舌ブラシとは? 口臭予防効果も! 舌のケアや口臭予防に!
舌ブラシは、舌の舌苔(読み方:ぜったい)を取り除くオーラルケアアイテム。舌クリーナーとも呼ばれ、うがいでは取れない下の汚れを取り除くことができ、口臭予防にも効果があります。
そもそも舌苔とは、舌の舌乳頭の間に付着した汚れが集まったもの。口のなかの古くなった粘膜や、食べ物のかす、口のなかの細菌などが汚れのもとになっているものです。舌苔はタンパク質がたくさん含まれて、口臭の原因の一つになります。
舌ブラシを使うと舌を清潔に保つことができますが、使い方や使用頻度には注意も必要。舌ブラシは本当に必要なのかな? と思っている方も、選び方や注意点などをぜひ参考にしてみてください。
舌ブラシの選び方 舌磨きで清潔な口内を保とう!
ここでは医療系ライター・粟飯原ももこさんに取材のもと、舌ブラシの選び方を紹介していきます。ポイントは以下の3つです。
【1】形状
【2】素材
【3】ハンドルの長さ
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】目的に合わせて形状を選ぶ
舌ブラシには、おもに「ヘラタイプ」と「ブラシタイプ」がありますが、それぞれ汚れ度合いに合わせて選ぶことが大切です。特徴と違いをおさえておきましょう。
初心者はえずきにくい「ヘラタイプ」
ヘラタイプの舌ブラシは、舌をなでながら汚れをかきだすため最も汚れが落ちやすいのがメリット。舌に接する部分が鋭いほど汚れを落としやすくなりますが、舌への刺激も強くなるので、使い方には注意が必要です。
日々のケアにはブラシタイプ、汚れが目立つときはヘラタイプと使いわけるといいでしょう。
細かい舌苔まで取り除くなら「ブラシタイプ」
舌用のクリーニングジェルと合わせて使うなら、舌の表面全体にジェルを塗りやすいブラシタイプがおすすめです。歯ブラシと同じような感覚で使えるので、はじめて舌ブラシを購入するという人にも適しているでしょう。
汚れの落ちやすさはヘラタイプに劣りますが、毛先のやわらかいものを選べば、舌にやさしいブラッシングができます。
【2】やわらかい「シリコン素材」がおすすめ
舌ブラシの素材には、金属製やプラスチック製、シリコンゴム製などさまざまあります。とくに、舌に接する部分の素材に着目を。かたい素材だと力加減を誤ったときに舌表面を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、初心者ほどシリコンゴム(エラストマー)素材でできた柔らかい舌ブラシがおすすめです。
金属製は耐久性が高く長く使用できます。プラスチック製は安い値段で購入できますが、その分劣化も早いので定期的に買い替えましょう。
【3】ハンドルが長く奥まで届くものを選ぶ
奥の汚れや雑菌をかき出すためにも、ふだん使っている歯ブラシより少し長い舌ブラシを選びましょう。短いタイプは使いやすいですが、奥の方を磨くのは難しいというデメリットがあります。
使いにくくてお手入れが続かなくなってしまっては意味がないので、自分にとって使いやすく、汚れを落としやすいサイズの舌ブラシを見つけることが大切です。
舌ブラシ【ヘラタイプ】おすすめ4選
ここからは、医療系ライターの粟飯原ももこさんと編集部で選ぶ、おすすめの舌ブラシを紹介していきます。薬局・ドラッグストアなどで手軽に買える商品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まずはヘラタイプの舌ブラシからご紹介します。

「取り除きヘラ」と「かき出しブラシ」のダブルの機能で、舌の汚れを除去することが可能です。
ヘラとブラシのダブル機能で最強
舌の汚れをかき出すブラシと、汚れを除去するヘラがひとつになった多機能タイプです。ひだ状になっている舌の隙間に入り込んだ汚れも、効率よく除去することができます。
舌の奥まで届いて汚れを落とせるコンパクトなヘッドも特徴。こちらの商品は使用感が「かため」ですが、「ふつう」も用意されているので、使いやすいほうを選びましょう。

