富士フイルムミラーレス・一眼レフカメラを選ぶポイント 便利な機能に着目!
富士フイルムのミレーレス・一眼レフカメラを選ぶポイントをご紹介します。画素数もさることながら、さまざまな便利機能に注目ですよ。
撮影場所や環境に合わせた画素数
画素数は高ければいいというわけではありません。通常のスナップ撮影なら1000万画素クラスでじゅうぶん。ポートレートや風景など、細部までしっかり写したいという場合は、2000万画素以上あるといいでしょう。
また、A3サイズ以上に印刷したいという場合は高画素のほうが有利。大きなパネルにしたい場合は、4000万画素以上が理想的です。
ISO感度と露出補正は、高いほうがより多くの撮影パターンに対応できる
最近のデジタルカメラは高感度に強い機種が増えています。高感度に強いということは、より暗い場所での撮影に有利。夜景撮影などで低照度のシーンでも、ISO感度を高く設定できればシャッタースピードを速くすることができ、三脚不要で撮影できるケースが増えます。
また、露出補正の幅が広いほうが、自分のイメージどおりの撮影がしやすくなります。暗いシーンを明るくしたり、明るいシーンを暗く撮影したい場合などに有利。富士フイルムのカメラは高感度に強くノイズが抑えられており、積極的に高感度撮影ができるのがポイントです。
付属性能も要チェック! あると便利な機能は?
デジタルカメラは基本性能が重要ですが、そのほかの便利な機能にも注目しましょう。
撮った写真をその場でスマホなどに送信できるワイヤレス接続や、直感的な操作ができるタッチパネル、フィルムを使っているかのように写真の仕上がりを変えられるフィルムシミュレーションなどは、撮影スタイルの幅を広げてくれますよ。
「ワイヤレス機能」で写真を共有
ワイヤレス機能は、Wi-FiやBluetoothを使いスマホやタブレットなどに撮影した写真を送信できる機能。この機能を使えば撮影した写真をその場で転送でき、SNSなどへの投稿や友人に写真をシェアするのもかんたんです。
パーティやキャンプなど、みんなでワイワイ楽しむシチュエーションで写真を撮影してシェアしたいという場合は、必須の機能といえます。
「タッチパネル」でバックモニターから操作
タッチパネルは背面液晶を直接、指でタッチして操作することができる機能です。ミラーレスカメラなどはファインダーを覗いて撮影するスタイルが一般的ですが、ふだんスマホで写真撮影をしている方は、タッチパネルの操作のほうが直感的でわかりやすいでしょう。
スマホと変わらない操作性で撮影したいという場合は、タッチパネルに対応した機種がいいですね。
「フィルムシミュレーション」で写真の仕上がりを変えてみよう
富士フイルムは、現在日本で唯一のフィルムメーカーでもあります。そのフィルム特性をデジタルカメラに落とし込んだのがフィルムシミュレーション。富士フイルムの各種フィルムに近いイメージで撮影できるので、フィルムに慣れ親しんだ方なら、被写体ごとにフィルムを選んで撮影しているような楽しさが味わえます。
もちろんフィルムを知らない世代の方でも、選んだフィルムシミュレーションによる仕上がりの違いが楽しめるので、面倒なレタッチ作業なしに印象的な写真にすることが可能です。
防塵・防滴でアウトドアでの撮影にも
屋外の撮影が多い方にとって、カメラの防塵・防滴機能は必須といえます。防塵・防滴機能が備わっているカメラなら、水辺での撮影でもカメラに水がかかって故障するリスクを軽減することが可能。雨中の撮影でカメラが濡れても安心です。
カメラにタフさを求めるなら、防塵・防滴機能があるカメラを選びましょう。
軽量・コンパクトなら手軽にスナップ写真の撮影も
日常風景を切り取るスナップ撮影においては、なによりも機動力が重要。いつでもカメラを持ち運び、シャッターチャンスを逃さない撮影をするのなら、コンパクトなカメラが適しています。
富士フイルムのカメラは比較的コンパクトなボディのものが多いうえ、レンズも小型のものがそろっているので、スナップ派に向いているといえるでしょう。
各シリーズごとの特徴 シリーズラインナップ
富士フイルムのミラーレス・一眼レフカメラにはさまざまなシリーズがあります。カメラ歴や用途などによって、選ぶべきシリーズが変わってきますので参考にしてくださいね。
X-Tシリーズ
X-Tシリーズは、富士フイルムミラーレスカメラのメインシリーズ。小型・軽量なボディに同社のカメラ技術が凝縮された、オールマイティに使えるシリーズとなっています。フラッグシップからエントリー機まで幅広いラインアップがあるのも特徴。
高性能かつ高画質、そして洗練された操作性で、撮影シーンや被写体を選ばず使えるため、長く使っていけるシリーズです。下位機種からのステップアップはもちろん、初心者の方のファーストカメラにも適しています。
X-Aシリーズ
X-Aシリーズは、富士フイルムミラーレスカメラのエントリーモデルという位置づけ。EVFを省略するなど上位機種に比べて機能が少ない面はありますが、その分タッチパネルでの撮影がしやすくなっているなど、スマホライクで手軽に撮影できるようにデザインされています。
画質は上位機種譲りなので、日常を切り取るスナップカメラとしてはもちろん、メインカメラのサブ機種としてもいいでしょう。
X-Eシリーズ
X-Eシリーズはカメラの機能を極限までそぎ落とし、ミニマルに仕上げたシリーズ。シンプルなデザインとコンパクトなボディが所有欲をそそります。
ミニマリズムを追求しているからといって、機能や画素が劣っているわけではありません。「写真を撮る」という本質的な部分はしっかりと押さえられています。純粋に写真撮影を楽しみたいという方に人気のシリーズです。
X-Hシリーズ
富士フイルムミラーレスカメラのなかでも孤高のシリーズ。プロ写真家向けに開発された、高剛性・高耐久ボディを採用。同社のほかのカメラに比べて大柄なボディはグリップ感にすぐれ、あらゆるシーンで最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
X-Tシリーズ、X-Proシリーズと並ぶ、富士フイルムのフラッグシップモデルとなっています。
X-Proシリーズ
クラシカルなボディデザインがカメラファンの心をくすぐるX-Proシリーズは、もうひとつの富士フイルムフラッグシップモデル。レンジファインダー機を愛用していたユーザーなら、このフォルムに心惹かれるはず。
光学ファインダーとEVFの両者を切り替えて使えるハイブリッドファインダーが特徴的。防塵・防滴・耐低温ボディとなっており、過酷な撮影においても頼りになる存在です。
GFXシリーズ
GFXシリーズは、イメージセンサーに35mmフルサイズの約1.7倍の面積を持つ中判デジタルカメラです。中判デジタルカメラながらもボディは比較的コンパクトにまとめられており、手軽に撮影できます。
APS-Cでも35mmフルサイズ並みの高画質を実現している同社の中判センサーの画質は、一見してわかるほど高精細。風景などをじっくり撮影するもよし、気軽に街スナップもよしの、軽快な中判デジタルカメラです。
富士フイルムミラーレス・一眼レフカメラおすすめ12選 シリーズごとに紹介
富士フイルムのミラーレス・一眼レフカメラのおすすめ12商品をご紹介します。シリーズごとにまとめていますので、購入する際の参考にしてくださいね。









