お座り練習チェアの選び方 安全性・タイプ・お手入れ方法をチェック!
ではさっそく、お座り練習チェアの選び方のポイントについて解説していきます。安全で快適に使える商品を選んで、赤ちゃんもお座りするのが楽しくなってもらえるといいですね。
安全性が大事! しっかりサポートしてくれるものが◎
赤ちゃんは、身体を形成する骨や筋肉もやわらかく成長段階にあるため、お座りも不安定。大切なわが子が座る、お座り練習チェアの1番大切なポイントは「安全性」です。
日本ではSG・STマークなど、製品安全協会などが定めた厳しいテストをクリアした証として与えられるマークが、ひとつの基準となっています。
米国では「CPSIA(消費者製品安全改善法)」を満たした製品のみ輸入可能であったり、欧州では化学物質も独自の規格で制限されるなど、国によっても異なりますがそれぞれ安全基準が設けられています。
心配な方は、購入したい商品が安全基準を満たしているのかどうかもチェックしてみましょう。
使用する状況によってタイプを選ぶ
お座り練習チェアを使用する場所はリビングだけにとどまらず、旅行先やお風呂場などさまざまです。ここで使えたら便利だろうな……と思う場面や状況を思い浮かべながらタイプを選んでいきましょう。
コンパクトで持ち運びしやすいものなら外出先にも!
旅行や帰省など、自宅以外でも赤ちゃんを座らせるチェアがあると、お出かけがずいぶんとらくに感じます。
外出先に持参するなら軽量でかさばらず、コンパクトになるものが便利です。ママひとりで持ち運びするなら、2Kg以下で空気を抜くなどのなんらかの方法でたためるものがおすすめ。
お風呂で使えるタイプも便利
お座り練習チェアには、ビニール素材でできたものや、プラスチック製・やわらかい樹脂製のものがあります。お風呂で使用ができると少しの間、手を離して座っていてもらうことができるので赤ちゃんの身体も洗いやすく、パパやママも赤ちゃんをお風呂に入れるのがよりカンタンに。
お風呂用チェアとして販売されている商品のなかには「お座り練習にも……」とお座り機能がついたものもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
手入れのしやすい素材に注目
お座り練習チェアの素材は前述にあるように、布製・プラスチック製・樹脂製などさまざま。素材によって、機能性や手入れの方法も異なります。
赤ちゃんが使うものだからこそ、清潔に保てるものがいいですよね。では、さっそく各素材の特徴についてみていきましょう。
ポリ樹脂製などはさっと汚れを拭き取れる
ポリ樹脂製やプラスチック製は、さっと拭き取るだけで汚れが取り除けるので、手軽にお手入れができるのがポイント。
赤ちゃんはよだれも多く、おやつのときも食べこぼしが多い時期。汚れが染み込まない素材なら、カンタンに清潔を保つことができますよ。
洗濯できる布製なら衛生的で夏も蒸れ知らず!
体温が高く汗をかきやすい赤ちゃんにとって、布製のチェアは樹脂製やプラスチック製に比べると蒸れにくく、汚れても洗濯できるのがメリットです。
なかには洗濯で綿がよれてしまうものもあるので、なか綿の密度やよれ防止がされているかなどをチェックしたほうがいいでしょう。
赤ちゃんがご機嫌に? 座り心地も重要

