アレルギー対策猫用フードの選び方 愛猫の健康のために
まずは、食物アレルギー対策の猫用フードの選び方をチェックしていきましょう。ペット専門エディターの井手綾子さんのアドバイスもご紹介するので、参考にしてみてください。
ポイントは次のとおり。
【1】たんぱく質の原料を確認しよう
【2】できれば穀物を使用していないものを
これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの商品が見つかります! 一つひとつ解説していきます。
【1】たんぱく質の原料を確認しよう
猫の食物アレルギーの原因として多いのが、肉や魚、乳製品などに含まれるたんぱく質です。「牛肉に反応してアレルギー症状が出る」「肉も魚も食べられるけれど、乳製品が少しでも入っていると体調を崩す」というように、食物アレルギーの原因となる物質は猫によってさまざま。
そのため、食物アレルギー対策の猫用フードを選ぶときは、たんぱく源となる原材料になにが使われているかをしっかり確認することが重要です。
【2】できれば穀物を使用していないものを
肉や魚ほどではありませんが、とうもろこしや小麦、米などの穀物がアレルギーの原因になることもあります。特定の穀物が原因でアレルギーを発症することがわかっている場合は、その穀物が使われていないかを原材料欄できちんとチェックしましょう。
また、今は穀物アレルギーと診断されていなくても、今後の穀物アレルギー対策のために、できるだけ穀物が使われていない猫用フードを選ぶのもおすすめです。
アレルゲンが使われていないフードを選ぼう ペット専門エディターがアドバイス
猫の食物のアレルゲンの多くは、上記のとおりたんぱく質か穀物です。魚が多く含まれるフードでも、青魚が原材料だとヒスタミンが多く含まれるため、アレルゲンとなることも。原因となる食物はその子によって違いますので、「アレルギー対応」と書かれていても原材料をチェックしましょう。
また、療養食・除去食に取り組むときも、獣医さんのもとでおこなうようにしましょう。
アレルギー対策におすすめの猫用フード11選 加水分解大豆たんぱくを使用、腸内細菌のバランスを整えるなど
ペット専門エディターの井手綾子さんと編集部が選んだ、アレルギー対策におすすめの猫用フードをご紹介します。愛猫の体質や体調に合ったものを選んであげてくださいね。
ナチュラルバランス『ウルトラプレミアム グリーンピース&ダック フォーミュラ』はグレインフリー、七面鳥など良質のたんぱく質を原料としたフード。

ダック肉とグリーンピースをメインにブレンド
良質な亜鉛を含むダック肉と、消化性にすぐれたグリーンピースをメインにブレンドした、アレルギー対応の猫用フード。全年齢、全猫種に対応しています。食物アレルギーに配慮して、とうもろこしや小麦、白米といった穀物だけでなく、乳製品、卵、大豆なども使用していません。
人工の防腐剤、香料、着色料も不使用です。
お腹が弱い猫には、ロイヤルカナン『低分子プロテイン ドライ』がおすすめ。アレルゲンになりにくい原材料に加えて、腸内細菌のケアができる乳酸菌や食物繊維も配合されたフードです。

食物アレルギーの原因になりにくいたんぱく源を使用
食物アレルギーによる消化器症状などを持つ猫のために作られた、ロイヤルカナンの『低分子プロテイン ドライ』。食物アレルギーの原因になりにくい、加水分解大豆たんぱくを使用しています。腸内環境を考えて、可溶性と不溶性の2種類の食物繊維を配合しているのも特徴です。
なお、こちらの商品は療法食なので、獣医師の診察と指導のもとで与えるようにしてください。
食物アレルギーで悩む猫のための食事
愛猫の食物アレルギーに配慮したアレルギー対応フード。おもな原材料はチキンと米で、食物アレルギーの原因になりにくいといわれる加水分解たんぱく質と、単一の炭水化物を使用しているのが特徴です。オメガ-3&6脂肪酸や抗酸化成分も配合されています。
また、こちらの猫用フードは療法食なので、獣医師に相談してから与えるようにしてください。
第一主原料に質のいいサーモンを使用
穀物が苦手な猫のために、原材料と栄養バランス、おいしさにもこだわって作られた猫用フードです。たんぱく質やアスタキサンチンを多く含む良質なサーモンのすり身を第一主原料に使用。素材の味を生かす製法により、好き嫌いの多い猫でも食べられるおいしさを実現しています。
原材料に、消化吸収とエネルギー効率にすぐれたポテトを使用しているのも特徴です。
さまざまな栄養素をバランスよく配合
ペットラインと麻布大学獣医学部が共同研究開発した、食物アレルゲンに敏感な猫のためのフードです。おもなたんぱく源に、ポーク、大豆、米を使用。配合成分を調整して尿pHのコントロールを行い、マグネシウム含有量を調整しマグネシウム由来の結石にも配慮するなど、こまやかに栄養設計されています。
