タブレット用キーボードの選び方 ITライターが開設!
ITライターの海老原 昭さんに、タブレット用キーボードを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
大きなサイズのタブレットにキーボードを足せば、簡易的なノートパソコンに早変わり!フリック入力よりローマ字入力の方が早い方にもオススメです。
接続方法で選ぶ
ITライター
「無線接続」と「有線接続」の2タイプから選ぶ
キーボードは主にBluetooth接続の無線タイプ、USBなどの有線タイプがあります。有線タイプには(実際には線はありませんが)専用ポートに接続するタイプも含まれます。
後述する専用・汎用の違いにも関わってきますが、有線タイプ、とくに専用ポートを使うタイプは電源も本体から取るため電池切れなどがなく、接続も容易で、スタンドなどを兼ねるものがありますが、他の機器では使えません。
一方、無線タイプは電池駆動になるため、使用中の電池切れが怖いですが、PCやスマートフォンでも利用できます。
どちらを選ぶかは悩ましいところですが、タブレットに関しては有線式(専用品)が使い勝手の面でややリードしているケースが多いです。
重さ・サイズで選ぶ
ITライター
「タイピング入力のしやすさ」が第一条件
タブレットは持ち運んで使うことが多い機器だけに、キーボードも一緒に持ち歩いて使うことを前提に考えたいものです。
タブレットと一緒にバッグに入れた時に邪魔にならないサイズや重さのものを選びましょう。カバータイプのキーボードなら、ほぼ常時付けておくことが前提に設計されているため、サイズや重さの面では問題ないでしょう。
外付けの独立したキーボードの場合、非常にコンパクトだったり、本体が巻き取れるなどの特徴がある製品もありますが、可搬性を重視しすぎて入力しにくいものもあります。
キーボードの目的はあくまで快適な文字入力を可能にすることで、軽量化だけを考えればソフトウェアキーボードを使えばいい話なので、あまり奇をてらわずに、キーボードとして使いやすい製品を選ぶことを念頭に入れましょう。
専用・汎用で選ぶ
ITライター
複数端末の使用に対応した汎用品、1端末の専用品
タブレット端末には、大きく分けてiPad、Android、Windowsの3タイプあります。このうち、iPadやWindowsタブレットの中には専用のポートに接続するタイプのキーボードがあり、サイズやデザインもぴったり合うようになっています。
ただし、専用モデルなのでほかの機器では使えず、同じシリーズでもサイズが変わればうまく合わないといったことも。
汎用品はどの製品でも使える代わりに、デザインもまちまちです。どちらがいいかは一概に言えませんが、さまざまな機器で併用したければ汎用品を、1台だけを使うなら専用品のほうが便利なことが多いです。
タブレット用キーボードおすすめ5選 ITライターが厳選
ここまで紹介したタブレット用キーボードの選び方のポイントをふまえて、海老原 昭さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

Logicool(ロジクール)『K380 マルチデバイス Bluetooth キーボード』
















出典:Amazon
本体サイズ | 279×124×16mm |
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重量 | 423g(電池を含む) |
接続タイプ | Bluetooth |
対応OS | Windows 7・8・10、Mac OS 10.10~、Chrome OS、Android 3.2~ |
最大使用時間 | 2年 |
カラー展開 | ブラック、ブルー、レッド、ローズ、オフホワイト |
3台切り替え可能なワイヤレス型&日本語配列!
ロジクールの無線キーボードで最もコンパクトなのがこちらのK380です。タブレットとの接続はBluetoothで行います。
基本はWindows用ですが、MacやiOSでも利用しやすいよう、CommandやOptionキー、「かな」「英数」なども印字されており、どのタブレットユーザーでもOKです。
電源は単4電池ですが、なんと最大2年程度利用可能な省電力設計になっており、安心して使えます。
F1〜F3キーがBluetoothの接続先切り替え用キーになっており、3台までの機器を登録しておき、切り替えて利用できるので、自宅ではPC用に、外出先ではタブレット用に、と1台で使い分けたい人におすすめです。

