シェービングクリームを使う理由とは?
ひげを剃る際、水に濡らした後そのままカミソリで剃るとカミソリ負けして肌をキズつける原因に。特に社会人の場合、血が止まらず絆創膏を貼ったままだったり、血がにじんだ状態での出社はちょっと恥ずかしいのではないでしょうか。そこで使いたいのが、シェービングクリーム。
シェービングクリームを使えば主に3つのメリットを享受することが可能です。
かたいひげを柔らかくしてくれる
シェービングクリームには硬いひげを柔らかくしてくれる成分が配合されています。水で濡らしただけの硬い状態でひげを剃ると、刃との摩擦が大きくなり剃り残しの原因となる可能性があります。
また、無理に刃を滑らせたり、何度も同じところを往復したりして剃っていると肌をキズつけるおそれもあるため、シェービングクリームでしっかりひげを柔らかくしてから剃ることが大切です。
肌を保湿してくれる
シェービングクリームのなかにはヒアルロン酸や独自のうるおい成分を配合した、保湿に特化したものも多く販売されています。毛を剃るとどうしても肌が乾燥してしまいがちですが、保湿成分配合のシェービングクリームを使用することで、剃ったあともしっとりなめらかな肌を維持することができます。
敏感肌や乾燥肌の人はとくにシェービングクリームの使用をおすすめします。
肌を守ってくれる
シェービングクリームを使用すると、刃が直接触れることなく毛を剃ることができるので、肌への負担が少なくすみます。肌への摩擦を少なくすることで、うるおい成分や過度に皮脂を取り除いてしまうのを防ぎ、カミソリ負けから肌を守ってくれます。
ひげを剃っているときはもちろん、剃ったあとも快適に過ごせるようシェービングクリームの使用をおすすめします。
シェービングフォームの選び方
スムーズに髭剃りをするために欠かせない「シェービングフォーム」。メーカーからさまざまな商品が発売されていますので、ここではシェービングフォームの選び方をご紹介します。ポイントは下記5点。
【1】シェービングクリームの種類から選ぶ
【2】保湿成分入りを選ぶ
【3】肌質に合ったものを選ぶ
【4】香りの有無で選ぶ
【5】洗顔と兼用タイプもポイント
それぞれの特徴をおさえて、自分にあうシェービングクリームを見つけてくださいね。
【1】シェービングクリームの種類から選ぶ
シェービングクリームには、主に4つの種類(形状)があります。それぞれ特徴が異なるので、自分に合うものを選びましょう。
剃り残しが少ない「ジェルタイプ」
ジェルタイプのシェービングクリームは透明で、ひげの位置や剃る場所を確認しやすいのが特徴です。手元が見やすいので、剃り残しもできにくいのがポイント。
ジェルタイプのシェービングクリームは、塗ってからしばらくおくことで、ひげがやわらかくなり剃りやすくなります。かたいひげが多い部分は、ジェルをしっかりなじませてから剃るとよいでしょう。
敏感肌でも使いやすい「フォームタイプ」
肌が敏感で、ひげを剃ったあと乾燥したり赤くなってしまったりしやすい人は、ふわふわの泡で肌を保護するフォームタイプのシェービングクリームを使ってみましょう。泡が肌に密着するので、カミソリの滑りがよくなり、肌に負担をかけずにひげが剃れます。
スピーディーに泡立ち、洗い流しやすいのもポイントです。
どこを剃ったかひと目でわかるので、繰り返しカミソリを当てて肌をキズつけてしまうリスクが減らせます。
塗りムラができにくい「ジェルフォームタイプ」
よりしっとりとした剃り心地を求めるのなら、ジェルフォームタイプのシェービングクリームがよいでしょう。ジェルフォームタイプは、手に出したときはジェルですが、顔に塗り広げると泡立つ、フォームタイプとジェルタイプのよいところが合わさったタイプです。
ジェルタイプのように肌に密着し、肌の表面に泡の膜を作ってカミソリの刃から肌を守ってくれます。カミソリの滑りもよりなめらかになるので、少ない力でスムーズに剃れるのが魅力です。
泡立てて使う「ソープタイプ」
お湯と混ぜて使うソープタイプのシェービングクリームもあります。しかし、お湯と混ぜるための器やブラシが必要なことや、混ぜる手間がかかることから、現在ではほとんど使われていません。
