リキュールの定義とは?
リキュールは蒸留酒(スピリッツ)に果実や花、薬草や香草などの香りを加えたものです。なかには甘味料が加えられたものもあります。
国によって定義が異なりますが、日本の酒税法では、リキュールは「酒類と糖類、その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類でエキス分が二度以上のもの」とされています。
リキュールの選び方
リキュールはオンザロックでストレートに味わえるものや、炭酸水やトニック、ミルクなどで割ることで、おいしさが引き出されるものもあります。種類が豊富なので、まずは好みのフレーバーをみつけてみましょう。ポイントは下記。
【1】風味もいろいろ! リキュールのおもな種類
【2】好みのタイプは? 割材との相性で選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】風味もいろいろ! リキュールのおもな種類
リキュールとひと口にいっても、フレーバーは「ハーブ・スパイス系」、「フルーツ系」、「ナッツ・種子系」などがあります。それぞれの特徴や風味を詳しくみていきましょう。
ハーブ・スパイス系
ハーブやスパイスの独特な香りが特徴のリキュール。よく耳にする「カンパリ」や「アブサン」もハーブやスパイス系のリキュールです。
もともとは飲み薬として古代ギリシャ時代にできたもの。とくに「アブサン」は、アルコール度数も高く、数十種類のハーブがブレンドされているので、嗜好品となるリキュール以前の味を感じられるでしょう。
フルーツ系
種類が豊富なフルーツ系のリキュール。果汁や果実、果皮を用いているので、フルーツの香りを存分に楽しめます。
甘くて飲みやすいものが多く、リキュール初心者でも挑戦しやすいです。飲むだけではなく、お菓子作りにも使用されることもあります。
ナッツ・種子系
濃厚な味わいと香りが特徴のナッツや種子系のリキュール。コーヒー牛乳のようなテイストのカクテルなどによく使用されるコーヒー豆が原料の「コーヒーリキュール」や、カカオが原料の「チョコレートリキュール」などがあります。お菓子の風味づけとしても使われることも多いです。
そのほか
卵のリキュール「アドヴォカート」 や、クリームのリキュール「ベイリーズ」などがよく知られています。コクがありクリーミーな味わいが特徴です。
酸味がさわやかなヨーグルトのリキュールなどもあり、カクテルはもちろんアイスクリームやフルーツと合わせると大人のデザートとしても楽しめます。
【2】好みのタイプは? 割材との相性で選ぶ
甘いお酒が好みなのか、さっぱりとしたお酒が好みなのか。好みはそれぞれですが、割材との相性はリキュールのおいしさを引き出すのに大切です。ジュースや炭酸飲料、コーヒーなどそれぞれの割材に合うリキュールをみていきましょう。
ジュースにあわせる|フルーツ系
リキュール初心者や、あまりお酒を飲まない方も、ジュースで割ると比較的飲みやすいでしょう。オレンジジュースとカシスを合わせる「カシスオレンジ」や、グレープフルーツジュースとライチリキュール、ブルーキュラソーを合わせる色鮮やかな「チャイナブルー」が代表的。
フルーツのリキュールとジュースは、どちらも共通して酸味があるため、どんなものを合わせても味がまとまりやすいです。
炭酸飲料にあわせる|ハーブ系やフルーツ系
甘すぎるお酒が苦手な方や、あまり強いフレーバーを好まない方は、炭酸飲料でリキュールを割るのがいいでしょう。フルーツ系のリキュールを炭酸飲料で割れば、甘みや酸味が和らぎさっぱりと飲むことができます。
柑橘系のフルーツリキュールや独特な香りをもつハーブ系リキュールと炭酸は、共通して「苦味」があるため味もまとめやすく、さらにシュワシュワ感がさっぱりと飲みやすしてくれます。炭酸飲料とリキュールの分量を調節すると、お酒が弱い方も楽しめるでしょう。
ミルクやコーヒーにあわせる|ナッツ系
食後のデザートや、休日のスイーツタイムにぴったりのリキュールはナッツ系。コーヒーリキュールのカルーアとミルクを合わせた「カルーアミルク」は名前を知っている方も多いでしょう。カフェモカにチョコレートリキュールを合わせると大人のカフェモカが完成します。
お酒感があまり強くないカクテルが多く、アルコールの味が苦手という方でも楽しめますよ。プレーンのビスケットをあわせて食べても、リッチな味わいになりそうですね。
フードコーディネーターからのアドバイス
フードコーディネーター
