片栗粉の選び方 4つのポイントを伝授!
料理研究家の指宿さゆりさんに、片栗粉を選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。
とろみづけに向いているものや揚げものをカリッと仕上げたいときに向いているものなど、同じように見える片栗粉でもそれぞれに特色があるようです。
また、体に入るものなので、もととなるじゃがいもの原材料や片栗粉の製法にもこだわりたいところ。片栗粉を選ぶときにはどんなポイントを押さえておけばいいのか、片栗粉選びにお悩みの方はチェックしてください!
料理のとろみをつけるのに向いているものを選ぶ ポイント1
片栗粉といえば、料理のとろみをつけるために使うもの、と考えている方も多いのではないでしょうか。実は、片栗粉の種類によってとろみの付き方や持続時間が異なるのです。
せっかく料理にとろみをつけたとしても、とろみが思ったような口当たりにならなかったり、とろみがすぐになくなってしまったりしては台無しに。
とろみをつけたい場合は、サラサラで細かく、とろみづけに向いている片栗粉を選ぶようにしましょう。
中村食品産業『感動の未粉つぶ片栗粉』
北海道産の馬鈴薯(ばれいしょ)で作られた、とろみづけに適した片栗粉。
>> Amazonで詳細を見る原材料や製法にこだわっているものだと安心 ポイント2
ご家族や大切な人のための料理に片栗粉を使うのであれば、原材料や製法にこだわった商品を選びたいもの。原材料については、「国産」と明記されているものを選ぶと安心ですね。
片栗粉の製法は、伝統的で昔ながらの製法や特許を取得している独自の製法など、さまざまなスタイルがあります。自分の好みに合った片栗粉をみつけるためにも、原材料や製法もしっかりと確認してから購入するのが望ましいです。
サン・スマイル『無肥料自然栽培片栗粉』
農薬不使用、無肥料の自然栽培の一品。
>> Amazonで詳細を見る揚げものには、仕上がりがカリッとなるものを ポイント3
片栗粉を揚げものに使ったことはありますか? 揚げ物で片栗粉を使用して「カリッとならなかった」「思ったような食感にならなかった」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、揚げものに最適な片栗粉です。衣に使うとカリッと揚がる片栗粉もあるので、揚げもの料理に片栗粉を使おうと思っている方は、試してみてください。
例えば、から揚げに向くのは馬鈴薯100%のタイプの片栗粉。カリッとなったできあがりに「いつもと違っておいしい」なんてうれしい声が聞けるかもしれません。
顆粒タイプやスタンドパックもおすすめ ポイント4
一般的な片栗粉は、微粒子のものがほとんどですが、なかには顆粒タイプの片栗粉もあります。
微粒子タイプの片栗粉をとろみづけに使う場合、適量の水を小さな器などに用意して、あらかじめ水溶き片栗粉を作っておく必要があります。しかし、水溶き片栗粉を作るのが面倒だと感じている方も多いかもしれません。
そこでおすすめなのが、顆粒タイプの片栗粉。水で溶くことなく、とろみづけに使うことができます。また、パッケージがスタンドパックだと、収納しやすく、調理中にもサッと取り出すことができて便利です。
丸三美田実郎商店『とろみちゃん』
顆粒タイプで、振りかけるだけ! 水溶き不要で便利です。
>> Amazonで詳細を見るここもチェック!片栗粉の選び方のポイント
料理研究家・指宿さんのアドバイスを参考にすることで、片栗粉の使い方や選び方がよくわかってきたのではないでしょうか?
指宿さんのアドバイスに加えて、片栗粉を上手に使いこなすために役立つ豆知識を紹介します。
開封後はなるべく早く使い切れる容量を選ぶ
片栗粉は水分を含みやすい性質のため、高温多湿に弱いとされています。開封してから時間が経過するごとに、変色したり、ダニやカビが発生して品質に問題が生じることも。
大容量で購入した方がお得感がありますが、料理の際に使う片栗粉は少量であることがほとんどなので、使い切るまでに時間がかかってしまいます。大量に使う予定がないときは、無理なく使い切りできる容量の商品を選ぶことが大切です。
また、開封後にはニオイが移りやすいため、密閉容器やフリーザーバッグなどに入れて冷蔵庫で保管します。冷凍保存もできるので、たくさん買いすぎてしまった場合には活用するといいでしょう。
片栗粉選びに迷ったら! 料理研究家からのアドバイス
片栗粉といえば、料理の脇役だと思っている方も多いのではないでしょうか。片栗粉は、確かに料理のメインではないですし、味つけを大きく左右する材料でもないかもしれません。しかし、揚げものに使ったり、とろみをつけたりと、片栗粉の役割は意外と大きなものです。
片栗粉を変えるだけで、揚げものがカリッとした仕上がりになるのであれば、もっと早く試せばよかったと思われるかもしれません。いろいろな片栗粉を料理に使って試し、自分の好みに合った製品をみつけてみてください。
片栗粉おすすめ9選 安心の北海道産、料理やお菓子つくりに
ここまでに紹介した片栗粉の選び方をふまえて、料理研究家・指宿さゆりさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。プロ目線ではどのような商品がおすすめなのかチェックしておけば、実際に片栗粉を選ぶ際に参考になるでしょう。
油の吸収を抑える米粉入りの片栗粉
国産の米粉が入った片栗粉です。米粉が油の吸収率を30%ほどカットしてくれるため、揚げものはカリカリとした食感に仕上げられます。
から揚げ用となっていますが、通常の片栗粉と同じように使用可能。揚げものだけでなく、あんかけなどのとろみづけや、肉や魚などの表面にまぶして使用すれば、うまみや栄養を逃さずおいしく調理できますよ。
※Amazon・楽天市場は1袋、Yahoo!ショッピングは10袋の価格です。