市販されているシェービングソープもあるので、シェービングにひと手間かけたい人や、シェービングそのものを楽しみたい人は、シェービングソープを使ってみるのもよいでしょう。
【2】肌にやさしい保湿成分入りのものを選ぶ
カミソリの刃を肌にあてると、同時に潤いも失われてしまいます。そこで、肌をやさしくケアしてくれるグリセリンや「ヒアルロン酸」「アロエエキス」「ホホバ油」といった保湿成分入りのものを選びましょう。
【3】肌質に合った成分配合のものを選ぶ
敏感肌や肌荒れが気になる方は「グリチルリチン酸2K」といった整肌成分配合の商品を選ぶとよいでしょう。
逆に、洗い流し後の清涼感がほしいという方には、「メントール」配合のものがおすすめです。ただし、刺激が強いため、敏感肌の方は注意が必要です。
【4】香りが気になるなら無香料を選ぶ
化粧品特有の香りが苦手の方には、無香料がおすすめです。なかには、そうしたクセのない柑橘系の香りもありますので、好みで選んでみてください。
【5】洗顔と兼用タイプもポイント
朝は時間がない!そんな方におすすめなのが洗顔フォームと兼用タイプです。兼用タイプは、泡立ちがよく低刺激なものを使いましょう。とくに弾力のある泡が立てられる洗顔フォームであることが重要!泡がへたっていたり水っぽかったりすると、肌が守られないため、必ず泡立ちがよいものを使いましょう。
ただし、毛量が多い方、乾燥肌や敏感肌の方は洗顔フォームでのひげ剃りは控えた方がいいでしょう。洗顔フォームの中にはシェービングフォームの特徴である「硬いひげを柔らかくしてくれる成分」が入っていないですし、洗顔料を長時間肌にのせておくことも肌には刺激になるため、専用のシェービングフォームを使って肌に負担をかけないひげ剃りをおすすめします。
シェービングクリームおすすめ4選|フォームタイプ
はじめにすばやく泡立つフォームタイプのシェービングクリームを4点紹介します。時間がない朝にもおすすめ!きめ細かい泡で肌を守りますよ。
カミソリ負けに対応した薬用タイプ
水分をたっぷり含んだ密度の高い泡が、かたいひげをやわらかくしてくれるので、きれいに剃りやすいのが特徴です。
また、保護膜を形成する天然海藻エッセンスや、抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウムが配合されており、カミソリ負けや肌荒れなどのトラブルを防げます。
タンク型のボトル容器で、ワンプッシュすれば適量が出せるため、使い勝手も良好です。
※この商品は「医薬部外品」です
天然成分にこだわったシェービングフォーム
原材料の98%が、天然・植物由来成分でできた、洗顔&シェービングフォームです。毎日、朝・夜2回使用しても、2~3カ月は持ちます。
乾燥やハリ不足、皮脂、毛穴トラブルなどの肌悩みに対応する、4種類の植物エキスを配合しており、スキンケアにも役立つでしょう。
ベルガモットやローズマリーといった精油のナチュラルな香りに、癒されます。
穏やかなタイプのシェービングフォーム
たっぷりの泡が肌を包むため、刃すべりがスムーズになります。肌への刺激を抑えられて、シェービング後のヒリヒリ感が気になる方にもぴったり。
また、ラベンダー油やユーカリ油が配合されています。微香性タイプなので、香りが控えめの商品を選びたいときには、ぜひお試しください。
やさしい使い心地でどの肌タイプにも対応
すべての肌タイプに適した、シェービングフォームです。クリーミーで分厚い泡が出るので、肌をしっかり包んで剃りやすくしてくれます。
また、ノンアルコール&ノンメントールタイプのため、ヒリヒリ感やスースーする感じのない、穏やかな使用感が魅力。
うるおい成分には、カミツレ花エキスやグリセリンが配合されており、シェービング後の肌を整えてくれるでしょう。
シェービングクリームおすすめ4選|ジェルタイプ
次にジェルタイプのシェービングクリームを紹介します。はじめてカミソリでひげを剃る人にも使いやすいものが多いので、まずはジェルタイプのシェービングクリームで、ひげを湿らせてから剃るウェットシェービングに慣れましょう。
ヒアルロン酸配合の透明ジェルタイプ
シックの「ハイドロシルクシェービングジェル」は、剃る部分が確認しやすい透明のジェルタイプです。なめらかなジェルはヒアルロン酸配合で、肌のうるおいを保ったままシェービングすることができます。
