【プロ厳選!】ウクレレのおすすめランキングTOP7
それでは、元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんが選んだおすすめのウクレレをランキングで発表します。

国内メーカーKIWAYAのブランドFamous『ソプラノサイズ(FS-G5)』は、ハワイの空気のようなさっぱりとした音色が特徴。小ぶりなサイズではじめてでも弾きやすいでしょう。
初心者から達人まで! 長く使えるコアウクレレ
日本が誇るウクレレメーカーKIWAYAが作る「Famous(フェイマス)」シリーズのFS-5Gは、ボディにハワイアンコアを使い、きらびやかな明るいサウンドが特徴。オリジナルの三層合板で頑丈なボディーは衝撃や経年劣化にも強く、長く使える一台です。
音にも徹底的にこだわり、弦は初心者でも押さえやすくウクレレ本体への負担も少ない細めのFamous marronを使用。ホールドしたときの安定感とほどよい弦高からは、日本のモノづくりへの息吹が感じられます。
日本製なので、メンテナンスもスムーズ。質・価格のバランスがよい一本を求めている人にぴったりです。

ギタリストのなかで愛用者も多いMartin社『コンサートウクレレ』は、コスパの高い一本です。
伝統あるマーチン社のハワイアンコアを使った一本
アコースティックギターでその名を知る人も多いマーティン社は、 現存するウクレレメーカーとしてはもっとも歴史がある会社です。製造をはじめて100年以上の歴史を誇るマーティン社のウクレレは、その音色はもちろんヘッドのMartin&Coの刻印や品格あるルックスも魅力的です。
ボディは単板ハワイアンコア材を採用・オールサテンフィニッシュで高級感があり、アコースティックギターでもおなじみのDovetail NECKジョイントを応用し、ペグはオープンギアタイプのGROVER製。コアらしい、心地よく歯切れのいいカラッとしたサウンドを楽しめます。
ウクレレ奏者も愛用するハイエンドブランド
「ウクレレの歴史にKAMAKAあり」といわれ、1世紀近い歴史を誇るウクレレブランドの「カマカ」。ジェイク・シマブクロをはじめ多くのウクレレ奏者に愛用されているKAMAKAのウクレレは、ウクレレ奏者なら憧れるブランドのひとつです。
ハワイアンコアで作られたこのHF-1モデルは、弦を鳴らせば鳴らすほど音に深みが増し、素朴なポロンポロンといった響き方の質や音色の甘さなど、音質のバランスが絶妙です。ボディはそのすぐれた木目が引き立つようにラッカー仕上げがほどこされ、高級感あるルックス。少しウクレレの腕がステップアップしたときに検討したい一台です。

MAHALO『スマイルウクレレ ピックアップ付き』は、見た目もかわいい1本。ギアペグでチューニングしやすく、カラーも豊富です。
思わずスマイル! 14色から選べるウクレレ
スマイルモチーフに思わずニッコリしてしまう「U-SMILE」シリーズは、2010年発売以来、MAHALOの数多くのウクレレのなかでもベストセラーです。カラーバリエーションは全14色。ホワイトやパープル、ライトブルーなどポップでカラフルなウクレレがそろってます。
おもちゃっぽい見た目ですが、ボディはセンゴンというインドネシアの天然木材を使用。カラッと明るく、気持ちのいい音色です。ギアペグはイルカ型、同シリーズで別売のチューナーはチューニングが合うとスマイルマークが表示されるなど遊び心満載。子どもへの贈りものなどにもぴったりです。
ハワイでも人気のブランド、持ち運びしやすい薄型
2005年にカリフォルニア州で創業したKARAのウクレレは、全米で圧倒的なシェアを誇っています。ハイクオリティながらリーズナブルなウクレレは本場ハワイでも人気が高く、スタンダードなモデルからユニークなモデルまでさまざまなウクレレを作っています。
この「トラベルシリーズ」は、持ち運びや旅のおともにもぴったり。ボディ厚がわずか約3~4cm前後と通常のウクレレの約半分ながら、スプルースのボディからはギターのようなハリのある音を楽しめます。ソプラノのほか、コンサート・テナーもあるので、好みに合わせて選びましょう。美しい白木のボディもポイントです。
ギターの系譜を継ぐこだわりのウクレレ
「ヤイリギター」でおなじみ、矢入儀一氏の弟である矢入貞夫さんの会社からはじまった「S.Yairi」のテナーウクレレは、ギアペグでチューニングしやすく、「さすが!」と思わせるきれいな音色を奏でます。
ウクレレの定番木材であるマホガニーを使ったトップ単板モデルで、木材本来の風合いをいかしたシンプルなルックス。レーザー刻印のロゴなど細部までこだわっており、コスパの高い一本です。
