スポーツ用氷嚢の選び方 スポーツ後やケガのアイシング、熱中症対策にも
スポーツだけに限らず、ケガをしたときやクールダウンしたいときに氷を入れて使う氷嚢。熱中症対策グッズとしても最近よく見かけるアイテムです。
しかし、サイズやデザイン素材などさまざま。ここでは選び方のポイントを解説していきます。ポイントをつかんで自分に合ったスポーツ氷嚢を選びましょう。
入れ口が大きいと使いやすくて便利
氷嚢は氷を入れて使いますが、どのサイズであっても、大きな氷でも入れやすい、口が広めに作られたものを選ぶのがおすすめ。
外出先で氷がとけてしまったとき、スーパーやコンビニでロック氷を買っても入れることができるので便利ですよ。
熱中症対策のために冷たさが長時間続いてほしい場合は、たくさんの氷がいれられる大きいサイズのものを選ぶと、広範囲に冷やすことも可能です。
素材によって異なる特徴にも注目
スポーツ氷嚢は、患部に当てて冷やす目的で作られているため、変形しやすい布製のものが一般的。しかし、最近ではシリコン製も見かけます。シリコン製は柔らかく、耐熱温度も高く、お湯も入れられるすぐれもの。手入れもかんたんで、におい移りもしにくく便利です。
ですが、結露の発生がしやすい点は難点と言えるでしょう。結露予防のカバーも別売りで販売されているのでチェックするといいかもしれませんね。
素材の対応温度によっては汎用性もアップ
前述のシリコン製の耐熱温度のように冷温対応であれば、冬には、寒くて硬くなりがちの筋肉をほぐす目的で温めたり、湯たんぽの代用品として使用もできます。
サイズは湯たんぽよりもコンパクト。収納に困らず、家でもポカポカと暖房を使わずにエコに過ごせそうですね。
結露がおこらないかもチェック
快適にスポーツ氷嚢を持ち歩いて使うためには、前述したように結露が生じにくいことも大切なポイント。冷やした身体やカバンの中身が濡れてしまうとなると、不快感もあるでしょう。
布製は一般的に結露は起こりにくいですが、使ってみないとなんともいえないのが現状です。仕様なども参考にして使い勝手をチェックしてみましょう。
お気に入りのデザインで長く愛用しよう
自分が好きなお気に入りデザインを選ぶことも大切なポイントです。シンプルなのもいいですが、使うたびに目に入るものなので、飽きずに長く愛用できるものを選びましょう。
最近ではスポーツ系のクールなタイプはもちろん、アニマル柄、キャラクターなどデザインもさまざま。選ぶたのしみもいっそう広がりますね。
スポーツブランドは機能性に優れている フィットネストレーナー講師からのアドバイス
フィットネストレーナー講師
ケガの応急処置であればスポーツブランドのものが機能がすぐれています。熱中症対策などのふだん使いであれば、デザインや耐久性を考慮して選べるといいですね。
スポーツ氷嚢【主要ブランド】おすすめ4選 ZAMST(ザムスト)、MIZUNO(ミズノ)、asics(アシックス)、DUNLOP(ダンロップ)
スポーツブランドの氷嚢おすすめ4選をご紹介します。機能性が高く、持ち運びもしやすいものが多いですよ。カッコイイスポーツ氷嚢を使って快適に過ごし、運動を思いっきりたのしみましょう。
フィットネストレーナー講師
捻挫などの応急処置では、アイシングに加えて固定することも重要です。ZAMST(ザムスト)『アイスバッグ 氷のう』はサポーターやテーピングを併用できると的確に処置ができるのでいいですね。

ZAMST(ザムスト)『アイスバッグ 氷のう』


















出典:Amazon
サイズ | (約)S:直径15cm、M:直径23cm、L:直径26cm |
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耐熱温度 | - |
素材 | ポリエステル、ポリウレタン、ABS、シリコン、アルミニウム |
MIZUNO(ミズノ)『アイシングバッグ』






出典:Amazon
サイズ | (約)S:直径15cm、M:直径23cm、L:直径28cm |
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耐熱温度 | - |
素材 | 表面:ポリエステル、裏面:TPU |
asics(アシックス)『カラーシグナル アイスバッグ』






