猫用トイレマットの選び方とは?
まずは猫トイレマットの選び方をチェックしていきましょう。ペット専門エディター&ライター・井出綾子さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの猫トイレマットを選ぶために参考にしてみてください。
形状・大きさはトイレのタイプにあわせて選ぶ
猫用のトイレマットを選ぶ際には、一緒に使用する猫用トイレのタイプに合ったものを選びましょう。猫用トイレは大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれのタイプごとにぴったりのトイレマットをご紹介します。
オープンタイプのトイレには大きめのマットを
カバーなどがないオープンタイプの猫用トイレを使用する場合は、大きめのトイレマットを選びましょう。猫は用を足したあと、砂をかける習性があります。その際にオープンタイプだと砂が飛散することがあります。トイレに高さがあるといっても、そこから大きく飛び出すこともあるので、大きめのマットを選ぶと、部屋の床が汚れることもありません。
折りたためるタイプもあるので、不要な場合はコンパクトに収納できます。
ハーフカバータイプのトイレには前と横に広いものを
トイレの奥には高い覆いがあり、入り口や側面がオープンになっているハーフカバータイプは、前面と横が広いトイレマットを選びましょう。とくに猫が出入りする入り口付近は、猫の掻いた砂の飛散とともに、足についている砂が落ちるおそれがあります。そのためにも、すこし広めのものを選んでおくといいでしょう。
ハーフカバータイプは奥にいくほどトイレの壁面も高くなるので、マットも奥行きはそれほど考えなくてもいいでしょう。
ドームタイプのトイレには入り口に広げられるマットを
カバーがかまくらのように、すっぽりと猫トイレを覆うドームタイプのトイレは、入り口付近に小さなマットを置くだけでもいいでしょう。空いた入り口からの砂の飛散と、猫の足についた砂が取れる範囲のものを選びましょう。
ちいさなマットは、場所も取らず、部屋のアクセントにもなるので、好みに合ったものを探してみましょう。
うえに出入り口があるトイレは大きめのものを
高い覆いがあり、トイレの上部から出入りするタイプのトイレは、一見マットが不要のように思えます。しかし、猫の足についている砂が飛び散ることや猫が大きくジャンプして出入りするため広めのマットを選びましょう。
またトイレを置く際には、マットのできるだけ中心におき、どの方向から猫が出入りしても砂がこぼれることがないことを確認しておきましょう。
安全性に配慮されたトイレマットを選ぼう
猫用のトイレマットを選ぶ際には、大切な家族でもある猫が怪我することなく、リラックスして使用できることを考慮することも必要です。
やわらかい素材なら肉球をキズつけにくい
猫がトイレを使用するたびに通過するマットですから、肉球をキズつけないやわらかい素材のものを選びましょう。人間にとって肌触りのよいものは猫にとっても気持ちよく使えるでしょう。
ただし、パイルやムートン生地のように爪が引っかかるような毛足が長いものや、つるつるした表面のものは猫にとっても歩きにくく転倒などにリスクが考えられるので避けたほうが無難でしょう。
滑り止めつきならマットのズレを防止できる
オープン型のトイレや上部から出入りするトイレなどは、猫がジャンプして出入りすることも考えられます。その際に、マットの裏側に滑り止め加工がしてあると、マットがずれたり、猫が転倒する可能性も減少します。
しかし置く床材によっては、マットに滑り止めがついていても機能しないものもあるかもしれません。しっかり表示などを確認してからマットを選びましょう。
猫の好みや個体差も商品選びのポイント
人間と同じように猫にも好みなどがあります。素材や仕様によっては、猫がかじってしまったり、反対に警戒してマットを避けるものもあります。
たとえば、布を食べてしまうクセのある猫には、塩ビなどの合成素材のものを選ぶといいでしょう。また、凹凸のある表面のマットは、猫が歩きにくかったり、感触が不快だったりという理由から近づかなくなる可能性もあります。猫の習性や好みを考慮して、ピッタリのものを選びましょう。
猫の排泄物はにおい対策も必須!