本体素材にエラストマーを採用し、舌をキズつけることなく、舌の汚れを除去することができおすすめです。
しなやかに曲がって使いやすい舌磨きブラシ
弾力性にすぐれて、しなやかに曲がるエラストマーを本体に採用した舌ブラシです。ヘッドがブラシ状ではなく、段差がついたブレード状になっているのが特徴。
1枚目のブレードが方向を合せ、2枚目3枚目で汚れをかき出すため、効率よく舌表面の汚れを落とせます。はじめての方でも使いやすく、舌にやさしいソフトタイプです。
無印のシンプルな舌ブラシ
エラストマーで舌ざわりも優しく使える舌ブラシです。無印らしいシンプルなデザインで洗面台にもナチュラルに馴染みます。
軽い力できれいになるチタニウム製
耐久性にすぐれたチタニウム製の舌ブラシです。力を入れず舌苔を取り除けるように工夫されたデザインのへらなので、軽く引くだけで舌の汚れを落とせます。
柄の部分に設けられたフック穴を使えば、引っ掛けて収納することも可能です。1週間に2~3回程度の使用で口の中を清潔に保てるため、舌にやさしいケアが続けられるでしょう。舌が汚れやすい人におすすめです。
舌ブラシ【ブラシタイプ】おすすめ9選 舌の清掃・舌苔除去効果がすごい! 人気のW-1も!
次に、ブラシタイプの舌ブラシをご紹介します。
汚れをからめとる! 両面使用タイプ
舌の表面に使える凸面と、舌の側面に使う凹面を使いわけられる「両面使用タイプ」の舌ブラシです。
ループ状に編み込まれたナイロン繊維で、歯ブラシでは落とすのが難しい舌苔や食べカスを、手軽に除去できます。また、プラスチックの芯に貼りつけてある約2mm厚の毛材がブラシの乾きを早めるので、いつでも清潔に使えます。

刺激が気になる人へおすすめ。ふわふわした羽毛ナイロンブラシがやさしく汚れをかきだします。
舌にやさしいふわふわの羽毛ナイロンブラシ
ブラシの凹凸が、舌表面の汚れを効率よく除去する舌ブラシです。舌にやわらかくフィットして、舌苔や食べカスをやさしく取り除きます。
舌だけでなく、頬の裏側なども含めた口腔内全体のお手入れができる万能タイプ。ふわふわした羽毛ナイロンブラシなので、舌への刺激が気になるという人にも適しています。衛生的に使える抗菌仕様です。
歯ブラシよりもこまかい毛が汚れをかき出す
高密度毛束が舌の汚れを浮かせて、ラバースクレーパーがしっかりとかき出す舌用歯ブラシです。斜めに密度の高い毛束が植えられているので、舌のこまかい凹凸にも入り込んで汚れを取り除きます。
舌の上で動かしやすいコンパクトなヘッドも特徴。歯ブラシよりもこまかい毛を採用しているため舌にやさしく、使い心地もソフトです。
高密度の3列植毛が魅力
やわらかい高密度の細毛が、舌の表面にある小さな突起のすき間に入り込んで、口臭の原因になる舌の汚れをやさしく除去します。
丸型のヘッドと3列植毛が特徴。操作しやすい長めのハンドルや、安定して握れる太めのラバーグリップなど、使いやすい工夫も多彩です。購入しやすいリーズナブルな価格なので、はじめての舌ブラシにもおすすめです。
ブラシとクリーナーの2WAYヘッド
シンプルなデザインの使いやすい舌ブラシです。表面はブラシ、裏面がクリーナーになっている2WAYタイプで、舌の表面をキズつけず、やさしく舌苔を除去できます。
歯ブラシのように気軽に使えるため、舌ブラシをはじめて使う方にも適しているでしょう。口臭の気になる方や、タバコを吸う方もチェックしてみてください。
小型ヘッドで使いやすい工夫が多彩
やわらかいブラシと、汚れをかき取るラバーのダブルアクションで、舌苔をしっかり落とす舌ブラシです。
抗菌フィラメント(毛)が採用されているので、衛生面が気になる人にも適しています。歯が邪魔にならないように考えられた15度の「アングルネック」もうれしい工夫です。ヘッドは小型なので舌の奥まできれいに磨けます。
幅広ヘッドで舌の汚れと口臭対策に
ブラシとヘラの両面仕様になっている舌ブラシです。舌表面の凹凸にかき出しブラシが入り込んで汚れを浮かせてから取り除いたあとで、ヘラが表面の汚れを除去します。
ヘッドは幅広なので汚れを効率的に除去できる舌ブラシを探ししているという方にも適しているでしょう。ロングハンドル設計なので握りやすいというメリットもあります。
効率よく舌の汚れを除去
本体部の材質にはポリブロピレン、ラバー部の材質にはシリコンを採用した使いやすい舌ブラシです。独自に調節している角度の設定と構造が、効率的な舌のクリーニングをサポートしてくれます。
色はピンクとブルーを選ぶことができるので、カップルでそろえて使ってみるのもいいでしょう。5本や10本セットでまとめて買えばリーズナブルです。
汚れを取り除くこまかい毛が評判
ソフトな細い毛でキズつけず舌を磨くことができ、汚れを取り除く舌ブラシです。Rカットの植毛なので、舌の表面にぴったりとフィットします。
長くて大きな指当てが設けられた、握りやすいグリップも特徴です。柄の内側をくり抜いて軽量化されているため、ブラッシング中でも手が疲れにくくなっています。フックなどにぶら下げての保管にも便利です。
「舌ブラシ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 舌ブラシの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での舌ブラシの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
舌ブラシを効果的な使い方 汚れを水分で浮かせると取りやすい!
舌ブラシの使用方法も押さえておきましょう。舌ブラシでのブラッシング前に、口のなかを潤して汚れを浮かしておくと、食べカスや汚れを効率的に除去することができます。なお、適度な水分は、舌の乾燥によるブラッシング中のキズを防ぐので、舌ブラシは水で濡らしてから使うようにしましょう。
基本的に歯磨き粉は使いません。磨き方は、舌をできるだけ前に出し、奥から手前にやさしく動かして舌をなでるようにして汚れを落としていきます。専用の舌用クリーニングジェルを使用するとより効果的でしょう。
【Q&A】舌ブラシに関する疑問を解決!
舌ブラシの使用頻度は?

