オリゴ糖食品の選び方
まずはオリゴ糖食品の選び方をチェックしていきましょう。
体のために「難消化性オリゴ糖」を選ぼう
オリゴ糖には吸収率の違いによって、「消化性」と「難消化性」の2つの種類があります。体のためにオリゴ糖を使用したいなら、消化酵素で分解されにくい「難消化性オリゴ糖」を選ぶようにしましょう。
また、代表的な難消化性オリゴ糖には、ビートオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖などがあります。それぞれの特徴から、自分の求める働きや使い方に合うものを選ぶことが大切です。
オリゴ糖の含有量もチェック!
オリゴ糖食品を選ぶ際に重要なのが、オリゴ糖の含有量です。オリゴ糖よりも砂糖や甘味料の割合が多いと、オリゴ糖の働きを期待できず、使用しても満足感が得られないことがあります。
とくに、体を気づかうためにオリゴ糖を選ぶ場合には、どの程度食品のなかにオリゴ糖が含まれているのかチェックしてから、購入するかどうか検討しましょう。
砂糖の代わりに「液体」と「粉末」を使い分けよう
オリゴ糖食品には大きくわけて「液体タイプ」と「粉末タイプ」があります。液体タイプは安価で購入でき、甘みが強いため砂糖の代わりとしても使えるのが特徴。
一方で、粉末タイプは高価ですがオリゴ糖の含有量が高く、甘すぎないため料理などに使いやすいです。オリゴ糖食品を使用する目的から、適したタイプを選ぶとよいでしょう。
オリゴ糖食品のおすすめ16選 妊娠中・授乳中・赤ちゃんにも!
ここからは、市販されているオリゴ糖食品のなかからおすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
含有率98%以上の高純度オリゴ糖
体を気づかうためにオリゴ糖を摂取したい方にとって、オリゴ糖以外の成分が多い商品は避けたいもの。こちらの商品は原材料の98%以上をビートオリゴ糖で占めており、しっかりオリゴ糖を取り入れられるのが特徴です。
さらに、ビートオリゴ糖はビートからしか抽出できないため、純粋な天然オリゴ糖という点も体にやさしいポイントです。

機能性に加え味にもこだわるならこちらがおすすめ。料理の味をよくしてくれるので煮物をはじめ、さまざまな料理に使えます。
料理をおいしくしてくれるオリゴ糖!
こちらの商品に含まれているイソマルトオリゴ糖は、はちみつなどに含まれており、食品に旨みやコクを与えます。
そのため、砂糖の代わりに使うだけでも料理をよりおいしくしてくれるのが特徴。コーヒーやヨーグルトに合わせるだけでなく、幅広い使い方で活用できます。
※Amazon・Yahooは6本セット、楽天は12本セットです
カロリー半分で甘みを楽しめる
玉ねぎなどに含まれるフラクトオリゴ糖を主成分に作られている、特定保健用食品です。フラクトオリゴ糖のカロリーは砂糖のおよそ半分で、砂糖の代わりに使うことで手軽にカロリーをおさえられます。
甘みはやや控えめですが砂糖に近く、コーヒーや紅茶に入れて楽しめます。味の違和感を抱きにくいため、砂糖と同じようにオリゴ糖を使えます。
※Amazonは3本セット、楽天・Yahooは2本セットです
ビフィズス菌とダブルで働く!
特定保健用食品として販売されている商品。オリゴ糖の働きによって腸内のビフィズス菌を増やしおなかの調子を良好に保ってくれたり、カルシウムの吸収を促進したりしてくれるのが魅力です。
使用されているのは、砂糖のような甘みが特徴的な乳果オリゴ糖。シロップタイプなので少量でも甘みを感じやすく、ふだん使いしやすくなっています。
体にやさしい天然オリゴ糖
発酵食品などに天然成分として含まれているイソマルトオリゴ糖を使用している商品です。強い甘みをもちますが、まろやかなため甘すぎるという印象になりづらいのが特徴です。
熱に強く分解されにくいため、ホットコーヒーや紅茶に入れても成分が壊れないのも魅力。オリゴ糖の含有量は50%と高めです。
添加物のないシンプルなシロップ
北海道で作られているてんさい(さとう大根)を用いて作られたシロップです。原材料にはてんさいから取れるてんさい糖蜜のみを使用しており、天然のオリゴ糖をのみを摂取できるのが魅力です。
甘みはすっきりとしており、くどさがないため料理などにも使いやすいです。原材料まで気にしたい方でも満足できる自然派シロップです。
※楽天・Yahooは3本セットです
ビフィズス菌のエサになりやすいオリゴ糖!
ビートという植物(さとう大根)から作られるビートオリゴ糖(ラフィノース)を用いた商品。北海道産のビートを原料としたオリゴ糖で、その純度はビートオリゴ糖(ラフィノース)98%です。
砂糖よりもカロリーは約50%、甘味は約22%とやさしい甘みで食べやすくなっているのが特徴。お米と一緒に炊いたり、お料理に使用したりと、自然に食事に取り入れられます。

砂糖の代替品ではなくオリゴ糖の効果に注目するならこちらを。サプリメントタイプで手軽に摂取できます。
効率よく腸活をサポート!
