ミラーレスカメラとは? 一眼レフやデジカメ、デジタル一眼レフ(デジイチ)との違いもチェック
ミラーレスとはレンズから入った光を反射するミラーがない構造のカメラ。レンズの交換が自由にでき、高画質の写真を楽しむことができます。また、一眼レフカメラとは違い、軽量でおしゃれなデザインのものが多く販売されており、初心者の人やカメラ女子に向いています。撮りたいと思った時にすぐに撮影可能なので、そういった点はとても便利です。
ミラーレスカメラは価格が一番のデメリット!
しかし一番のネックになるのが値段。最新版になると、安くても10万円、本格的なものになると50万円を超えるものまで販売されています。そんな高価格なミラーレスカメラですが、実は高機能で安く購入する方法もあるんです。本記事では、そんな「ミラーレスカメラを安く購入するコツ」をご紹介いたします!
安く買うなら「型落ち」が狙い目
写真家、カメラ評論家
これからご紹介するミラーレスカメラ7機種が安い理由は、発売開始から数年(たった2~3年ですが)経過していたり、新型が出てしまって「旧型」となってしまったりしたためです。しかし、「旧型」といっても新型に比べて性能が不足しているわけではありません。
数年前なら新型が発表されると現行機種はいきなり陳腐化してしまうということもありました。しかし近年ではそのようなカメラはほとんど見かけません。とくに、ここに取り上げた7機種についてはそうしたご心配は無用です。
では、「ミラーレスカメラ」が安くなる時期は?
ミラーレスカメラは発売から時間が経つにつれて少しずつ値段が下がっていきますが、とくに顕著に値下がりするのが新機種が発売されたタイミングです。
新製品が発売されるとそれまでの最新機種は「型落ち機種」になるため、値段が下がりやすくなるのです。ほしいカメラを安い時期に買うためには、新製品発売のタイミングを狙っておくといいでしょう。
(※)ポイント:購入時は「特別な機能」に注目
写真家、カメラ評論家
今回ご紹介する7機種のすべては、写真上級者でも充分に満足できる機能を備えています。たとえば、撮影した写真をドラマチックに仕上げる「フィルター機能」や、複数の写真を1枚に合成する機能、肌をなめらかに写してくれる撮影モードなど、各社それぞれ「特別な機能」を搭載しています。
カメラ選びに迷ったときは、そのカメラにどのような「特別な機能」が備わっているかを比較して、自分に最適なカメラを決めてみてはいかがでしょうか。
ミラーレスカメラの安い機種の選び方
【1】「カメラボディのみ」より「レンズキットモデル」がお得
写真家、カメラ評論家
レンズキットモデルの魅力は、なんといってもカメラ単体で購入するよりも「お買い得」な価格設定になっていることです。
たとえば、カメラ単体の価格、キットになっているレンズ単体の価格のそれぞれをチェックして、その合計価格とレンズキット価格を比べてみてください。キットモデルのほうがずっとお買い得であることがわかるでしょう。
(※)ポイント:レンズ2本のキットも検討を
写真家、カメラ評論家
ボディとレンズがセットになったキットモデルには、ここで紹介した標準ズームレンズキットのほかに、レンズ2本とカメラボディをセットにしたダブルズームキット(ズームレンズ2本)やダブルレンズキット(ズームレンズと単焦点レンズ)が用意されている機種もあります。
複数のレンズがセットになったキットモデルは、標準ズームレンズキットと同様、お買い得な価格設定になっています。せっかく購入するのだから広角も望遠も撮影したいという人にはおすすめです。
紹介したすべての機種にダブルズーム(レンズ)キットがあるわけではありませんが、カメラメーカーのホームページなどで調べてチェックしてください。
