フリクションボールペンの選び方 書いた文字が消える
書き間違えた文字を消すことができるパイロット社のフリクションボールペンは、1975年に温度変化で色を変えることができる、「メタモインキ」の開発成功からおよそ30年経過した2007年、日本で発売が開始されました。
パイロット社では現在、ボールペン以外にも蛍光ペンや色鉛筆など、さまざまなシーンで使うことができるフリクションを展開しています。
選び方のポイントを参考に、目的に合ったフリクションボールペンを上手に見つけてくださいね。
書きやすさはもちろん、消しやすさも重要!
パイロット社のフリクションボールペンの特徴は何と言っても、書いた文字を消せること。書きやすさと同様に消しやすいかどうかも重要なチェックポイントです。
消しやすさと利便性のバランスを考える
消去用ラバーの大きさによって、消せる範囲や消しやすさが違うこともあるのでチェックしてみましょう。
手帳と合わせて持ち運びやすいスリムタイプについているラバーは狙ったところを消しやすい分、力が1点に集中しやすくなります。
持ちやすい太さのスタンダードタイプは、ラバーの大きさを比較的大きめなので、力がかかりすぎず紙を傷めにくいでしょう。
書きやすいボールペンで作業効率アップ!
ボールペンの書きやすさを左右するポイントは、文字の太さや、インクの出方、持ちやすさなどが自分に合っているのかという点。
細字でサラサラと滑らかな書き味のものから、太字で濃くはっきりと書けるものまでさまざまなタイプが展開されているので、試し書きをしたり、見本として書かれている文字を確認したりするようにしましょう。ボールペン自体の太さも手持ちのペンと比較して、イメージしてみるといいですね。
3色や4色タイプのペンは、メモやノートにおすすめ!
パイロット社からフリクションボールペンが出始めたころは、ブラックインキの商品が主流でしたが、現在はカラーインキタイプのフリクションボールペンも充実しています。
ノートやメモを気軽に色分けすることができ、「違う場所に線を引いてしまった!」なんてときも、線が消せるので安心です。
フリクションボールのデザインもポイント!
学生やビジネスマンの方にとって、ボールペンはなくてはならない存在。いくら機能性にすぐれていたとしても、自分好みのデザインでなければ、持つのが嫌になってしまいませんか?
毎日手に取るからこそ、デザインにはこだわりたいもの。自分の好きなボールペンで、気分を上げながら、勉強や仕事に取り組めたらいいですよね。
パイロット社では、そのような要望に応えるべく、さまざまな商品を開発しています。
ノック式タイプ? or キャップ式タイプ?
パイロット社のボールペンには、ノック式とキャップ式が存在します。ノック式タイプのボールペンは、片手でペン先を出せるので速記性が高いのが特徴です。必要に応じてサッと書きたいという方には毎日忙しい方には、ノック式タイプのフリクションボールペンがおすすめです。
ノック式タイプのボールペンに比べワンアクション多くなってしまうのが、キャップ式ボールペン。キャップ式ボールペンはそのひと手間があるからこそ、使っている人の印象がなんだか上品に感じられることも。
筆圧が強い方は、ノック式タイプたど、書いている途中にペン先が収まってしまうなんてこともあるので、キャップ式ボールペンがおすすめです。
シンプルなものからカワイイ商品まで!
ブラックインキ以外のフリクションボールペンがあるのと同じように、ボディのデザインもシンプルなものや、かわいらしい色合いのものなどたくさんの種類が販売されています。
スタイリッシュでシックに決めたいビジネスマンの方も、かわいいキャラクターのペンで気分を上げたい方も、自分好みのペンを見つければ、長く愛用できるはずですよ。
高級なフリクションボールペンは、プレゼントにおすすめ!
一般的なフリクションボールペンは、100〜500円程度とリーズナブルなものが大半ですが、なかには1,000円を超える高級なフリクションボールペンも。
自分が使用するのに、1,000円を超えたボールペンってなかなか手に取りにくいですよね。ふだん自分で買わないものだからこそ、大切な記念日や、記念品など特別な贈りものにおすすめです。高級感がある商品だと特別感も増しますよ。
フリクションボールペンの進化が止まらない ボディやインキのバリエーションなど
フリーランスライター
ボールペンでの筆記において「消せる」ことが当たり前になった現在でも、ボディの多様化、インキのバリエーションなどフリクションボールペンの進化は止まりません。そのなかからあなたにとって理想の1本を見つけてください。
フリクションボールペンのおすすめ7選 3色や4色タイプ、高級モデルまで
デザインや機能性に特徴があり、日常生活で重宝すること間違いなしのフリクションボールペンをご紹介します。自分好みの1本を見つけてくださいね。
フリーランスライター
PILOT(パイロット)『フリクションボール4 ウッド(LKFB-3SEF)』は、フリクションボールペンの高級感あふれる多色モデルです。ビジネスシーンにおいて人前で堂々と使うことができる大人の1本といえます。

PILOT(パイロット)『フリクションボール4 ウッド(LKFB-3SEF)』










出典:Amazon
カラータイプ | 4色タイプ |
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ペン先の太さ | 0.5mm |
デザイン | スライドレバー式 |
フリーランスライター
スリムなフリクションボールペンは、ジャケットのポケットに差しても不格好に膨らむことがなくスマートに携帯することができます。
PILOT(パイロット)『フリクションボール スリム ビズ(LFBKS-1SUF)』は、単色ボールペンならではのワンノックで筆記が可能。速記性にもすぐれた1本です。