国産の猫用フードで、内容量は250g×6袋入り。小分けになっているため、いつでもフレッシュな状態で与えられます。
動物性たんぱく質はサーモンのみ
動物性たんぱく質をサーモンの1種類のみにしぼった、アレルギー対応の猫用フードです。原材料に、食物繊維とビタミンB1を豊富に含み、食物アレルギーになりにくいといわれるヒヨコ豆も使用。牛肉、鶏肉、ラム肉、穀物、乳製品などが苦手な猫に向いています。
運動量が少ない室内飼いの猫にも配慮した低カロリーフードで、全年齢、全猫種に対応しています。
嗜好性の高いウェットタイプの療法食
食物アレルギーに悩む猫のための療法食で、動物性たんぱく源に七面鳥を選定しています。原材料は、七面鳥、炭酸カルシウム、キャノーラオイル、塩化ナトリウムの4種類のみ。穀物を使用していない、グレインフリーのフードです。
こちらの商品は、嗜好性の高いウェットタイプ。獣医師の診察と指導のもとで、与えるようにしてください。
食べきりサイズ! ささみの単一たんぱく源仕立て
ささみの単一たんぱく源を選定した猫用フードで、原材料は鶏ささみと鶏ささみペプチドのみ。旨味成分もアレルギーの原因にならないように、ペプチド処理をしています。
ウェットタイプの国産フードで、1袋50g入りの食べきりサイズ。忙しいときでも手軽に与えやすく、1袋あたり28kcalとヘルシーなのも魅力です。
食感にもこだわったグレインフリーの猫用フード
穀物アレルギーに配慮したグレインフリーの猫用フードです。第一主原料には、動物性たんぱく質をたっぷり含んだフレッシュな白身魚を使用しています。「おいしいカリカリ粒」と「やわらかほぐし粒」のブレンドで、食感の違いが楽しめるのも魅力です。
内容量は、400g×4袋。小分けになっているため、新鮮さとおいしさが長期間キープできます。
新鮮さをキープできる小分けタイプ
穀物アレルギーの猫にも適したグレインフリーの猫用フードです。動物性たんぱく質を豊富に含む、新鮮な生のチキンを第一主原料に使用しています。おいしさや満足度にこだわり、食感の異なる2種類の粒をブレンドしているのもポイントです。
400g×4袋入りの小分けになっているため、フレッシュな風味を長期間たもてます。
原材料を8種類としたグレインフリーの療法食
食物アレルギーを持つ猫のための、動物性たんぱく源を限定した療法食です。原材料は、ドライポテト、ラビットミール、ポテトタンパク、鳥脂肪、セルロース、ラビットレバー、キャノーラオイル、サーモンオイルの8種類のみ。グレインフリーなので、穀物アレルギーの猫にも適しています。
療法食なので、獣医師に相談したうえで様子を見ながら与えるようにしましょう。
「アレルギー対策猫用フード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アレルギー対策猫用フードの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのアレルギー対策猫用フードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アレルギーを疑ったら動物病院で相談を すぐに相談!
下痢や嘔吐を繰り返したり、体をかゆがったりする症状が続く場合は、動物病院で診察してもらいましょう。食物アレルギーかどうかも含め、原因を特定するためには獣医師に診てもらうことが肝心です。
診察の際に愛猫の状態を正確に伝えられるように、具体的な症状や、症状があらわれるタイミング、ふだん食べている猫用フードの種類などをまとめておくと役立ちます。
そのほかの猫用アイテムもチェック!
状態に合ったアレルギー対応の猫用フードを
食物アレルギーにはいろいろな種類があり、原因物質や程度も個体によって異なります。今までなんともなかった猫用フードでも、突然食物アレルギーを発症することもあるため、気になる症状があらわれたときは、動物病院で診察を受けるようにしましょう。
食物アレルギー対応の猫用フードは、原材料だけでなく、おいしさや食感にこだわったものも多くあります。大切な愛猫のために、体質に合ったおいしい猫用フードを選んであげてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
編集歴は20年以上。 雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。 中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。