出典:Amazon
サイズ | S:15cm、M:23cm、L:27cm |
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耐熱温度 | - |
素材 | 本体:ポリエステル、ポリウレタン、キャップ部:ポリプロピレン、シリコーン、補強部:アルミニウム |
DUNLOP(ダンロップ)『スリクソン アイスバッグ』

出典:Amazon
サイズ | - |
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耐熱温度 | - |
素材 | ポリエステル |
スポーツ氷嚢【冷温対応】おすすめ2選 寒い時期は筋肉を温めてから運動すればケガ防止にも
ここでは、冷温の両方に対応するスポーツ氷嚢おすすめ2選をご紹介します。寒い時期のスポーツでは身体が冷えてしまって筋肉がかたくなりがち。そんなときに筋肉を温めてから運動を開始することもあるでしょう。温冷をうまく使い分けられるアイテムです。
フィットネストレーナー講師
応急処置には冷却、疲労には温熱と使い分けられるのがいいですね。ヤガミ『シリコン氷のう』は材質がシリコンゴムなので、洗いやすく頻繁に使えそうです。

ヤガミ『シリコン氷のう』








出典:Amazon
サイズ | 直径13×高さ12cm |
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耐熱温度 | -20~100℃ |
素材 | 本体:シリコンゴム、キャップ:PP |
kakkisan(カッキサン)『冷温両用アイシングバッグ』


















出典:Amazon
サイズ | (約)S:直径14.5cm、M:直径21.5cm |
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耐熱温度 | 0~55℃ |
素材 | ポリエステル、ポリウレタン、ABS、シリコン、アルミニウム |
スポーツ氷嚢【デザイン重視】おすすめ3選 キャラクターや柄物が好きなら!
ここでは、キャラクターや柄が入ったものが好きという方向けのスポーツ氷嚢おすすめ3選をご紹介します。お子さんがいらっしゃる家庭や、もちろん男性向けにもおしゃれな柄を厳選しました。きっとすてきな氷嚢が見つかると思います。
フィットネストレーナー講師
熱中症対策や応急処置では気持ちが沈みますが、SKATER(スケーター)『氷のうアイスバッグトイストーリー』は親しみやすいキャラクターで少しでも明るくできそうです。サイズが選べるので、大人用にも子供用にもおすすめです。

SKATER(スケーター)『アイスバッグ トイストーリー』














出典:Amazon
サイズ | S:直径15×高さ3.8cm、M:直径21×高さ4.3cm |
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耐熱温度 | - |
素材 | キャップ:ABS樹脂、パッキン:シリコーンゴム、口金:ポリプロピレン・アルミニウム、表地:ポリエステル、裏地:ポリ塩化ビニル |
飛衛門『TOBIEMON 氷のう』

出典:Amazon
サイズ | 内径:約6cm |
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耐熱温度 | - |
素材 | 内側:PUコーティング、外側:ポリエステル100%、フタ:ポリスチレン、口部:ポリエチレン、パッキン:PVC |
De.Markt(デマ―クト)『氷のうアイスバッグ』


















出典:Amazon
サイズ | 直径15×高さ3cm |
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耐熱温度 | - |
素材 | - |
「スポーツ氷嚢」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スポーツ氷嚢の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスポーツ氷嚢の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アイシングの効果を高めるために知っておきたいこと
氷と一緒に水も少量入れて、空気を抜くことが氷嚢を作るコツ。これにより患部にフィットさせやすくなります。また、氷を入れてすぐ当てると凍傷を起こす可能性があるため、タオルを噛ませるなど温度管理にも注意しましょう。
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スポーツ氷嚢を手に入れて、安全に快適にスポーツをたのしみましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/12/14 コンテンツ修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
神戸大学大学院で運動障害論を学び、ロサンゼルスでの筋肉留学を経てパーソナルトレーナー活動を始めました。 ロジカルで分かりやすい指導がトレーニング初心者の方にご好評をいただき、パーソナルトレーニングマッチングサイト 「MY TRAINERS(マイトレーナーズ)」の2018年度人気No.1トレーナーになりました。 現在は、フィットネストレーナーを「一家に一台」提供するために、トレーナースクール「MY TRAINERSアカデミー」の講師を担当しています。