甘さ控えめのお酒が好きならハーブ・スパイス系、フルーティーな味が好みならフルーツやナッツ系など、味や香りの好みに合わせて選ぶとよいでしょう。賞味期限は長いですが、一度開封すると少しずつ風味が落ちてしまうので、頻繁に飲まない場合は小さいボトルもおすすめです。
リキュールのおすすめ商品を紹介
ここからはご紹介した選び方をもとにハーブ・スパイス系、フルーツ系、ナッツ・種子系、そのほかに分類した、リキュールのおすすめ商品を紹介します。プロが選ぶリキュールランキングもあるのでぜひチェックしてみてください。
▼プロが厳選!リキュールおすすめランキング
▼おすすめ6選|ハーブ・スパイス系
▼おすすめ5選|フルーツ系
▼おすすめ5選|ナッツ・種子系
▼おすすめ3選|そのほか
▼プロが厳選!リキュールおすすめランキング
まずはフードコーディネーターの佐々木沙恵子さんがおすすめするランキングを発表します。リキュール選びで迷ったときはぜひ参考にしてみてください。



▼おすすめ6選|ハーブ・スパイス系
ハーブ・スパイス系のリキュールのはじまりは「薬」として作られたものが多いので、独特の苦みやクセなどがあります。
とはいえハマるとクセになる味わいでもあるので、飲んでみたいけど抵抗がある方は、コーラやジンジャーエールなど、飲みやすくしてくれる割ものを用意しておきましょう。
▼おすすめ5選|フルーツ系
リキュールといえばフルーツ系をイメージする方も多いのではないでしょうか。フルーツ系リキュールは甘いので食事と合わせにくいですが、ピンクグレープフルーツやレモンなどさわやかなフルーツは、食事にもぴったり。
ここからは、そんなフルーツ系リキュールをご紹介します。
▼おすすめ5選|ナッツ・種子系
ココナッツフレーバーで定番のマリブから、ヘーゼルナッツやコーヒー豆、めずらしいどんぐりのリキュールもご紹介します。
コーヒーリキュールは、「大人のカクテル」、「大人のデザート」にもぴったりのリキュールなのでコーヒー好きは常備しておいてもいいかもしれませんね。
▼おすすめ3選|そのほか
チョコレートやヨーグルト、卵のリキュールなどめずらしい原料のリキュールはどうやって飲むのがいいのか迷ってしまいますよね。それぞれに合う割り方や飲み方もご紹介します。意外な組み合わせもありますよ。
「リキュール」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする リキュールの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのリキュールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
リキュールとその他お酒の糖質&カロリーを比較!
リキュール(100g): 糖質32.8g/258kcal
焼酎(1合:172g): 糖質0g/354kcal
赤ワイン(1杯:80g): 糖質1.2g/58kcal
白ワイン(1杯:80g): 糖質1.6g/58kcal
日本酒(1合:180g): 糖質6.5g/185kcal
ビール(1缶:354g): 糖質10.97g/142kcal
梅酒(1杯:83g): 糖質17.18g/129kcal
上記の通り、リキュールは高糖質・高カロリーであることがわかります。ダイエット中の人はストレートで飲むのは避けましょう。牛乳やジュースで割るのもより糖質を高めてしまいます。ソーダ(炭酸水)や糖質・カロリーの低い飲み物と割るのがおすすめです。
出典:「リキュールの糖質とカロリーが1秒でわかる!ダイエット向き?」(https://note.com/shiru2_toushitsu/n/nff82b8025fec)
リキュールに関連するほかの商品情報
迷ったら炭酸で割る
リキュールのおすすめをご紹介しました。リキュールといってもフルーツ系だけではなく、ナッツ系やハーブが効いたリキュールもありましたね。
カクテルがよくわからない初心者でも、炭酸水やコーラと割るだけで、カクテルができるリキュールも多いので好みのフレーバーを見つけるたのしさもあります。
あなたのほしいリキュールを選んでみてくださいね。
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関西を拠点に、フードスタイリング/テーブルコーディネート/レシピ開発/コラム執筆/イベント企画など、料理と食空間に関わる分野で幅広く活動中。 同時に、イギリス・デンマークで暮らし現地レストランの厨房で働いた経験を活かし、自宅で外国人向け料理教室を運営。