7位 ARIA『Tenor Mahogany(ALH-MT)』
ヴィンテージのような渋いサウンドが楽しめる
ハワイアン・ヴィンテージ・ウクレレのたたずまいと音色をコンセプトにデザインされたALHシリーズ。同社のウクレレは、三層にスライスした木材を特殊なプレス加工で圧着した合板を使用。耐久性があり、気温・湿気にも強く安定感があります。
本体にはサーモ処理が施され、 新品でありながらヴィンテージのような渋めのサウンドが楽しめます。
ウクレレのおすすめ6選【編集部厳選】 伝統あるハイブランドも
本項では、編集部が選んだおすすめウクレレをご紹介します。
5色から選べる! リーズナブルな初心者向けセット
アコースティックギターで人気の高いブランド「HONEY BEE」がプロデュースしたかわいいウクレレは、定番のマホガニーカラーのほか、ホワイトやブルー、レッドなど個性に合わせて5色のラインナップ。チューナーや教則本などフルセットになっており、届いたその日にすぐはじめられます。
リーズナブルな価格が魅力ですが、ボディには天然木材を使用。弦がやわらかいので子どもでも弾きやすいモデルです。
美しいアースブルーが印象的な個性派
木目をいかしたシースルーに美しいアースブルーをまとったウクレレは、人とかぶらないウクレレを探している人にぴったり。ハイビスカスをモチーフにしたおしゃれなインレイや、落ち着いた上品な色味がウクレレの音色を引き立てます。
素材は単板マホガニーを使用しており、明るく軽やかな音色。ギアペグが採用されているので、音も合わせやすく安定しています。初心者やソプラノから転向する方にも向いています。
DVDまでセットになってすぐ弾けるコンサート
ハワイ産ではありませんが、この価格でボディにコア材を使用したコンサートウクレレ 。弦はウクレレの音色を最大限楽しめるイタリアの弦ブランド「Aquila」製で、歯切れがよく明るいサウンドが楽しめます。
ペグは機械式で音合わせがかんたん、安定した音程を維持してくれます。このセットは教本だけでなくDVDまでセットになっており、商品が到着したらすぐに練習できることがポイント。同シリーズでソプラノ、テナーもあります。
希少なマンゴー素材のパイナップルフォルム
甘い音を奏でるオール・フレイムマンゴーのソプラノウクレレは、マンゴー独特の導管を持つ美しいモデルです。パイナップル型の丸みを帯びたボディが木目をいかしたナチュラルな素材感とぴったりマッチ。素朴なフォルムがウクレレのサウンドを引き立てます。
シンプルなアバロンのサウンドホール・ロゼッタが採用されており、とても軽いモデル。スイートな曲の演奏を考えている人に向いています。
2本目にそろえたい、大人かわいいパイナップル型
ユニークなデザインのウクレレを展開するMAHALOのパイナップル型ウクレレ 。伝統的なパイナップルスタイルに、レーザーエングレイビングでパイナップル風のビジュアルを再現。葉をイメージしたヘッドデザインで、南国ムードいっぱいです。
インドネシア産木材を使用したボディからは、深く豊かに響く音色が奏でられます。スタンダードなウクレレにプラスしたい、そんな一本です。
コスパの高いMAHALOのバリトン
コスパの高いMAHALOのバリトンウクレレ Java J シリーズは、この価格からは想像できないような熟年職人たちの手でつくられています。インドネシアの優良なトーンウッドだけを厳選し、Aquila(アクィーラ)社のウクレレ弦を使用したボディからは最大限の力強いベースサウンドが奏でられます。
コスパ重視でバリトンウクレレを探されている方にぴったりのモデルです。
【番外編】ウクレレに関連するおすすめ商品
ここでは、番外編としてウクレレに関連する商品をご紹介します。せっかく購入したウクレレを大切に上手使うためにも便利なアイテムをご確認ください。
ウクレレケース
ORCAS(オルカス)『UKULELE GIG CASE SOPRANO』
カラバリも豊富なキルティング加工のクッション性
カラバリが豊富で、レッドやオレンジからブラックまで10色のカラー数があるので好みの色や状況に合わせたものを選ぶといいでしょう。
また、表面のキルティング加工で大切なウクレレを保護してくれます。厚さ2cmのクッションが入っているのでより強度が増します。
ウクレレチューナー
ウクレレ専用の持ち運び可能なコンパクトサイズ
ウクレレ専用のクリップ式チューナー。クリップ式でウクレレのヘッドにも安定して取り付けることができます。また、コンパクトサイズなので持ち運びも可能です。
