犬用ペットシーツの選び方 ドッグトレーナーがアドバイス!
ドッグトレーナーの金子真弓さんに監修いただき、ペットシーツを選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記。
【1】吸収力
【2】耐久性
【3】消臭力
【4】シーツの厚さ
【5】サイズ
【6】環境にやさしいタイプもある
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】吸収力で選ぶ
ペットシーツを選ぶうえで、吸収力はチェックすべき大切なポイント。お留守番の時間が長いときなどは、ペットシーツを取り替えることが難しいですよね。そういった場合、複数回排泄してもしっかり吸収でき、おしっこが漏れたり逆戻りしないものがいいでしょう。
ペットシーツの吸収力は、吸水ポリマーの量によって変わります。厚さのあるシーツのほうが、吸水ポリマーもそのぶん多く使用されています。コスト面などを考慮して、ふだんは薄手のシーツを使い、お出かけのときは厚手タイプにするなど、使い分けるのもいいでしょう。
(★)ドッグトレーナーからのワンポイントアドバイス
自力で食べたり排泄ができない高齢犬や、治療中で動くのが困難な犬は、どうしても食べ物や汚物が付着することが多くなります。そういったケースでは、防水効果の高いペットシーツが有効です。
犬が寝ているマットの上に防水タイプのペットシーツを使うと清潔に保てるでしょう。犬の体型や大きさに合わせて、少し大きめサイズのペットシーツがおすすめです。
【2】耐久性で選ぶ
トイレトレーニング中のやんちゃな子犬は、いたずらしてシーツをかじってしまうことがあります。ボロボロになったシーツの一部を飲み込んでのどに詰まらせたり、ポリマーが腸に詰まってしまうなど、非常に危険。
そういった悲しい事故を防ぐためにも、ペットシーツの耐久性はしっかり確認しましょう。表面の繊維が破れにくく、裏側のビニール部分がはがれにくいかなどのチェックを行なってください。
【3】消臭力で選ぶ
子犬のころからトイレの習慣を身につけさせるのは飼い主の大切な役割。きちんと決めた場所で、犬が排泄できるよう清潔に保ちましょう。
また、高齢犬で寝たきりになると、排泄物の臭いが身体に付着してしまいます。犬ができるだけ快適に生活を送れるよう、消臭機能がしっかりしたシーツを選ぶのをおすすめします。
【4】シーツの厚さで選ぶ
薄手のシーツは、安い商品が多いのでこまめに交換する方におすすめです。また、大量に保管しても場所を取らず、外出時に持ち歩くときも軽くて便利です。
厚手のシーツはオシッコの逆戻りが少ないため、複数回使えます。長時間のお留守番時に使用する際や同じシーツを使って数回排泄ができる犬には厚手のシーツを選ぶと良いでしょう。
【5】サイズで選ぶ
ペットシーツのサイズは、「レギュラーサイズ」「ワイドサイズ」「スーパーワイドサイズ」があります。トレイを使用する際もシートのサイズに合わせて選びましょう。
一度排泄したシーツはすぐに取り替える場合、犬の身体にギリギリ合うサイズでよいでしょう。反対に、1枚のシーツで複数回排泄する場合は、少し大きめのサイズがおすすめです。
犬は排泄をする際にクルクル回ることがあります。せっかくトイレまで行けたのにクルクル回っているうちにトイレシーツからはみ出てしまっては残念です。十分な大きさを選んであげましょう。
【6】環境にやさしいタイプも
犬のトイレは使い捨てのペットシーツだけはありません。環境問題が注目されゴミ処理費用が有料になった今、ゴミとして処分されるペットシーツを見直してみませんか。
少し面倒になることもありますが、使い捨てないトイレのシーツや環境にやさしい素材選びもおすすめ。小さな積み重ねが大きい変化につながるはずです。
犬用ペットシーツのおすすめ商品はコチラ!
