできない?
筆者の手のひらの側面から親指の先までの長さは約13cm
『エボルト』をシャープペンとして使用する際、「ノックしづらい」とのネガティブな口コミがあったので検証してみました。筆者は、水仕事をする際に使用する手袋のサイズがSやSSなので手は大きくないほうです。
手がそれほど大きくないため、片手でノックしようとすると、一応はできますが、操作しづらいと感じました。
筆者よりも手の大きい夫にも『エボルト』のシャーペンをノックしてもらいました。夫の手のひらの側面から親指の先までの長さは約14.5cm。
長さが約13cmだった筆者よりも手が1.5cm大きい夫にも、片手で握って親指でノックしてもらいましたが、押しづらいとは感じなかったようです。ノックのしやすさは手の大きさによって変わるようです。
サイズ | 143mm |
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ボール径 | 0.5mm |
芯径 | 0.5mm |
サイズ | 143mm |
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ボール径 | 0.5mm |
芯径 | 0.5mm |
『エボルト』を実際に購入して試してみたうえでのまとめ 総合評価:3.8点
『エボルト』を試した感想をチャートにしてみました。
握りやすさ:3
裏うつり:4
乾きの速さ:4
書き心地:4
※執筆者の主観を数値化したものです。
ボールペンの黒・赤、シャーペンを1本にまとめた『エボルト』は、書き心地だけでなく、見た目のデザインにもこだわりたい人におすすめの商品です。
グリップに滑り止めがなく若干滑りやすいですが、重量感もほどよく、ペン先や上部に重心が偏っていないので、握り心地はいいほうだと感じました。
シャーペンは手の大きさによって片手でノックしづらい可能性があるため、シャーペンを頻繁に使用するつもりの人は考慮が必要かもしれません。
『エボルト』は、筆者が試したブルーのほかに、ブラック、グレー、ピンクがあり、全4色です。また、本記事ではボールペンのペン先が0.5mmのタイプを使用しましたが、0.7mmのペン先もあり、このタイプはボディカラーが全8色。0.5mmタイプよりもカラーバリエーションは豊富です。
ボールペンの替芯や消しゴムの替えも販売されているので、お気に入りのボールペンをずっと使い続けられますよ! お洒落に携帯できる多機能ボールペンを探している人は、ぜひ『エボルト』を使ってみてください。
サイズ | 143mm |
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ボール径 | 0.7mm |
芯径 | 0.5mm |
サイズ | 143mm |
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ボール径 | 0.7mm |
芯径 | 0.5mm |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ボールペンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのボールペンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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「生活雑貨・日用品」「住まい・DIY」カテゴリー担当。妻と娘が二人で料理をしているのをほほえましく眺めながら、息子と食べる担当になっている30代編集者。あると便利な日用品を買っても使わず、怒られているのは内緒。