バイクカバーとは?
バイクカバーとは屋外に駐車する際に、バイクに被せて天候や気候の変化から守る専用カバーのこと。屋外にバイクを駐車すると、バイクは雨・雪・風や太陽光による日焼け、粉塵など、様々な環境に野ざらしになってしまいます。
納車の際、一回一回バイクにカバーをかけるのは面倒かもしれませんが、雨や雪、風、粉塵などに当たるとバイクに傷がついてしまうので、バイク本体を守るためにも、必ず持っておいた方がいいアイテムです。
バイクカバーは、素材の違い、防犯対策のチェーンロックがついているものなど、様々な種類があります。本記事では、バイクカバーの選び方とおすすめ商品をご紹介しますので、ぜひピッタリの商品を選んでください。
バイクカバーの寿命
基本的にバイクカバーは消耗品です。もちろん、カバーの種類や金額によって、寿命の長い・短いはあります。高額な商品になればなるほど、表面のコーディングコストや素材、縫製も変わります。
しかし、当然、使用期間が長くなれば劣化も進みますし、保管状況や強烈な日差し、豪雨などでもかなり影響を受けます。一般的なバイクカバーの寿命は、2年ほどを目安に日頃からカバーの状態をチェックして替え時を図りましょう。
バイクカバーの選び方
それでは、バイクカバーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】耐久性
【2】耐熱性
【3】防水・撥水機能
【4】通気性
【5】その他の必要な機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】耐久性をチェック
バイクカバーは主に屋外で使用するため、耐久性が重要です。使用される素材も、破れにくく天候の劣化に強いものを選びましょう。ポリエステルオックスフォード(ポリエステルオックス)は耐久性・耐摩擦性・耐候性・速乾性が高いのでおすすめです。
また、カバーの厚さも耐久性に関わってくる要素です。厚みはD(デニール)で表されているので、商品を選ぶ際には参考にしてください。「300D」といった表記がされており、数値が大きいほど厚くなります。バイクカバーの厚みがあると強風でも飛ばされにくいという利点もあるため、ガレージのないご家庭などは厚めのものがおすすめです。
【2】耐熱性をチェック
エンジンを切った直後はマフラーが高温になり、そのままバイクカバーをかけると溶けてしまうこともあります。車体が冷めてからカバーをかければ問題ないですが、毎日のこととなると面倒ですよね。すぐにカバーを掛けたい方は、耐熱性があるものを選びましょう。
【3】防水・撥水機能をチェック
大切なバイクをしっかり守るためにも、とくに押さえておきたい機能が防水性と撥水性。バイクは金属部分が多く、水に濡れるとさびてしまうので、雨を通さないものを選びましょう。また、撥水性が高いと水をはじいてくれるので、雨の翌日にカバーを開けるときに自分が濡れにくいという利点もあります。
【4】通気性をチェック
梅雨の時期や夏場の保管時には湿度が高くなるため、空気の動きが止まりやすいカバーの中は蒸れやすくなってしまいます。湿気もサビの原因となるため、通気口(ベンチレーション)がついていて空気が通りやすいバイクカバーを選ぶようにしましょう。とくに、たまにしかバイクに乗らない方は、カバー内の空気がこもりがちなので要チェックです。
【5】その他の必要な機能をチェック
上記で紹介した選ぶポイント以外にも、大切な機能はいくつかあります。ここでは、あるとより嬉しい機能についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
(a)内側はバイクに傷を付けない素材を
強風が吹いたときや着脱するときに、バイクカバーが車体にこすれて小傷がついてしまう場合があります。カバーの中には、内側の摩擦を軽減する工夫がなされているものもあるので、そういった点にも注目しましょう。
強風のバタつき防止ベルトがある製品の場合は、しっかりベルトを締めて使用するようにしましょう。
(b)脱着のしやすい形のものが便利
通勤などで毎日バイクに乗る場合は、脱着のしやすさもポイント。朝の急いでいるときなどは特にスムーズに脱着したいですよね。紐を引っ張って絞って固定するタイプや、ワンタッチ式のベルトで固定するタイプなどは手軽に脱着作業ができるので便利です。
また帰宅時に駐車場が暗い場合があることを想定し、夜間でもカバーの前後がわかりやすいものがいいでしょう。
(c)いたずらや盗難が心配なら防犯対策性能
自宅の敷地内であっても、防犯対策はしたほうがいいでしょう。人目につきにくい駐車場では盗難も心配です。そんなときには、チェーンロック用の穴があるバイクカバーがおすすめ。外からチェーンがかかっていることが分かりやすいため、防犯意識のアピールにもなります。
