そもそもチャイルドシートカバーって必要?
幼稚園や保育園の送り迎えや、買い物などに自転車をよく使うママやパパに便利なのが、自転車用のチャイルドシートカバー。
チャイルドシートカバーは、レインカバーやサイクルカバーとも呼ばれていて、乗っている子供を雨や風から守ってくれるアイテムです。UVカット効果のあるものなら、暑い日の強い日差しから子供を守ることもできます。
また、駐輪場に停めているあいだチャイルドシートにホコリや汚れがつくのを防いでくれる役割もあるので、カバーをつけっぱなしにしているママも多いです。
自転車用チャイルドシートカバーの選び方
ここからは、子供乗せ自転車カバーを選ぶときのポイントを解説!
【1】付けるチャイルドシートに対応したものを選ぶ
前用と後ろ用ではレインカバーの形状が異なるので、まずは持っているチャイルドシートに合うかどうかをチェックしていきましょう。
前乗せ(フロント用)|ガバっと開いて子供を乗せ降りしやすいものを選ぶ
前にチャイルドシートが付いている場合は、フロント用チャイルドシートを選びましょう。子供の乗降時には大人が抱っこして乗せてあげることが多いので、カバーがしっかりと開くものがおすすめです。
前用と後ろ用がセットになっている商品もあるので、子供が2人のママは要チェック!
後ろ乗せ(リア用)|ヘルメットを含んだ身長の高さでサイズを選んで
後ろにチャイルドシートが付いている場合、リア用カバーを選びましょう。このとき、ヘルメットを含んだ身長の高さを目安にサイズを選ぶのがポイントです。
一般的なシートカバーは、6歳の平均身長である約115cmまで対応していますが、身長が高い子供はヘルメットをすると、窮屈になって頭を下に向けることにもなりかねません。少し余裕があるほうがいいので、身長が高い子供の場合は、高さを変更できるシートカバーも検討してみましょう。
また、前と後ろにかかわらず、チャイルドシートにはヘッドレストが付いているものと付いていないものがあります。ヘッドレストが付いている場合は、そのぶんシートにも高さが必要です。
【2】着脱が簡単なものを選ぶ
着脱のしやすさも選ぶ際に大切なポイント。使い勝手のよい着脱が簡単なものを選びましょう。
常設タイプ|つけっぱなしOKだから駐輪場でも汚れ対策
「雨のたびにつけたり外したりするのがめんどくさい……」という方は、ワイヤーなどしっかりとしたフレームがある常設タイプがおすすめです。前面カバーを開けたまま走行できるので、雨の日はカバーを閉めるだけ。急な雨でも慌てずに済みます。
反対に、ワイヤーが入っていないカバーは、折りたたみできるので持ち運びに便利です。常設タイプよりも価格が手ごろなのもポイント。子供が乗らないときには、荷物の目隠しにも利用できます。
ファスナー・ゴム紐タイプ|雨の日のみカバーを使用したいなら
チャイルドシートカバーをつけっぱなしにしておくのは便利ですが、汚れが気になるところです。梅雨の時期以外は天気予報を見て雨の日を予測できることもあるので、雨の日にのみカバーを装着したい方は、着脱が簡単なゴムひもやファスナータイプを選びましょう。
ソフトタイプは小さく折りたためるものもあるので、収納に困りません。
【3】子供が快適に乗れる機能面にも注目
保育園や幼稚園への送り迎えや、買いものに出かけるときも走行時の快適性は重視したいもの。雨の日に水滴がなかに染み込んだり、蒸れたりすることで子供が不機嫌に、なんていうことはできるだけ避けたいですね。ママやパパ、そして子供も快適に乗ることができる機能面を見ていきましょう。
透明シート|子供が外の景色を楽しめる
透明シートの範囲が広いカバーの商品は、圧迫感が少なくおすすめ。景色が見えないと不安になってしまう子供はとくに意識して選んであげましょう。
ただ、ビニールの面積が広くなると通気性が悪くなる傾向にあります。夏場や梅雨時期などはとくに蒸れてしまうことにもつながるので、通気口が確保されているかも必ず確認してください。
撥水・防水加工|なかに水が染み込みにくいから長く使える
小雨であっても撥水加工がしっかり施されていないと、シートカバーのなかに雨が染み込んでしまいます。フロント用に多い上部にファスナーがついている商品は、ファスナー部分の撥水性も重要です。止水ファスナーが採用されていると安心ですね。
通気口・メッシュ素材|蒸れを防ぐなら通気性が高い商品を選ぶ
夏場はほかの時期の雨の日よりも蒸れやすく、カバーを閉め切っていると湿気や熱がこもりやすくなってしまいます。