オートバックオフ機能があるので、最大35時間の長時間使用が可能です。LEDメーター付きではじめての人でも簡単に操作ができます。
「ウクレレ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ウクレレの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのウクレレの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ウクレレの選び方 形・サイズ・素材
ウクレレを選ぶ場合、まず「ウクレレの種類」をメインに選びます。ウクレレはサイズによって音域が異なり、メジャーな小さいサイズのソプラノからもっとも大きいバリトンまで4種類のサイズがあります。
また、使われている木材や弦の種類によっても、音色の雰囲気や演奏のしやすさに違いが出ます。ウクレレの種類と選び方についてチェックしていきましょう。ポイントは下記の7つ。
【1】形
【2】サイズ
【3】ボディの素材
【4】弦の素材
【5】ペグの種類
【6】人気ブランド
【7】初心者はまず万円程度から
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】形から選ぶ
ウクレレには代表的な2つの形があります。【スタンダード】と【パイナップル】です。それぞれの形の特徴で音色にも違いがあります。
スタンダード初心者は演奏しやすい「スタンダード」
スタンダードは、ギターのような形をしておりくびれがある形状です。くびれがあるので初心者の人でも持ちやすく、演奏がしやすいです。
スタンダードは、ウクレレの定番といえるもので音色のバランスがとれており誰もが聞き馴染みのある音を奏でます。はじめてウクレレを演奏する人はスタンダードを選ぶのが無難です。
音色重視なら「パイナップル」
パイナップルは、スタンダードとは反対にくびれがないので、形が大きくなっています。面積が大きいことから音もよく響き、大らかな音色を奏でます。
日頃からスタンダードタイプを演奏をしていて、たまに気分を変えたくなった時にパイナップルタイプで演奏をするとより楽しさを感じることができるはずです。
【2】サイズで選ぶ
ウクレレには4種類のサイズがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
子供にも演奏しやすい「ソプラノ」
ウクレレの「最初の一本」を探している人や初心者の方は、ウクレレらしい軽やかな音色の「ソプラノ」がよいでしょう。一般的にイメージされるウクレレといえばこのソプラノで、全長520~540mm程度とウクレレのなかでもっとも小さく、手が小さい方・小さな子どもでも演奏がしやすいサイズ感です。
コンパクトで扱いやすく、バリエーションも数多くあります。
ソプラノよりひとまわり大きい「コンサート」
ソプラノよりひとまわり大きいサイズの「コンサート」は、ソプラノよりも低く深みのある音色で、音量が大きいことが特徴です。全長が約600mm程度とソプラノより長くなる分フレット数も増え、より幅広い音域に対応することができます。
音量が大きいため伴奏だけでなくソロ演奏にも向いており、ウクレレ奏者が使うウクレレはこのタイプが多くなっています。初心者でも演奏はできますが、初級からのステップアップや、少ししっかりウクレレの演奏を楽しみたい人に向いています。
迫力ある音色、大きめサイズの「テナー」
コンサートよりもさらに低く深みがある音色を奏でる「テナー」は、伸びやかな音を出すのに向いています。ウクレレ特有の軽やかな音色というよりギターに似た音質で、演奏する曲により表現力をつけることができます。
ウクレレ の本場ハワイでは、このタイプのウクレレを使う奏者が多く、フレットの間隔が広いため高音域が押さえやすいという特徴があります。初心者にとっては扱いにくいため、ある程度ウクレレを演奏できるようになった人の2本目のウクレレとしておすすめです。
力強い音色が出る大型サイズの「バリトン」
「バリトン」は、数あるウクレレのなかでも重低音のベースのような音色で、音はギターに似ています。チューニングやコードなどがほかのウクレレと異なるため、一般的なウクレレとは別と考えたほうがよいでしょう。ウクレレのアンサンブルなどで重低音パートが必要なときなど、特別なシチュエーションで使われることが多いタイプです。
【3】ボディの素材で選ぶ
