スリムベゼルモニターとは
スリムベゼルモニターとは、通常のモニターよりもベゼル(縁)が薄くなっていて、映像が映る液晶部分が広いモニターです。複数のモニターを組み合わせた環境で仕事やゲームを行う場合、モニター間のつなぎ部分が目立ちにくく、快適に使うことが可能です。
また、同じサイズのモニターよりも大きな画角なので、省スペースでも有効活用ができます。
大前提:ベゼル・非表示領域の低いモニターを選ぼう
大前提の話になりますが、スリムベゼルモニターを選ぶなら、スペックに記載されているベゼル(縁)の数値が小さいモニターを選びましょう。この際、ベゼルだけでなく、内側にも非表示領域を考慮した数字で比較するのが重要です。
スリムベゼルモニターの選び方
それでは、スリムベゼルモニターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】インチ数
【2】解像度
【3】接続端子の種類や数
【4】モニターの見やすさ
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】インチ数をチェック
自室でL字型のテーブルがある場合と、リビングの一角にパソコンを置いている場合では、置けるディスプレイの大きさは変わってきます。
置き場所にあまり困っていないのであれば、27インチや32インチといった大きなディスプレイを選ぶのがおすすめ。大画面で動画やゲームを楽しめます。
置き場所が省スペースなら、23インチ以下のコンパクトなモデルを選ぶとよいでしょう。
モニターを2枚隣り合わせにしてデュアルディスプレイとして使う場合は、あまり大型パネルを選ばずに23インチ以下のモデルを複数購入するのがおすすめです。
(★)省スペースでマルチモニター化するなら「VESA」対応は必須
スリムベゼルでマルチモニター化を目指しても、置くスペースに限りがあるなら、モニターアームを活用できる「VESA」対応の商品を選ぶと、デスク場を有効活用できます。
なお、モニターアームのメリットは上記以外にも、好きな角度や方向にモニターを並べられる、壁掛け
できるなどがあります。
【2】解像度をチェック
自分がどんな使い方をするかで、選ぶスリムベゼルモニターの解像度が変わります。
▼office利用やゲーミングモニターならフルHDで問題なし
officeを利用した事務作業やPCゲームのゲーミングモニターでの使用がメインになるなら、解像度はフルHDで問題ないでしょう。
4K対応にするとその分高画質になったり画面分割ができますが、コストがかかってしまいます。
▼映像やグラフィック処理なら4K対応も検討
Photoshopや動画編集ソフトを使って画像や動画の編集を行うなら、高画質な4K対応モデルを検討してみましょう。また、PS4Proでゲームをする場合もおすすめです。
【3】接続端子の種類や数をチェック
パソコン以外にもゲーム機やブルーレイレコーダーなど、さまざまな機器につなげて使うのであれば、どの端子に対応しているのかを抑えておきましょう。
複数の機器を同時接続したい方は、HDMI端子が複数ある商品がおすすめ。抜き差しをする必要がないようにすると、ストレスがすくないですよ。
パソコンをつなぐ場合はDVI端子かHDMI端子を搭載していれば使えますが、古いパソコンだとD-Sub端子を使用することもあります。
使用している機器からどの端子が伸びているかを確認してから、商品選びをするようにしてください。
【4】モニターの見やすさをチェック
モニターの見え方には光沢・パネルタイプなどが関係するので、選ぶ際に考慮したいポイントになります。
▼らくな姿勢・どの角度からも見やすいIPS
リクライニング機能がついた椅子に座ってパソコンに向かっていると、背もたれを倒しながら画面をゆっくり見る瞬間もあるはずです。
見る角度が一定でない場合は、斜めから見てもきれいに映るIPS方式のモニターがおすすめ。リラックスした姿勢からでも動画を楽しめます。
正面からしか見ないというのであれば、VA方式をはじめとする、モニターでもあまり違いはありません。機能面やコスト面で比較するとよいでしょう。
▼光の反射を抑えるノングレア加工が便利
モニターの表面加工には「グレア」と「ノングレア」の2種類があります。
グレア:映像の発色や色彩を重視する、写真・動画の加工、編集を行うグラフィック系の仕事をしている人向き。
ノングレア:窓際やライトの下にモニターを設置する予定なら、光を反射してくれるノングレア一択! と言っても過言ではないでしょう。目の負担も軽減してくれます。
設置スペースに余裕があればデュアルディスプレイも エキスパートからのアドバイス
家電量販店&PCショップの元店員・編集者
意外と毎年新製品が出るのが液晶のよいところです。旧型の液晶で目をこらして使うよりかは、コスパと性能面でよくなった液晶を購入するほうが、ガジェットレビュアー的にはおすすめです。(もちろんお財布と相談にはなりますが。)
とくに最近おすすめなのは、デュアルディスプレイ。大型の1枚を買うよりも作業領域も分担でき、利便性が高いですよ。金額面でも10年前とくらべて1/3以下といった印象。もちろん解像度も高くなっていますし、一度検討してみるといいかもしれませんよ。
「スリムベゼルモニター」のおすすめ商品の比較一覧表
スリムベゼルモニターおすすめ11選
上記で紹介したスリムベゼルモニターの上手な選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。