【2】備え付けの機能を確認しよう!
写真家、カメラ評論家
安いミラーレスカメラのなかには、6万円以下、5万円台で購入できそうなキットカメラを備えた機種もあります。そうした低価格なカメラでも、基本の撮影機能も性能も充分に備えたものばかりです。
機能のポイントとして、パワーズーム機能、沈胴式機構、手ぶれ補正機能について、機能概要とメリットを順番にご紹介します。
(a)レンズが自動で短くなる沈胴式機構かどうか
写真家、カメラ評論家
今回取り上げたキットモデルの標準ズームレンズの多くは、小型軽量で沈胴式機構を備えています。
沈胴式機構とはカメラ電源OFF状態ではレンズ全長が短いのですが、電源をONにすると、するするっとレンズ鏡筒が伸び出て撮影スタンバイの状態になるものです。電源OFFにすれば再びもとの短いレンズになり、持ち運びしやすい状態になります。
(b)パワーズーム機能があればズーミングもラクラク
写真家、カメラ評論家
パワーズーム(PZまたはEZ)とは、通常のズームレンズが手動でズームリングを回転してズームするのに対して、リングを少し動かすと電動式でズーミングするタイプのものです。
手でまわすよりも手間がかからず、ラクにズーミングができるため、とっさに遠くの被写体を撮影したくなったときなどに、とくに助かる機能といえます。
(c)センサーサイズでキレイな写真を撮れるか変わる
センサーサイズには、「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」などサイズがあり、サイズが大きくなるほど多くの光を取り入れ、白飛びなどを防ぎます。
またセンサーサイズの大きさで、含まれている撮像素子の数が違い、センサーサイズが大きいほうがより多くの色情報を取り込むことが可能になり、高画質な写真になります。
(d)手ぶれ補正機能があるととっさの撮影でも安心
写真家、カメラ評論家
オリンパスE-PL9のキットズームを除けば、ほぼすべてのキットズームレンズには手ぶれ補正の機能が内蔵されています(E-PL9とパナソニックのGX7MK2にはカメラボディ内に手ぶれ補正の機能を内蔵)。
レンズ名称に、IS、OSS、OIS、O.I.S.などの記号があれば、手ぶれ補正機能を備えていることを表しています。
【3】交換レンズの種類をチェック
ミラーレス機は小型一眼レフカメラとも言われるように、レンズを変えれば場面に合わせた写真を撮ることができるカメラです。
カメラレンズには、画角が固定された単焦点レンズ、寄ったり引いたりひとつのレンズでさまざまな画角を撮れるズームレンズ、小さいものを大きく撮影するマクロレンズ、広い範囲を撮影できる広角レンズなど、種類が豊富にあります。機種にセットになったレンズだけでなく、レンズメーカーのものが適合されていると選択の幅が増えますよ。
【4】Wi-FiやBluetoothなどスマホ接続もチェック カメラで撮ってスマホに転送もスムーズ
カメラで写真を撮ったあと、Wi-FiやBluetoothで接続することでスマホに転送が可能な機種では、高画質な写真をその場で友達とシェアすることも可能。また、インスタグラムなどのSNSにもスムーズに使用することができます。
NFC接続が可能な機器同士であれば、触れるだけでかんたんに転送ができます。例えば、Canon(キヤノン)では、NFC接続のためのアプリを提供していたりもするので、アプリも要チェックです。
格安ミラーレスカメラおすすめ7選|写真家が選ぶ プロが評価する機種も!
それでは、写真家の田中さんがおすすめする、価格帯が安いミラーレスカメラをご紹介いたします。高機能で、プロも使用する機種もありますのでぜひ参考にしてください!

