「だし用昆布」のおすすめ商品の比較一覧表
だし用昆布の選び方 種類ごとの特徴、サイズと値段、保存のしやすさをチェック
さまざまな種類があるだし用昆布。作る料理によって使い分けてみましょう。
ポイントは下記の5つ。
【1】昆布の種類と特徴を知ろう
【2】等級や天然・養殖・促成栽培かも確認を
【3】サイズと値段をチェック!
【4】チャックつき袋なら保存に便利
【5】種類ごとの特徴を知って用途に合わせて選択しよう
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】昆布の種類と特徴を知ろう 真昆布や利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布など
だし(出汁)用に使う昆布にはさまざまな種類があります。種類によって味わいも違ってくるので、まずはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
代表的な「真昆布」 クセのないうま味!
真昆布は肉厚で幅の広い見た目が特徴。室蘭から函館沿岸の道南地区が産地です。上品で甘味のある澄んだだしがとれるので、日本料理店や料亭などでも使用されています。
クセがなく料理を選ばないので、どれにしようか迷ったらこちらを選ぶと失敗が少ないでしょう。
澄んだ「利尻昆布」 香り高く透明
利尻島、礼文島など道北で採れる利尻昆布は、透明で風味のよいだしがとれます。おもにだし昆布として京料理や関西風のお吸いもの、湯豆腐などに使われています。甘みよりは塩みのほうがやや強く、素材の味を引き立てる料理への使用に向いています。
濃厚なコク「羅臼昆布」 希少な高級昆布だし
深くて濃いコクと香り、そして旨味が強い黄色味を帯びただしがとれるのが羅臼産。知床半島の南側にしか生息しておらず、高級だしとして使用される希少な昆布です。濃厚な昆布の香りを味わいたい方は、ぜひ煮ものなどに使用してみてください。
やわらかい「日高昆布」 煮物の具材にもおすすめ
日高昆布は関東でよく使われる昆布で、三石(みついし)昆布とも呼ばれます。昆布自体は色が濃くやわらかいので、だし用としてはもちろんそのまま煮て食べることも。佃煮昆布やおでんなどの煮物に使用されることが多いです。
関東風のだしをとりたい方、料理の一品としても幅広く活用したい方に向いています。
【2】等級や天然・養殖・促成栽培かも確認を こだわり派は…
日本の昆布の約90%が北海道産で、残りの10%は青森・岩手・宮城の三陸海岸産と言われています。上記でご紹介した昆布もほとんどが北海道産のものですが、同じ産地のなかでも天然か養殖かでその味わいは異なり、浜による格差や、品質による等級差があります。
たとえば利尻昆布は、利尻島で採れたものが希少価値が高く、ほかの地域で採れるものより甘みやコクが強いため、高級品として扱われています。価格が高いものはそのぶん品質が高いため、購入の際は目安にするといいでしょう。
【3】お試しには「少量」、コスパ重視なら「大容量」がおすすめ サイズと値段をチェック! 「わけあり」商品はコスパ優秀
だし用昆布をはじめて使う方や、いろいろな種類を少しずつ試してみたいという方には少量パックのものが向いているでしょう。一方、日常的に昆布だしを使ってだしをとる方は味にはこだわりたいものの、コストはなるべくおさえたいもの。そんなときは大容量パックのものを選んでみてください。
また、形がいびつだったり割れていたりする「わけあり」商品もあります。だしの味にはさほど差がなく、お得にだし用昆布を買うことができますよ。
【4】チャックつき袋なら保存に便利 湿気は大敵! 長持ちさせよう
だし用昆布は乾物なので、湿気は大敵。保存状態がよくないと、味や品質は落ちてしまいます。少量ずつ使っても、チャック付きなら密封して保存できるので昆布の鮮度を保ちやすいです。
チャックがついていないものを購入する場合は、しっかりと密封できるクリップなどで留めておくといいでしょう。
【5】種類ごとの特徴を知って用途に合わせて選択しよう 昆布は「食べる」楽しみも!
フードコーディネーター
だし用昆布には4種類の昆布が使われます。特徴を知ったうえで用途に応じて選びましょう。
透明で上品なだしがとれる真昆布はお吸いものに向いています。鍋ものや煮ものなど幅広い料理に使えるのは利尻昆布と羅臼昆布。利尻のだしは香り高くやや塩気があり、羅臼は濃厚でコク深いだしがとれます。
日高昆布は火通りが早くやわらかいので、だし用だけでなく「食べる昆布」にも適しています。料理初心者には安価で使いやすい日高昆布がおすすめです。
だし用昆布のおすすめ9選 羅臼昆布、真昆布、利尻昆布、日高昆布から厳選
ここまでの選び方のポイントをふまえたうえで、フードコーディネーター/だしソムリエ協会認定講師と編集部がおすすめの商品をご紹介していきます。異なる味わいのなかで、自分好みのものを見つけてみてくださいね。
フードコーディネーター
創業100年の老舗昆布問屋、道正昆布の『特上羅臼昆布一等検』は本格派の方におすすめ。厚さ、幅、長さ、色など高品質を誇り、濃厚なうま味とほのかな甘み、コクの深さが特徴です。黄味がかった羅臼昆布のだしは、鍋ものやめんつゆに向いています。