『X-T3』をよりコンパクトに!
X-Tシリーズのミドルクラスに位置する『X-T30』。上位モデルとなる『X-T3』をベースにボディのコンパクト化を実現した機種であるため、画質や操作性、機能などはほぼ『X-T3』と同等となっています。
ボタン類が一部省略されていたり、最大連写撮影枚数が少ないなどの違いがありますが、より小型なボディは軽快な撮影に向いています。

写真撮影を追求したスナップシューター向け
スナップやドキュメンタリー系のカメラと位置づけられているX-Proシリーズの最新機種です。画質や基本性能はX-Tシリーズとほぼ同等ながら、より写真撮影を追求したモデルとなっています。
最大の特徴は光学ファインダーとEVFを切り替えて使える「ハイブリッドファインダー」と、背面液晶を隠すことができるところ。背面液晶を格納することでより写真撮影に集中することができる、スナップシューター向けのカメラといえるでしょう。

中判ミラーレスカメラの最高峰!
富士フイルムの中判ミラーレスの最高峰がこの『GFX100』です。イメージセンサー35mmフルサイズの約1.7倍となる、対角55mmの「ラージフォーマットCMOS」を搭載。画素数はなんと1億画素! これだけの高画素となると手ぶれが気になりますが、中判カメラ専用の手ぶれ補正機構を新開発し搭載しています。
中判カメラということでボディサイズは大きくなっていますが、その分ほかのカメラでは味わえない高精細な画質を得ることができる、唯一無二の存在です。

コンパクトな中判カメラで高精細な写真撮影
2017年に発売された、富士フイルム初の中判デジタルカメラが『GFX 50S』。画素数は5140万画素となっており、35mmフルサイズのデジタルカメラよりもさらに高精細な写真撮影が行なえます。
画像エンジンにはXシリーズで好評の「X-Processor Pro」を搭載。多彩なフィルムシミュレーションにより、豊かな色再現が可能です。中判カメラとしては比較的コンパクトなので、三脚を使ってじっくり風景撮影をするだけでなく、歩きながらのスナップ撮影にも使えます。
「富士 フイルム ミラー レス 一眼」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング ミラー レス 一眼の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのミラー レス 一眼の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
富士フイルムのミラーレス・一眼レフに関するQ&A
ミラーレス一眼と一眼レフの違いは何ですか?

それぞれの違いは次の通りです。
一眼レフ
・構造……レンズを通る光をミラーに反射させてファインダーにとどける光学ファインダーを採用。
・メリット……機種の種類が豊富。バッテリーが長持ち。
ミラーレス一眼
・構造……レンズを通る光を映像に変換し、モニターに投影。
・メリット……ミラーがない分、小型で軽量。
フルサイズ用レンズは装着できますか?

できません。富士フイルムは戦略的にフルサイズの分野に参入しておらず、基本APS-Cサイズのイメージセンサー(撮像素子)を採用したレンズやボディを開発しています。また、APS-C以外ですと、フルサイズを超える解像度を誇る中判サイズの「GFX」シリーズなども展開しています。
富士フイルムミラーレス一眼に関するそのほかの商品情報
画質以外の部分に注目
富士フイルムのミラーレス一眼は、基本的に新旧および価格帯に関係なく高画質であることが特徴。そのため、画質以外の部分に注目して機種選びをするといいですね。
たとえば背面液晶の画質やタッチパネルの有無、チルトの形式、ボディサイズ、EVFの有無などから自分に合ったものを選びましょう。画質面では差がないので、旧機種も積極的に検討したいところ。
またGFXシリーズは中判デジタルカメラながら比較的小型・軽量となっているので、他社の35mmフルサイズデジタルカメラからのステップアップの際に選択肢に入ってきます。やや高価ですが、定期的にファームウェアのバージョンアップも行なわれているので、長く使えるカメラですよ。
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1971年生まれ。國學院大學文学部文学科卒。編集プロダクション所属後、1999年独立。以後フリーランスとなり、デジタルガジェット系からビジネス系、エンタメ系の雑誌、書籍、Webメディアなどで幅広く取材・執筆・撮影を行っている。