Canon(キヤノン) 『EOS Kiss M・EF-M15-45 IS STM レンズキット』












出典:Amazon
重量 | 390g(バッテリーパック+カード含む)、351g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 2,410万画素 |
付属レンズ | EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM |
連続撮影速度(毎秒) | [ワンショットAF時]高速:10.0コマ、低速:4.0コマ、[サーボAF時]高速:最高7.4コマ、低速:4.0コマ |
自撮り/タッチパネル | ○/○ |
スマホ接続 | Wi-Fi、Bluetooth |
キヤノンの小型軽量最上級機種だがリーズナブル
キヤノンのAPS-C判イメージセンサーを採用するミラーレスカメラが「EOS M」シリーズ。そのトップモデルとなるのがこの『EOS Kiss M』です。
Mシリーズで「Kiss」のブランド名を冠した初のカメラでもあります。
『EOS Kiss M』が出てくる前までのトップモデルだった『EOS M5』と似た外観デザインで、カメラ中心の上部にポップアップ式フラッシュを内蔵し、電子ビューファインダー(EVF)も備えています。
このカメラのおすすめポイントは3つ。すぐれたAF性能(追尾AF、143点AF)、高速連写(最高10コマ/秒)、動画性能(4K動画)を備えていること。そして、高いカメラ性能に対してリーズナブルな価格であること。最後は、ホワイトカラーモデルが用意されていてカッコいいことです。
なお、約29~240mm相当画角のズームレンズとキットにしたモデル「EOS Kiss M・EF-M18-150 IS STM レンズキット」も用意されていますので、購入前に比較されるといいでしょう。

Canon(キヤノン) 『EOS M100・EF-M15-45 IS STM レンズキット』














出典:Amazon
重量 | 302g(本体+バッテリーパック+カード含む)、266g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 2,420万画素 |
付属レンズ | EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM |
連続撮影速度(毎秒) | [ワンショットAF]時:6.1コマ、[サーボAF]時:4.0コマ |
自撮り/タッチパネル | 〇/〇 |
スマホ接続 | Wi-Fi、Bluetooth |
初心者にも本格的な撮影が愉しめるミラーレスカメラ
小型軽量ミラーレスカメラの「EOS M」シリーズのなかの初心者向けエントリーモデルです。
初心者向けというものの、撮影モードはプログラム(P)、絞り優先(Av)、シャッタースピード優先(S)、マニュアル(M)モードはもちろん、ほかにもたくさんのオートモードを備えています。
AF性能(デュアルピクセル CMOS AF)も、連写性能(最高6.1コマ秒で最大89コマ)についても、なんの不満のないカメラです。電子ビューファインダーは備わっていませんが、液晶モニターは180度回転して自分撮りもできます。Wi-Fi、Bluetooth LEの機能が備わっていますので、スマホと接続して写真共有や遠隔撮影も容易です。
一番のおすすめポイントは、24~72mm相当の画角をカバーする手ぶれ補正内蔵の「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」ズームレンズとキットになって6万円以下で購入できることです。
カラーモデルとしてホワイト、ブラック、グレーの3色が用意されています。

SONY(ソニー)『α6300 パワーズームレンズキット (ILCE-6300L)』












出典:Amazon
重量 | 404g(本体+バッテリー+メモリースティックPROデュオ含む)、361g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 2,420万画素 |
付属レンズ | E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS |
連続撮影速度(毎秒) | Hi+時:11コマ、Hi時:8コマ、Mid時:6コマ 、Lo時:3コマ |
自撮り/タッチパネル | ×/× |
スマホ接続 | NFC、Wi-Fi |
APS-C判センサー搭載!優れたエントリーモデル
ソニーのAPS-C判センサーを使ったエントリーモデルのミラーレスカメラは現在4機種あり、『α6300』はそのなかで2番目の上位機種です。
イメージセンサー面に、位相差方式AFとコントラスト方式AFの2種類のAF方式を備えることで、ピントを外さない高速撮影が実現できます。
AF測距ポイントは425点もあるため、画面のどこでもピント合わせが可能で、さらに人物の瞳に自動的にピントを合わせてくれます。個性的な表現ができるピクチャーエフェクトやクリエイティブスタイルの撮影モードもあります。
4K動画を撮影できるほか、最高11コマ秒の高速連写、チルト式の液晶モニター、電子ビューファインダーを備えています。手ぶれ補正機能を備えた薄型電動式ズームの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSレンズ」は、35mm判換算値で24~75mm相当の画角をカバーしてくれます。

