【基礎編】確率参考書おすすめ5選 はじめての人でも理解できる
弱点を克服したいという人は、基礎からしっかり学べる参考書を選ぶのがベスト。基礎レベルからの学習に適した参考書を5冊ラインナップしたので、自分に合うものを選んでみてくださいね!
カドカワ『坂田アキラの 場合の数・確率・データの分析が面白いほどわかる本』は、教科書レベルの問題から入試の導入まで、会話形式でていねいに解説してくれる参考書です。イラストが多くレイアウトも見やすく工夫されているので、確率が苦手だという人もこの参考書からならはじめやすいのではないでしょうか。

思考の流れが追える詳細な解説が魅力
問題を解くために必要な基礎知識・公式をゼロからでもわかるようていねいに解説。基本から応用まで着実に理解を進めていけます。難しい参考書では省略されがちな内容を、省かず詳細に記載しているのもうれしいところ。
問題を解くときの思考の流れや、「なぜこうなるのか」という理由をこまかく追うことができます。間違えたところもスムーズに理解でき、成績アップにつなげていけるでしょう。
カリスマ受験講師のわかりやすい解説で苦手克服!
カリスマ受験講師が、基礎から講義形式でわかりやすく解説してくれるのが魅力。偏差値を30から70まで上げることを目的に書かれたシリーズのうちのひとつですが、難しい内容もわかりやすく書かれているため、スラスラ読み進めることができるでしょう。
1題ずつ考え方からていねいに解説してあるためページ数は多め。しかし問題数はそれほど多くなく、比較的短期間で取り組むことができます。
練習問題も単なる類題ではなく、本文で触れられなかった事項を解説しているなど考えられた構成。限られた時間でも効率的に学習が進められますよ。
中学レベルの基礎から徹底解説!
数学に苦手意識や嫌悪感を持つ高校生・受験生のために書かれた参考書です。難しい内容もやさしい言葉でていねいに解説し、必要な部分は中学レベルまでさかのぼって教えてくれるので、つまずくことなくスムーズに取り組むことができるでしょう。
基礎の基礎からスタートして、最終的には共通テストレベルの学力を身につけることを目的に作られています。確率分野の弱点克服を目的に、最初の一冊として選ぶのにぴったりです。
入試に挑む際の土台になる典型問題をマスター
過去に出題された入試問題のなかから、基礎から標準レベルで出題率の高い良問を厳選して解説。さまざまな入試問題を解く際の土台を身につけることができます。
冒頭で基本事項や公式を確認してから進めるため、基礎がためにもぴったり。難問はあえて扱わず文体も語り口調なので、勉強があまり好きではないという人も手に取りやすい一冊です。
巻末には演習問題として入試問題が掲載されていて、本編で学んだ知識が定着したか確認することができます。解答部分は右側にポイントが記載されているので、スムーズな理解をサポートしてくれますよ。
目標偏差値60! 苦手な確率をなんとかしたい人に
教科書レベルがいまいちよく理解できないという人でも、安心して取り組めるていねいな解説が魅力。要点をコンパクトにまとめたガイダンスから始まり、なぜそうなるのかまで徹底的に説明してくれるので、基礎からしっかり理解を深めていけます。
偏差値60を目標にした基礎から学びたい人向けの参考書。難問対策には向いていませんが、確率に対する苦手意識をなんとかしたいという人が入門として選ぶにはぴったりの一冊です。
【応用編】確率参考書おすすめ6選 難関大学を目指す!
難関大を目指すなら、応用問題にも対応できる深い理解をサポートしてくれる参考書を選びたいところ。難問に対応できる力を養うのにぴったりな6冊をご紹介します。
東京出版『解法の探求・確率』は、定番問題から難問を中心にした問題集。「大学への数学」シリーズの東京出版の問題集で、多少レイアウトにとっつきにくい部分はありますが、問題の選定のよさ・解答の安定性はすばらしいものがあります。一般的な問題集を終え、入試で使う考え方を総確認したい人におすすめです。

ハイレベルな問題に対応できる力を養いたい人に
原則編・演習編・発展編の3部構成ですが、原則編から入試の基本~標準レベルの問題が扱われているため難易度はやや高め。演習編では入試の標準~発展レベルの問題を扱い、発展編では最難関校の入試で出された有名な問題も掲載されています。
難関大攻略を目指す人や、確率を武器にするために高い完成度を身につけたいという人に適した参考書です。問題数が多くやりごたえもじゅうぶん。たくさんの問題を解くことで力を定着させていけるでしょう。
東京出版『ハッとめざめる確率 第2版』は、難問・良問を会話形式で、基礎から応用まで解説していくという参考書です。確率が好きで、さらに好きになりたいという上級者向け。読み進めるだけで、目の前の問題が解けるようになるだけではなく、確率の考え方・センスを身につけることもできます。

本質から理解して苦手な確率が得意分野に変わる!