また防炎機能がついているものなら、万が一放火や火災に巻き込まれても車体の被害を最小限に抑えることができるでしょう。防犯対策はいたずらなどの抑止力としても役立つので、しっかり意識しましょう。
(d)携帯や収納のしやすさも確認しよう
通勤や通学、または遠出のツーリングの場合、行き先の駐車場に屋根があるとは限りません。出先でもなるべくカバーをかけておくほうが、防犯面や雨などの汚れからも守ってくれるので安心。
持ち運ぶことを考えると、折りたたみやすく携帯しやすいものがいいでしょう。持ち運びやすい袋付きだと便利ですね。
エキスパートのアドバイス
手頃な価格のものを頻繁に買い替えるか、高級・高機能な商品を長めに使うかが選択のポイントになります。しかし高級品でも屋外で使えばいずれは劣化します。コストと機能のバランスを考えて選びましょう。
おすすめ商品の比較一覧表
バイクカバーおすすめ11選
着脱しやすい、バイクカバーのおすすめ商品をご紹介します。毎日使うものなので、使いやすいものを選びましょう。
カスタムやリアボックスを設置している場合は、純正バイクと車体サイズが異なるため、購入の際には注意してください。
ヤマハ『バイクカバーEタイプ』は、シンプルな構造ながら、着脱のしやすさなど使い勝手にすぐれた商品です。コストと機能のバランスがうまく取れており、おすすめできます。
バイクの形状に合わせてぴったりフィット
カバー前方が青く着色されており、前後がわかりやすいデザイン。裾にゴムを使用していないため、ウィンカーやミラーにも引っかかりにくいので着脱もかんたんです。通勤・通学などで毎日バイクを使う方におすすめ。
ハンドルロックされた状態に合わせた立体裁断なので、ぴったりフィット。サイズ展開が豊富なシリーズなので、愛車に合うものも見つけやすいでしょう。
屋外保管でとくに少し離れたところに停めている人は、コミネ『Sports Bike Cover』のような防炎タイプだと放火被害の心配が減るので、安心のためにもぜひおすすめしたいですね。
耐熱仕様で溶けにくい! 走行後すぐに使える
熱で溶けにくい耐熱素材を採用したバイクカバー。放火などのいたずらが心配な方におすすめの商品です。走行直後のエンジンやマフラーが熱い状態でもカバーをかぶせることができるので、使い勝手がいいのもうれしいポイント。
収納袋がカバーに付属しており、折りたたむことで収納できます。使わないときの収納時や、持ち運びにも便利です。
内側コットンポリエステル生地で安心耐熱
熱に強いコットンポリエステルを内部の左右に採用しているので、マフラーが熱くてもすぐにカバーをかけられます。降りたらすぐカバーを掛けたい方は要チェックの商品です。
ハンドル部分にベンチレーションがついているので中が蒸れにくく、サビを回避してくれます。また着脱に便利な取っ手は、乾かす際にフックや洗濯バサミにも引っ掛けやすく便利。
ポリエステルオックス生地100%で耐久性あり
耐久性のあるポリエステルオックス生地100%を採用した、日本製のバイクカバーです。防水・撥水性も充分にあり、バイクを汚れからしっかりと守ってくれます。
取り付けカンタンなワンタッチ式のサイドベルトがついていて、風によるカバーのバタつきを防ぐことが可能。キズと汚れから長く愛車を守ってくれる、頼もしい商品です。
着脱しやすく熱に強いカバー
前後に取っ手がついており、着脱のしやすさが特徴。取っ手は前方が赤、後方が黄とカラー分けがされているため、前後を迷うことなくスムーズにカバーを掛けられるでしょう。
エンジンやマフラー部分には、コットンポリエステルが縫製されているので、エンジンを切ってすぐにカバーをかけることができます。冷めるまで待つ必要がなく着脱もしやすいので、急いでいるときに便利です。
コンパクト収納バッグつきでキャンプやツーリングに
ハーフサイズで、バイク上部のみを保護できるアイテムです。フルカバーより携帯性にすぐれており、カバーと一体となった収納袋も付属。ツーリングやキャンプのお供におすすめのバイクカバーです。
防犯目的はもちろん、夜露を防いだり、急な雨からメーター部分やシートを守ったりと、大切な愛車を旅先のトラブルから守ってくれます。
レイト商会『匠 バイクカバー バージョン2』はとにかくほかの商品とは一線を画した、高級感のある逸品。値段は張りますが、愛車を大切にしたい人にはぜひ使っていただきたい商品です。
各所に適した素材を使った機能性の高い一品
アウター素材に紫外線に強く耐久性を重視した「ポリエステルOX250デニール」を使用。インナー素材には耐熱素材やキズを抑えるソフトな素材など、部位ごとに適したものを使用した機能性の高いカバーになっています。
また、バイクカバー自体の耐久性を考慮し縫い目はダブルステッチ仕様となっています。より強く、浸水からもより守れるようになりました。雨風が多い地方にお住まいの方に試してほしい商品です。