SONY(ソニー)『α5100 パワーズームレンズキット(ILCE-5100L)』






















































出典:Amazon
重量 | 283g(本体+バッテリー+メモリースティックPROデュオ含む)、224g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 2,430万画素 |
付属レンズ | E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS |
連続撮影速度(毎秒) | Hi時:6コマ、Lo時:3コマ |
自撮り/タッチパネル | 〇/〇 |
スマホ接続 | NFC、Wi-Fi |
小型軽量なパワーズームキットでコスパ最強!
『α5100 パワーズームレンズキット』は、エントリーモデルのミラーレスカメラのなかでもっともローエンドにあたる機種です。しかし、撮影機能や画質については不満はなく充分な性能を備えています。
『α5100』をおすすめする一番のポイントは、35mm判換算値で24~75mm相当の画角をカバーする薄型電動式ズームレンズとセットになって、5万円台で購入できることです。
電子ビューファインダーは備えていませんが、大きな3.0型液晶モニターはタッチ可能で、180度回転するチルド式なので、自分にモニター画面を向けて自撮り撮影することもできます。
いい構図で人物撮影ができない人のために自動的に構図を決めて撮ってくれる撮影モードや、女性の肌をなめらかに写してくれるモードなどもあります。
小さなフラッシュも内蔵。カラーバリエーションとしてブラック、ブラウン、ホワイト(レンズはシルバー)の3モデルが用意されています。

OLYMPUS(オリンパス)『PEN E-PL9 14-42mm EZレンズキット』






















出典:Amazon
重量 | 380g(付属充電池およびメモリーカード含む)、332g(本体のみ) |
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画像素子 | マイクロフォーサーズ(4/3型) |
有効画素数 | 1,605万画素 |
付属レンズ | M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ |
連続撮影速度(毎秒) | [連写H]:8.6コマ、[連写L]:4.8コマ、[低振動連写L]:4.3コマ、[静音連写H]:14.1コマなど |
自撮り/タッチパネル | 〇/〇 |
スマホ接続 | Wi-Fi、Bluetooth |
持ち歩いているだけでカッコいいミラーレスカメラ
女性ユーザーにイチ推しのミラーレスカメラ。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ブラウンの3モデルありますが、ボディ全面とグリップを除く、カメラ上部と下部はシルバーのデザインで、しゃれた印象になっています。
イメージセンサーのサイズはAPS-C判より少し小型なマイクロフォーサーズ判。小型のセンサーですが描写性能はとても高いもので、大きなセンサーのカメラと比べても遜色はありません。センサーが小型であるメリットは、ボディサイズもレンズも小さく軽く設計できる点です。
キットレンズは、35mm判換算で28~84mm相当の画角をカバーするズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」です。カメラボディ内に手ぶれ補正の機能を内蔵していますので、どんなレンズを使っても効果的に手ぶれを補正してくれます。
液晶モニターはカメラの下部側に180度回転して自分のほうへ向きます。多くのカメラが上部に反転するのに対して下部に反転するメリットは、画面をタッチ操作するときに撮影レンズの邪魔にならないことです。