スリムベゼルモニターを手軽に購入したい方に
フルハイビジョンのワイドディスプレイ搭載で、ブラウザやメールなどを複数立ち上げて作業ができます。昔ながらの四角いモニターで作業をしていたという方であれば、画面が広々と使えるため、作業の効率化にもつながります。価格も非常にリーズナブルですので、手を出しやすいところも魅力といえるでしょう。
目の疲れの原因といわれるブルーライトをカットしてくれる機能も搭載。わざわざブルーライトカットモデルの眼鏡を購入しなくても、目にやさしい色合いに調整してくれます。そのブルーライトのカットレベルは5段階から選択でき、動画を見るときはレベル1、オフィスソフトで事務作業をするときはレベル5と、シーンに応じてこまかく設定も可能です。


HDMI2ポートとコストに優位性あり
フルHD式の高機能モニターがほしい場合、DELLも選択肢のひとつに入ってきます。とくにデスクトップPCやノートPC利用での需要が高く、本製品も複数接続に対応した2つのHDMI端子の入力が可能です。21インチも27インチもどちらもコストパフォーマンス性に優れ、応答速度も速いです。
ほぼ縁なしになっているため、二台並べた際の連携性もいいです。また、専用のマルチディスプレイスタンドも販売されているので、机がさっぱりと片付きますよ。ゲームに、仕事に、はたまた映画鑑賞しながら趣味の活動をしたりと画面が広がるとやれることも増える気がします。

1枚のディスプレイに情報をまとめられます
株式の取引をしていたり、イラストを描く人にとっては、作業スペースはいくらでもほしいですよね。
2つ3つとモニターを横に並べると、首の移動が面倒ですが、本製品であれば目線を移動するだけで画面をチェックできます。モニターとしては大きな商品ではありますが、慣れてしまうともとには戻れなく感じるはずですよ。
映像端子にはHDMI端子が4つも搭載していますので、パソコン以外にもゲーム機やブルーレイプレイヤーなど、複数の機器をつなげる余裕があります。
ノートパソコンから映像を出力するのに便利なUSB Type-Cも対応。幅広い機器の接続ができるところもポイントのひとつです。

USBケーブル1本で動作する液晶ディスプレイ
画面を広くとれるスリムベゼルモニターは、モバイル用途でも活躍します。本製品はパソコンとUSBケーブル1本でつなぐだけで、サブディスプレイとして使えるのがポイント。
ノートパソコン1台では画面が手狭に感じる場合も、かんたんにデュアルディスプレイ化できます。
電源をコンセントから別に給電する必要がないところも、持ち運んで使いやすいポイントのひとつ。ノートPCの画面が小さすぎるときや、お外でマルチタスクに作業したいとき。
もちろん、オフィスや自宅で使う場合も省スペースな空間に1枚モニターを増やすのにもぴったりの商品です。

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自分にピッタリの商品を選ぼう
本記事では、スリムベゼルモニターの選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、下記の4つのポイントを抑えておきましょう。
【1】インチ数
【2】解像度
【3】接続端子の種類や数
【4】モニターの見やすさ
上記のポイントを抑えることで、より使いやすいスリムベゼルモニターを選べるはずです。
画面がモニターいっぱいに表示でき、さらに細いデザインのスリムベゼルモニター。画面が大きくなれば作業効率も上がりますし、スリムなのでスペースも小さく済みます。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を選んでくださいね。
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家電量販店とPCショップ店員の経験を経て、編集者に。 普段は真面目なビジネス書や社長インタビューを行う傍ら、給与の半分近くを新作家電に投じる。 特に美容家電や調理家電、オフィス用品、1万円以下で購入できるガジェットにはついつい食指が伸びてしまう。 趣味に近い家電愛を、読者のみなさまの商品選びに生かせましたら幸いです。