Logicool(ロジクール)『Silm Combo』














出典:Amazon
本体サイズ | 184×27×258mm |
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重量 | 526g |
接続タイプ | Smart Connector |
対応OS | 第7世代iPad、およびiPad Air(第3世代)、iPad Pro |
最大使用時間 | - |
カラー展開 | ブラック |
楽々タイピング!一体型カバー付きのiPad用機種
iPadシリーズのうち、第7世代iPad、およびiPad Air(第3世代)、iPad Pro(10.5インチ)に対応したカバー兼キーボード。iPadとの接続は、側面にあるSmart Connectorで行います。
キーボード部は純正キーボードと同じ配置で、LEDバックライトも備えたフルサイズキーになっており、ファンクションキーで画面の明るさや音量なども調節可能です。
カバーとしては背面から全体をカバーするフォリオ(2つ折り)タイプとなります。背面に2段階の角度調整機能を持ったスタンドがあり、縦置きも含めて3種類の置き方が可能です。
また、キーボードは外すことができるので、タブレットとして持つときはキーボードを外せば軽く持ちやすくなります。
apple純正でも「Smart Keyboard」がありますが、こちらは角度が調節できず、キーボードも外せません。価格差を考慮しても、こちらのほうがより高機能でお買い得感が高いでしょう。

Microsoft(マイクロソフト)『Surface Pro タイプ カバー』

出典:Amazon
本体サイズ | 295×217×5mm |
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重量 | 310g |
接続タイプ | - |
対応OS | Surface Pro 3・4・5・6・7 |
最大使用時間 | - |
カラー展開 | ブラック |
Surface Pro純正カバー兼キーボード
Microsoft純正のタブレットPC「Surface Pro」シリーズ用のカバー兼キーボードです。このモデルに加え、指紋認証機能付きモデルや、アルカンターラ生地を使った高級モデルの「Surface Pro Signatureタイプカバー」もあります。
また、Surfaceの入門モデルにあたる「Surface Go」用にもSignatureタイプカバーが用意されています。
Surfaceとの接続は、Surface Proの側面にある専用ポート経由で行います。普段はディスプレイを保護するカバーとなり、使用時はノートPCと同等のフルサイズキーボードと大型のトラックパッドを備えたバックライト付きのキーボードとして機能します。
薄型ながら優れたキータッチを実現してくれるため、Surface Proシリーズを使っている人にはおすすめなキーボードと言えるでしょう。

Anker(アンカー)『Ultra-Slim Bluetooth Keyboard』
















出典:Amazon
本体サイズ | 約284×122×18.5mm |
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重量 | 約190g |
接続タイプ | Bluetooth |
対応OS | iOS、及びAndroid 3.0~、Mac OS X 10.2.8~、Windows 8・7・Vista・XP |
最大使用時間 | 約360時間 |
カラー展開 | ホワイト、ブラック |

Ewin『Bluetooth 折りたたみ式 キーボード』
















出典:Amazon
本体サイズ | 約145×12×99mm |
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重量 | 157g |
接続タイプ | Bluetooth |
対応OS | iOS、Windows、Android、Mac |
最大使用時間 | 60時間 |
カラー展開 | ブラウン、ブラック |
コンパクトで優れた携帯性!折り畳み式モバイル用!
モバイル用途のキーボードはサイズがネックになりがちですが、折りたたむことでスマートフォン程度のサイズに片付けられるモバイル用Bluetoothキーボード。
コンパクトに収納できるので、持ち運びの際に邪魔になりにくく、またキーが内側を向いて畳まれるため、輸送中に押されて壊れたりする恐れも少ないです。
3台まで接続先を登録しておき、「fn」キーとF1〜F3キーの組み合わせで接続先を切り替える機能もあり、複数の機器でキーボードを共有できます。
折りたたみキーボード自体は比較的昔からあるのですが、これまではやや色物的な存在だったのが、最近はバッテリー技術の進歩などによってかなり実用度が高まっており、十分検討に値するものになっています。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする タブレット キーボードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのタブレット キーボードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スタンド付き製品は便利?
ITライター
タブレット向けのキーボードによっては、キーボードの奥側にタブレットやスマートフォンを立てられるような、スタンド替わりの溝が掘ってあるケースがあります。
ですが、溝の左右が閉じているタイプもあり、使用できるデバイスのサイズに制限がかかってしまうこともあります。たとえば12インチを超えるような大型のタブレットを横置きできない、タブレットとスマートフォンを並べて置けない、といったことも起きます。
また、デバイスを支えても倒れないよう、キーボード自体がある程度重いことが多く、結果として持ち運ぶ際の負担になることもあります。
スタンド自体は安価で軽量な製品も多いため、キーボードと個別に用意してもさほど負担にならないので、キーボード自体の機能としてはあまり重視しなくてもいいでしょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/12/17 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。 キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndoridも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。