FUJIFILM(富士フイルム)『X-A5 レンズキット』














出典:Amazon
重量 | 361g(付属バッテリー、メモリーカード含む)、311g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 2,424万画素 |
付属レンズ | XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ |
連続撮影速度(毎秒) | 6.0コマ、3.0コマ |
自撮り/タッチパネル | 〇/〇 |
スマホ接続 | Wi-Fi、Bluetooth |
レトロなデザインの小型軽量ボディが魅力のカメラ
手ぶれ補正機能を備えた23~45mm相当(35mm判換算)の画角をカバーする「XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」ズームレンズがキットになっています。このレンズはレンズ先端から被写体まで最短5cmまで近づいてのクローズアップ撮影ができるのが特長です。
『FUJIFILM X-A5』は位相差AFとコントラストAFのハイブリッドAF方式を採用して、高速で確実なピント合わせができます。動画機能としてはフルHDのほか4K動画の撮影、スローモーション再生が可能なHDハイスピード動画の機能が備わっています。
さらに、秒間15コマの高速連写したなかからベストの1枚を選び出す「4K連写モード」、ピント位置の異なる複数枚を撮影したあとカメラが自動的に合成して、画面全体をシャープでくっきりとした写真に仕上げてくれる「マルチフォーカスモード」など、このカメラ独自の撮影機能も備わっています。
ボディカラーには、シルバー、ブラウン、ピンクの3モデルを用意。カメラ上部や下部、背面などはどれもシルバーで、カメラ前面左右の黒色、茶色、淡いピンクとツートンカラーになった、ちょっぴりクラシックカメラ風のデザインです。

Panasonic(パナソニック)『LUMIX GX7 Mark2 標準ズームレンズキット(DMC-GX7MK2K)』
















出典:Amazon
重量 | 493g(DMC-GX7MK2K付属レンズ、バッテリー、メモリーカード含む)、383g(本体のみ) |
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画像素子 | マイクロフォーサーズ(4/3型) |
有効画素数 | 1,600万画素 |
付属レンズ | LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. |
連続撮影速度(毎秒) | メカシャッター時高速(H): 8コマ(AFS時)、電子シャッター時超高速(SH): 40コマなど |
自撮り/タッチパネル | ×/〇 |
スマホ接続 | Wi-Fi |
電子ビューファインダー(EVF)内蔵のカメラ
画面前方や後方でピント位置の異なるシーンを複数の画像で合成することで、両方にピントの合った画像に仕上げる機能などを備えたミラーレスカメラです。
4K動画撮影の機能を利用して、秒間30コマの高速連写した画像から決定的一瞬を選び出したり、撮影中に自動的にピントをずらしながら連続撮影したなかから自由に1枚を選んだりすることもできます。
35mm判換算で24~64mm相当の画角をカバーする「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」ズームレンズには、手ぶれ補正機能を内蔵。さらに、カメラのボディ内にも手ぶれ補正の機能を備えていて、レンズとボディの手ぶれ補正機能を最適に働かせてぶれ補正効果を高め、さまざまな方向のぶれにも対応しています。
液晶モニターは固定式ですがタッチパネル式です。ボディ背面の左上には電子ビューファインダー(EVF)を内蔵。各操作部のつくりもしっかりとした高級感のあるカメラです。
格安ミラーレスカメラおすすめ8選|編集部が選ぶ
ここでは、編集部が選んだ価格が安いミラーレスカメラをご紹介いたします。どれもリーズナブルで、ミラーレスを初めて購入する方にもピッタリです。ぜひ最適な1台を選んでくださいね。
Panasonic(パナソニック) 『LUMIX DC-GF10WA』












出典:Amazon
重量 | 約270g(本体、バッテリー、メモリーカード含む)/約240g(本体のみ) |
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画像素子 | マイクロフォーサーズ(4/3型) |
有効画素数 | 1600万画素 |
付属レンズ | H-FS12032/H-FS35100 |
連続撮影速度(毎秒) | 高速:約5.8コマ(AFS時) |
自撮り/タッチパネル | ○/○ |
スマホ接続 | Wi-Fi |
OLYMPUS(オリンパス)『OLYMPUS PEN E-PL8 ダブルズームキット』
























出典:Amazon
重量 | 約374g (CIPA準拠 付属充電池およびメモリーカード含む)/約326g(本体のみ) |
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画像素子 | マイクロフォーサーズ(4/3型) |
有効画素数 | 約1605万画素 |
付属レンズ | 14-42mm F3.5-5.6 EZ/ED 40-150mm F4.0-5.6R |
連続撮影速度(毎秒) | 最高約8.5コマ/秒 |
自撮り/タッチパネル | ○/○ |
スマホ接続 | Wi-Fi |
Canon(キヤノン) 『EOS M6 ダブルズームキット』