Photo by Christian Hermann on Unsplash
使う場面やお手入れの方法などを考慮すると、ある程度素材などが絞られてきたのではないでしょうか。でも1番気になるのは、赤ちゃんが気に入って使ってくれるかどうか。
お座り練習チェアから、いつも抜け出そうとして困る……といったこともよくある話です。では、快適性を左右するポイントをみていきましょう。
ほどよいクッション性があれば◎
大人同様に赤ちゃんも、ほどよいクッション性は座り心地に直結するため大切なポイントなります。かたすぎるとお尻が痛くなりがちで、かといって柔らかすぎてもまだしっかり座れない赤ちゃんにとっては不安定に。
ネット通販ではなかなか確認できないのが難点ですが、座り心地と安定感にこだわりを持って作られたものを選ぶのがいいでしょう。
むっちりかわいい足まわりには適度な余裕を
むっちりとやわらかくかわいらしい、赤ちゃんの足。そんな足まわりにはゆとりのあるチェアを選びましょう。窮屈なものを選ぶと、ママがサポートしてチェアにお座りさせる場合、とてもやりづらくなります。
お座りができる前の赤ちゃんでも、正しい姿勢で座れることを前提としている商品のなかには、足まわりが窮屈と感じるものもあるようです。とくに、成長が早く身体が大きめの赤ちゃんには、ゆったりした足まわりのものを探してあげましょう。
赤ちゃんのペースに合わせて使ってみて ベビーグッズ・コンシェルジュからアドバイス
ベビーグッズ・コンシェルジュ
お座り練習チェアは、お座りができるようになった赤ちゃんの不安定な体勢をサポートしてくれるものです。
長時間座らせず、もし嫌がったら無理強いしないで、赤ちゃんの気持ちや成長に合わせて使ってくださいね。
お座り練習チェアおすすめ8選 人気のバンボやインジェニュイティなど!
ここでは、お座り練習チェアのおすすめ8選をご紹介します。布製・プラスチック製・樹脂製など素材はさまざま。対象年齢も幅広く、使い方も工夫次第でながく愛用できるものもあります。
ぜひ、すてきなお座り練習チェアを見つけてくださいね。

Richell(リッチェル)『ふかふかベビーチェアR』












出典:Amazon
安全基準 | - |
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サイズ | 幅46×奥行48×高さ27cm |
素材 | 本体、エアーポンプ、空気栓:塩化ビニル樹脂(食品衛生法対応可塑剤使用)、空気弁:合成ゴム、内部空気弁:ポリウレタン |
対象月齢 | 7カ月~2歳ごろまで |

injenuity(インジェニュイティ)『Baby Base3.0』
























出典:Amazon
安全基準 | - |
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サイズ | 幅40×奥行38×高さ29cm |
素材 | クッション:ポリウレタン |
対象月齢 | 6カ月~ |

LULAA『ベビーチェアクッション』














出典:Amazon
安全基準 | - |
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サイズ | 幅25×奥行55cm |
素材 | コットンブレンド |
対象月齢 | 6カ月~4歳 |
Bumbo(バンボ)『ベビーソファ』










出典:Amazon
安全基準 | - |
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サイズ | 幅37.5×奥行37.5×高さ24cm、足入れの周囲:約28cm、座面までの高さ:2.5cm |
素材 | 本体:ポリウレタンフォーム、ベルト(織物部):ポリエステル、ベルト(バックル部):ポリアセタール |
対象月齢 | 首が据わるころ~14カ月ごろまで |
BONBEBE(ボンベベ)『多機能ジャンボシート』

出典:楽天市場
安全基準 | - |
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サイズ | 本体:幅39.2×奥行39.2×高さ32.8cm、テーブル:幅37×奥行26.2×高さ4cm、カート:直径40×高さ7cm |
素材 | シート:ポリウレタン、クッション:綿100%、その他付属品:プラスティック |
対象月齢 | 生後100日前後~5歳 |
KARIBU(カリブ)『ベビーチェア トレイセット』

出典:Amazon
安全基準 | - |
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サイズ | 本体:幅32×奥行22.5×高さ34cm、テーブル:幅28.5×奥行14.5cm、足入れ部分周囲:約14.5cm |
素材 | - |
対象月齢 | 首の据わる3、4カ月~14カ月まで |
STARRING-JP『お座り練習ベビーチェアソファ』














出典:Amazon
安全基準 | - |
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サイズ | 本体:幅50×奥行40cm/幅50×奥行45cm、シート:幅25×奥行20cm |
素材 | ポリエステル、詰め物:綿 |
対象月齢 | - |
HUGABOO(ハガブー)『お座り練習ベビーチェア』

