カゼインプロテインとは? 吸収速度がゆっくり
プロテインは原料によって呼び名が違います。代表的なプロテインの種類には「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」「ソイプロテイン」の3つがあります。
ソイプロテインは大豆が原料である一方、ホエイプロテインとカゼインプロテインは牛乳から作られているのが特徴。どちらも牛乳に含まれるタンパク質で、牛乳のタンパク質の8割がカゼインプロテイン、残りの2割がホエイプロテインです。
カゼインプロテインの特徴は、ホエイプロテインよりも吸収に時間がかかること。ゆっくり吸収されるので、長時間にわたり少しずつタンパク質を補給できるメリットがあります。満腹感も持続するため、食事の量をコントロールしたいときにもおすすめ。トレーニングをする方はホエイプロテインと組み合わせて飲む方が多いです。
カゼインプロテインのおすすめランキングを今すぐチェック
カゼインプロテインの選び方 筋トレ愛好者やダイエット中のたんぱく質補給に
ここからは、カゼインプロテインの選び方を紹介していきます! はじめて購入する方にも分かりやすく解説していくので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1食あたりのたんぱく質の含有量をチェック 成分表を確認しよう
カゼインプロテインの1食あたりのたんぱく質量をチェックしましょう。1食あたり15~25g程度摂取できる商品が多いようです。
「日本人の食事摂取基準」(2020年版)の「身体活動レベル別に見たたんぱく質の目標量(g/日)」によると、スポーツなど、余暇における活発な運動習慣を持っている場合に見たたんぱく質の目標量は、以下のように設定されています。
・成人男性(身体活動レベルⅢ):18〜49(歳)99~153g/日
・成人女性(身体活動レベルⅢ):18〜29(歳)75~115g/日、30〜49(歳)76~118g/日
カゼインプロテインを含むプロテインは、栄養バランスのとれた食事を摂取したうえでの補助的な栄養補給です。トレーニングなどの運動をされている方は参考にしてみてくださいね。
好みのフレーバーで選ぶ チョコ味やチーズ味などいろいろあります
カゼインプロテインは、ホエイプロテインとくらべると粉っぽく感じる方が多いようです。おいしくないと継続して飲むことが難しくなってしまうので、レビューなどを参考に飲みやすそうなフレーバーを探してみてください。
大容量の商品は割安になっていますが、まずは、お試しサイズや1Kg以下の少量で味の確認を! お買い得に惹かれ「買ってから後悔」することがないよう、注意しておきましょう。
カゼインプロテイン以外の成分もチェック BCAAやHMBなども!
一日中プロテインを補給したいという場合には、吸収がゆっくりなカゼインプロテインと、吸収の早いホエイプロテインを1日のなかで組合わせて飲む方も多い傾向にあります。
商品のなかにはカゼインプロテインと、ホエイプロテインの両方が同時に摂取できる商品もあるので、おもに夜トレーニングされる方や、1回で両方のプロテインを摂取したい方はチェックしてみてください! 吸収の早いホエイプロテインで運動後のコンディションを整え、カゼインのゆっくりとした吸収によりアミノ酸の濃度を保ちやすくなるでしょう。ビタミンや鉄分などが配合されている商品もあります。
国内産か海外産か、入手しやすさで選ぶ
海外製のカゼインプロテインも味やコスパの高さで魅力的な商品が多く、その一部はAmazonや楽天などで入手することができます。1食あたりのたんぱく質の量が多い商品やSNSなどで話題の商品も多数! ただし、注文後に海外から発送される商品もあるので、到着までにどれくらいかかるか確認しましょう。
「すぐに欲しい、すぐに飲み始めたい!」という方は国内メーカーから選んだほうがよいかもしれません。
価格帯やコスパの高さで選ぶ
カゼインプロテインは、毎日飲むことを考えなるべく続けやすい価格の商品を選んでください。ただし、安ければよいというものでもありません。
上記のおすすめのポイントであげているように、味やたんぱく質の含有率や大容量の商品を買うときの価格もチェックして買うと、続けやすいはず。気に入った商品が見つかれば、セールのときにまとめ買いなんていうのもひとつの方法です。
カゼインプロテインのおすすめランキング12選 海外製も多くランクイン
ここからは、カゼインプロテインのおすすめ商品12選を紹介していきます! 元プロ総合格闘技選手・加藤貴大さんに、1~10位までランキング付けしてもらったので、ぜひプロテイン選びの参考にしてくださいね。
1位 Real Style(リアルスタイル)『ビーレジェンド カゼイン&ホエイ』








出典:Amazon
内容量 | 1kg |
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たんぱく質含有量 | 20.7g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
2位 シング『SAVE カゼイン&ホエイ プロテイン』

出典:Amazon
内容量 | 1kg(約33食分) |
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たんぱく質含有量 | 24.3g |
人工甘味料の有無 | 有 |
3位 森永製菓『ウイダー マッスルフィットプロテイン』
















出典:Amazon
内容量 | 900g |
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たんぱく質含有量 | 15g(ココア味)(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
4位 SHAPERS(シェイパーズ)『炎神プロテイン』