出典:Amazon
重量 | 約390g(CIPAガイドラインによる)/約343g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 約2420万画素 |
付属レンズ | EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM/EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM |
連続撮影速度(毎秒) | 最高約9.0コマ/秒 |
自撮り/タッチパネル | ○/○ |
スマホ接続 | NFC、Wi-Fi、Bluetooth |
FUJIFILM(富士フイルム)『X-A3 レンズキット』














出典:Amazon
重量 | 約339g(付属バッテリー、メモリーカード含む)/約290g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 2420万画素 |
付属レンズ | XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II |
連続撮影速度(毎秒) | 約6.0コマ/秒 |
自撮り/タッチパネル | ○/○ |
スマホ接続 | Wi-Fi |
SONY(ソニー) 『α6000 パワーズームレンズキット(ILCE6000LW)』


































出典:Amazon
重量 | 約344g(バッテリーと”メモリースティックPROデュオ”含む)/約285g(本体のみ) |
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画像素子 | APS-C |
有効画素数 | 約2430万画素 |
付属レンズ | E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS |
連続撮影速度(毎秒) | 最高約11コマ/秒 |
自撮り/タッチパネル | ×/× |
スマホ接続 | NFC、Wi-Fi |
一眼レフ機にも匹敵するオートフォーカス性能
ソニーの「αシリーズ」はミラーレス一眼の市場で大きなシェアを占めています。その秘密はイメージセンサーをはじめとする主要部品を自社開発しており、最先端の技術をいち早く製品に盛り込める点にあります。
『α6000』は2014年モデルとやや古い機種ですが、それでも最速0.06秒のオートフォーカス速度など、現在でも通用するスペックをもっています。
カラーは「ブラック」と「シルバー」、「ホワイト」、「グラファイトグレー」の4種類があり、好みやファッションに合わせて選べます。
α6000番台はほかに『α6300』や『α6400』、『α6500』などがあり、この『α6000』は型落ち品であるためお手頃な価格で購入できる点も魅力です。
Nikon(ニコン) 『Nikon 1 J5 標準パワーズームレンズキット(J5HPLKSL)』

出典:Yahoo!ショッピング
重量 | 約265g(バッテリーおよびmicroSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)/約231g(本体のみ) |
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画像素子 | ニコンCXフォーマット |
有効画素数 | 2081万画素 |
付属レンズ | 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM |
連続撮影速度(毎秒) | 約60コマ/秒 |
自撮り/タッチパネル | ○/○ |
スマホ接続 | Wi-Fi |
OLYMPUS(オリンパス)『ミラーレス一眼 OM-D E-M10 Mark III』






























出典:Amazon
重量 | 約410g(本体+バッテリーパック+カード含む)、約362g(本体のみ) |
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画像素子 | マイクロフォーサーズ(4/3型) |
有効画素数 | 1,605万画素 |
付属レンズ | M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ |
連続撮影速度(毎秒) | [連写H]8.6コマ、[連写L]4.8コマ |
自撮り/タッチパネル | 〇/〇 |
スマホ接続 | Wi-Fi |
Panasonic(パナソニック)『LUMIX DC-GF9』
