Photo by Christin Hume on Unsplash

Photo by Christin Hume on Unsplash
猫の排泄物はにおいがきついのが特徴。長時間の外出や、締め切った部屋での使用などで、世話がこまめにできない場合には排泄物のにおいがトイレやトイレマットにしみ込むこともあります。そのためにも、防臭・消臭加工など、におい対策ができているものを選んでおくとよいでしょう。
また自宅でもかんたに洗濯できて、速乾性のあるものを選んでおくと、気がついたときに交換できるので助かります。
処理のしやすさで選ぶ
猫はじつはきれい好きな生きものです。トイレやその周りが汚れていると近づかなくなることも。そのためこまめに掃除をしたいものですが、時間が取れないという人は、処理がかんたんなマットを選ぶとよいでしょう。
砂を振って落とせる商品なら掃除もらくらく
トイレの世話をする時間がない人や、掃除が苦手な人は、かんたんに処理できるマットを選ぶとよいでしょう。塩ビなどの合成素材のものは、振るだけで砂を落とすことができ、短時間で処理ができます。
また、目のこまかい凹凸があるマットなら、猫の爪のあいだについた砂も掻き落としてくれるので、砂が広範囲に広がることもなく、部屋の掃除もらくになります。
防カビ・防水性があると湿気の多い場所で活躍
気をつけていても、湿気の多い場所で使用していると、床などからの水分などにより、カビが生えたり、においの原因となる雑菌が増えることも。その場合は、防カビ・防水加工の施されたものを選びましょう。とくに防水加工されたものなら、排泄物が飛び散ったとしてもかんたんに掃除でき、周囲を汚すおそれもなくなります。
また、湿気を吸収する加工の施されたマットもあるので、雨の多い時期でも猫に快適に使ってもらうことができるでしょう。
愛猫が使いやすいもの、好みのものを選ぼう ペット専門エディター&ライターがアドバイス
猫のトイレマットはどんなにすぐれたものでも、愛猫が使わないと意味がないものになってしまいます。ですので、選ぶときのポイントはまず猫の好みかどうかが大切。しばらく使ってみて慣れるようなら問題ありませんが、ずっと気に入らないようなら、マットを変えることを考えたほうがいいかもしれません。
次のポイントはサイズや形状、機能性など。置く場所なども考えて選びましょう。
猫用トイレマットのおすすめ9選 ペット専門エディター&ライター・井手綾子さんと編集部が選んだ
ここまでご紹介してきた猫トイレマットの選び方を踏まえて、おすすめ商品をご紹介します。使っているトイレタイプに合ったものやマットのサイズなどを考慮してぴったりのマットを選んでください。
人気が高いのはiCat 『 しまネコ砂取りマット』。かわいい猫のデザインで、小さな砂まで逃さず振るだけで砂を落とせます。

みためもかわいいしま猫型
トイレマットとしてだけでなく、インテリアのワンポイントとしても活躍しそうな、しま猫モチーフのマットです。マット本体は、ほそい紐が絡み合うような構造になっているので、小さな砂も取ることができます。ラバー製で、猫の足にも負担をかけないやわらかい肌触りも特徴です。
お手入れもかんたんなので、いつも衛生的にたもてます。
Gifty『猫砂キャッチャートイレマット』は、トイレを囲める大判サイズ。EVA素材でやわらかく、お手入れもかんたんなのがおすすめポイント。

二層構造で猫砂をしっかりキャッチ
猫の足についた砂もキャッチできるメッシュと、防水加工が施されたEVA素材の2層構造になったマットです。上部のメッシュ部でキャッチした砂を底層部でためて、再利用できるエコタイプです。
ポリエチレン製マットなので、水で丸洗いすることができます。ほうきや掃除機で簡単に掃除することができ、清潔に保てます。たまに濡れたスポンジや布で拭いていただくとよりよいでしょう。
立体ループ構造が砂をキャッチ
猫の足にもやさしい、弾力のある立体ループ構造のマットです。爪のあいだの砂もしっかりとキャッチしてくれます。半円状のマットなので、ドームタイプやハーフカバータイプなど出入り口が決まっているトイレに向いています。
