コンテナ型保存容器の選び方 食材や料理の冷蔵・冷凍保存に最適
フランス在住レシピブロガーである戸塚ブランシェ敦子さんに、コンテナ型保存容器を選ぶときのポイントを教えてもらいました。コンテナ型保存容器を選ぶ前にチェックしてみましょう。
ポイントは下記の通り。
【1】材質
【2】サイズと形状
【3】中身の見やすさ
【4】電子レンジ対応可
【5】食洗機対応かどうか
【6】収納のしやすさ
【7】鮮度を保てる機能
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】材質で選ぶ
コンテナ型保存容器には、プラスチック製、ガラス製、ホーロー製など、さまざまな材質のものがあります。
リーズナブルな「プラスチック製」
手軽さと使いやすさで選ぶなら、プラスチック製のものが適しています。リーズナブルなので、複数個用意したいという方や、買い替えながら使いたいという方にもピッタリです。
リーズナブルで一般的なのはプラスチック製です。冷凍にも使え便利で軽くて重ねられる形状のものは、いくつあっても困りません。
ニオイがつきにくい「ガラス製」
調味料や漬け物、保存食などをしまうなら、ニオイがつきにくいガラス製のコンテナ型保存容器が適しています。ただし、ガラス製の容器は割れやすいので、取り扱いには注意しましょう。
ガラス製はニオイや色がつきにくく、中身が見えるところがメリットです。冷蔵庫で管理しやすく、電子レンジ使用もできます。
耐久性の高い「ホーロー製」
ホーロー製のコンテナ型保存容器はオーブンにも使えるので、調理後にそのまま食卓に並べることができます。洗いものを減らしたいときにも役立つでしょう。
ホーローやアルミなどの金属製は、オーブン調理が可能です。熱伝導性がいいので、急速冷凍にも向いています。ニオイや色はつきにくいものの、電子レンジが使えない点がデメリットです。
用途多彩な「シリコン製」
シリコン製のコンテナ型保存容器には、カラフルで見た目がかわいいものも多いという特徴があります。容器の見た目にもこだわりたいという方は、シリコン製のものを選んでみるといいでしょう。
シリコン製は、冷凍、オーブン、電子レンジにと幅広い用途で使え、注目の材質です。
【2】用途にあわせたサイズと形状を選ぶ
さまざまな材質で、たくさんのサイズ展開があるコンテナ型保存容器だからこそ、具体的になにを入れて保存したいのかをイメージして購入するようにしましょう。
プラスチック製は冷凍保存に便利で、1〜2膳分のごはんが冷凍できるサイズがあれば重宝します。冷凍用には浅い形状の容器のほうが、冷凍も解凍も速いです。
温め直しがメインの用途なら、ガラス製が圧倒的に便利でおすすめです。お肉の下味付けや漬けものなど、調理にも使いやすいのは深さのあるホーロー製。軽くて扱いやすいです。
【3】中身の見やすさで選ぶ
冷蔵庫からコンテナ型保存容器を取り出すときに、いちいちフタを開けて中身を確認するのは面倒なものです。
中身が見える容器なら、フタを開けなくても中身を確認することができるので、家事の時短にもつながります。ホーロー製などの中身が見えないタイプの容器を使いたい場合は、フタが透明なものを選ぶといいでしょう。
【4】そのまま電子レンジで温められると便利
コンテナ型保存容器を使って、作り置きおかずやスープなどを冷凍している方も多いのではないでしょうか。このような用途で使うときは、容器のまま電子レンジやオーブンで解凍できるととても便利です。
わざわざ、容器に入れ替える必要がないので、忙しいときにも助かります。電子レンジやオーブン対応となっている商品とそうでない商品があるので、チェックしてみてくださいね。
【5】食洗機対応かどうかをチェック
自宅で食洗機を使っている場合は、コンテナ型保存容器が食洗機対応であるかどうかも確認しておきたいポイントです。材質によっては、食洗機が使用できない場合やフタのみ手洗いしなければならない場合があります。誤って食洗機に入れると、使えなくなってしまうことも。
耐熱温度によっても食洗機が利用できるか左右されるので、あわせてチェックしましょう。
【6】収納のしやすさで選ぶ
気がつくとどんどん溜まってしまう、コンテナ型保存容器。限られた収納スペースに保管するのには限界があり、必要なときに使いたい保存容器がなかなか見つけられないなんてこと、ありませんか?
同じブランドのものでそろえていけば、本体同士を積み重ねられる、入れ子状にして収納できるなどのメリットがあり、必要なサイズが探しやすいです。また、シリコン性で折りたたんでコンパクトに収納できるものもあります。
収納のしやすいものを上手に選び、傷んで古くなった保存容器は保存性能も低くなるので、新しく購入したら処分するなどして、上手に活用しましょう。
【7】鮮度を保てる機能もチェック!
おかずや食材を保存するときに、できるだけ鮮度を保ちたいと思う場合は、真空にできる機能をチェックしてみましょう。フタに容器内の空気を抜ける穴がついており、食品の酸化や劣化を軽減できるところが特徴です。
また、容器自体に抗菌加工がされていると、雑菌の繫殖を抑える効果が期待できます。保存する食品によっては、このような機能もチェックしてみてください。
コンテナ型保存容器のおすすめ13選 作り置き料理や食材の保存に!電子レンジ可にも注目
上記で紹介したコンテナ型保存容器の選び方のポイントをふまえて、実際にフランス在住レシピブロガーの戸塚ブランシェ敦子さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。どれも使いやすい魅力的な商品ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