出典:Amazon
重量 | 約269g(本体+バッテリーパック+カード含む)、約239g(本体のみ) |
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画像素子 | マイクロフォーサーズ(4/3型) |
有効画素数 | 1,600万画素 |
付属レンズ | LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S |
連続撮影速度(毎秒) | メカシャッター時高速(H):約5.8コマ(AFS時)、 電子シャッター時高速(H):10コマ(AFS時)、ほか |
自撮り/タッチパネル | ○/○ |
スマホ接続 | Wi-Fi |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 低価格・ミラーレスカメラの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの低価格・ミラーレスカメラの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ミラーレスカメラのお手入れも忘れずに
ミラーレスカメラを外に持ち出して使えばホコリや汚れがつくことがありますし、室内利用だけだったとしても手汗などにより知らず知らずのうちに汚れが付着していることもあります。ミラーレスカメラを長く使っていくためには使うたびに、あるいは定期的なお手入れが欠かせません。
初心者でも簡単にできるお手入れ方法
ミラーレスカメラのお手入れは、ブロワーを使ってホコリや小さなゴミなどを吹き飛ばすところからはじめます。ブロアーの先端にブラシがついていれば、ブラシで撫でるようにしてゴミを払い落としてやるといいでしょう。その後、クリーニングクロスで手汗や水分などを拭き取ります。
カメラ、とくにレンズには湿気が大敵です。梅雨の時期や夏などはレンズ内部にカビが発生しやすくなるため、ドライボックスや防湿庫などのお手入れグッズを用意して保管しておくと良好なコンディションを長く保てるでしょう。
お手入れにあたっての注意点 自信がなければメーカーのクリーニングサービスを
レンズは非常にデリケートです。とくに砂やホコリなどが付着したままクリーニングクロスなどで強く擦るとレンズにキズがついたり、コーティングがはがれてしまったりする恐れがあります。
原則的にはブロワーでゴミを吹き飛ばす程度に留めておき、汚れが付着してしまった場合などはエタノールやカメラ用のクリーニング液を用意してキズをつけないようにやさしく汚れを拭き取ります。
また、ボディのイメージセンサー上にゴミが付着して写真に影が映り込んでしまった場合も同様で、まずはブロワーでゴミを吹き飛ばし、落としきれない汚れはエタノールとシルボン紙という専用のペーパーを使ってクリーニングをします。
ただし、万が一キズをつけてしまうと高額の修理費がかかってしまう部位でもあるため、自信がなければメーカーのクリーニングサービスを利用するといいでしょう。
【最後に】写真家・カメラ評論家からのアドバイス
写真家、カメラ評論家
画像処理シフトも基準に入れて選びましょう
紹介した7機種はイメージセンサー(撮像素子)に、APS-C判またはマイクロフォーサーズ判を使用しています。オリンパス『PEN E-PL9』とパナソニック『GX7MK2』の2機種はマイクロフォーサーズ判センサー、他の機種はすべてAPS-C判センサーです。
マイクロフォーサーズ判用レンズの焦点距離は「×2.0」すると35mm判の画角になります。同じようにAPS-C判のキヤノンの場合は「×1.6」、ソニーと富士フイルムのレンズでは「×1.5」で35mm判換算の画角になります。
マイクロフォーサーズ判はAPS-C判よりも一回りほど小さなサイズになります。このクラスになると、センサーサイズの大小が画質に影響することはほとんどありません。画質のよさはセンサーのサイズや画素数だけで決まるのではなく、カメラ内蔵の画像処理ソフトも大切な要素です。
まとめ
ミラーレス一眼カメラは流行のジャンルであるだけに商品ラインナップの入れ替わりが激しく、1年前に発売された機種が新製品の登場にともなって「旧型」という扱いを受けていることも珍しくありません。
もちろん、新型には新型の改良点などがあるのですが、現行機種と型落ち品の性能を見比べて価格以上の価値があると判断できれば型落ち品を購入するという選択もありです。
また、買ったはいいけれど自分には合わなかったということで早々に手放された商品や、新しいカメラを買うにあたって下取りに出された旧機種などが中古市場に多く出回っています。
商品の状態を確認してお得感があれば中古品を買ってみてもいいでしょう。1万円~3万円など低価格で購入できる点が魅力です。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:tsuge-line、掲載:マイナビおすすめナビ編集部 横尾忠徳)
※2020/11/24 コンテンツの追加、リンク修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
多摩美術大学付属多摩芸術学園・写真科卒業。撮影分野は、おもにクルマを中心に人、モノ、料理、風景、スナップ、ファッション、ドキュメントなど被写体を問わない。 ほかに、カメラ雑誌などに新型カメラやレンズのテストのレポート、撮影技法などの解説をする。