犬用ベッドの選び方 形状、素材、洗えるかをチェック!
子犬を迎えたときに必ず必要になる犬用ベッド。愛犬が長く使っていくうちに汚れてくるので、定期的に新しいベッドに買い替えてあげたり、夏用・冬用で使い分けてあげたりする必要があります。
そこでまずは、犬のベッドの選び方を紹介していきます。ポイントは下記。
【1】ベッドの形状で選ぶ
【2】夏用・冬用など季節に合った素材を選ぶ
【3】愛犬に合ったサイズを選ぶ
【4】洗濯機で洗える、丸洗いができるかチェック
【5】愛犬の年齢に合わせて選ぶ
それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
【1】ベッドの形状で選ぶ
犬用ベッドはおもに「カドラータイプ」「ドームタイプ」「マットタイプ」「クッションタイプ」の4種類があります。それぞれの特徴を押さえておきましょう。いずれも愛犬のサイズや体格に合ったものを選んであげてくださいね。
カドラータイプ|子犬も成犬も安心して眠れる
ワンちゃんをやさしく抱きかかえるように、フチが盛り上がっている形をカドラータイプといいます。
ワンちゃんはパピーのころに、頭や背中、お尻をお母さん犬のお腹にくっつけて眠っていたため包まれるような形状のカドラータイプでは、落ち着いて眠ってくれます。狭いところが好きな性格のワンちゃんは丸まって眠ることが多いため、体のサイズに合わせてぴたっとくるものを選んであげましょう。
ドームタイプ|小型犬や狭いところが好きな犬に
屋根がついたドーム型ベッドは、狭いところが落ち着くワンちゃんにぴったり。愛犬が体を伸ばしてリラックスできる大きさかどうか、商品のサイズをしっかりチェックして選びましょう。夏には暑そうな印象がありますが、ほとんどのドームタイプは屋根もやわらかい素材でできており、潰すことでカドラータイプとして2WAYで使えます。
犬小屋のような形やボックス型が定番ですが、犬以外の動物や季節の風物詩をモチーフにしたものも多数販売されています。
マットタイプ・クッションタイプ|大型犬や開放的な性格の犬に
マットやクッションのような平たい形をした犬用ベッドは、伸び伸びと足や背中を伸ばしたり、仰向けに眠ったりできます。そのため、大型犬や、開放的な性格の犬に適しています。
ワンちゃんが開放的な性格かどうかは、お腹をみせて仰向けで寝るかどうかで判断しましょう。開放的な性格ではないワンちゃんにはボックスやサークル、ケージなどのなかに入れたり、部屋の隅の壁2面につけてあげるたりすることで、使うようになることもあります。
【2】夏用・冬用など季節に合った素材を選ぶ
夏用ベッドは、クールな冷感ジェルやエアー素材やメッシュ素材など、涼しい工夫がされたものがおすすめです。一方で、冬用ベッドはふわふわもこもこで暖かいムートン調素材や底地にヒーターがいれられるタイプだと、冷える心配もなく安心です。
梅雨の時期には通気性にすぐれた底材のベッドなど、人間が布団をかえるように、ワンちゃんのベッドも季節に合わせて選んであげましょう。
【3】愛犬に合ったサイズを選ぶ

犬用ベッドを選ぶ際には、愛犬の大きさに合った適切なサイズの物を選ぶことも大切です。愛犬のサイズに合っていない小さすぎるものを選んでしまうと窮屈になり、ストレスを与えてしまう可能性もあります。
愛犬の性格によっても選ぶサイズが変わってきます。広い場所でのびのびとくつろぐのが好きなのか、またドームタイプのように囲まれた場所を好むのか。普段の愛犬の様子を見ながら見きわめてみてください。
【4】洗濯機で洗える、丸洗いができるかチェック
毎日ワンちゃんが眠るもので、室内に置くものなので、お手入れ方法も気になります。洗濯機で何度でも丸洗いができて、いつも清潔にキープできるものを選びましょう。
とくに夏場はワンちゃんも汗をかくため、カバーが洗えたり本体も丸洗いできたりすると衛生的です。
【5】愛犬の年齢に合わせて選ぶ
愛犬が子犬なのか、老犬なのか、年齢によっても注意すべきポイントがあります。
子犬・パピー犬|買い替え前提で安いものを選ぶ