ボディの素材により奏でられる音に違いがあります。楽曲に合わせて選ぶのも大切です。
リズミカルなサウンドを奏でる「コアウッド」
移民が持ち込んだ楽器がハワイで独自に改良を重ねられ、現在の形となったウクレレ。ウクレレの楽曲の定番といえばハワイアンミュージックですが、ハワイ独自の木材「ハワイアンコア(コアウッド)」のウクレレは、ハワイ感あふれる南国系の音楽を演奏するのにぴったりです。ハワイアンコアはほかのウクレレに使用している木材よりもかたいため音がよく響き、歯切れのよいリズミカルなサウンドを奏でることができます。
ハワイアンコアは家具などにも使われるメジャーな木材ですが、最近では伐採に制限がかかっていることや、楽器に木材のよい部分を使うため、ハワイアンコアのウクレレは価格が高いことがネック。ウクレレの高級品の多くに、ハワイアンコアが使われています。
甘くやわらかめの音質の「マホガニー材」
「マホガニー」の木材はやわらかいため、マホガニー製のウクレレはあたたかみがあり伸びやかな音色を楽しめます。本来の「マホガニー」は希少種のため、マホガニーに特徴が近い代替材を「マホガニー」と呼ぶこともあります。
素材がやわらかく加工がしやすいため、マホガニー製のウクレレはほかの木材よりもコスパが高いものが多くあります。
優しいメロディを奏でる「マンゴー材」
マホガニーより、さらにやわらかく甘い音色を奏でるのが「マンゴー」製のウクレレです。しっとりとしたバラードなどの曲にぴったりの音を出すことができ、低音も伸びやかです。
マンゴー製のウクレレのボディは、それぞれ違った木目がそのまま表面に浮き出ているので、指紋のようにどれひとつ同じものはありません。自分の好みの木目を選ぶ、という選ぶ楽しさも味わえます。
パキッとした弾ける音色の「メイプル材」
美しい白木の「メイプル」は非常にかたく密度が高い木材で、音の反響や歯切れがよく、ガツンとした音を奏でます。メイプル素材のウクレレは数がそれほど多くはありませんが、弾むようなサウンドのファンも多く、ウクレレでロックやアップテンポの曲を演奏したい、という方は、メイプル製のウクレレを選ぶとよいでしょう。
アコースティックギターのような音色の「スプルース」
マツ科の針葉樹「スプルース」は、木材自体はやわらかく軽いという特徴があり、スプルース製のウクレレははっきりとした音を奏でます。スプルースは柔軟性と強度のバランスがいいため、ギターなどにもよく使われる素材です。スプルース製でもウクレレ全面に使われることはまれで、多くの場合裏面や側面にはハワイアンコアやマホガニーなどの異素材を使用します。そのためスプルースと組み合わせる木材によって音質が変わり、音色のバリエーションが広がります。
一音一音が際立ち、音色がはっきりとしているのでソロ演奏に向いています。
【4】弦の素材にも注目
ウクレレの弦は、メーカーオリジナルの弦もありますが、大きく「ナイロン弦」「フロロカーボン弦」「ナイルガット弦」の大きく3つに分けられます。それぞれ特徴についてみていきましょう。
初心者は「ナイロン弦」がおすすめ
一般的にウクレレに使用されている弦は「ナイロン弦」のものが多く、押さえやすくやわらかい音が出るという特徴があります。初心者の方は、このナイロン弦のウクレレからスタートすることが多いでしょう。
ナイロン弦にはやわらかめの音が出る一般的な「クリアタイプ」とメリハリのある音が出る「ブラックタイプ」があり、ブラックの弦を張ると見た目にも違った雰囲気のウクレレになります。
耐久性のある「フロロカーボン弦」
釣り糸と同じ素材の弦が「フロロカーボン弦」です。ナイロン弦より「かたく伸びにくい」という特徴がありますが、細めで押さえやすく、しっかりした音量で演奏することができます。フロロカーボン弦のかたく細い弦は、つややかな音色を出したい人に向いています。
フロロカーボン弦にもクリアタイプと黒・褐色などカラーのタイプがあり、クリアタイプはツヤのある音色、カラータイプはやや太めの音が出るものが多くなっています。
個性的なサウンドになる「ナイルガット弦」
「ナイルガット弦」の「ガット弦」とは、かつてのウクレレやクラッシックギターの弦に使われていた羊などの動物の腸から人工的に作られたもので、傷みやすくチューニングも不安定という弱点がありました。
「ナイルガット弦」はナイロンとガットを合わせた造語で、ガット弦をナイロンで人工的に再現したものです。耐久性を上げ、ガット弦に似た個性的なサウンドを出すことができます。ナイルガット弦のウクレレを製造しているメーカーは限られ、現在ナイルガットといえば「Aquila(アクィーラ)」が一般的です。張りが強いため古い楽器には向きません。