出典:Amazon
安全基準 | CPCIA |
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サイズ | (約)幅53×奥行48×高さ25cm、足入れ部分:直径11cm |
素材 | ポリエステル100% |
対象月齢 | 3カ月(首据わり後)~1歳ごろ |
「お座り練習チェア」のおすすめ商品の比較一覧表
専門家のおすすめランキング お座り練習チェアのTOP5はコレ!
ご紹介した商品のなかから、ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子さんがおすすめする商品ランキングを発表します。お座り練習チェア選びの参考にしてみてください。
5位 BONBEBE(ボンベベ)『多機能ジャンボシート』
4位 Bumbo(バンボ)『ベビーソファ』
3位 Richell(リッチェル)『ふかふかベビーチェアR』
ベビーグッズ・コンシェルジュ
Richell(リッチェル)『ふかふかベビーチェアR』はお座り練習用だけでなく、お風呂用チェアとしても使用できるのでおすすめです。また、お財布にやさしい価格も魅力的。
2位 LULAA『ベビーチェアクッション』
ベビーグッズ・コンシェルジュ
LULAA『ベビーチェアクッション』は足を入れる必要がなく、ふわふわのクッションで囲まれるので、お座り練習をはじめたばかりの赤ちゃんにぴったりです。パーツを組み合わせていろんな使い方ができるところも、使い勝手がよくおすすめ。
1位 injenuity(インジェニュイティ)『Baby Base3.0』
ベビーグッズ・コンシェルジュ
injenuity(インジェニュイティ)『Baby Base3.0』は、大人用の椅子の上に取りつけてダイニングテーブルでも使えるため、ながく愛用できるアイテム。また、太もも部分にゆとりがあるので、ムチムチ赤ちゃんにも安心です。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お座り練習チェアの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのお座り練習チェアの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
「ローチェア」や「ハイチェア」もチェック! 【関連記事】
ローチェア
育児グッズライターのSATOさんに聞いた、ローチェアのおすすめ8選をご紹介します。赤ちゃんの離乳食が始まったら「いすに座る」という習慣をつけさせるためにも、食事用のベビーチェアを用意してあげましょう。ローチェアなら座面が低くて安定感があるので、3~4カ月の首がすわる時期から使えるものがあります...
ハイチェア
本記事では、保育士・河井恵美さんへの取材をもとに、ベビー用ハイチェアの選び方とおすすめ16商品を紹介します。安全を一番に考え、お手入れのしやすさやおしゃれなデザインにも注目して厳選しました。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの売れ筋人気ランキングも掲載しているのであわせてチェック...
折りたたみできるベビーチェア
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ベビー用バスチェア
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ベビーチェアベルト
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お座り練習チェアを使用するときの注意事項
ここからは、お座り練習チェアを使用するときの、気をつけるべき注意点をご紹介。正しく使用して、安全に楽しくお座りの練習をしましょう。
無理強いはしない! 赤ちゃんのペースで楽しもう
赤ちゃんのお座りは6カ月ごろからはじまり、9カ月ごろには安定したお座りができるといわれています。ですが、発達の過程や時期には個人差があるため、時期がきたからといって無理にお座りをさせる必要はありません。
嫌がる赤ちゃんに無理やりお座り練習をさせると、無理な体制に崩れたりなどのトラブルになる場合も。楽しんでお座り練習ができるよう、赤ちゃんのペースに合わせてはじめましょう。
あくまでサポートグッズ! 見守りは必要です
お座り練習チェアはあくまでも、サポートアイテムです。倒れにくい設計になっているものでも、思わぬときに倒れてしまう場合も。そのため、お座り練習チェアに赤ちゃんを座らせている間は、なにがあっても対応できるように見守るようにしましょう。
また、お座りができるようになった後でも、注意が必要です。ちょっとした体重のバランスで、後ろに倒れてしまうことも。座る場所にクッションなどのやわらかいものを置き、目を離さないように見守ることが大切です。
まとめ
お座り練習チェアのおすすめ8選をご紹介しました。
大切な赤ちゃんのチェア選びは難しいもの。できるだけながく愛用できて使いやすいものを選ぶ方法は、赤ちゃんが快適な形状やデザインを選ぶことです。そしてパパやママがお手入れしやすいものを選ぶこと。使用対象年齢ができるだけながいものを選ぶのも、ポイントのひとつですよ。
お気に入りのお座り練習チェアを購入して、赤ちゃんやママも快適に楽しくすごしましょう!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
小学校教師を経て大手ベビー用品メーカーで商品企画担当として勤務。手がけた商品は「グッドデザイン賞金賞」を受賞。 その後育児関連カタログ誌のバイヤー職などを経て、現在はベビーグッズ・コンシェルジュとして活動。 トータル約25年育児用品に携わった経験を活かし、育児中のママと赤ちゃんをサポートしています。