風が通らず、カバーのなかはかなりの暑さになるため、サイドの内側がメッシュ素材になっているものや、通気口があるほうが快適性が高まります。なお、冬場のことも考慮し、外気が侵入しにくいものがいいでしょう。
UV・防寒機能|夏と冬に役立つ付加機能もチェック
夏も冬も紫外線は降り注いでいるので、日焼け止めを塗っていても、UV機能つきが便利。保育園や幼稚園に送り迎えの時間だけでも、しっかり紫外線対策をしてあげたいですね。
また、冬は防寒対策も重要。フロント用のシートに乗車している子供は、とくに風を受けるので、しっかりとカバーされているものを選んであげましょう。
毛布などをあわせて使用する場合は、シートの隙間から落ちないように気をつけたいですね。
【4】お気に入りのデザインで選ぶ
シンプルな色合いのチャイルドシートカバーが多いですが、曇りの日や少し暗くなった場合には、目立ちにくく車からも見えにくいので、ビビッドな色合いで目を引くものが安心。
とはいえシンプルなものがお好みの場合は、リフレクター(反射板)がポイントについているものがいいですね。自転車に乗っていると前方からの車には注意できますが、後方からの車には気づきにくいので、デザインとあわせて安全面も考慮しましょう。
子供乗せ自転車用カバーおすすめ3選【前用】
ここからは、自転車用チャイルドシートカバーのおすすめ商品を紹介! 【前用】と【後ろ用】に分けて紹介するので、持っているチャイルドシートに合わせてチェックしてください。
全方位視界良好で子供も圧迫感なし
OGK製品以外のチャイルドシートにも使用可能。前面だけではなく、両サイドも後方も全方位クリアになっているので、子供も圧迫感を感じにくく、ママやパパも運転時に視界が遮られることが少ないでしょう。
クリア部分はクルクルと巻いてハンドル付近に面ファスナーで固定が可能。急な雨でもサッとカバーをすることができます。
シンプルでスタイリッシュ! シートの保護にも
ブリヂストンの電動アシスト自転車「ビッケ ポーラー」用のシートカバーです。シンプルですっきりしたデザインですが、シート内は圧迫感もなく快適。上下分割構造になっているので、もし転倒してしまったときでもスナップをパッと外して子供を外に出すことができます。
背面にポケットがあるので、取り外したビニール部分や帽子など、ちょっとしたものを収納することができます。

ラキア カーサ『フロント用 チャイルドシートカバー(CYCV2-F)』は視界を妨げず、ヘルメットをかぶっても余裕のある空間を確保できるところがおすすめポイント。晴れの日は、カバー部分をクルクルまとめて固定できるのも安心です。
ヘルメットをかぶっていても広々空間で快適
多くのメーカーのチャイルドシートに対応したカバー。大型ドーム採用なので、少し背が高い子供でも頭がシートに当たりにくいでしょう。フットステップを覆うカバー部分にはゴムひもがついているので、たるみにくくぴったりフィットします。もたつかないので運転の邪魔にもなりにくいのがポイント。
運転の際に重要なベルやメーター部分にはカバーがかからないので、走行中も安心して運転することができます。
子供乗せ自転車用カバーおすすめ9選【後ろ用】
つづいて、後ろ用(リア用)のレインカバーを紹介。一部、前と後ろのセット商品も紹介しているので、2人の子供を持つママもチェックしてみてください。
前後セットでお得&統一感あり
フロント用とリア用がセットになったアイテム。フロント・リアともにロゴマークが車やバイクのライトに反射するので、少し暗くなったときの走行も安心です。また通気口はビニールが二重構造になっているので、雨の侵入を防ぎながら空気の通りをよくしてくれます。
ビニール部分は大きめになっているので視界も良好。曇りの日でも光を取り込みやすいので、圧迫感を感じにくいでしょう。

Panasonic(パナソニック)『チャイルドシート(後用)レインカバー(NAR187)』は、レインカバーを外すとサンシェードとしても使える2way使用可能なところがおすすめポイント。
お子さんの皮膚は薄いので、夏以外でも常に紫外線対策は意識したい注意点です。
サンシェードにもなる2way仕様
パナソニックの電動アシスト自転車「ギュット」シリーズに対応したチャイルドシートカバー。上下をファスナーで取り外すことができるので、梅雨の時期以外は上部分のみ取りつけておき、サンシェードとして使用することができます。しっかりとしたフォルムで屋根をつけている感覚です。
上部分の内側で下部分のカバーを取りつけるので、水が侵入しにくい構造。雨からしっかり子供を守ってくれます。背面にはポケットがあるので、帽子などの小物の収納も可能です。
4ステップのかんたん取りつけでポーチつき
