子ども乗せ自転車防寒グッズの選び方 わこう助産院院長・助産師に取材
子ども乗せ自転車防寒グッズといってもさまざまな種類があります。着脱がかんたんなもの、できるだけ寒さを防げるもの、防寒具が苦手な子どもでもOKなものなど、それぞれの特徴からベストなものを選んでみましょう。
タイプで選ぶ
子ども乗せ自転車防寒グッズには、しっかりと寒さから守ってくれる「包み込むタイプ」、着脱がかんたんな「ブランケットタイプ」、冷やり感を軽減してくれる「ハンドルカバー」や「防寒クッション」などがあります。
「包み込むタイプ」は、使用しているチャイルドシートに合うサイズなのか確認を忘れずしましょう。
すっぽりあったか!シートと一緒に「包み込むタイプ」
シートは座席にしっかりと固定し、子どもの体を包みこみ顔だけを外に出すタイプ。足先まですっぽり覆ってくれるので、冷たい風から守ってくれます。
ただし子どもを乗り降りさせにくい、着脱に手間がかかるというデメリットも。できるだけ着脱がかんたんなように工夫されたものを選ぶようにしましょう。
脱着かんたん!子どもにかける「ブランケットタイプ」
かけるだけで防寒してくれるブランケットタイプは、着脱がかんたんなのが魅力。忙しい朝もサッと子どもに着せてすぐに出発できます。
ブランケットの裾がタイヤなどに巻き込まれないよう、シートに取りつけるストラップやクリップつきのものを選ぶと安心です。
ハンドルカバーや防寒クッションなどの「部分防寒タイプ」
寒くなってチャイルドシートのハンドルがひんやりすると、手袋をいやがる子どもが手を離してしまうのが心配。そんなときはハンドルカバーがあれば手袋代わりになります。また、防寒クッションはお尻や背中を暖かくしてくれますよ。
チャイルドシート専用のものなら、ベルト穴もありズレる心配がありません。厚さがあるので振動でお尻が痛くなるのも軽減してくれます。今まで薄手のブランケットなどを敷いていた方は、専用クッションを取り入れるのもいいですね。
背中やお尻の防寒対策ができる「シートタイプ」
チャイルドシートの背中やお尻部分の防寒対策にはシートタイプがおすすめ。子どもがチャイルドシートに座った時の冷たさを嫌うお子さんもいらっしゃいますよね。そんな一瞬の冷たさをやわらげてくれるシートタイプは1つ持っておくと便利ですよ。
撥水加工ありなら軽い雨にも対応
防寒グッズに撥水加工が施されていると、急な小雨でも安心。軽い汚れだったらサッと拭くだけで落としやすいというメリットもあるので、できれば撥水加工が施されているものを選びましょう。
ただし撥水加工は防水加工ではないので、大降りの雨の日には注意が必要です。また、撥水効果は経年劣化するので、撥水スプレーなどでメンテナンスしましょう。
丸洗いできる素材ならお手入れもらく
子ども用品は清潔に保ちたいですよね。ブランケットタイプは丸洗いできる素材も多いですが、シートに固定するタイプや座面シートは中綿が入っているものがあるので、自宅の洗濯機で洗えるものかどうかを事前に確認しましょう。丸洗いできないものであれば、カバーが取り外せるものや汚れがつきにくい素材を選ぶといいでしょう。
安全性と保温性をしっかりチェック

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子ども乗せ自転車防寒グッズの選び方は、いちばんは安全であること。ブランケットや防寒グッズの部品が自転車に引っかかり転倒の原因になったりしないことです。
次に、自転車に乗る時間を暖かく快適に過ごせるものであること。親は漕いでいるので、お子さんほど寒さを感じないかもしれませんが、身体を動かすこともなくじっとしているお子さんは寒いので、暖かく快適に乗っていられるものを選びましょう。
子ども乗せ自転車防寒グッズおすすめ8選
ここまでご紹介した防寒グッズの選び方をふまえて、わこう助産院院長・助産師と編集部が厳選しました!「包み込むタイプ」や、サッと着脱できる「ブランケットタイプ」、厚着が苦手な子ども向きの「部分防寒タイプ」をご紹介します。

足元から首元まですっぽり覆うから暖かい
チャイルドシートごとすっぽり覆ってくれるタイプ。内側は厚手のフリースなので、寒い日に自転車に乗るのをいやがる子どももご機嫌で乗ってくれますよ。外側は防水性があるので急な小雨にも耐えられます。
大きめのファスナーは下まで開けることができるので、乗り降りもらくらく。子どもが自分で乗り降りする場合も安心です。風でなびいたり飛んでしまうことがなく、タイヤに巻き込みにくいのも安心です。