苦手な確率を得意分野に変えていくことを目的に書かれた参考書です。わかりにくいところやつまずきやすいところは、樹形図や表を用いながらとことんわかりやすく解説。確率を本質から深く理解でき、難問にも対応できる力を養うことができます。
巻末には東大や京大の問題など、難問を集めたハイレベル演習を収録。難しい内容ですが解説がていねいで、きちんと取り組めば確率を難関大突破の武器にしていくことができるでしょう。
豊富な図・表で確率がすっきりわかる!
確率の分野は理解が難しく、基礎的な問題は解けてもモヤモヤが残り自信が持てないという人も多いもの。この参考書は図や表をこれでもかと用いて、確率分野をすっきり理解できるよう作られています。
5段階に分けられた内容を順に進んでいく構成で、教科書レベルの基本的な問題から東大レベルの問題まで網羅。共通試験までなら基本部分だけ、難関大を受験するならすべて解き切るなど、自分の必要とするレベルに合わせて活用できます。
標準レベルを確実にマスターして難関大突破を目指す
難関大突破においては、標準レベルの問題をいかに落とさないかが合否の分かれ道。確率分野にテーマを絞って標準レベルの問題を中心に扱い、合格ラインの実力まで導いてくれます。
基本から発展まで幅広い内容を取り扱っているので、国公立の二次試験や難関私立大の難問対策としても活用できるでしょう。学年にとらわれない横断的な入試問題も掲載されており、入試対策の演習として高い効果が期待できます。
考え方からていねいに! 着実なレベルアップ
中堅国公立大学から難関大学を受験する学生向けの参考書です。到達点は高く設定されていますが、問題文や解答の意味が理解できないということのないよう、考え方の根底からていねいに解説されていて、着実に力をつけていくことができます。
ひとつのテーマにつき5~6題の問題を使って解説しているのも特徴。多様な問題に触れることができ、より高い学習効果が期待できます。
解法パターンを学んで得点力アップ
解法パターンを身につけることで、効率よく学習効果を上げることを目的に作られた参考書です。分厚い問題集に取り組んだのに成績が上がらなかったという人も、解法の型を知ることで確実に得点し合格につなげることができます。
例題で解法パターンを学び、演習では例題の類題になるような入試問題に取り組むというスタイルで効果的に知識を定着させていけます。さらに、別冊の発展演習では難関大の入試問題を収録。難関大に通用するレベルまで段階的にステップアップできますよ。
「確率参考書」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング 確率参考書のTOP3はこれ!
ご紹介した商品のなかから、SRP教育研究所所長の伊丹龍義さんがおすすめする商品ランキングを発表します。確率参考書選びの参考にしてみてください。
3位 東京出版『ハッとめざめる確率 第2版』
2位 東京出版『解法の探求・確率』
1位 カドカワ『坂田アキラの 場合の数・確率・データの分析が面白いほどわかる本』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 確率参考書の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での確率参考書の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
「確率」の参考書選びのポイント レベルに応じたものを
確率だけに絞った参考書にもさまざまな商品があり、どれがいいか悩んでしまいますよね。効果的に活用していくには、自分に合うものを選ぶことが大切です。
どんな点に着目して選べばいいか、ポイントを確認しておきましょう。
ポイントは下記の4つ。
【1】確率の参考書は大きく分けてふたつ
【2】受験大学のレベルや問題の特徴によって選ぶ
【3】内容を確認する
【4】ボリュームも確認
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】確率の参考書は大きく分けてふたつ
まず、確率の参考書には大きく分けてふたつの種類があることを理解しておく必要があります。確率が苦手でわからないという人のための参考書と、基礎からさらに理解を深め難関大突破の得点源にしていくための参考書です。
それぞれ目的が異なるため、内容も大きく変わってきます。きちんと効果を得られるよう、目的に合ったものを選びましょう。
弱点克服のための参考書