同じシックから販売されているカミソリと相性がいいので、あわせて使用すると、よりなめらかで心地いいひげ剃りを体験できるのでおすすめです。
ひげの芯まで柔らかくする「すべり成分」配合
透明ジェルがひげの芯まで柔らかくしてくれる花王の「サクセス薬用シェービングジェルスキンケアタイプ」。2種類のすべり成分を配合し、柔らかくなったひげをするっと気持ちよく剃ることができます。独自のうるおいジェルは肌のしっとりさを保ちつつ、根本から深剃りも可能です。
ノンメントールなので、ヒリヒリ感が苦手な方にもおすすめです。
※こちらの商品は医薬部外品です。
シェービングクリームおすすめ2選|ジェルフォームタイプ
ジェルフォームタイプのシェービングクリームを3点紹介します。
シェービングクリームおすすめ2選|ソープタイプ
ソープタイプのシェービングクリームを2選ご紹介します。
「シェービングフォーム」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする シェービングフォームの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのシェービングフォームの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
シェービングクリームでカミソリ負けを防ごう
カミソリ負けは、乾燥した肌を剃ったりしてひげ剃り時に肌がダメージを受けることで起きます。カミソリ負けを防ぐには、有効成分が配合されたシェービングクリームを使って肌を保護すると同時に、カミソリの滑りをよくすることが大切です。
シェービングクリーム選びに迷ったときは、記事中で紹介した選び方のポイントやさくらさんのアドバイスを思い出してください。
自分に合ったシェービングクリームを使って、毎日のシェービングを快適なものにしましょう。
シェービングクリームを使うポイントは?
シェービングクリームを使うときは、まず肌を軽く湿らせてからクリームを塗るようにしましょう。肌を湿らせることでひげ剃り中の切りキズやヒリヒリ感が抑えられます。また、ひげは水分を含むとやわらかくなるので、剃りやすくなります。
シェービングクリームを塗ったら、力を入れずにカミソリを当てるのが重要です。剃るときに力を入れすぎると、肌とカミソリのあいだで摩擦が起き、カミソリ負けの原因になるので注意してください。
ひげ剃り中は、カミソリの刃をこまめにすすぐと、切れ味を落とさずにスムーズに剃れます。
皮脂にお悩みの方も保湿を意識してみて
額や鼻などのTゾーンが乾燥しやすいからといって、保湿成分を避けている方はご注意を。皮脂の分泌量が多いTゾーンと異なり、頬やあごなどのUラインは皮脂の分泌量が少なく乾燥しやすい部位です。
Uラインのうるおいをたもつには、シェービングによる肌のダメージを防ぐことが大切です。
なお、シェービングフォームは泡の弾力や抗炎症成分、保湿成分などを意識して選ぶことをおすすめします。
メンズスキンケアに関する記事はこちら 【関連記事】
肌へのやさしさや好みの香りで選ぼう
シェービングフォームは、ひげ剃りをスムーズにしてくれる便利なアイテムです。剃りやすさにこだわった商品はもちろんのこと、天然由来成分を配合したものまで、幅広く展開されています。
リフレッシュ感を求めたい方は、爽快感のあるメントール入り、敏感肌の場合は、肌荒れやキズなどのトラブルをやわらげられる、穏やかな成分のシェービングフォームがぴったりです。
今回は、とくにおすすめの商品をご紹介したので、ぜひあなたも参考にしながら、気になったアイテムを使ってみてください。
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京都在住のコスメ&メイクライター、コスメコンシェルジュ。 「マイナビウーマン」「ELLE ONLINE」などの女性向けメディアで、主にコスメレビュー、メイクのHow To記事を執筆。 大手化粧品会社、大手食品会社、大手化粧品コミュニティサイトなどの企業案件も担当。 「JAFCA 一般社団法人日本流行色協会」2021年春夏流行色メイクパターン作成。 マンツーマン形式で実践的にお悩みに応える「メイク相談室」を運営。