3種類の乳酸菌とビフィズス菌、オリゴ糖、食物繊維を配合し、4つの方面から腸活をサポートする商品です。摂取目安量は1日1粒と少なくてよく、気軽に腸活をサポートできます。
原材料の受け入れから商品の出荷までを国内工場で行い、着色料や保存料は入っていないので、体にやさしく作られているのか気になる方でも活用できます。
※Amazon・楽天は10袋セット、Yahooは3袋セットです
個包装で劣化しにくい
湿気などに触れることでオリゴ糖が劣化したり味が変化したりすることがあります。こちらの商品は、1回あたりの分量ごとに個別包装されているため、未使用のオリゴ糖の劣化を防いでくれます。
さらに、どれくらいの量を使うのかが目視しやすいため、分量の目安にすることもできます。ほかの成分を使わず、オリゴ糖の含有量は95%以上と高いのも使いたくなるポイントです。
子どもでも利用できるオリゴ糖
スッキリせず悩むのは大人だけではなく、子どもも同じように悩むことも。そこで、子どものスッキリを無理なくサポートするために作られたのが、こちらの子ども用オリゴ糖食品です。
使用されているオリゴ糖は牛乳由来の天然成分で、着色料や香料は使用されていません。さらに、離乳食にも混ぜられるように作られていて使いやすいです。
好きなときに摂取できるサプリメントタイプ
オリゴ糖を使うときには食事に混ぜることが多く、忙しいときには使いづらく感じてしまうことがあります。こちらはサプリメントタイプなので、食事や飲みものに混ぜることなく用意する必要なく摂取できます。
毎日のスッキリ感をサポートしてくれるので、日々の生活に取り入れるのにおすすめです。
※楽天・Yahooは2袋セットです
高純度の天然産オリゴ糖
トウモロコシの芯に多く含まれる食物繊維から作られる、キシロオリゴ糖のみを用いた商品。植物由来の天然オリゴ糖のため、添加物が気になる方でも使いやすくなっています。
また、キシロオリゴ糖は酸や熱に強く安定性が高いので、調理に向いているのが特徴。いつもの料理に加えるだけでも、キシロオリゴ糖を取り入れられます。
腸活を成功させる心強い味方
オリゴ糖が腸活に使われるのは、ビフィズス菌などを増やす働きがあるからです。この商品は、オリゴ糖に加えて24種類の乳酸菌を配合し、こだわって作られている商品です。
保存料などを使わずに作られているので、腸活成功の心強い味方になってくれます。
ビフィズス菌の増殖をアシスト!
牛乳に含まれる乳糖を原料にして作られたミルクオリゴ糖(ラクチュロース)を使用している商品です。ミルクオリゴ糖は難消化性オリゴ糖に該当し、分解されにくく大腸まで届くためビフィズス菌の増殖をしっかりアシストしてくれます。
さらに、水に溶けやすく熱に強いため、幅広い料理や調理に活用でき、おいしく腸活に取り入れることができます。
オリゴ糖の性質を生かした使いやすい砂糖
オリゴ糖には砂糖よりも固まりにくい性質があり、その性質を活かしてダマにならず使いやすい砂糖に仕上げています。バターとのなじみやすさも高く、クッキーなどに使うと、焼き上がった表面がなめらかになるのも特徴です。
また、きれいな表面を活かせるアイシングクッキーを作るのにも適しており、ダマにならないため、コルネに入れても詰まりにくくスムーズに作業できます。
オリゴ糖だけを摂取できるシンプルな錠剤
ガラクトオリゴ糖をメインに配合した錠剤タイプの商品。乳酸菌などが含まれていないシンプルな作りになっているので、ほかの成分が必要ないときなどに活用できます。
1日に9粒(摂取目安量)で1,400mgのオリゴ糖を摂取可能。体調によって分量を調節することもできるため、過剰摂取にならないようになるのもうれしいポイントです。
「オリゴ糖食品」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする オリゴ糖食品の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのオリゴ糖食品の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
オリゴ糖の摂取量には注意して 過度な摂りすぎは厳禁!
オリゴ糖は善玉菌を増やす作用がある一方で、過剰摂取になると下痢を引き起こしてしまう場合があります。そのため、それぞれの食品の目安摂取量を確認して食べすぎないように注意しましょう。
また、最大量ではお腹がゆるくなると感じる場合もあります。はじめは少量から試していきながら、自分に合う量を見つけていくのがおすすめです。
フードアナリストからのメッセージ
腸活をサポートしてくれるうれしい食品
「オリゴ」とはギリシャ語で「少ない」という意味。文字通り、「オリゴ糖」は、砂糖よりカロリーが低く、毎日のスッキリ感をサポートしてくれることで知られています。そんなうれしい効果が期待できるオリゴ糖を含む食品は、日常生活のなかで積極的に摂取したいもの。
原材料や製法が異なるたくさんの種類があるので、含有量、甘みの強さ、カロリー、形状などをチェックして目的に合わせて選びましょう。
乳酸菌に関するおすすめ記事はこちら 関連記事
オリゴ糖食品でおいしく体の調子を整えよう
オリゴ糖は砂糖と同じような甘みを楽しみながら、カロリーが半分などメリットの多い成分。なかでも、整腸作用やダイエットを支える働きなどから、体の調子を整えるためにオリゴ糖を活用する方もたくさんいます。
ただ、オリゴ糖は過剰に摂取するとお腹がゆるくなり、メリットがデメリットになってしまうことも。そのため、食べすぎに注意しながら、自分の調子に合う量でオリゴ糖を摂取しましょう。おいしさを損なわずに、楽しく体の調子を整えてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。 2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。 2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。