口腔洗浄機とは
水流の力を利用して、歯間や歯周ポケットなどの箇所を洗浄してくれるのが、口腔洗浄器です。別名、ウォーターピックとも呼ばれ、歯医者などで見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
歯ブラシでは届かない部分の汚れや落としきれない汚れに対し、強力な水流でアプローチできるのが魅力です。
口腔洗浄器の選び方
それでは、口腔洗浄器の選び方について解説します。タンク式や携帯式、メーカー独自の水流があるものなど、商品によって機能はさまざま。どの点に着目したらよいか、5つのポイントに分けて見てみましょう。
【1】タイプ
【2】水流方式
【3】水タンクの容量
【4】水圧調整機能
【5】ノズルは付け替え可能か
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】口腔洗浄機のタイプをチェック
口腔洗浄機には、タンクに水を入れて使用する据え置きタイプとコンパクトな持ち運びタイプの2つがあるので、それぞれ解説していきます。
▼ハイパワーな据え置きタイプ
据え置きタイプは、タンクに水を入れて使用する口腔洗浄器。たっぷり水を補充することができ、ハイパワーでゆっくりじっくり口内洗浄したい人や、家族で共有したい人に向いています。
洗面所に置くと少し場所を取りますが、タンクにノズル用の収納がついている商品などは付属品をひとまとめにすることが可能です。
▼コンパクトな持ち運びタイプ
持ち運びタイプはコンパクトなデザインで、外出先にも気軽に持っていくことができます。
充電式と乾電池式があり、乾電池式だと充電を気にせず使えるのがポイント。充電式は繰り返し使えるのがメリットです。
【2】水流方式をチェック
主流はジェット水流ですが、近年ではメーカー独自の水流方式を取り入れている商品もあります。たとえば歯の表面をきれいにしてくれる超音波水流、歯茎に優しいパルス水流、洗浄力にすぐれた脈動水流などがあります。
自分の歯の状況をよく知り、口内環境に合ったものを選びましょう。
【3】水タンクの容量をチェック
タンクの容量は、そのまま使いやすさに直結します。据え置き型と持ち運び型では、必用な水の量が当然異なるので、参考にしてみてください。
▼長時間使うなら600ml以上のタンク容量を
据え置きタイプのタンク容量は、600mlのものや1000mlのものなどメーカーによって異なります。家族で共有する場合は、大容量のほうが水を頻繁に補充しなくて済むので、使いやすいでしょう。
ちなみに、タンクの容量が600mlの場合、水圧を「強」すると、約2分程度でタンクに入れた水を使い切るそうです。
▼まずは約150~300mlで様子を見るのもあり
高圧で長時間口腔洗浄機を使っていると、逆に歯茎を傷めてしまう原因に。なので、約150~300mlの持ち運びタイプで様子を見て、問題ないようであれば、据え置きタイプに買い替える、という選択肢もありです。
【4】水圧調整機能をチェック
水圧調整は持ち運びタイプだと2~4段階、据え置きタイプは多くて10段階まで調節できるものもあります。はじめて使う人や子どもには、弱めの水流から設定がこまかく調整できるタイプがよいでしょう。
もちろん水圧が強いほうが汚れの除去力はより高まりますが、歯茎をいためる可能性がありますので、徐々に段階を上げていくほうが無難です。
【5】ノズルは付け替え可能かチェック
一台の口腔洗浄器を複数人で使う場合、感染症のリスクが高くなる可能性を防ぐためにも、ノズルはひとり1本ずつ、専用で使うようにしましょう。
そのため、購入予定の口腔洗浄機にノズルが複数付属されているか、交換用のノズルが販売されているか、事前にチェックしましょう。
エキスパートのアドバイス
口腔洗浄機を選ぶ際には、どういう場面で使用をすることが多いか、が重要になります。
口臭予防や日々のケアとして使用をする場合:据え置きのモデルが断然使いやすい。水圧の調整がこまかくできるモデルも多く、家族全員で使用するなどの場面で真価を発揮。ですが、その分、サイズは大きくなるので、設置場所の確認を。
旅行などで持ち運ぶ場合:持ち運ぶタイプには、充電式と乾電池式などがありますが、どうしても据え置き型よりも水圧が弱くなる点。また、使用頻度を考えた時に、自宅で使うことが多い人には据え置き型の方がおすすめです。
また、水流方式もかつてはほとんどがジェット水流でしたが、あまり水圧が強いと歯茎にダメージを与える危険性があるため、歯茎や歯間が弱くて血が出やすい方や子どもも使用するなら、バブル水流などの口当たりが優しい機種を選ぶのもひとつの手です。
口腔洗浄器のおすすめ商品
それでは、口腔洗浄器のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ5選|据え置きタイプ
▼おすすめ2選|持ち運びタイプ
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ5選|据え置きタイプ
6種類の交換チップでさまざまな用途に対応
タンク型の口腔洗浄器は洗面所で場所を取るのがデメリット。しかし、この製品はタンク上部にチップを収納でき、かさばりがちなコードもコンパクトに収納できるので邪魔になりません。替えのチップは6種類。パルス水流で、その日の口の状態に合わせて洗浄が可能です。
別売りのブラシチップはジェット水流と歯ブラシが一体になったもので、歯みがきをしながら口腔ケアを同時に行なうことができます。
超音波水流で汚れを徹底除去!
