バイクレインウエアの選び方
まずは、バイクレインウェアの選び方やポイントを見ていきましょう。使用する頻度や走行する距離などに応じて、自分に必要な機能はどれかを見極めることが大切です。ポイントは下記の6つ。
【1】スーツタイプかコートタイプ
【2】サイズ感とアジャスター機能
【3】耐水圧
【4】透湿性
【5】目立つカラーと反射材で安全性を高める
【6】携帯性
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】レインウェアのタイプで選ぶ
バイクレインウェアには、上下に分かれてセットになったスーツタイプと、羽織るタイプのコートタイプの2種類があります。バイクの種類に合わせて選びましょう。
スーツタイプ|雨が浸入しにくい
スーツタイプはジャケットとパンツが上下でセパレートになっているレインウェアです。足元までしっかりと雨を防ぐことができ、動きやすいのがメリット。ツーリングなど走行時間が長いときや、またがって乗るタイプのバイクにおすすめです。
コートタイプ|サッと羽織れる
コートタイプはポンチョのようにサッと羽織るだけなので、着脱がかんたんというのが魅力です。その反面、雨量が多いと水滴が入ってきたり、足元までカバーできずに濡れてしまうことがあります。原付スクーターや、比較的ライディング時間が短い方におすすめです。
【2】サイズ感とアジャスター機能に着目
バイクに乗るときは、リュックを背負うという方が多いのではないでしょうか。そこで、バイクレインウェアはリュックを背負った状態で着られるような、ゆとりのある大きさのものがおすすめです。1~2サイズ大きめを選ぶといいですよ。
とはいえ、ゆとりがあり過ぎても風によるバタつきで邪魔になってしまいます。余った部分を調節できるアジャスターがついたものを選びましょう。とくに袖まわりや襟、パンツの裾が調節できるか、必ずチェックしましょう。
【3】防水機能は「耐水圧」をチェック
バイクレインウェアを着ていても、浸水してしまうことがあります。袖口からの浸水や小さな穴からの浸水がおもな理由です。また、前合わせ部分から浸水することもあります。
防水性をチェックする場合、耐水圧が10,000mm以上のものを選ぶといいですよ。縫い目の部分にシームレス加工がされていれば、縫い目からの浸水も防げるでしょう。
また、袖口は面ファスナーなどでしっかりとめられるか、前合わせの部分は2重構造になっているかなどもチェックポイントです。
【4】透湿性の高いものを選ぶ
レインウェアを着ていると、暑くて汗や湿気でなかが蒸れてしまうことがあります。そのため生地に透湿性があり、蒸れ防止機能が備わったレインウェアを選ぶようにしましょう。透湿性は10,000g/m2/24hr以上だと、蒸れにくく快適です。
また、メッシュやゴアテックスなどの素材を採用しているもの、背中に湿気や熱を逃すためのベンチレーションがついたレインウェアであれば、不快感がおさえられます。
【5】目立つカラーと反射材で安全性を高める
雨の日や夜は視界が悪くなってしまいますので、黄色、オレンジなど目立つカラーのレインウェアを着て、周囲に自分の存在をアピールしましょう。
あまり明るい色を身に付けたくない場合は、背中や腕などに反射材が使われているタイプを選ぶと安心ですね。
【6】コンパクトに収納できれば携帯性アップ
バイクの場合、収納量は限られるため、コンパクトに収納できる携帯性のよいものがおすすめです。たとえば、専用の収納袋がついていると便利。
薄いほどコンパクトにはなりますが、薄すぎて逆に防水性が弱いということがないように、機能面と携帯性とのバランスをみて選びましょう。
バイクレインウェアはバイク乗りの必需品! バイク雑誌フリーライターより
たとえ小雨であっても、ほんの数分走っただけでずぶ濡れになってしまうこともありますから、レインウエアはバイク乗りの装備として欠かせないもののひとつです。
特に山では天候が読みにくい場合もありますから、ロングツーリングのときには必須アイテムです。雨が降っていなくても、装備の上から着用することで防寒着として使用することもできます。
ツーリングや街中のちょい乗り用など、用途に合わせていくつか用意しておくと安心できますよ。
バイク用レインウェアのおすすめ商品
バイク用レインウェアのおすすめ商品をご紹介します。
すぐに各商品の詳細が見たい方は、ぜひリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ14選|スーツタイプ
まずは上下セパレートのスーツタイプからご紹介。しっかりと雨の侵入を防ぎたい方やツーリングにおすすめですよ。
調整タブつきの襟口・袖口で雨も風も平気!