【5】ペグの種類も確認する
初心者もチューニングしやすい「ギアペグ」
現在のウクレレでは一般的な「ギアペグ」は、ヘッドから横にペグがはみ出ており、裏面にギアがついているタイプです。ギアが噛むことでボタンの稼働が1:14の割合でよりこまかく調整でき、またギアが入っていることで弦がゆるみにくくなるため弦の安定性が高まります。操作性が高く、初心者の方でもチューニングしやすいタイプです。
素早くチューニングできる「ストレートペグ」
旧来のウクレレ音程のスタイリングを重視する方向けの「ストレートペグ」。1:1の可動構造でツマミを回した分だけストレートにペグが回って弦が巻かれ、慣れれば素早くチューニングすることが可能ですが、弦がゆるみやすく、慣れるまでに多少時間がかかるかもしれません。
表面につまみが見えないのでウクレレの見た目がスッキリする、というメリットもあります。
人気のブランドから選ぶ 日本製も
ウクレレはハワイ発祥の楽器でハワイ製のものが多くあります。歴史のあるハワイだけでなく日本でも半世紀以上前から作られていました。それぞれの特徴を比べながら参考にしてください。
Famous(フェイマス)
Famous(フェイマス)は、1955年からの歴史ある日本のメーカーです。日本製のウクレレとして半世紀の間多くの人に愛されています。
弾きやすさ、音色のこだわり、品質管理の徹底にこだわり、出荷時には一つずつ丁寧に検品を行うなど日本人の真面目さを感じさせられます。
KAMAKA(カマカ)
KAMAKA(カマカ)は、100年以上の歴史を持つハワイ最古の代表的なブランドです。ジェイク・シマブクロを筆頭に世界中のウクレレ奏者から愛用されています。
KAMAKA(カマカ)の特徴はなんといっても、音の質へのこだわり。全てのモデルがハワイで作られており、有名な映画でも使用されたこともある。
KALA(カラ)
KALA(カラ)は、2005年にアメリカのカリフォルニア州で創業されたウクレレメーカーです。クオリティの高いものでありながら、リーズナブルな価格帯から世界中に多くファンがいます。
持ち運びがしやすい、トラベルウクレレやベースタイプなどユニークなモデルまで様々あります。アメリカ本土だけでなく本場・ハワイでも人気のあるブランドです。
【7】初心者は無理せず1万円程度のものでも十分 遊び感覚か本格的か
ウクレレはお土産やおもちゃなど多くのラインナップがあるので、ウクレレを本格的に始めようとしている人からしたらどの価格帯のものを購入したら良いのか悩んでしまうことも。
本格的にウクレレを演奏したいなら、やはりおもちゃレベルのものを避けましょう。とは言っても、いきなり無理して高価なものを購入する必要もないでしょう。最近では、1万程度でもクオリティがかなり高いものがあります。
お金に余裕がある人はワンランク上のものを。今の自分のレベルに合わせたものを選ぶといいですね。
ウクレレで気軽に音楽を楽しもう 元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんがアドバイス
ウクレレは、ハワイで生まれたギター属の楽器。ポルトガルのギターから発展したものと考えられています。ポロンとやさしい音色が特徴で、家でも騒音を気にせず気軽に奏でられるのがいいです。選び方のおすすめはまず抱えやすい大きさかどうか。弾き語りを楽しみたいならソプラノやコンサートサイズがいいでしょう。素材、弦、ペグまわりも気にしてみてください。
パートナーを選ぶような感覚でウクレレを選ぼう
コンパクトで気軽に演奏できるウクレレは、演奏するうちにまるで自分のかわいいパートナーのように感じられてくるはずです。初心者としてまずは値段が高くないエントリーモデルを購入してその後ステップアップするのか、あるいは一本のウクレレを長く愛着を持って使いたいのかによっても、どんなウクレレが向いているかが変わってくるでしょう。
タイプ・木材の種類・メーカー・付属品など、ウクレレには選ぶポイントがいろいろあります。「つい練習したくなる」「愛着を持つ」ことを念頭に、あなたにベストな一本を探してみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。 音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。 現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。