Mac用液晶モニターのメリット
液晶モニターを使うことで、より大きな画面で作業ができるので効率化が期待できます。Mac Bookは通常12インチ~16インチですが液晶モニターを使うことで画面を大幅に拡張することができます。
大画面の良さは、いくつものタブを見比べながら作業ができること。Mac Bookだけではいちいちタブを閉じて、開いてを繰り返しますが、モニターでは横に並べることができます。
また、MacBookを接続するだけでなくサブディスプレイとして使用できるので2画面を有効活用してくださいね。
Mac向け液晶モニターの選び方
それでは、Mac向け液晶モニターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の7つ。
【1】インターフェース
【2】解像度
【3】モニターサイズ
【4】液晶の表面処理
【5】液晶パネルの駆動方式
【6】高さ調節・回転機能
【7】目に優しい機能
上記の7つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】インターフェースをチェック
まずは画像の出力元である、Mac側のインターフェースを確認しましょう。最近のMacではThunderboltと呼ばれるインターフェースが主流となっています。
Thunderboltの中でも「Thunderbolt3」と呼ばれるインターフェースが最近のMacに搭載されることが多いです。少し前の機種だとThunderbolt1または2に対応しています。
ほかにMini DisplayポートやHDMIインターフェースを搭載している場合もありますので、お手持ちのMacを確認してみてください。
▼Thunderbolt3かUSB-C対応モニター
お手持ちのMacがThunderbolt3を搭載している場合、Thunderbolt3またはUSB-Cに対応したモニターを使うのがお手軽です。
これらのインターフェースは、モニターの信号に加えて電源も同じケーブルで供給することが可能な規格になっています。このため、Thunderbolt3やUSB-Cからの電源供給に対応しているモニターであれば、ケーブル1本で接続が完結します。ただし、すべてのモニターがケーブル1本で接続できるとは限らないので、お手持ちの機器の仕様をしっかりチェックしてください。
▼Mini DisplayPort対応モニター
Thunderbolt1または2に対応しているなら、これらのインターフェースと互換のあるMini DisplayPort対応のモニターを使うのが良いでしょう。HDMIやDVIへの変換ケーブルも売られていますので、これらを使うという手もあります。
▼HDMIやVGA入力が便利
1台のモニターを、必ずしも1台のMac専用にすることはありません。複数のモニター入力インターフェースを持つ液晶モニターなら、つなぎ直すことなくほかのパソコンやゲーム機を接続して切り替えて使うことができます。
この場合、Mac用のインターフェースのほかに、パソコンやゲーム機でよく使われるHDMIやVGA入力インターフェースがあると便利です。
【2】解像度をチェック
解像度とはモニターの表示のこまかさを示す指標です。一般的には解像度が高いほうが美しい表示が可能。ただし、解像度が高くなると値段や消費電力が上がります。
【 解像度の一覧表 】
● 2K ・・・ 2048 × 1080
● 4K ・・・ 4096 × 2160
● 4K × フルHD ・・・ 3840 × 2160
● 5K ・・・ 5120 × 2880
価格や電気代を重視するのであれば、フルHDと呼ばれる1920 x 1080ピクセルの解像度のものを選ぶといいでしょう。一方、写真などの解像度の高いデータを扱ったり、大画面で複数のアプリを同時に表示するのであれば、解像度が高いものを選ぶと作業がはかどります。ご自身の用途にあわせて選ぶようにしましょう。
【3】モニターサイズをチェック
モニターのサイズは大きければ大きいほど、多くの情報を一度に表示することが可能。しかしながら、大きければ大きいほど場所をとるものでもあります。ノートパソコン型のMacのサブモニターとして使用するなら30インチ未満の中型あるいは小型モニターが適しています。
一方、デスクトップ型あるいはノートパソコン型でもメインモニターとして使うなら、30インチ以上のものを選んでもいいでしょう。
【4】液晶の表面処理をチェック
スマホやタブレットの液晶の表面は、ツルツルしたものがほとんどです。これらと同じツルツルしたモニターは「グレア」と呼ばれます。光沢があり、動画や写真を鮮やかに映すのが特徴。