道正昆布『特上羅臼昆布一等検』






出典:Amazon
フードコーディネーター
道正昆布『天然日高昆布』は、たっぷりサイズでリーズナブル。葉が細く肉質がやわらかい日高昆布は短時間で煮えるので、だしをとるだけでなく、料理全般に使えるふだん使いの万能昆布です。昆布豆や昆布巻きなどの煮ものにもピッタリです。

道正昆布『天然日高昆布』






出典:Amazon
フードコーディネーター
礼文島船泊漁業協同組合『特選花折利尻昆布』は、葉のしわを伸ばし、根元や端を除いて成形した花折(はなおり)という形状の利尻昆布です。クセがなくうま味が強いだしは湯豆腐などシンプルな料理を引き立て、汁ものや煮ものを風味豊かに仕上げます。

礼文島船泊漁業協同組合『特選花折利尻昆布』




出典:楽天市場
山本食品『羅臼昆布』

出典:Amazon
南かやべ漁協『白口浜真昆布だし用 一番切』






出典:Amazon
ダイホク『日高昆布』

出典:Yahoo!ショッピング
不二食品『天然利尻昆布』

出典:楽天市場
創作頂昆布『北海道昆布ZANMAI 羅臼・利尻・日高昆布 セット』










出典:Amazon
函館梶原昆布店『真昆布 切葉 白口浜 業務用』












出典:Amazon
だし選びのプロのおすすめランキング! だし用昆布のTOP6はこれ!
ご紹介した商品のなかから、フードコーディネーター/だしソムリエ協会認定講師の加治佐由香里さんがおすすめする商品ランキングを発表します。だし用昆布選びの参考にしてみてください。
6位 創作頂昆布『北海道昆布ZANMAI 羅臼・利尻・日高昆布 セット』
5位 南かやべ漁協『白口浜真昆布だし用 一番切』
4位 山本食品『羅臼昆布』
3位 道正昆布『天然日高昆布』
2位 礼文島船泊漁業協同組合『特選花折利尻昆布』
1位 道正昆布『特上羅臼昆布一等検』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする だし用昆布の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのだし用昆布の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
だし用昆布の使い方 おいしい出汁のとり方は?
粉末用のだしに比べて、ひと手間かかるだし用昆布ですが、かんたんにだしをとることも可能です!
●水出し
だし用昆布は固く絞ったぬれ布巾で昆布の表面を軽くふきましょう。
500mlのお水に対して使う昆布の目安は10g。(昆布5cm角で約2g)
密閉できる容器に入れて、一晩おくだけです!
●煮出し
だし用昆布は固く絞ったぬれ布巾で昆布の表面を軽くふきましょう。
500mlのお水に対して使う昆布の目安は10g。(昆布5cm角で約2g)
鍋に水と昆布を入れて、火をかけずに約30分ほどおきます。そのあと、弱火から中火で火にかけ、沸騰直前になったら火を止めて昆布を取り出します。
意外とかんたんです!
だしを取ったあとの昆布の使い方&レシピ おかずにアレンジして食べることができる!
だしを取った後の昆布。そのまま捨ててしまうのはもったいない! ちょっとした工夫で食べることができます!
●昆布の佃煮
昆布を一口大に切って、酒、しょうゆ、みりん、砂糖で煮るだけです。
●塩昆布
千切りにした昆布を酒、しょうゆ、みりん、酢を加えて煮込みます。天日干しにしてもおいしいですよ。
だしパックやかつおだしのおすすめもチェック!
昆布だしでいつものお料理がもっとおいしくなる!
この記事では、だし用昆布おすすめ9選をご紹介しました。最後に選び方のポイントをおさらいです。
だし用昆布には、真昆布、利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布などの種類がありますので、その特徴を知りましょう。こだわるなら、浜格差・等級や天然・養殖・促成栽培かなども確認を。お試しなら少量のもの、コスパ重視なら大容量のものを選ぶとよいでしょう。
あなたの好きなだし用昆布を見つけてくださいね!
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
日本フードコーディネーター協会常任理事。 2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。 商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。 新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。 ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。