特殊縫製でお尻を振動からガード
体圧測定データをもとに、座骨が当たる部分は特殊ブロック縫製でお尻をガードするシート用クッションです。素材がモコモコなどではないので、防寒対策のみならずオールシーズンで使えるのも便利なポイント。
裏面には滑り止め加工が施されているので、ズレる心配もありません。撥水ナイロンの表面は、湿らせた布でサッと拭くだけでお手入れできるので便利。ただし防水加工ではないので、使用後は取り外して雨ざらしにならないようにしましょう。
ベビーカーの持ち手にも取りつけ可能
寒い日は手袋をしてほしいけど、手袋をいやがったり、知らないうちに手袋を外していた! なんてことはありませんか?
自転車の後ろに子どもを乗せている場合は見えないので、外した手袋がタイヤに絡まると危険。また急いでいるときに手袋をはめるのは意外と時間がかかるので、ハンドルカバーがあれば忙しい朝もパパっと出発でき時短にもなります。
取りつけも面ファスナーなのでかんたん。ベビーカーの赤ちゃんが持つハンドルバーや、ママが持つ持ち手にも取り付けられるので、使い回しができて便利です。
さっとかけれる! 前乗りも後ろ乗りもOK
1歳から6歳ごろまで使用できるブランケット。前乗り(フロントシート)から後ろ乗り(リアシート)に移行しても対応できます。ポケットのなかには、収納用のゴムがついているので、コンパクトにまとめられることができて便利。
面ファスナーで留めるだけのかんたん装着は忙しい朝にうれしいですね。背中のホックを留めるとさらに暖かく、冷たい風から子どもを守ってくれます。裾はカーブ設計になっているので、風でバタバタしにくく安全面にも配慮されています。
自転車や外遊びでも活躍するポンチョタイプ
熱収集蓄熱素材を採用しているので、自分の体温を利用し保温してくれます。ポンチョのようにサッと羽織れるので、着脱もかんたん。急いでいるときも自転車に乗せてから、羽織ることもできるので便利です。
袖にはスナップボタンがついているので、留めるとパタパタと風になびきにくく、腕まで寒さから守ってくれます。自転車を降りても防寒具として着用できるのも使い勝手がいいですね。
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着脱かんたんなシンプルデザインで機能面も充実
派手なデザインが苦手なママパパにもうれしいシンプルデザイン。タイヤに巻き込まれにくいように裾はカーブ設計されているなど機能面でも充実。
つけるときはサッとくるみ、首の後ろでスナップボタンを留めるだけ。急いでいる朝は、寒さで機嫌を損ねた子どもに防寒具を着せるのは一苦労。そんなとき着脱がかんたんなのは便利ですね。首まわりはフランネル生地なので、肌ざわりも優しく、しっかりと暖かさを保ってくれます。
Sorayu(ソラーユ)『アニマルフェイスガード ハンドカバー』
ふわもこボアで手先までポカポカ
ハンドルカバーとフェイスガードが一体になったタイプ。一般的なフェイスガードよりも大きいサイズ(約30×20cm)なので、乗車中に寝てしまっても顔をしっかりサポート。ふかふかなので、眠たくなくてもすりすりしたくなりそうですね。内側はボアになっているので、しっかり手を寒さから守ってくれます。
子どもが好きな動物モチーフでかわいいデザイン。お気に入りのハンドカバーがあると寒い日の自転車も楽しくなりそうです。
キアーロ『チャイルドシート用クッション』
分厚いクッションでお尻快適
クッション性があり、厚めなので下から吹き込む風や寒さも軽減。またしっかりお尻を振動からも守ってくれます。防寒対策は羽織りものがメインですが、シートを敷くことで座るときの冷やっと感が軽減され快適さが増しますよ。
メッシュ素材なので、汗をかく夏場はサラサラで使用できます。汚れたら外カバーは手洗い可能なので、お手入れもらく。
「子ども乗せ自転車防寒グッズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 子ども乗せ自転車防寒グッズの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの子ども乗せ自転車防寒グッズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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寒い冬に備えて防寒グッズを用意しよう
おすすめの子ども乗せ自転車防寒グッズをご紹介しました。防寒グッズといっても、シートごと包み込むタイプやブランケットタイプ、部分防寒グッズなどもありましたね。
頻繁に買い換えるものではないのでお手入れがかんたんだったり、自宅で洗濯できると便利です。またタイヤに巻き込まれないなどの安全面にも配慮している製品がいいでしょう。あなたのほしい子ども乗せ自転車防寒グッズを選んでみてくださいね。
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ドラマ「コウノドリ」の撮影場所にもなった助産院の院長。 25年以上助産師としてのキャリアを持つ。総合母子周産期医療センターをはじめ妊娠・出産・産後・子育てのあらゆる分野の経験を活かし2011年より助産院を開業。 2015年 内閣総理大臣、厚生労働大臣の視察される産前・産後ケアのモデル施設。 「安産ごはん160」監修