独自の超音波水流で歯垢をきれいに落とす、パナソニックのジェットウォッシャードルツ。磨き残しやすい歯間や歯周ポケットまでもしっかりケアしてくれます。タンク容量は600mlとたっぷりあるので、満足がいくまで口内洗浄が可能。食器洗い機でタンクをしっかり洗えるので、いつも清潔に保てるのもうれしいポイントです。
水圧は10段階に調節ができます。はじめて使う方は1~3の間で試してみるとよいでしょう。
ジェット水流とバブル水流でお口の悩み解決
歯間に詰まった食べかすはジェット水流、デリケートな歯周ポケットに詰まった食べかすはバブル水流がしっかり除去してくれます。
タンク容量は約600mlで、1回給水すると、約1分50秒の連続使用が可能! さらに、水圧は自分の好みに合わせて、無段階調節ができます。
1000mlの大容量タンクでしっかり口内洗浄
1,000mlと大容量で、途中で水を足さなくてもいいのが特徴。しっかり洗浄したい方におすすめです。水漏れ防止弁つきなので、水漏れの心配がありません。1,250~1,700回/分の微振動で効果的に歯茎ケアが可能です。
さらに、口臭が気になる方に、うれしい舌クリーナーつき。においや朝起床後によくあるねばつきの解消も期待できます。
▼おすすめ2選|持ち運びタイプ
外出先でも使えるジェットウォッシャードルツ
持ち運びができるタイプのジェットウォッシャードルツ。乾電池式のため、充電コードを一緒に持ち運ばなくていいので、気軽に旅行や出張に持っていけます。
口腔洗浄は毎日継続することが大事になります。持ち運びがかんたんなこの商品なら、いつでもケアが可能なので、健康な口内環境を保てるでしょう。
水流モードはシンプルにふたつのみ。多機能で使い方が複雑な商品が苦手な方にも、問題なく使えそうです。
3連続ジェット噴射で頑固な歯垢を逃がさない!
歯間の歯垢をしっかり除去してくれる製品。その秘密は水と空気の3連続ジェット噴射機能にあります。加圧された空気とミクロの水滴を噴射することにより、奥歯や歯と歯茎の間もきれいに洗浄してくれます。噴射回数は1~3回まで自分の好みに合わせてカスタマイズが可能です。
タンク式ではないため、洗面所で場所を取らないのもポイント。デンタルフロスケアは面倒だし時間がかかる……と感じている方は、エアーフロスウルトラを試してみてはいかがでしょうか。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 口腔洗浄器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での口腔洗浄器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】歯間ブラシやデンタルフロスなどの記事はこちら
まとめ
タンク式と持ち運びが可能な携帯式の口腔洗浄器を紹介しました。独自の水流方式を採用したものや、5種類以上のモードを搭載したものなど、製品によって機能性はさまざま。値段も高価なものから5,000円以下で購入できるものまであります。
使用人数や口内環境を考慮して、自分に合ったものを見つけてください。
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