ここからは上で紹介したペットシーツの選び方のポイントをふまえて、おすすめの商品をご紹介していきます。一緒に暮らしている犬に合わせて、使い勝手のいい犬用ペットシーツ選びの参考にしてください。
▼ドッグトレーナー厳選
▼レギュラーサイズ
▼ワイドサイズ
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼ドッグトレーナー厳選
まずは、ドッグトレーナーの金子真弓さんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。

コスパのよさが魅力
トイレシーツをこまめに取り替える方には、ゴミの量も抑えられてコスパのいい、こちらの商品がおすすめです。低価格で超薄型なので、これだけの枚数を購入してもかさばりません。外出時の持ち歩きにも軽くて便利です。
また、シーツで排泄後、まだ使用していない部分がたくさん残っていても同じシーツを使うのを拒む犬もいます。そんな犬にはトイレトレイ内に小さめのシーツを複数枚敷き、汚れた部分だけを取り替えるようにするとよいでしょう。

かわいくていい香りのペットシーツ
スヌーピー柄のペットシーツです。アロマ効果とありますが、臭いを抑えるというよりアロマの香りで排泄臭が気にならないように工夫されています。
使い捨てのペットシーツに柄が入っているものはあまり見られないので、少しお値段は高めですが、おでかけなどの特別なとき用として購入しておくのもよいでしょう。

何度も洗って使えるから経済的
布なのにどんなに水分を吸っても裏にしみでてくることはありません。何度も洗って使えるので経済的です。洗う時間を考えると2枚以上持っていた方がいいでしょう。
今やゴミ処理にも費用がかかる時代です。少しでもゴミを減らし環境のためにも、また家庭のお財布に優しくあるためにも、使用する価値は十分にあります。
さまざまなサイズがあるので、自分の犬に合ったサイズを選んでください。病気や高齢になり介護が必要になったときにはこのトイレシーツが役立ちます。
通常の使い捨てペットシーツは裏がビニールでカバーされているため、ベッド等の上に敷くとシーツがツルツル滑り安定しませんが、こちらのシーツは普通の布のようにして使えます。
▼ワイドサイズ
ここでは、ワイドサイズの犬用ペットシーツを紹介します。ワイドサイズは大型犬に対応できるタイプのものが多いです。また、おしっこできる範囲が広いことから、失敗の危険が少ないといえます。
ワイドサイズではみ出しが不安な犬も安心
こちらのペットシーツはワイドサイズなため、全犬種対応のサイズとなっています。体はシーツ上にあっても、おしっこはシーツ外にしてしまう犬は少なくはありません。
ワイドサイズなペットシーツは大型犬だけでなく、おしっこの失敗が多い犬にも使えますよ。
炭の力で強力吸着消臭が可能!
じめじめした季節はとくにおしっこのニオイが気になる方も多いでしょう。消臭効果が強いとされている炭の力で、じめじめした季節でもおしっこのニオイは気になりません。
また瞬間スポット吸収により、シーツもサラサラにたもってくれます。
おしっこの逆戻りをおさえて足濡れ防止!
愛犬がおしっこをしたあとに移動する際、足が濡れてしまうことがあります。このシーツは、吸収スピードが速いのでその心配もないでしょう。
また、炭による消臭効果で快適に過ごせるのもうれしいポイントです。
アイリスオーヤマ『香り付きペットシーツ ワイド』
▼レギュラーサイズ
続いて、レギュラーサイズの犬用ペットシーツを紹介します。小型犬・中型犬をメインとし、大型犬の子犬時にも使えます。
フローラルシャボンの香りとさらさら吸収が魅力
人間同様、犬もおしっこをする場所が汚かったり臭かったりすると自然と避けてしまうでしょう。このシーツは高い消臭性に加え、フローラルシャボンのいい香りが特徴です。
そのうえ、高い吸収性もあるため、おしっこをした後でもサラサラしています。
5層構造による圧倒的な吸収力!
薄型なペットシーツは吸収力があまりないものが多いのですが、『犬用ペットシーツ匠吸 レギュラー』は、綿状パルプ、ポリマーや漏れ防止PEフィルムを使用している5層の特殊構造によって、充分な吸収力を持っています。
薄型なため、収納にもスペースをとらないこともうれしいポイントでしょう。
トイレのしつけにはこのペットシーツ!
