モノシャーペンの使い心地は? 実際に購入して試してみた!
シャーペンについている消しゴムがもっと使いやすかったらと感じたことはありませんか? シャーペン付属の消しゴムは、手もとに消しゴムがないときや、こまかい部分を消すのに重宝します。しかし、消えにくいものも多く、小さくて使うとすぐに消耗してしまうのが難点です。
モノシャーペンは、シャーペンの消しゴムをもっと活用したいというユーザーニーズに応える便利なアイテム。正式名称を『モノグラフ』といい、回転繰り出し式でたっぷり使えるMONO消しゴムがついたシャーペンです。
ペンを振ると芯が出てくるフレノック機構など、書くうえでの使いやすさにもこだわったつくりになっています。
モノグラフにはいくつか種類がありますが、今回はラバーグリップと金属クリップを備えた『モノグラフグリップモデル』を実際に購入し、実力を検証してみました。
消しゴムの利便性や持ちやすさ・書き心地もしっかりチェック。使いやすい消しゴムがついたシャーペンに興味がある方は、ぜひ記事を読んで『モノグラフグリップモデル』の魅力を知ってくださいね!
モノシャーペンの特徴 基本情報を調査
モノシャーペンはMONO消しゴムで有名なトンボ鉛筆が販売するシャーペンです。正式名称は『モノグラフ』。まずは今回ご紹介する『モノグラフグリップモデル』がどんなシャーペンか、特徴について見ていきましょう。
回転繰り出し式MONO消しゴム搭載
『モノグラフ』には全長26mmのMONO消しゴムが搭載されています。たっぷり使える長さと消しやすい品質で、実用的なのが特徴。消しゴムは回転繰り出し式で、好みの長さに調整して使うことができます。
便利な「フレノック」も
『モノグラフ』には、ペンを下に向けて軸を振ることで芯を出せる「フレノック機構」が採用されています。この機能は、クリップを押し上げることでロックも可能。携帯時などにはロックしておけば、振動で意図せず芯が出てしまうのを防ぐことができます。
また、フレノックを使用せず、クリップ部分を下に押し下げてノックして芯を繰り出すことも可能です。
ハイグレード版グリップモデルに加わるふたつの特徴
ここまでは従来品の『モノグラフ』と共通ですが、グリップモデルはラバーグリップが採用されているのも特徴です。グリップ性能が向上し、長時間の筆記にも適したつくりになっています。また、クリップが丈夫な金属製なのも異なる点。見た目もよりスタイリッシュになっています。
モノシャーペンの口コミ・評判は? SNSやECサイトの情報を調べてみた
『モノグラフグリップモデル』を実際に使っているユーザーは、商品をどのように評価しているのでしょうか。インターネットで口コミや評判を調べてみました。
モノシャーペンのいい口コミ
付属の消しゴムを評価する声が多く見られました。ほかのシャーペンの消しゴムにくらべてよく消えるという声や、大きくて使いやすいという意見も。シャーペンの消しゴムを使いたいユーザーから支持されているようです。
また、フレノック機構が便利で使いやすいという口コミも多数見られました。筆箱に入れているときにロックしておける点も好評のようです。
かわいい、かっこいいとデザインに対する肯定的な意見や、価格のわりに使いやすいとコストパフォーマンスのよさを評価する声も目立ちました。
モノシャーペンのよくない口コミも
全体的に肯定的な意見が多いなか、ややマイナスの評価をする口コミも。グリップのラバーがかたく、もう少しクッション性がほしいという声や、フレノック機構について、強めに振らないと芯が出なくて使いにくいという意見もありました。
モノシャーペンを実際に試して使用感をチェック 動画や写真で紹介!検証レビュー
ここからは、『モノグラフグリップモデル』を実際に購入して試したレビューを紹介していきます。
気分が上がるおしゃれなデザイン!