出典:Amazon
内容量 | 3kg |
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たんぱく質含有量 | 25.5g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 無 |
5位 Muscletech(マッスルテック)『NITRO TECH(トロテック)CASEIN GOLD(カゼインゴールド)』








出典:Amazon
内容量 | 約1.14kg |
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たんぱく質含有量 | 24g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
6位 Optimum Nutrition(オプティマム ニュートリション)『 Gold Standard(ゴールドスタンダード) 100% Casein(カゼイン)』
![GoldStandard100%Casein,2lbs(909g)(CookiesandCream)[並行輸入品]](/assets/loading-gif-831efa60fcaad8b543579bb1809cf3a0cded0accde7b020d68cf390d70415d6c.gif)
出典:Amazon
内容量 | 909g |
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たんぱく質含有量 | 24g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
7位 THINKフィットネス『GOLD's GYM(ゴールドジム) WHEY&CASEINE DOUBLEPROTEIN』

出典:Amazon
内容量 | 900g |
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たんぱく質含有量 | 900g |
人工甘味料の有無 | 有 |
8位 ドーム『DNS(ディーエヌエス)WHEY&CASEIN PROTEIN SLOW(ホエイ&カゼインプロテイン スロー)』










出典:Amazon
内容量 | 1kg |
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たんぱく質含有量 | 25.4g (無水物換算値:26.1g)(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |

9位 ボディプラスインターナショナル『BULKSPORTS(バルクスポーツ)ビッグカゼイン』








出典:Amazon
内容量 | 1kg |
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たんぱく質含有量 | 22g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
10位 アルプロン『ALPRON カゼインプロテイン チョコレート風味』














出典:Amazon
内容量 | 3kg |
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たんぱく質含有量 | 15.6g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
MYPROTEIN(マイプロテイン)『スロー リリース カゼイン』










出典:Amazon
内容量 | 1kg |
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たんぱく質含有量 | 23g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
Dymatize(ダイマタイズ)『ELITE CASEIN(エリートカゼイン)』




















出典:Amazon
内容量 | 約1.8kg |
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たんぱく質含有量 | 25g(1食分) |
人工甘味料の有無 | 有 |
「カゼインプロテイン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カゼインプロテインの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカゼインプロテインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
プロテイン3種類の特徴のまとめ ホエイ、カゼイン、ソイプロテインを使い分けよう
記事の最初にも簡単にプロテインの種類と特徴を説明していますが、最後におさらいしてみましょう。
プロテインにはいくつか種類があります。その特徴を知っておくと、自分の目的にあったプロテインを選ぶことができるので、ぜひ参考にしてください。
●プロテインの種類
1. ホエイプロテイン(牛乳由来)
2.カゼインプロテイン(牛乳由来)
3.ソイプロテイン(大豆由来)
ホエイプロテインとは 牛乳由来
●ホエイプロテインとは
原料は牛乳です。牛乳の主成分はホエイプロテインとカゼインプロテインですが、ホエイ(乳清/水切りしたヨーグルトから出る透明の液体)に含まれるたんぱく質が「ホエイプロテイン」です。
●ホエイプロテインの特徴、メリット・デメリット
低カロリーでアミノ酸などの栄養が凝縮されてることと、水溶性で吸収が早いのが特徴。胃にもたれにくいのがうれしい点です。ほかのプロテインと比べると値段がやや高い点はデメリットかもしれません。
カゼインプロテインとは 牛乳由来
●カゼインプロテインとは
原料は牛乳です。牛乳の主成分のうち約80%を占めるといわれるたんぱく質がカゼインプロテインです。
●カゼインプロテインの特徴、メリット・デメリット
不溶性のたんぱく質で体への吸収速度がゆっくりであることが特徴。満腹感が持続しやすいのがうれしい点です。
ソイプロテインとは 大豆由来
●ソイプロテインとは
原料は大豆です。タンパク質を多く含む大豆を粉末状にした、植物性たんぱく質。
●ソイプロテインの特徴、メリット・デメリット
体への吸収速度がゆっくりで、満腹感を持続させやすいのが特徴です。大豆に含まれるイソフラボンなどの栄養素も入っています。価格も比較的安いのもうれしい点です。溶かしたときに少し粉っぽくなってしまい飲みづらさを感じる人もいるようです。
そのほかのおすすめプロテインはこちら スポーツや筋トレをする方に人気のサプリ
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カゼインプロテインを賢く活用して!
運動量が多い人の場合、食事を意識していても必要なたんぱく質量を摂取するのは難しいもの。ホエイプロテインを飲んでいる方でも、カゼインプロテインも取り入れればより理想的な姿に近づけるかもしれません。おいしく飲めるカゼインプロテインも多いので、この記事で気になる商品があったらぜひトライしてみてください!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/10 コンテンツの追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 中村亜紀子)
「強くなりたい」と思い、13歳で空手道場に入門。23歳のときに、知人と観戦した格闘技イベントでプロの舞台に憧れを持ち、10年続けた空手道場を辞め、総合格闘ジムの世界へ飛び込む。25歳でプロデビューを果たし、さまざまな団体でメインイベントを務めた後に引退。引退後の今日も「男は筋肉」という座右の銘に基づき、筋力トレーニングを継続中。