耐熱ガラス製の4点セット
本体が耐熱ガラス製で、フタをしたままレンジ加熱ができ、フタを外せばオーブン調理もできます。中身が見えるので食べ忘れがありません。
セットのサイズ展開が豊富で、ちょっとした残り物に便利な小さいサイズ・アスパラガスやスティック野菜などを保存できる細長サイズ・メイン料理の調理にも使える大きいサイズとがあります。使い勝手の良いサイズが揃った4セットが重ねて収納でき、気が利いています。
古くなったプラスチック製保存容器の買い替えをお考えの方に、ぜひとも検討していただきたい、長く使えるおすすめのセットです。

老舗ホーローブランドの使いやすい保存容器
70年以上続く日本を代表する老舗のホーローメーカー、野田琺瑯。深型はS、M、L、LLの4サイズ、浅型はS、M、Lの3サイズの展開があり、用途にあわせてお好きなサイズを選べます。
おすすめは深型のLで、食材の保存はもちろん、バットとして調理時に使うのにも便利。焦げつきも洗えばかんたんに落ちるので、グラタンなどのオーブン料理にも活躍してくれます。フタが「シール蓋」「琺瑯蓋」「密閉蓋」の3種類から別途買い足しができるのも、長く使えておすすめなポイントです。

収納しやすく幅広く利用できる
双子の兄弟リチャードとアントニー・ジョゼフにより設立された英国のキッチン雑貨ブランド、Joseph Joseph(ジョゼフジョゼフ)は、デザイン性と機能性を兼ね備えた高品質でオリジナリティーの高いプロダクトが世界的に有名です。
この保存容器のすごいところは、サイズ違いの5つの保存容器が、入れ子状に重ねられるだけではなく、フタ同士もカチッとひとまとめにでき、とても省スペースに収納ができるところです。各サイズは色分けされていて、フタと本体のセットがわかりやすいのもポイントです。
密閉性が高く、液漏れしにくい保存容器なので、大きいサイズは家での保管用に、小さいサイズはお弁当箱として持ち運び用にもおすすめです。

ご飯を冷凍保存したいときに便利
ごはんの冷凍&解凍温めに特化した専用保存容器。フタの蒸気弁を開ければフタをしたまま加熱でき、電子レンジの加熱ムラを防いでくれる特殊構造なので、上手に解凍できます。
加熱後はそのままお茶碗にひっくり返して、ごはんを移せて便利です。重ねてコンパクトに収納でき、キッチンラップを使って冷凍保存するよりも断然エコでおすすめです。日本製なのも安心できます。