2重仕立ての前立てや、ヘルメットからつたった雨水が首元に入らないよう後ろ襟があるなど、雨水の浸入を防ぐ工夫がなされたヤマハ発動機のバイクレインウェアです。
背中にはベンチレーションがあり、蒸れにくくなっているのも魅力。襟口と腕や足の袖口は調整タブがついていますので、ばたつきを抑え、雨風の侵入を防ぎやすくしています。収納ポーチつきで持ち運びにも便利。
低価格ですので、はじめてのバイクレインウェアとして購入する方にぴったりです。
取り外せるフリースがついているので冬も暖か
ジャケットのなかに取りはずし可能なフリースがついていますので、防寒性にもすぐれているのが特徴です。透湿機能はジャケットのみですが、パンツのヒップ部分には補強パッチ、摩擦のかかる脛の内側には耐熱生地を採用し、耐久性を強化しています。
防風にもすぐれていますので、雨天時でなくとも活躍するバイクレインウェアといえるでしょう。
基本性能をしっかりおさえながらもリーズナブル
1983年に誕生した、品質と機能のバランスにすぐれた製品を展開する、ゴールドウィンモーターサイクルブランドのバイクレインウェア。
高い耐水圧と透湿性という高機能をおさえつつも、コンパクトに収納できますので持ち運びに便利なのが特徴。さらに、ウエストや腕にはアジャスターがついていますのでばたつきを防ぎ、雨風の影響を受けにくいため快適に乗車できるでしょう。
ジャケットの裏地にはメッシュがついていますので不快感も軽減されます。これだけの機能がそろっていながらリーズナブルな価格。コストパフォーマンス重視の方におすすめです。
蒸れずに雨のなかも快適!
生地には高機能素材を採用し、撥水性・防水透湿性を高めたバイクレインウェアです。表地と裏地がナイロン、中間層がポリウレタンの高機能素材で、蒸れなどの不快感がなく雨のなかでも快適。防水透湿素材の耐久性が高いのも特徴です。
首元、袖口やおなかは二重構造で浸水を防ぐため、頻繁にバイクに乗る方や長時間乗る方にとくにおすすめです。リフレクタ―もついていますので夜のライディングも安心ですね。
2層の生地で防水透湿性を強化!
首元・袖口・ウエスト部分を二重構造にし、浸水をガードしてくれるヤマハ発動機のバイクレインウェアです。
生地を2層にして防水透湿性を高めていることと、おしりには縫い目からの水のしみ込みを防止するシームレス加工が施されているのが魅力。防水性能にすぐれていますので、快適にライディングを楽しむことができるでしょう。
ふたつ折りにして省スペース化のできる持ち手付きの収納袋がついていますので、リュックなどの大きさによって使い分けができて便利。先に紹介したサイバーテックスIIIよりもお手頃価格ですので、本格的な防水透湿性を備えながらも購入しやすいウェアです。
リーズナブルながら細かな工夫満載で雨でも快適
1947年に自動車部品を扱う企業として創業し、現在はバイクライダーを守る用品づくりを展開するコミネのバイクレインウェアです。ジャケットのみ透湿機能が施されており、コミネのなかでも低価格なモデル。
ばたつきを防止するためのアジャスターや安全性を高めるためのリフレクター、背中にはベンチレーションがついているため蒸れにくく、裏面のメッシュ生地で不快感を軽減してくれるのも特徴。細部にも工夫が施されたコストパフォーマンスにすぐれた商品。
はじめてのレインウェアや、バイクに乗る距離が短い方などにおすすめです。
雨専用リフレクターで雨天時の安全性もアップ
高性能の防水透湿素材を採用し、雨の侵入を防いでくれるのと同時に湿気を排出、雨のなかでも不快になりにくいのが特徴です。さらに安全性を重視する、アールエスタイチならではの「雨天専用リフレクター」がついているのも魅力。
雨天時でリフレクターが濡れた場合にも、高い反射効率が期待できるので安心です。快適さだけでなく、安全性を高めたバイクレインウェアです。
雨量が多くてもバイクに乗る必要がある場合、夜間の乗車が頻繁にある場合などに活躍するでしょう。

▼おすすめ4選|コートタイプ
つづいては、コートタイプのおすすめ商品をご紹介します。
スクーターに乗る方や、近距離で使う方はコート型が便利に使えます。レディース向けもご紹介しますので女性ライダーも必読です!

「バイク用レインウェア」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バイクレインウェアの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのバイクレインウェアの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】その他のバイクレインウェアに関連するアイテム
自分のスタイルに合うタイプを選ぼう
バイクレインウェアのおすすめ商品をご紹介しました。
バイクレインウェアにはスーツタイプとコートタイプの2種類あります。また、素材や細部の構造によって透湿性が異なり、雨水の防ぎ具合や蒸れにくさも変わってきます。使用する頻度や走行する距離などを踏まえて、自分にあったバイクレインウェアを見つけることが大切です。
あなたにあったレインウェアを見つけてくださいね。
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各種バイク誌で活躍しているフリーライター。 1998年に独立したのでこの稼業一筋で20年余り。所有バイクは、小さいのから大きいのまで多種に渡り、数としては20台を超えてしまったあたりからもう数えるのをやめてます。 車はサニトラのロング(クーラーなし)。ストリートファイター系を得意としてきたが、昨今では古いバイクのレストアライターとしても活躍の場を広げている様子。 バイクとアニメの探究者で、著書に「アニメバイク本」や「ご奉仕大好き! メイド本」などがある。