後ろのひもをギュッと絞るだけでめくれ防止に
縛りひも付きなので、めくれにくくなっています。さらに、風飛び防止用のベルトも付いているので、強風で吹き飛ばされるのを防ぐことが可能。風でバイクカバーがよく外れて困るという方におすすめの一品です。
大型ロックにも対応したチェーンホールが配され、防犯面も安心。前方側のホールは赤く塗られており、カバーの前後が分かりやすくなっているのもうれしいポイントです。
底付きで全方向の雨やほこりから守れる
バイクすべてを覆うことが可能な底付きのカバーです。屋根がない駐車場でも、全方向の雨やほこりから守ってくれるので、車体もキズ付きにくいのがうれしいポイント。
カバーの前後には大きめのベンチレーションが付いており、通気性も確保されています。大切な愛車をサビやキズからしっかりと守りたい方は、要チェックの商品です。
ポリエステル素材なので軽い! ツーリングにも便利
7段階の豊富なサイズ展開が魅力的。4L以上ならスズキGSX1100カタナのような大型バイクや、ヤマハセロー250のようなオフロードバイクもすっぽり収まるサイズです。なかなか自分のバイクに合うカバーが見つからない方は、ぜひチェックしてみてください。
前面部分はブルーなので、カバーをかぶせる際にも迷うことなくスムーズ。ポリエステルタフタ素材で軽く、サッと手間なくかけることができますね。
バイクを愛するライダー店長が作るバイクカバー
安いものを買って損をしないようにとの思いを込めて製作されたバイクカバー。オックス300D生地採用で耐久性、防水性も高く、長く使用可能。また縫い目にはシームテープ加工が施されているので、隙間からの雨の侵入を防いでくれます。
裾前後はギャザーになっているので、車体にフィットしやすい形状。リアボックスを装着している場合はタイヤまで覆うことができない場合もあるので、サイズを確認しましょう。
【番外編】テント型おすすめ2選
続いては、番外編として、シェルター(テント)型でバイクをそのまま駐車できるタイプをご紹介いたします。ご自宅にスペースがある方におすすめの商品です。こちらもぜひ参考にしてください。
組み立て簡単な安心感のあるバイクシェルター
スチールフレームを使用した、組み立て式のバイクシェルターです。簡単に組み立てができ、また、表面のポリエステル製カバーで、愛車を安心して保管することができます。
カバー自体は車体に触れない構造。もちろん、風などで触れることはありますが、保管の際、傷がつく危険も最小限です。納車の際もスムーズで楽ちんです。シェルターを設置するスペースがある方にピッタリの商品です。
メンテナンスも可能な広々シェルター
一番の魅力は、乗りながらでも納車できる広々とした空間。大型のバイクを納車できるだけでなく、そこで愛車のメンテナンス作業もできます。もちろん、シリーズ展開では愛車それぞれに合うサイズも展開されています。
また、大きいサイズですが、日本の駐車場サイズに合うため、マンション住まいの方でも設置することができます。組み立ては工具不要で簡単に可能。愛車のメンテナンスをよく行う方にピッタリの商品です。
各通販サイトの人気ランキング バイクカバーの売れ筋をチェック
楽天市場でのバイクカバーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
バイクカバーに関するQ&A
バイクカバーが必要な理由は?

屋外で保管する場合に、雨、雪、風、太陽の紫外線などからバイクを保護することができます。そのため、バイクに傷がついたり劣化するのを防いだりするためにはカバーが必要になります。
また、カバーをすることがバイクや部品などの盗難からも守れるかもしれません。
カバーを付けたり外したりするのはめんどくさいかもしれませんが、愛車を守るためにはカバーの使用をおすすめします。
耐久性の高いバイクカバーの見極め方は?

バイクカバーの「厚み」に注目してみましょう。選び方のポイントについて、記事内で解説しています。
バイクカバーの基本的な選び方のポイントは下記の5つ。
【1】耐久性
【2】耐熱性
【3】防水・撥水機能
【4】通気性
【5】その他の必要な機能
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耐久性を意識して選ぶことが重要
バイクカバーは屋外で使うことが多いため、耐久性を意識して選びましょう。デニールの値で、生地の厚みは要チェックです。また、耐熱性のあるカバーなら、エンジンを切った直後にも使えて便利です。
本記事を参考に、ぜひ愛車にピッタリのバイクカバーを見つけてくださいね。
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