グレインフリーとは?
猫は肉食動物であることから、たんぱく質をしっかり摂取することが大切です。しかし、キャットフードのなかには、原価を低くするために穀物をたくさん配合しているものがあります。
小麦やとうもろこしなどの穀物を原材料に使用していないグレインフリーや、小麦に含まれるタンパク質を含まないグルテンフリーなどがあります。飼っている猫のアレルギーなどを確認してから、食べられるキャットフードを選ぶようにしましょう。
穀物を使っていないグレインフリーキャットフードは、消化のしやすさやアレルゲンに配慮するために、適した商品なのです。
グレインフリーキャットフードの選び方
まずはグレインフリーキャットフードの選び方をチェックしていきましょう。ペット専門エディター・井手綾子さんのアドバイスもご紹介しています。
愛猫にぴったりのグレインフリーキャットフードを選ぶために参考にしてみてください。
主原料は魚なのか肉なのかをチェックしよう
猫の場合は、肉・魚以外のものを食べないため、人や犬よりも多くのタンパク質を必要とします。肉類・魚類のタンパク源がしっかり含まれたグレインフリーキャットフードを選びましょう。新鮮な生肉など、できる限り質のいいタンパク源が配合されているものだと、より好ましいです。
肉が主原料のグレインフリーキャットフード
猫は魚をくわえたイメージがあるかもしれませんが、じつはネズミなども食べる肉食動物です。魚が主原料のキャットフードよりも消化がいいので胃腸が弱い猫ちゃんにもおすすめです。
魚が主原料のグレインフリーキャットフード
サーモンやスケソウダラなど魚が主原料のキャットフードもたくさん販売されています。猫は肉食とはいえ人間と同じで味の好みがあります。肉食よりも消化不良になりやすいといわれてますが、アレルギーなどがある場合や疾患がある場合は魚が合う猫ちゃんもいますので動物病院の先生などと相談して決めるのもありですね。
猫ちゃんが好む食感を選ぶ
キャットフードには、主食として与えられる、栄養バランスが整った「総合栄養食」を選ぶのが基本です。総合栄養食には、大きくドライタイプとウェットタイプがあるため、愛猫に合ったものを選ぶようにしましょう。
噛み応えのある「ドライタイプ」
猫を飼っているひとにはわかる「カリカリ」と呼ばれているタイプがドライタイプです。その名の通り歯ごたえがありカリカリと食べることができます。少ない量でも満足感のあるタイプです。
子猫にもおすすめの「ウェットタイプ」
ウェットタイプは水分が多くてやわらかいため、まだ粒状のドライフードが食べられない離乳食期の子猫や、歯が弱ってきたシニア猫にも適しています。
品質で選ぶなら実は海外産が安心な場合も
海外では、ドイツ・イギリス・アメリカなどの地域がペット文化が進んでおり、さまざまなメーカーから、猫の身体に配慮した高い品質のグレインフリーキャットフードが発売されています。
海外産より国産のペットフードのほうが良質だというイメージを持たれることもありますが、実際には、人間も食べられる品質の原材料を使った海外産商品もあるほどなので、幅広く検討しましょう。
シニア猫用など年齢に合わせて選ぶ
猫のライフステージは、おおまかに誕生~約30日までの哺乳期、生後約20~60日の離乳期、生後約50日~1年の成長期、約1~7歳の成猫期、約8~10歳の中高齢期にわかれています。
成長期の発育には、ビタミン・ミネラル・アミノ酸が重要となるほか、運動量が低下する高齢期は、脂肪やカロリーを抑えることが大切です。ライフステージによって、適した食事内容が変化するため、アダルト猫用やシニア猫用など、年齢に合ったものを選びましょう。
酸化防止剤不使用のものを選ぶ
原料にこだわってつくられていても、品質をたもつために酸化防止剤が使われるケースもあります。
オーガニックキャットフードを選ぶときは、酸化防止剤のなかでも有害とされるエトキシキン、BHA、BHTが成分表に記載されていないことを確認してください。
酸化防止剤が使用されていないタイプか、植物性エキスやビタミン類など天然由来の酸化防止剤を使用しているタイプを選びましょう。
グレインフリーキャットフード【ドライタイプ】おすすめ15選
それでは早速、おすすめのドライタイプのグレインフリーキャットフードをチェックしていきましょう。

タンパク質の多さで選ぶならファーストメイト『パシフィックオーシャンフィッシュ ウィズブルーベリー』。95%がタンパク質、残りはポテトやブルーベリーというシンプルさです。
グレインフリーペットフードを生み出したメーカー
世界ではじめてグレインフリーペットフードを作った、カナダのメーカーの商品です。タンパク源のうち、太平洋で水揚げされた新鮮な天然ニシン・アンチョビ・イワシが95%、野菜が5%を占めています。
ブルーベリーやミネラル・ビタミンも配合した総合栄養食で、全年齢の猫に利用可能です。食材の選定から製造までを自社でおこない、良質な製品作りにこだわっています。

ヒューマングレードの素材で作られたオリジン『キャット&キティ』は、材料にこだわりたい人に。
さまざまなタンパク源を90%配合
放し飼いされた鶏肉・七面鳥肉・天然魚・卵などの動物由来タンパク源に、カボチャやケールなどの野菜などを加えて作られています。
肉・魚の肉や内臓を丸ごと使うことで、食材からじゅうぶんな栄養が摂れるため、栄養を補給するための添加物も抑えられているのが特徴。子猫からシニア猫まで、全ライフステージに対応しています。

マース『ニュートロ 穀物フリー アダルト サーモン』
価格が高めのグレインフリーフードですが、ニュートロ『穀物フリー アダルト サーモン』なら、素材もよくお財布にもやさしく長く続けられます。
41種類の食材が摂れる総合栄養食
「家族としておいしいものを食べさせてあげたい」という思いから開発された、グレインフリーキャットフードです。
鶏の生肉と、脱水した鶏肉を66%使用。さらに、野菜・フルーツ・ハーブといったこだわりの食材を計41種類もブレンドし、総合栄養食に仕上げています。
また、内臓に負担をかけない食材を選ぶことで、子猫~老猫まで食べられるのが特徴です。人工保存料や着色料・香料・遺伝子組み換え原料も使っていません。
野生に近い食事が摂れる
「猫本来の食事に近いフード」として開発された、グレインフリーキャットフードです。肉食動物の猫が必要な動物性たんぱく源として、新鮮なチキンをメインに使用。
また、ドライフードですが、「やわらかめの粒」と「カリカリ粒」の、2種類を組み合わせることで、猫が野生で食べるときと似た食感のバラエティを再現しています。
グレインフリーキャットフード【ウェットタイプ】おすすめ2選
つぎにおすすめのウェットタイプのグレインフリーキャットフードをチェックしていきましょう。
「グレインフリーキャットフード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする グレインフリーキャットフードの売れ筋をチェック
Amazonでのグレインフリーキャットフードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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愛猫のライフステージに合うフードを!
グレインフリーキャットフードは、猫に必要な栄養素が適切に摂取できる商品です。消化しにくく、アレルゲンにもなる穀物を使っていないため、猫の体調管理のために、質のいいキャットフードを探しているときにはぴったり。
タンパク源が多く含まれているものや、新鮮な原材料にこだわった海外産など、いろいろなメーカーから商品が発売されているため、愛猫のライフステージに適したグレインフリーキャットフードを選んであげましょう。
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編集歴は20年以上。 雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。 中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。