舌ブラシの使用頻度は1日1回が目安。タイミングは、寝る前よりも、細菌が増えやすい朝起きたときに磨くのが効果的です。衛生面も考えて、1カ月を目安に新しいものに買い替えましょう。
舌ブラシは歯ブラシで代用できる?

舌磨きを歯ブラシで代用したいという人もいるかもしれませんが、結論からいうとNGです。歯ブラシで磨いても十分に汚れをかき出すことができず、さらにブラシがかたいので舌表面を傷つけてしまう恐れがあります。
舌が傷つくと細菌を繁殖させてしまう可能性があり、むしろ逆効果になってしまうことも。そのため、ぜひ専用の舌ブラシを用意して舌ケアを行なってください。
医療系ライターからアドバイス
舌はキズつきやすいため注意して
舌の汚れをかきだして除去することで、口臭を防いだり、ウィルス対策することができます。しかし、舌はキズつきやすいため、ふだん使用している歯ブラシで舌の汚れを除去しようとすると、舌がキズついてしまうおそれもあります。
舌の汚れを除去するときは、汚れを除去しやすく、なおかつ舌をキズつけない舌ブラシを使用して、舌の汚れを除去していきましょう。
歯間ブラシや口腔洗浄器のおすすめもチェック! 舌ブラシと一緒に使いたい!
口内洗浄液や歯間ブラシなど、そのほかのおすすめグッズはこちらの記事で紹介しています! ぜひチェックしてみてください。
舌ブラシで口内を快適に
口臭や口腔環境が気になる方は、舌ブラシでのお手入れがおすすめです。舌ブラシは、「ブラシタイプ」と「ヘラタイプ」があるので、汚れの度合いに合わせて選ぶようにしましょう。
こまかい汚れが気になるならブラシタイプ、表面の汚れをしっかり落としたいならヘラタイプを選んでみてください。ブラシの長さや「しなり」具合などの使いやすさもチェックしたいところです。
どこに売ってる? と悩む人もいるかもしれませんが、100均や薬局・ドラッグストアのほか、通販で購入可能です。この記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考にして、お気に入りの舌ブラシを見つけてみてください。
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