『しつけるシーツW消臭 レギュラーサイズ』の特徴は、消臭剤「ケスモン」と抗菌ポリマーによりおしっこの気になるニオイはしっかり消臭してくれる一方で、しつけがラクになるニオイがついている点。
愛犬が自然と、シーツのうえでおしっこをしてくれるようになるでしょう。このシーツなら、イヤなニオイを防ぎつつしつけができます。
▼おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 犬用ペットシーツの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの犬用ペットシーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
専用ゴミ箱があればニオイが気にならない! 排泄物のニオイをシャットアウト
意外と見落としがちなのが、ペットシーツを処理するときのゴミ箱。ニオイ漏れを防ぐタイプなら犬も人も快適に過ごせますよ。
犬用ペットシーツを使う習慣をつけるには? しつけ方法を紹介!
ここでは、愛犬にペットシーツを使ってもらえるよう、しつけの方法をご紹介します。
しつけ用スプレーを使ってみる
ペットシーツのうえにトイレをしてくれないときは、しつけ用スプレーを使ってみましょう。犬はおしっこのニオイがする場所におしっこをする可能性があるといわれていますが、部屋におしっこのニオイをつねに漂わせておくのはちょっと……と思いますよね。
しつけ用スプレーのなかには、抗菌効果があるものや、独特なニオイがしないタイプもありますので、ぜひ探してみてください。
しつけをしてペットシーツに慣れてもらいましょう
トイレのしつけは、家に子犬を迎えたその日から始まります。子犬のころにしつけを完璧にし、使い慣れたトイレシーツをそのまま使い続けると有効的です。
サイズがそろっている商品を選べば、子犬時から成犬時まで同じシリーズのペットシーツを使うことができます。愛犬に合ったペットシーツを見つけ、成長に合わせてサイズを変えていくといいでしょう。
また、根気がいりますが成犬後もしつけはできますので、ペットシーツでおしっこをすることに慣れてもらうことが大切です。
そのほかの犬用ペット関連の記事はこちら 【関連記事】
愛犬の大きなストレスにならない場所と素材を ドッグトレーナーからのアドバイス
日本でも多くの犬が室内で幸せに暮らすようになり、犬のトイレ関連グッズもさまざまな物が選べるようになりました。
ペットシーツだけでもサイズや機能など豊富にあります。犬と共に生活をしていれば、排泄をどのようにどこでさせるのかは飼い主次第です。犬にとって大きなストレスにならぬよう場所と素材を決め、犬にわかりやすいようトレーニングしましょう。
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1992年栃木県黒磯市にあるアニマル・ファンスィアーズ・クラブへ就職し、佐良直美先生に師事。 5年間ケンネルマネージメント及び動物の健康管理や基礎獣医学を学びながら、仔犬から成犬まで数々の犬のトレーニングを行い、同クラブにて一般飼い主の為の家庭犬しつけ教室チーフインストラクター、コンサルタント、及び通訳をつとめる。 独立後も多くのしつけ教室や出張トレーニングを通して年間300組以上の飼い主指導を行なっている。 神奈川県藤沢市にてパップスフレンズを主宰。パピークラスから個人カウンセリング、そして競技レベルまで幅広く指導する傍ら、複数の専門学校にて後進の育成に励んでいる。海外講師が来日した際には通訳を務める。また、自身も多くのワークショップやセミナーへ参加し、常に新しい情報と知識を習得しながら国内外の専門家とのネットワークを広げている。 トレーニング方法はモチベーショナルメソッドを基本とし、26年前から導入しているクリッカーを使ったシェーピングとルアー、そして認定を受けているTタッチのメソッドも取り入れ、多方面から人と犬のストレスレスでハッピーな生活のお手伝いを行なっている。 NADOI(米国愛犬しつけインストラクター協会)公認インストラクター、AADT(英国&米国ドッグトレーニング)公認トレーナー、UKRCB(英国犬行動学者協会)公認トレーナー、優良家庭犬普及協会常任、優良家庭犬認定試験公認ジャッジ、Tタッチ認定プラクティショナー。