塩化ビニル樹脂でできているので、水洗い可能なので、気がついたらすぐにきれいにできるのもうれしいポイントです。
高品質PVC素材で肉球にもやさしい
4隅の肉球ポイントがかわいい猫トイレマットです。弾力性にすぐれた高品質のPVC素材でトイレに出入りする猫の足にもやさしく、足についた砂をキャッチしてくれます。閉じ込めた砂もマットを振るだけでかんたんに落とせるのもポイント。
PVCプラスチックでできているので、長く使えます。そのうえ、滑り止めがついているので、マットや猫トイレがずれる心配もありません。
ブラックホールのように砂を閉じ込める
猫の顔をモチーフとしたトイレマットです。2層構造になっていて、上部の凹凸が猫の足についた砂をキャッチして、下の素材が砂を集めるのに役立ちます。砂をトイレに戻して再利用可能。
汚れが気になったらときには、掃除機で吸い取ったあとにマットを水洗いすることもできるので、サッと水洗いしてかんたんにきれいにできます。
ゴム足つきでずれを防止
軽くて衛生的なプラスチック素材でできたトレイ型のマットです。フチがあるので、砂の飛散を抑えることができます。突起はかわいい猫をモチーフにした配列になっているので、お部屋のアクセントにもなります。
ゴム製の足がついているので、マットがずれる心配もありません。カラーはパステル調の3カラーを展開しているのでインテリアや好みに合わせて選べます。
猫のひっかきにも強く洗濯も可能
インテリアにも合うようにデザインされたスタイリッシュな大判のマットです。上部が大きめのメッシュになっているので、砂をしっかりとキャッチ。しかも猫のひっかきにも耐えられる丈夫なEVA素材で長く使えます。
ブラウン・ブラック・ベージュのシックなカラー展開なので、どれを選んでも部屋の雰囲気を邪魔しません。
こまかい砂も逃さずキャッチ
ハーフカバーやドームタイプのトイレ向きのマットです。3カ所の肉球マークもかわいいポイントになっています。マットは細い紐が絡み合うような構造になっているので、小さな砂もからめとることができます。
ラバー製なので、猫の足にもやさしく、自宅でかんたんに丸洗いできます。家と外を自由に出入りしている猫なら、玄関や窓においてあげてもいいでしょう。
ナチュラルなインテリアとも合わせやすい
30×30cmのパーツを組み合わせて使えるトイレマットです。トイレタイプに合わせて好きなようにアレンジできるので、置く場所を選びません。マットは先端を丸く加工してあるので、猫の足を傷めることなく砂や汚れだけを掻き出せます。
樹脂加工なので丸洗いもでき、拭いて乾かすだけですぐに利用できます。カラーもナチュラルな3色展開なので、インテリアに合わせて選びましょう。
「猫用トイレマット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 猫用トイレマットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での猫用トイレマットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの猫用グッズについてはこちら
猫を飼うにあたって、あると便利な猫用消臭剤やペット用脱臭機については、こちらを参考にしてください。
愛猫と快適な生活を送ろう!
今回は猫のトイレ周辺に置く、トイレマットの選び方とおすすめ商品11点をご紹介しました。
かわいい猫と仲良く暮らすためには、食事や掃除などの世話も必要不可欠です。猫トイレに使う砂も気がついたら部屋中に広がっていることがあります。そうならないためにも、トイレ周辺には、砂が取れるマットを敷いて、砂の散乱を防止しましょう。防臭加工などの機能が付与されているものならさらに快適に過ごせます。
家族の一員でもある猫と衛生的な状態で、楽しい生活をおくるために、この記事を猫トイレマットを選ぶ際の参考にしてください。
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