粒子が大きくしっかりとしたとろみがつく
普段から片栗粉を揚げものやとろみづけに使っていて、いつもとは違った片栗粉を試してみたいという方におすすめの片栗粉です。
原材料は安心の北海道産の馬鈴薯澱粉100%。片栗粉の粒子が大きく、強力なとろみをつけることができ、透明度が高いのが特徴です。
一般的な片栗粉とは違い、とろみの持続時間が長いのもポイントです。料理が冷めてしまったとしても、しっかりと片栗粉のとろみが残るはず。作り置きの料理やお弁当にも最適だといえるでしょう。
揚げものに使うと歯ごたえが強く、しっかりと衣の食感を味わうことができます。

安全性にこだわった上質な片栗粉
安心の北海道産で、食の安全性や健康に気を付けているという方におすすめしたい上質な片栗粉です。
農薬不使用、無肥料の自然栽培のじゃがいもから作ったこだわりの商品。原材料の製法まで徹底している商品は珍しいといえるでしょう。
サイズが200gなので、使い切りやすいのもポイントです。料理にとろみをつけたり、揚げものやグルテンフリーのスイーツ作りにも重宝しそうです。
※Amazon・楽天市場は1袋、Yahoo!ショッピングは2袋の価格です。

料理やお菓子作りに幅広く活躍
純度の高いサラサラとした粒子は、さまざまな料理やお菓子作りに活用できます。
原材料となる馬鈴薯(ばれいしょ)は、北海道北見市斜里郡斜里町の農家で契約栽培されたものを使用。製造元である桜井食品はオーガニック商品を多数展開していることで知られるメーカーです。信頼度の高い商品であるといえるでしょう。
※Amazon・楽天市場は10袋、Yahoo!ショッピングは5袋の価格です。

仕上がりに差が付く伝統製法の片栗粉
料理にとろみづけをする際、滑らかで口当たりがよくなる片栗粉を探しているという方におすすめ。北海道馬鈴薯(ばれいしょ)のデンプンを100%使用している商品です。
すりおろした馬鈴薯を自然の状態でじっくりと時間をかけて沈殿させ、低温乾燥で作り上げたこだわりの商品。商品名にあるとおり、伝統製法による違いに感動できるでしょう。

振りかけるだけで簡単にとろみづけ
離乳食や介護食などに使いやすい片栗粉を探している方におすすめ。北海道産の馬鈴薯(ぱれいしょ)デンプンを原材料にしている、安心で高品質の片栗粉です。
何よりも特徴的なのは、粉末の形状。一般的な片栗粉のような微粒子ではなく、顆粒タイプです。添加物を使用することなく顆粒状にされている『とろみちゃん』は、独自の特許製法で作られています。
溶けやすいので水溶きの必要がなく、料理に直接振りかけるだけで、ダマにならずにとろみをつけることができて便利です。

カリッと仕上げたいときにぴったりな片栗粉
揚げもので片栗粉を使っても、なかなか求めている食感にならないと悩んではいませんか。
北海道産の片栗粉に国産米粉をブレンドしたこちらの片栗粉は、米粉を配合しているため、揚げものの衣に使うと手軽にカリッとした仕上がりになります。
揚げものだけではなく、スープのとろみづけ、クッキーなどのお菓子作りにも向いています。片栗粉の利点と米粉の利点が活かされた商品といえるでしょう。
スタンドパックなので、収納するのにも便利です。
※Amazonは5袋、楽天市場は1袋の価格です。
とろみが強く透明度の高い仕上がりに
北海道産の厳選した大粒の馬鈴薯(ばれいしょ)澱粉を100%使用。厳選された原料で作られています。水溶きして使用しても白濁しにくく、透明度が高いのが特徴。とろみが強いため、口あたりがよく料理を仕上げられる片栗粉です。
八宝菜や麻婆豆腐など、しっかりととろみをつけたい料理はもちろん、透明度が高めなのでスープや和食のあんなど、見た目にもきれいに仕上げたい料理にも使いやすいでしょう。
水に溶かさずとろみ付け
こちらの片栗粉は、顆粒タイプで使いやすさが特徴です。数種類のでん粉をブレンドしたことで、唐揚げなどの衣として振りかけるだけで馴染みやすく、カリッとした仕上がりが期待できます。
また、でん粉と加工でん粉を顆粒にすることで食材に溶けやすくしているため、とろみをつけたいときには水溶きする必要がなく、料理に直接振りかけるだけでいいのも魅力。水に溶くというひと手間が省けるため、時短料理にもおすすめです。
収納しやすいコンパクトサイズのボトルは、一つのキャップですり切り、ふり出しの2通りの使い方が出来て便利です。
※Amazonは4個、楽天市場・Yahoo!ショッピングは6個の価格です。
「片栗粉」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 片栗粉の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での片栗粉の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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用途に合わせて使い勝手のいい片栗粉を探そう!
料理研究家の指宿さゆりさんの取材をもとに、片栗粉の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。片栗粉は、一見するとどれも同じように見えますが、商品によってとろみが強いものや、揚げ物がカリっと仕上がりやすいなど使用感に違いがあることがわかりました。
どの片栗粉を購入しようか迷ったときには、指宿さんが解説するポイントや今回の記事で紹介した内容を参考にすることで、使いやすい片栗粉に出会えるはずです。
手頃な価格で販売されている商品で試しやすいいので、いろいろな商品を使ってみてお好みのものをみつけてくださいね。
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