一方、ツルツルしていない光沢がない表面加工は「ノングレア」と呼ばれます。こちらは色が地味にはなりますが、光の反射が抑えられるので目の疲れを低減。長時間の作業でも目の負担を抑えられます。中間の「ハーフグレア」という表面加工もあります。ご自身の用途と好みに合わせて選ぶのがポイントです。
【5】液晶パネルの駆動方式をチェック
液晶パネルの駆動方式には、「TN」「VA」「IPS」といったものがあります。このなかでもっとも視野角が広いのが「IPS」です。液晶モニターは斜めから見るとぼやけて見えがちですが、「IPS」はこのぼやけをかなり抑えることができます。
一方、「TN」は応答速度が速いのが特徴で、ゲームなどの高速に画面を書き換えるような用途にあっています。「VA」はコントラスト比が高いため鮮やかな映像を見ることができ、映画鑑賞などに向いています。
【6】高さ調節・回転機能をチェック
高さ調節ができるとその人に合った目線の高さで作業環境が作れます。座っての作業に疲れがきた時は立って作業をすることも可能です。
ピボット機能とは、画面を回転させる機能のことです。通常の液晶モニターは横長ですが、これを縦長に変えることができます。WordやExcel、あるいは縦に長いサイトを見たり編集したりするのに便利です。
【7】目に優しい機能をチェック
液晶モニターを長時間見ていると目が疲れ、さらには首こりや肩こり、頭痛の原因になることも。少しでも目の負担を減らす機能がある液晶モニターを選ぶとらくになるかもしれません。
たとえば、フリッカーフリーと呼ばれる機能は液晶モニターのちらつきを低減する機能です。ちらつきがあると目が疲れてしまいますが、フリッカーフリーのモニターならこれを抑えることができます。また、話題のブルーライトを低減する機能を持ったモニターもあります。こういった機能をうまく活用して快適に作業をしましょう。
エキスパートのアドバイス
大きな画面でアプリを一括管理!
ノート型のMacは画面サイズが小さく、複数のアプリを開いているとウィンドウが重なってしまい、目的のアプリ画面を探す手間が発生してしまいます。
広い画面で多くのアプリをいっぺんに表示できるようになれば、アプリの切り替えがらくになり、効率よく作業が進むメリットがあります。
Mac向け液晶モニターおすすめ5選
ここからは具体的な商品をご紹介していきます。見た目は同じように見えてもそれぞれに特徴があります。
入力インターフェースが多くさまざまな機器を接続可
HDMIを3ポート、DisplayPortを1ポートと、豊富な入力インターフェースを持ったモニターです。Macだけでなく、パソコンやゲーム機を複数台接続できる汎用性が高い商品。
目に優しい機能も搭載。ちらつきをなくすフリッカーレス設計と、黄色味を抑えながらブルーライトを低減させる機能を採用。表面処理はノングレアなので、目に優しくて美しい映像を楽しめるでしょう。
バッテリー内蔵で電源不要
バッテリーが内蔵されたASUSの液晶モニターです。USB-CだけでなくUSB-Aにも対応し、ケーブル1本で使うことが可能。スマホとの接続もできてモバイルモニターの特性を活かせます。
薄さは8mmで重さは850gと持ち運びに便利なモバイルサイズ。15.6インチとほどよいサイズなので、外出先でも置き場所に困ることがありません。回転機能(ピボット機能)も備え、縦長の作業や閲覧も快適に。
VGP2020金賞受賞の4Kモニター
オーディオビジュアル総合アワード「VGP」で金賞を受賞したモニターです。フルHDの4倍の解像度を誇る、4K対応で美しい画像を表示。
モニター入力は、HDMIを2ポート、DisplayPortを1ポート、USB-Cを1ポート搭載。Macだけでなくさまざまな機器を接続できます。ダイナミックレンジの広い映像を表示するHDRにも対応。本格的な映画鑑賞でおうち時間を楽しむことができそうです。
目に優しい機能満載のモニター
画面のちらつきを抑える機能やブルーライトを抑制する機能を持つ、液晶モニターです。長時間モニターを見つめたときの目の疲労を低減。快適な作業が可能になります。
5W+5Wの内蔵スピーカーを搭載しているため、HDMIなどで接続すると画像だけでなく音声もモニターから出力可能。フレーム幅1.3mmの狭額縁なので、没入感も満点です。
5Kと驚異的な解像度を持つディスプレイ
5K対応5120×2880の解像度を持つディスプレイで、繊細且つリアリティあふれる映像を実現します。