PILOT(パイロット)『フリクションボール スリム ビズ(LFBKS-1SUF)』








出典:Amazon
カラータイプ | 単色タイプ |
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ペン先の太さ | 0.38mm |
デザイン | クリップスライドノック式 |
フリーランスライター
PILOT(パイロット)『フリクションボール ノック 0.5mm(LFBK-23EF)』は、ポピュラーなモデルでコストパフォーマンスにおいてもおすすめなフリクションボールペン。
はじめての人にも「消せるボールペン」の魅力を感じてもらえる1本です。

PILOT(パイロット)『フリクションボール ノック 0.5mm(LFBK-23EF)』

出典:Amazon
カラータイプ | 単色タイプ |
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ペン先の太さ | 0.5mm |
デザイン | クリップスライドノック式 |
PILOT(パイロット)『フリクションポイント ビズ04(LF-3SP4)』














出典:Amazon
カラータイプ | 単色タイプ |
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ペン先の太さ | 0.4mm |
デザイン | キャップ式 |
PILOT(パイロット)『フリクションボール3 スリム 038(LKFBS60UF)』










出典:Amazon
カラータイプ | 3色タイプ |
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ペン先の太さ | 0.38mm |
デザイン | スライドレバー式 |
PILOT(パイロット)『フリクションボール3 メタル(LKFB150EF)』












出典:Amazon
カラータイプ | 3色タイプ |
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ペン先の太さ | 0.5mm |
デザイン | スライドレバー式 |
PILOT(パイロット)『フリクションボール4 038(LKFB-80EF)』






出典:Amazon
カラータイプ | 4色タイプ |
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ペン先の太さ | 0.38mm |
デザイン | スライドレバー式 |
「フリクションボールペン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フリクションボールの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフリクションボールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フリクションボールペンを上手く使うコツ&注意点 裏技と豆知識、替え芯の予備は多めに
フリクションボールは、普通のボールペンのインクとは特性が大きく異なります。そのため、普通のボールペンではできないことができたり、また逆に注意しなくてはいけないシーンもあります。ここではそういった使う上での注意点をご紹介します。
インクが出なくなった時は
フリクションボールペンをいざ使おうと思った時に、全然インクが出ないのは悲しいですよね。そもそもインクが出なくなる原因は、ペン先のボールとインクの間に空気が入ってしまうこと、そしてペン先でインクが固まってしまっていることが挙げられます。そんな時は以下の2つの方法を試してみてください。
まずはペンのおしりの部分を持って振り回してみましょう。そうすると遠心力でインクがボールの部分に移動して空気が抜けてくれます。もしそれでも出なければ、濡れたティッシュなどの上にペン先を当ててみてください。すると、固まっていたインクが溶けて再び書けるようになるかもしれません。
替え芯の予備は多めにストックしておくこと
フリクションボールペンは、ほかのボールペンに比べインクの減りが早いというデメリットがあります。そのため、よくつかう色の替え芯はあらかじめ予備を多めにストックしておくことをおすすめします。
インクを消したり復活したりする方法
「書いた文字が消える」のはフリクションボールペンの最大の特徴です。書いた文字が消える原理は、「熱によってインクの色が消える」というもの。そのため、履歴書やレポートなど、「文字が消えては困るもの」には使わない方が無難です。日の当たるところや、何か熱源が近くにある時に、書いた文字が消えてしまうことがあります。
では逆に復活させる方法があるのをご存知でしょうか。熱によってインクは透明になりますが、反対に冷却するとインクの色が元に戻ります。例えば上記のように文字が消えてしまった書類を一晩冷凍庫に入れておくと、翌朝には色が元通りになっています。インク自体は-10℃ほどで色が戻り始めるので、万が一の時には試してみて下さい。
書いた文字を一気に消す裏ワザ
フリクションボールペンで書いた文字を1文程度消すのであれば、付属のラバー部分で擦りますが、消す箇所が複数・広範囲にある場合は、紙全体がよれてしまいますよね。そんな時にはドライヤーで30秒ほど熱風を浴びせればインクが透明になり消えます。
そのため、下書き用にフリクションボールペンを使って、あとでドライヤーでインクを消せば、紙がよれたりせず、きれいにインクを消すことができますよ。
フリクションボールペン以外のアイテムもチェック 【関連記事】
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フリクションボールペンは一度使えば手放せない相棒 まとめ
パイロット社のフリクションボールペンの選び方とおすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたか?
書きやすさ、消しやすさだけでなく、デザインや太さ、持ち運びやすさなどもパイロット社のフリクションボールペン選びのポイントになります。
書いた文字を消すことができるパイロット社のフリクションボールペンは、学生やビジネスマンの強い味方。これまで使ったことがなかった方も、1度使えばクセになるはずです。
今回の記事で紹介した、フリクションボールペンの選び方とおすすめを参考にしていただいて自分にあった商品を見つけてみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/13 コンテンツ修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
大阪市出身、ライフワークが文具と旅行。 スイスアルプス4000m級をモレスキンと旅するなど、国内外を巡り旅の相棒として文房具が必要不可欠なツールと知り、両者の親和性を説く道を探求する毎日。 出版業界で20年勤務ののち、現在は文具や旅行などをテーマに雑誌・書籍・WEB等で執筆。