確率が苦手という人の場合は、基礎からじっくり学べる参考書を選びましょう。苦手な人向けに講義型でていねいに解説してくれるものや、図や表を用いて理解をうながしてくれる参考書が多く販売されています。
あいまいだった部分が解消され、ほかの分野も網羅された参考書・問題集に取り組んだ際もスムーズに理解できるようになるでしょう。
発展的に理解していくための参考書
基本的な部分ができているなら、わざわざ確率の分野に特化した参考書を買う必要はないと思う人もいるかもしれません。
しかし難関大を目指すなら、ハイレベルな応用問題にも太刀打ちできる深い理解が要求されます。発展的に理解を深めていくことを目的とした参考書は、難問に立ち向かううえで大きな力になってくれるでしょう。
発展的な内容まで扱う参考書のなかにも、苦手な人向けに基本事項からていねいに解説してくれるものがあります。今の自分のレベルでも、無理なく理解を進めていけるものを選びましょう。
【2】受験大学のレベルや問題の特徴によって選ぶ
最終的に目指す到達点は人によって異なります。難関大突破を目指すなら、実際の入試で出題される難易度の高い問題を多く扱っている参考書を選びたいところ。
一方、それほど難易度が高い大学を目指すわけではないのに、難関大レベルの問題が多い参考書だとオーバーワークになってしまいます。背伸びしすぎず、受験する大学のレベルに合う参考書を選ぶことも大切です。
また志望する大学や学部によっては、出題される問題に特徴が出ることも。過去問などで大学の問題傾向を把握したうえで、対策として有効な内容のものを選ぶとより高い学習効果が期待できるでしょう。
【3】内容を確認する
目的やレベルといった難易度を確認したら、次はさらに具体的な内容をチェックしていきましょう。
受験までの時間は限られています。買ってから合わなかったということのないよう、きちんと確認して慎重に選んでくださいね。
演習問題がたくさんある
数学ではある程度、問題数をこなして慣れることが必要です。学んだ知識を定着させ、実際に問題が解けるようになるためにも、演習問題がしっかり用意されているものを選びましょう。
例題で説明した後に類題で実際に解けるようになったか確認し、さらに応用問題に取り組めるものなら、効率よく解答力を高めることができますよ。
解答や解説がていねいでよくわかる
成績をアップさせていくには、わからないところを発見し理解できるようになることが大切です。しかし解答・解説がわかりづらく、読んでも理解できないのでは意味がありません。
解説部分のボリュームも充実度を測る目安になるので、チェックしてみるといいでしょう。なかにはひとつの解答だけではなく別解が掲載されたものも。ひとつの問題から得られる学びが多く、実力アップに役立ちます。
さまざまなアプローチ方法を知っていると、問題に合わせてよりスピーディに答えを導き出せる方法を選択できますし、応用問題にも対応しやすくなりますよ。
【4】ボリュームも確認
解説が詳細で問題数が多い参考書は魅力ですが、分量が多すぎてこなせないのでは意味がありません。
試験本番までにこなせる問題数には、おのずと限界があります。ほかの分野・科目の受験勉強とのバランスも考えなければなりません。本番までにきちんと取り組めるボリュームのものを選ぶようにしましょう。
確率の分野は、参考書の解説を読んで本質を理解することから SRP教育研究所所長よりアドバイス
ほかの領域に比べて「わかっているつもりなのに答えが合わない」「時間がかかってしまう」ということが多いのが、この確率という領域の特徴です。そんなときには一段階レベルを下げ、今回紹介しているような参考書の解説をじっくり読んで、本質の理解をしてください。「急がばまわれ」です。
確率参考書に関連するほかの商品情報はこちら
編集部からひと言
確率の参考書のおすすめ11選をご紹介しました。
確率分野に特化した参考書は、苦手を克服したいときや理解をさらに深めたいときに効果的。参考書によって目的や到達点が異なるので、自分に合うものをきちんと選んで取り組むようにしましょう。
あなたがほしい確率の参考書を選んで、受験対策に役立ててくださいね!
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SRP教育研究所所長、教育図鑑相談役、「学びエイド」鉄人講師、「家庭教師のトライ」Try IT中学理科担当。 中受ラジオ・教育ラジオ プロデューサー。小学館「観てわかる中学理科」映像担当。「頭脳王」「東大王」(特番)監修 、「KIDSdo」問題原案、マイナビ中学受験執筆者、自然科学教育&中学受験・高校受験理科&算数。 珈琲&パピコ好き、勝どき在住 。