Appleのサイトで購入できるディスプレイなだけあって、相性は抜群に高い。MacBookProを充電しながら使える。
「Mac用液晶モニター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする mac 液晶 モニターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのmac 液晶 モニターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【番外編】Mac向けの液晶モニター関連商品
ここでは、番外編としてMacBookをディスプレイに接続する為の接続機器、接続方法をご紹介します。
MacはUSBやHDMIの差込口がありますが、MacBookAir、MacBook、MacBookProは元々、差込口がありません。ですので、変換器を装着することで接続ができるようになります。
一式揃えることであなたの作業の質が向上します。
MacBook ハブ
MacBookに接続するハブをご紹介します。MacBookPro用のハブもあるので使用する時のことを考えて選んでください。
Satechi『Type-C アルミニウム Proハブ (スペースグレイ) 』
ポート数:Thunderbolt 3 PD充電ポート, 4k HDMI (30Hz)ビデオ出力, USB-Cデータ転送ポート), 2x USB3.0ポート, SD/Microカードリーダー。MacBook Pro & Air用になります。
Anker【PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ(4K対応)】
2つのUSB-Aポート、Power Deliveryに対応したUSB-C充電ポート、4K 30Hz HDMIポート、高速イーサネット、microSD&SDカードスロットへの接続が1つ対応。
QGeeM『USB Type C HDMI ドッキングステーション』
ポート数:SDカードリーダー* 1(データ転送)TFカードリーダー* 1(データ転送)
USB 3.0 * 3(データ転送)、HDMI出力* 1、PD充電ポート* 1(MAX:100W / 20V / 3A)
接続ケーブル
ケーブルはハブを通して、直接HDMIやtype-Cから接続することもできます。または、DisplayPortからも接続できます。接続方法はたくさんあるので、実際に接続するイメージで選んだくださいね。
Syncwire『DisplayPort HDMI変換 ケーブル 1.5M』
Amazon『ベーシック DisplayPort to HDMI A/Mケーブル 1.8m』
uni『USB Type C HDMI 変換 ケーブル 1.8m』
Amazon『ベーシック ハイスピードHDMIケーブル - 0.9m』
Apple『 Lightning - Digital AVアダプタ』
モニターアーム
モニターアームは、モニターと取り付けて自由自在に扱えるアイテムになります。設置することでデスク上もすっきりさせることができます。
モニターに関連する記事のご紹介
接続インターフェースも忘れずに確認しましょう
この記事では、Mac用液晶モニターのおすすめ商品を紹介しました。
ディスプレイの大きさや解像度にばかり目がいきがちですが、接続インターフェースの違いや快適に使うための機能など、選ぶためのポイントはいろいろあります。
あなたがほしいMac用液晶モニターを選んでみてくださいね。
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パソコンやインターネットサービスを初心者向けに解説する書籍や記事を執筆。他にもサイエンス一般について雑誌やニュースサイトで執筆。 著書に『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)、『遺伝子「超」入門』(パンダ・パブリッシング)、編集協力に『池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ』(朝日新聞出版)、『ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか』(高橋祥子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。また、腸内細菌検査サービス「マイキンソー」のオウンドメディア「Mykinsoラボ」の編集長も務める。