まずはデザインを見てみましょう。今回用意した「モノカラー」は、軸部分にMONO消しゴムのカバーとおなじデザインがあり、とてもキュートです。口金部分とクリップの金属もいいアクセントになっています。
クリップでノートや手帳にはさんでもかわいく、持ち歩くのにもぴったり。クリップは可動域がせまく多少はさみにくく感じましたが、金属製で折れる心配がなく、安心して活用できそうです。
今回は用意していませんが、ほかのカラーもきれいな色味のシャインカラーでおしゃれ。文房具のデザインにこだわりたい方でも満足できそうです。
クッション性はないが安定感があって持ちやすい
つづいて、持ち心地をチェックします。フレノック機構の部品が内蔵されているため、やや重めですが、手になじむほどよい重量感です。中間的な太さの軸で握りやすく、ラバーの効果で滑らないので手にしっかりフィットします。
ラバーは押しても凹む感じがなく、クッション性は高くありません。そのぶんブレることなくしっかり安定しますが、長時間筆記しているとかたさが響いて手が痛くなりそうです。
クセがなく書きやすさは良好! フレノックの使い心地はいまひとつ
書き心地はどうでしょうか。クセがなく、さらさらと書けて書きやすい印象です。製図仕様の固定パイプのペン先になっているため、視界を妨げずこまかい書き込みにも適しています。
振るだけで芯が出せると、持ち変える必要がなく集中して筆記できます。『モノグラフ』の特徴のひとつである「フレノック機構」もチェックしてみました。
軽く振ってみましたが、カシャカシャ音がするだけで芯が出ません。力を入れて大きく振ると芯が出ますが、ノックのほうがラクに感じ、音の大きさも気になりました。機能としては便利ですが、使いやすさはいまひとつの印象です。
フレノックが気に入らない場合は、ノックで芯を出すことも可能。その際は、クリップ部分を下に押し下げてノックします、こちらを使用したほうがスムーズに芯が出せてストレスにならないかもしれません。
振って芯が出る機能をロックできる「フレロック機構」も体験。クリップを押し上げてフレノックをロックした状態でペンを手に持ち、10回ジャンプしてみました。ロックしない状態だと2cmくらい芯が出ますが、固定しておけばまったく芯が出ず、音も気になりません。自転車で凸凹道を通学する場合などでも、筆箱のなかで芯が出て汚す心配はなさそうです。
これは使える! 消しゴムは評判どおりの使い勝手のよさ
口コミでも好評だった消しゴムの使い勝手はどうでしょうか。『モノグラフ』の消しゴムは、回転繰り出し式でくるくる回すことで出し入れする仕組み。実際に消しゴムを繰り出してみましたが、かたさや引っ掛かりを感じることもなく快適です。消しゴムの量も十分あり、たっぷりと使えそうですね。
キャップがないため、くるっと回すだけで消しゴムを使うことができ、書いて消してがスムーズにできます。
付属の消しゴムで書いた文字を消してみました。大きめでやわらかさがあり、ラクに消せます。1文字だけでなく、1文を消す際も付属の消しゴムでじゅうぶん。ほかのシャーペンの消しゴムと比較しても、『モノグラフ』のほうが消しやすいと感じました。
芯の折れにくさ
近年、芯が折れにくいことを特徴にしたシャーペンも販売されています。芯折れは筆記の際のストレスにつながりますが、『モノグラフ』の芯の折れにくさに特徴はあるでしょうか。
通常に筆記していて芯が折れることはありませんでしたが、力を込めると折れてしまいます。芯折れに関しては大きな特徴は感じられませんでした。
サイズ | 軸径16×全長147mm |
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芯径 | 0.5mm |
重量 | 17g |
サイズ | 軸径16×全長147mm |
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芯径 | 0.5mm |
重量 | 17g |
モノシャーペンは消しゴムを使うなら選ぶべき一本 総合評価:3.0点
モノシャーペンを試した感想をチャートにしてみました。
※執筆者の主観を数値化したものです。
『モノグラフグリップモデル』を実際に試した結果、消しゴムは品質・使い勝手ともにすぐれていることがわかりました。シャーペンの消しゴムを活用したい方にはぜひ試してほしい商品。筆記用具が必要になるようなおでかけの際にも、それほど広範囲を消す予定がなければこの一本でスマートにおでかけできるでしょう。
書き心地や持ちやすさも良好で、デザインもおしゃれ。価格もリーズナブルで、総合的に満足度の高い商品です。
ただし、特徴のひとつであるフレノックの使い勝手はいまひとつ。ロックできる点は評価できますが、力を入れて振らないと芯が出ないので、やや使いづらく感じてしまうかもしれません。振って芯を出す機能を目的にするなら、ほかの商品も検討してみましょう。
消しゴムを使う場合、使い切ったあとに補充できるかも重要ですよね。3本入りの詰め替え消しゴムが手ごろな価格で手に入るので、気兼ねなく消しゴムを使うことができますよ。
『モノグラフグリップモデル』は書く・消すの2役をしっかり担えるすぐれもの。あなたもぜひ試してみてくださいね!
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「生活雑貨・日用品」「住まい・DIY」カテゴリー担当。妻と娘が二人で料理をしているのをほほえましく眺めながら、息子と食べる担当になっている30代編集者。あると便利な日用品を買っても使わず、怒られているのは内緒。