子犬、パピー期のワンちゃんは、噛んだり遊んでいるうちに犬用ベッドを壊してしまう、排尿を失敗して汚してしまう場合が多いです。そのため子犬に犬用ベッドを用意する場合は、買い替え前提の安いベッドを選ぶのも賢い方法です。
ただし、誤飲を防ぐためにも、ベッドに使用されている毛が抜けづらいか、壊れにくいかをチェックして選ぶといいでしょう。口コミなどを参考にするのもひとつです。
老犬・シニア犬|足腰の負担がかからないものを選ぶ
シニア期のワンちゃんは足腰が弱くなってくるので、段差が低く横になりやすいベッドを選んであげましょう。また、1日のほとんどを横になった状態で過ごすことが多いです。そのため床ずれ対策として、寝返りをうたせてあげる必要があります。大型犬の場合は四方に、小型犬なら両端に持ち手がついたタイプの犬用ベッドなら、寝返りを楽にうたせられます。
また、体圧を分散するためのエアー素材のベッドも床ずれ防止に有効です。
犬用ベッドのおすすめ商品
ここからは、犬用ベッドの人気おすすめ商品をタイプ別に紹介していきます。愛犬のサイズや年齢、性格、季節を考慮しつつ、ぴったりのベッドを選んであげましょう。夏用なら接触冷感素材かどうか、冬用ならムートン素材やヒーターが入れられるか要チェックです!
▼カドラータイプ
▼ドームタイプ
▼マット・クッションタイプ
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼カドラータイプ 子犬にも安心! 人気の洗えるタイプも!
パピーからシニア犬まで使いやすい素材
人間にもベビー布団や介護ベッドがあるように、犬にもパピーから成犬、シニアで違う素材のベッドが必要というのがコンセプト。たとえばシニア犬は寝ていることが多いため、床ずれをふせぎ通気性のよいエアー素材と巻き綿が用いられています。
カバーが外して丸洗いできたり、底材はシャワーで洗えたりと手入れがかんたんなのもうれしいポイント。
フランネルのぬくもりに包まれて
ぬくもりのあるフランネル素材があたたかい犬用ベッドです。夏はエアコンの冷え対策に、冬は毛布やブランケットを組み合わせて防寒にと、オールシーズン使えます。側面は綿をたっぷり入れたふっくらもっちりとした素材で、犬が思わずあごを乗せたくなる構造。あまり高さがないため、子犬のベッドや足の悪い子や老犬のベッドにもおすすめ。
縫製はしっかりとしていて、こわれ知らずで使えます。滑り止めなど、日常使いのしやすさも優秀。洗濯機で丸洗いできて、お手入れもかんたんです。
冷却ジェルとエアーのダブル構造で涼しく
冷却ジェルウレタンと、エアーのダブル構造なので、ワンちゃんの体にこもった熱を吸熱、発散し涼しくしてくれます。また、床部分の厚さは7cmと、床つき感がないためシニア犬やパピーも快適に過ごせます。
カバーは取り外して手洗いできるため、いつも清潔。L字カドラータイプで2辺に枕がついており、背中やお尻をつけたり、頭をのせたりできます。
ファーのあたたかさがオールシーズン心地いい
4cmと長いシャギーのファーで犬をあたたかく包み込んでくれる小型犬用丸型ベッドです。あまりの心地よさに、「犬をダメにするベッド」との口コミ評判も。
防寒できるので秋冬用ではありますが、冷房による冷え対策にもなるので春夏をふくめオールシーズン使えます。
底面と側面には綿が詰まっているので軽すぎずズレずに設置可能。とくに底にはオックスフォード布が使用されていて、摩耗にも強く、滑りにくくもなっています。また洗濯機や手洗いで丸洗いもでき、お手入れして清潔に使い続けられるのもメリットです。
もちもち3D綿がふわふわで気持ちいい
もちもちの3D綿でふわふわな座り心地を叶える犬の寝床にぴったりなベッドです。座面にも側面にも、もちもち素材がたっぷり入っているので、どの位置にいても快適な寝心地を叶えます。なかに入っている綿がズレたりよれたりしないよう、しっかりとピンで留めてあるのもポイント。
肌あたりのいいソフトな生地は、犬にとっても気持ちいいはずです。底は400Dオックスフォード生地で、丈夫で防水機能もあり、湿気対策もできています。季節を問わず使えるオールシーズンタイプ。高すぎない側面は、足の悪い子やシニア犬なども助かる構造にもなっています。
ふわもこ触感のポケットつきベッド
