バイクプロテクターは必要か
バイク用プロテクターは事故や転倒したとき、ライダーの体を保護してくれるアイテムです。バイクは2輪という特性上、転倒しやすい乗り物です。普段どおりにバイクを乗っていても、思わぬ拍子にバランスを崩して転倒することも少なくありません。
バイク事故で最も多いケガの部位は「手」「肘」「膝」の3か所だそうです。怪我の恐れがある部位をプロテクターで守ることでいざというときに身を守ってくれることでしょう。少しでも衝撃が和らぐように着用しておくようにしましょう。
バイク用プロテクターの選び方
それではバイク用プロテクターの選び方のポイントを紹介します。
いざというときに身を守ってくれるバイク用プロテクター。その形や機能は商品によってさまざまです。後悔しないためにもしっかり選びたいものです。
死亡事故につながる部位を重点的に守る
警視庁によると、バイクの死亡事故に置いて致命傷となった件数の多い体の部位は、頭、胸、腹の順。頭はヘルメットで守るとして、胸や腹はプロテクターでしっかり保護したいところです。
致命傷にならないまでも事故の衝撃によっては大きなけがになるため、可能であれば全部位のプロテクターをつけるのが理想的。それが無理なときは、せめて優先度の高い個所はプロテクターでしっかり保護するようにしましょう。
ハードタイプとソフトタイプの違い
プロテクターにはハードタイプとソフトタイプがあります。ハードタイプはかたい素材で作られており、安全性が高いのが特徴。しかし、柔軟性には欠けるため装着感はいまひとつです。
一方、ソフトタイプは体にフィットするため装着感は高いですが、安全性はハードタイプに一歩劣ります。プロテクターに慣れていない場合はまずはソフトタイプから試し、装着に問題がなく、さらに安全性を追求するならハードタイプに変えるとよいでしょう。
インナープロテクターと外付けプロテクターの違い
プロテクターにはウェアに内蔵されたインナープロテクターと、単品の外付けタイプがあります。インナープロテクターはウェアと一体になっているため、ジャケットの脱ぎ着だけで着脱ができるのがポイント。手間がかかりません。
一方、単体の外付けプロテクターは、一般的にはインナープロテクターよりも衝撃を和らげる効果が高いのが特徴。着脱の手間がかかることと、見た目に目立つのがデメリットです。
エアバッグという選択肢も
エアバッグといえば一般的には自動車に搭載されているものと考えがちですが、バイク用のものも存在しています。一見するとただのジャケットやベストのように見えますが、ワイヤーでウェアとバイクをつないでおき、事故の際にバイクから投げ出されると、エアバッグが動作するという仕組みです。
バイク用のエアバッグは白バイ隊にも採用されており、その安全性は折り紙つきです。
CE規格は安全性の目安
CE規格とはEUで販売される製品の安全性に関する統一基準で、バイク用プロテクターの耐衝撃性はEN1621という規格が該当します。この規格に適合する製品にはCEマークが表示されています。
CE規格に準拠していればどんな衝撃でも耐えられるというわけではありませんが、ある程度の効果は確認されているということなので安心感があります。
エキスパートのアドバイス
バイク雑誌フリーライター
胸部プロテクターの着用をしよう
四輪と比べると、風を全身に浴びながら走れるのがバイクの魅力のひとつ。しかし、二輪という不安定な乗り物に乗っている以上は転倒するリスクは避けられません。
そこで絶対に必要なのがヘルメットですが、現在ではより安全性を上げるためにプロテクターをつけることが推奨されています。
バイクで一番大切なことは、風と自由と……胸部プロテクター!
おすすめ商品の比較一覧表
バイク用プロテクターおすすめ10選|下半身
ここからはバイク用プロテクターの具体的な商品を紹介していきます。
まずは下半身用プロテクターをご紹介。ウェア内蔵タイプから単体タイプまで、さまざまなプロテクターがあります。守られる部位も商品によって異なります。用途に合わせて選んでみてください。



CHEJI『ひざすねプロテクター』
バイク用プロテクターおすすめ9選|上半身
続いて上半身用のバイクプロテクターのおすすめ商品を紹介。
上半身用も下半身用と同じくさまざまな商品があります。なかにはエアバッグ方式のプロテクターも。このなかからお気に入りの商品が見つかるかもしれません。




通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バイクプロテクターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのバイクプロテクターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
バイクプロテクターに関するQ&A よくある質問
洗濯の頻度どれくらいですか?

夏は使うごとに、冬は抗菌・消臭スプレーなどで対応しましょう。
寿命・買い替えのタイミングはいつ?

使用頻度にもよりますが、通常は2~3年となります。撥水効果が失われてもよいのであれば、それ以上着続けることも可能でしょう。
保管する場合の方法を教えてください。

保管するときは、プロテクターをすべて取り外し、ハンガーに吊るして保管してください。事前にクリーニングに出すか、タオルで拭いたり日干ししてしっかり乾燥させることをお忘れなく。また、型崩れをふせぐためファスナーやベルクロはすべて留めましょう。
そのほかのバイク用関連製品のおすすめはこちら
まとめ
バイク用プロテクターの商品をご紹介しました。
バイク用プロテクターは、万が一の事故の際に命を守る大事なもの。それだけに選び方のポイントをしっかり踏まえて選びたいものです。ハードタイプやソフトタイプ、ウェア内蔵型や外付け型など、さまざまな形態が存在。好みに合わせて選びたいところです。
あなたがほしいバイク用プロテクターを選んでみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
各種バイク誌で活躍しているフリーライター。 1998年に独立したのでこの稼業一筋で20年余り。所有バイクは、小さいのから大きいのまで多種に渡り、数としては20台を超えてしまったあたりからもう数えるのをやめてます。 車はサニトラのロング(クーラーなし)。ストリートファイター系を得意としてきたが、昨今では古いバイクのレストアライターとしても活躍の場を広げている様子。 バイクとアニメの探究者で、著書に「アニメバイク本」や「ご奉仕大好き! メイド本」などがある。