お絵かきタブレットPCとは?
タッチペンを使ってそのまま液晶に描き込みができるうえに、OSも搭載されているのが「お絵かきタブレットPC」です。
コンパクトなものであれば気軽に持ち運びができるので、どこでも作業ができて効率を上げられるのが魅力。紙に描き込むような感覚で使えるため、今までアナログで絵を描いてきたという人でも導入しやすいですよ。
お絵かきタブレットPCの選び方
お絵かきタブレットPCを選ぶときのポイントについてご紹介します。チェックすべき項目はかなり多くあります。選ぶポイントは下記6点。
【1】ソフトやOSに合わせて選ぶ
【2】作業しやすい画面サイズを選ぶ
【3】ペンの性能もチェック
【4】本体の角度調整機能もポイント
【5】タブレットPC自体のスペックを確認
【6】メーカーごとの特徴で選ぶ
どれも自分のお気に入りを見つけるための大切なポイントですので、しっかりチェックしてくださいね。
【1】使いたいソフトやOSに合わせて選ぶ
macOSやiOSなどは使い勝手のよさで多くのクリエイターに愛されており、iPhoneの利用者であればよりスムーズに移行できるでしょう。
一方、Windowsは仕事用のツールが多く、Androidは種類が豊富など、それぞれによさがあります。ただし、お絵かき用のソフトにはOSによる相性などもありますので、ソフトを重要視する人は事前にどんなOSがいいか調べることが大切です。
【2】自分が作業しやすい画面サイズにする
お絵かきタブレットPCの画面サイズは、スマホのようにコンパクトなものから、テレビ画面のような大きさのものまでそろっています。
小さいものだとコンパクトで持ち運びに便利ですが、作業はしづらくなります。逆に大画面のものだと作業しやすいですが、持ち運びはできないことも。しっかりと描きたい場合は10インチ以上のものにすると作業しやすいでしょう。
【3】ペンの性能も忘れずにチェック!
お絵かきはタブレットPCの性能だけでなく、ペンの性能によっても完成度が大きく変わります。
お絵かき用のペンは単純なタッチペンよりも精密に作られているため、ポイントをしっかり押さえることが重要。自分がどんな絵を描きたいかによって選ぶといいでしょう。
手書き感覚を求めるなら筆圧レベルにもこだわりを
漫画やイラストを見てもわかるように、絵は線の太さや細さで立体感や迫力などを演出しています。この線の細さや太さは筆圧で調節するのですが、これをデジタルで再現しているのが筆圧レベルと呼ばれるものです。
筆圧レベルが高ければ高いほど、細い・太いが自在に調節可能。もし本格的に絵を描きたいという場合は、より手描き感覚を楽しめる筆圧レベルが2048以上のものを選ぶようにしましょう。
細部までこだわる人は傾き機能つきを
より繊細なタッチをデジタルで再現したいという人は、傾き機能がついたものを選びましょう。この機能は文字どおりペンの傾きに合わせて、線の太さや水彩絵の具の濃淡を調節可能。
アナログで使うようなえんぴつを寝かせて塗りつぶした線や、絵筆を寝かせたような濃く太い線を描くことも可能になるハイスペック機能です。
【4】長時間使う人は本体の角度調整機能も重要
絵を描くときは長時間の座り姿勢になることがほとんど。無理な体勢でいると描きにくいだけでなく、体を痛める原因にもなります。
本体にスタンドがついているタブレットであれば、自由に角度が調整できるため、ラクに描く姿勢の維持が可能。また、画面の反射による見えにくさを解消できるのもうれしいところです。
【5】タブレットPC自体のスペックチェックも忘れずに
お絵かきに使うとはいえ、PCである以上はスペックもしっかりとチェックしていきたいところ。今回は絵を描くことに焦点を絞ってポイントを紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
書き込みが多い人や枚数を描く人は大容量のものを
お絵かき用のソフトはかなり容量を必要とするため、基本的にメモリやストレージは大容量のものにするのが大切。
また、絵は描けば描くほど使う容量が増えるので、本格的に絵を描く人は容量がじゅうぶんあるものにしましょう。最低でも4~8GB、本格的に絵を描く人は16GB以上であれば安心です。
外出先でも使いたい人は防水・防塵も確認
お絵かきタブレットPCは外出先でも使うことができます。そのため、頻繁に持ち出しをおこなう場合は耐久性の確認も必須。
外でも使いたい人は防水・防塵機能がついているか、液晶に耐久性があるかなどもチェックしてください。
【6】メーカーごとの特徴で選ぶ方法も
どうしても悩んでしまうという人は、クリエイターからの信頼が厚い「Apple(iPad)」「Microsoft(Surface)」「Wacom」などのメーカーから選ぶと安心。
iPadはおしゃれなデザインと使いやすさ、SurfaceはWindowsとの相性のよさや処理能力の高さ、Wacomは日本発のメーカーで商品が多彩という特徴があります。ぜひ参考にしてくださいね。
自分のイメージする使い方に合っているか IT・サイエンスライターからのアドバイス
IT・サイエンスライター
機種名やソフト名で検索すると、いろいろなユーザーが使い方を紹介する記事や動画を掲載しています。それらを見て「自分のイメージする使い方に合っているか」を考えると、どれを選べばいいか絞り込むことができますよ。
「お絵かきタブレットPC」のおすすめ商品の比較一覧表
お絵かきタブレットPCおすすめ6選
では、どんな商品があるか見ていきましょう。お手軽に購入できるものからプロ仕様のものまで、幅広くご紹介します。それぞれの特徴やこまかいスペックなどをご紹介しますので、選ぶポイントを確認しながら、お気に入りの商品を見つけてくださいね。
Xiaomi(シャオミ)『Pad 5』














出典:Amazon
Apple(アップル)『2021 iPad Pro』












出典:Amazon
HUAWEI(ファーウェイ)『MatePad Pro』


















出典:Amazon
Microsoft(マイクロソフト)『Surface Go』












出典:Amazon
Apple(アップル)『iPad Air』
















出典:Amazon
HUAWEI(ファーウェイ)『MediaPad M5 lite 10 』






出典:楽天市場
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お絵かきタブレットPCの売れ筋をチェック
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※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
絵をたくさん描くなら、容量が大きいものに
お絵かきタブレットPCのおすすめ商品をご紹介しました。
基本的に高性能な機器のため、チェックする項目はたくさんあります。OS・画面サイズ・ペンの性能・本体のスペックはどれも重要なポイントですので、しっかり確認しましょう。
あなたのほしいお絵かきタブレットPCをみつけてくださいね。
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パソコンやインターネットサービスを初心者向けに解説する書籍や記事を執筆。他にもサイエンス一般について雑誌やニュースサイトで執筆。 著書に『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)、『遺伝子「超」入門』(パンダ・パブリッシング)、編集協力に『池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ』(朝日新聞出版)、『ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか』(高橋祥子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。また、腸内細菌検査サービス「マイキンソー」のオウンドメディア「Mykinsoラボ」の編集長も務める。