ふわふわもこもことした触感のムートン調生地で作られた犬用ベッドです。夏は暑そうですが、クーラーをよく使うお宅では底冷え対策としても重宝します。
滑り止めつきで、ワンちゃんがジャンプしてもズレにくいのも特徴。底部分にヒーターを入れられる構造になっているため、冬の使用や寒がりな犬種のワンちゃんに向いています。安い値段で買えるので、はじめてのパピーベッドとしてもおすすめです。
夏向きひんやり心地いいマット
接触冷感で夏向きのカドラー型のマットです。触れるとひんやり涼しいのは、熱伝導性の高い繊維の、アイスシルク生地を使っているから。
コンパクトなサイズ感なので、チワワなどトイプードルなどの小さな犬種に向いています。
淡いブルーの色で、凹凸のあるふわふわクッションは通気性もよく、犬にとって寝心地もいいです。縫製も丈夫なので噛んでも大丈夫。洗濯機だと綿がかたよるので、できるだけ手洗いで洗濯するのがベターです。
柄が選べるカドラータイプの冷感ベッド
冷感素材のカドラータイプの犬用ベッドです。柄はボーダーのほかにもドット、キリム、星が選べます。内柄は霜降りでさらっとした肌触りの素材、外側は通気性のいいメッシュ素材を使用しているので、夏でもひんやり。
底地は防水性にすぐれた水をはじく生地なので、万が一お漏らしをしてしまったときにも被害を最小限に抑えられます。
▼ドームタイプ 狭いところが好きな愛犬に!
おしゃれなテント型ドームベッド
おうちのなかでもアウトドア気分を味わえるような、テント型の犬のベッドです。インテリアとしてもおしゃれなこだわりのデザインですが、組み立てはかんたん。フロアは四角形が多いですが、こちらは五角形で広々としたスペースになっています。
ふかふかとしたクッションつきで、居心地も優秀。生地は丈夫なので、犬がかみついてしまってもこわれにくくなっています。Lサイズであれば柴犬など中型犬にもおすすめ。洗濯可能でオールシーズン使えるので、長く使い続けられるでしょう。
▼マット・クッションタイプ 脚を伸ばしてのびのびと過ごせる!
「犬用ベッド」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 犬用ベッドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの犬用ベッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ペット専門ライターからのメッセージ
現在、冬用に暖かい素材・夏用に冷たい素材を使ったもの、寝返りがしやすいよう高反発なもの、洗えるもの、おしゃれなデザインのものなど、いろいろな素材・機能を備えた多種多様なベッドが販売されています。
しかし、飼い主の方が選んだベッドが必ずしも愛犬が気にいるものだとは限りません。その子の性格、生活スタイル、年齢などを考慮し、本当に愛犬に合うベッドを探してみましょう。
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愛犬にぴったり合った犬用ベッドを選ぼう
犬用ベッドはカドラータイプから、マット、クッション、ドームタイプまで多くの種類があります。また、使用されている材質も弾力のあるウレタンや、通気性のいいエアーマット、涼感のジェルマットなどさまざま。
生地も夏にうれしいさらさらのリネンやメッシュ素材から、冬や冷房対策に暖かなふわもこのムートン調まで、気候に合わせて多くの選択肢があります。ベッドで遊んでしまうやんちゃなワンちゃんの場合は、壊れない・破れない強度の高い素材を得選んであげることも忘れずに。
ワンちゃんの体のサイズや性格、気候に合った犬用ベッドを選んで快適な環境を作ってあげましょう。
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編集歴は20年以上。 雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。 中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。