ユニバーサルデザインで使いやすい
性別、年齢、利き手を問わずにかんたんに使えるユニバーサルデザインをもとにした、OXOの片手でかんたんにフタの開け閉めができる保存容器。乾もの用の保存容器ですが、サイズ展開もたくさんあり、サイズによってその使い道はいろいろです。
一番小さいこのサイズは、ドライフルーツ、ナッツ、キャンディー、ハーブ、茶葉入れにピッタリです。子どもの力でもかんたんに開け閉めできるので、お子さんのおやつ入れや、ちょっとした小もの入れとしてもおすすめです。
耐熱ガラスで電子レンジにも対応
本体に耐熱ガラスを使用しているため、色移りしにくく丈夫。長く愛用できる商品です。温度差約290℃まで耐えられるため、冷凍状態でフタを取り外せば、そのままオーブン調理や電子レンジ調理ができます。
忙しいときにとても便利で、わざわざ別の容器に入れ替える必要がないところもうれしいポイントですよね。スープやカレーなど、電子レンジを使って解凍する料理の保存に便利です。
容器内を真空状態にできる
コーヒー豆や調味料、お菓子など、できるだけ鮮度が高い状態で保存したいときに使いたい商品がこちらです。付属品のポンプを使用することで、容器内を真空状態にすることが可能。国際特許を取得している独自の方法により、酸化や湿気を防いで衛生的に保管できます。
また、ポンプを使用しなくても密閉容器として活用できるので、使い方の幅が広がります。本体はホーロー製となっており、丈夫で扱いやすいところも魅力的なポイントです。
スタッキング機能つきで収納しやすい
スタッキング機能がついており、同じ容器を積み重ねたときに安定した状態で保存できます。冷蔵庫や冷凍庫など、限られたスペースを有効利用し、スッキリと収納できます。コンテナ型保存容器を使って、食材を保存する機会が多い人にピッタリの商品です。
また、フタの中央に「ワンプレスロック」がついており、これを押すだけでかんたんにフタが閉まります。液漏れなどを防止でき、衛生的に使えるところも特徴です。
清潔を保ちやすい
辺をしっかりロックできる保存容器です。蓋とパッキンは取り外しができませんが、手間なく清潔に洗えるので便利ですよ。正方形のほかにも、長方形や円形のものがあります。
ブルー、ピンク、イエローのカラー展開が可愛いシンプルなデザインが特徴。重ねて収納しやすいので、収納スペースに合わせてセットで購入するのがおすすめです。
保存も電子レンジも便利に使える
-20度まで冷凍保存が可能、120度までレンジ加熱が可能な便利な保存用器です。加熱した際に発生した蒸気が蓋を上に押し上げて蒸気の逃げ道を作ってくれます。そのため、蓋をしたままでも安全に電子レンジを使用できます。
本体と蓋を分解して重ねれば、コンパクトに収納できるのもポイント。本体も蓋も洗いやすい設計になっているので、使い勝手が良いですよ。
回転式の蓋で完全密封
保存容器には珍しい回転式の蓋がついた保存容器です。蓋の締め忘れや、誤って中をこぼす心配もありません。パッキンが付いているので、汁漏れや匂いもれも防止します。冷蔵庫の中を清潔に保ってくれますよ。液体保存をよく行う方に特におすすめです。
また、電子レンジを使用する際は、蓋をずらすだけでOK。耐熱性に優れているので、解凍加熱もしやすいです。
9種類の形から選んで使い分けできる
便利で使いやすいアイテムを揃えたティファールの保存容器です。パッキン一体構造で、隙間なく密閉するため、食品の清潔と新鮮さを保ちます。お手入れも簡単で、汁漏れ、臭い漏れの心配もありませんよ。
9種類の形状から選べるのもポイント。収納量や食品に合わせて、便利に使い分けることができます。一つ購入してみて気に入ったら、ぜひ他の形状も合わせて購入してみてください。
折りたためて持ち運びに便利な大容量フードコンテナ
◆電子レンジ、冷凍庫対応で普段使いやお弁当に便利
◆密閉蓋と漏れ防止シリコンシールで食材はいつもフレッシュ
◆カラフルで頼れる1200mlの大容量!旅行・キャンプにも活躍
◆折りたたみ式だから収納も省スペース
「コンテナ型保存容器」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コンテナ型保存容器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのコンテナ型保存容器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
コンテナ型保存容器のおすすめの使い方 レシピブロガーからのアドバイス
作り置きや残りものの保存に、暮らしの必需品のコンテナ型保存容器。プラスチック製のものは粗品や景品などで貰うことも多く、知らない間にどんどん溜まってかさばってきます。
子どものおもちゃや文房具の整理や、ネジなどこまかいパーツや工具の整理など、ほかにもいろいろな場面で活躍できるので、活用し、キッチンに溜め込まないようにしましょう。新しいものの購入時には、必要なものがすぐ見つかるスッキリ収納を目指して、収納しやすい形状を選びましょう。
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目的に合わせて保存容器を活用しよう いかがでしたか?
フランス在住レシピブロガーの戸塚ブランシェ敦子さんへの取材をもとに、コンテナ型保存容器の選び方やおすすめ商品をご紹介しました。
コンテナ型保存容器は、大きさと材質が重要です。どのようなものを作り置きすることが多いか、冷凍庫や冷蔵庫にはどのくらいのスペースがあるのかチェックをしてから購入するといいでしょう。また、保存したものをどのように使うのかも考慮したいポイント。電子レンジで解凍することが多い場合は、耐熱性能が高い商品を選ぶことで、食事の準備もはかどります。
ぜひ、目的に合わせて使いやすいコンテナ型保存容器を選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
日本ではアパレル業を経て、雑貨のバイイング、雑貨と食品の商品企画に従事。現在はフランス在住。 和食レシピをフランス語で、フランスで学んだレシピを日本語で紹介したレシピブログ "La bonne poire -ラフランスの台所-"のブロガー。 その他、不定期料理アトリエの主催、パリを中心とした情報サイト パリエトワのライター。