前窓はPVC(ポリ塩化ビニル)なので、クルクルとコンパクトに巻いて収納していてもシワになりにくいでしょう。前面が大きく開くので、子供も乗り降りが快適。サイドと背面に通気口があるので、熱がこもりやすい背中の蒸れも回避してくれます。
高い防水機能で激しい雨でもなかに水が染み込む恐れがありません。取りつけもかんたんで、使用しないときにはコンパクトに収納できるポーチも付属しています。
左右両開きでどちらからでも乗り降り可
左右両開きなので、駐輪スペースの位置を気にせず、どちらからでも乗り降りができて便利。ハンドルバー前には収納バッグがついているので、広げると荷物入れになり、子供が乗っていないときには買いもの袋を入れることができます。折りたたんだ状態でもハンカチなどの小物が入りますよ。
両サイド中央部分にホックがついているので、かがまずホックを留めるだけでOKです。
「子供ファースト」目線で作られた人気商品
360度見渡せ、さらに屋根をフルオープンできるため、ママ(パパ)との距離も近く感じられる、「子供目線」をとことん考えられた、リトルキディーズのレインカバー。国内のフィルムメーカーと共同開発の、紫外線カット&高耐寒性ビニール使用。
コロンとしたドーム型のフィルムと圧倒的なカラーバリエーションでオシャレなところも魅了です。
キャラクター好きの子供も雨の日がワクワクに
とにかくデザインがかわいいので、自転車が苦手でもスムーズに乗ってくれそうですね。機能的にも開閉がしやすいダブルファスナータイプで快適。雨の日だけではなく、冬場は防寒対策として利用できます。
通気口は側面のキャラクター部分に配されており、空気も通りやすく、蒸れを防いでくれます。サドルの下で面ファスナーを留めるので、もたつきや巻き込みも防いでくれますよ。
身長が高い子供もOK! 延長プレートつき
頭頂部分の高さ調整ができるので、子供の頭でシートを支えてしまっている場合も余裕ができ快適。ヘッドレスト固定式・可動式どちらにも対応できるアイテムです。
着脱が面倒な場合は取りつけたままにできます。雨の日以外は前面部分をフルオープンにして走行できるので、暑い日でも快適ですね。通気性を調整できるファスナーもついていますよ。
コスパ最強!短期間の利用にもオススメ
撥水に効果的なポリエステル繊維を施し、防水性抜群!ゴムとテープでヘッドレストにかけて固定、引きひもで裾の調整可能なため、少しの風では飛んでいきません。雨の日だけでなく、寒さ対策、日よけ対策などにも大活躍します。
とても手頃な価格のため、「梅雨時期だけあった方が良いかも」「寒い時期だけ使いたい!」といった人にも気軽に手にとって欲しい商品です。

OGK技研『ハレーロキッズ リヤチャイルドシート用レインカバー(RCR-007)』は完全にカバーを閉めても、お子さんが快適に過ごせる空間がたっぷりあるところがおすすめポイントです。
両サイドがしっかりしているので、カバー部分がお子さんへくっつかないのも快適ポイントアップ。
「自転車用チャイルドシートカバー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 自転車 チャイルドシート カバーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの自転車 チャイルドシート カバーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
子供が快適に乗れるものを見つけよう
自転車チャイルドシートカバーのおすすめ商品をご紹介しました。
雨よけだけではなく、風除けとしても使用できるのでオールシーズン活躍してくれますが、カバー内は湿気がこもりやすいので、子供が快適に乗れるように通気性があるかしっかり確認しましょう。前に乗せるタイプか、後部座席に乗せるタイプかで選ぶカバーが変わるので、使っているチャイルドシートがどちらなのはか確認してくださいね。
ぜひこの記事を参考に、子供が快適に乗れるのはもちろん、ママやパパにとっても使いやすいカバーを見つけてください。
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ドラマ「コウノドリ」の撮影場所にもなった助産院の院長。 25年以上助産師としてのキャリアを持つ。総合母子周産期医療センターをはじめ妊娠・出産・産後・子育てのあらゆる分野の経験を活かし2011年より助産院を開業。 2015年 内閣総理大臣、厚生労働大臣の視察される産前・産後ケアのモデル施設。 「安産ごはん160」監修