「ギターワイヤレスシステム」のおすすめ商品の比較一覧表
ギターワイヤレスシステムを選ぶときにみるポイント
まずはギターワイヤレスシステムの選び方をチェックしていきましょう。ピアノ講師/元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんのアドバイスもご紹介しています。お気に入りのギターワイヤレスシステムを選ぶために参考にしてみてください。
使用可能チャンネル数を確認しよう
ギターワイヤレスシステムは、使用可能チャンネル数を確認してから選びましょう。バンド内で同じワイヤレスシステムを使っている人がいた場合や、ほかの電波と干渉して接続が悪い場合に、チャンネルを切り替えなければいけない可能性があります。
また、曲によって異なるギターを演奏するとき、送信機を複数台購入しておけば、同じ受信機の違うチャンネルを使用することもできます。使用するギターの本数より2~3チャンネルは多いものを購入すれば心配ないでしょう。
ノイズや混線トラブルを回避する機能をチェック
ワイヤレスシステムを使用するときに注意しなければいけないのが、ノイズや混線といったトラブルです。チャンネルを変えることもひとつの解決法ですが、混線回避機能を搭載したものも販売されています。この機能が搭載されている商品を選べばトラブルが起こる可能性を減らせます。
しかし、ワイヤレスシステムを使用する場合は、トラブル対処法についての知識を持っていた方がいいでしょう。
使用周波数帯が2.4GHz帯かB帯かを確認しよう
2.4GHz帯とB帯のふたつがギターワイヤレスシステムでは多く採用されています。
それぞれの特徴を知り、自分の用途にあう商品を選択しましょう。
2.4GHz帯はスマホやPCの影響を受けやすい
2.4GHz帯を使用している商品のメリットは、音質がよく購入しやすいものが多いことです。デメリットは、スマホやパソコンの影響を受けやすく、ノイズや接続が悪くなる可能性があることです。
自宅やスタジオでひとりで練習するとき、使用するのに向いています。少しでもスマホやパソコンの影響を受けにくくするには、混線回避機能搭載の商品を選びましょう。
B帯は障害物に強い
B帯を使用している商品のメリットは、電波の干渉や障害物の影響を受けにくいことです。デメリットは2.4GHz帯を使っている商品よりも、チャンネル数の少ない商品が多いこと。
B帯はライブハウスやホールなどの広めの場所で使用したい場合に向いています。B帯を使用していて混線回避機能搭載の商品を選べば、さらに電波干渉などのトラブルが起こる可能性が低くなるでしょう。
使用する目的に合った通信可能範囲のものを選ぼう
それぞれのギターワイヤレスシステムには、通信可能範囲があります。自宅やスタジオで練習するときに使用する場合は、通信可能範囲が短いものでもよいでしょう。しかし、ある程度広い空間でギターを弾く場合は、通信可能範囲が広いものが合っています。
通信可能範囲から出てしまうと通信が途切れてしまうため、動く予定の距離より少し広い範囲の商品を選ぶのがよいでしょう。
電池式か充電式かは連続使用時間を考えて選ぼう
ギターワイヤレスシステムの電源は、乾電池式のものと充電式のものがあります。それぞれのメリットとデメリットを理解して、使用目的に合っている商品を選びましょう。
使用予定時間をあらかじめ理解しておくことが大切です。長時間使用する人は、充電式ではもたないかもしれませんが、乾電池式なら購入しておけば空いた時間に交換できます。
持ち運びやすいサイズ・重さのものを選ぼう
自宅で練習するときに使用するだけなら問題ありませんが、スタジオやライブハウスで使用する予定の人は、サイズや重さは重要ポイントになります。持ち運びやすいものを選びましょう。
サイズが小さいものは、エフェクターケースやギターバッグのポケットのなかに入れて持ち運べますが、大きなものだと専用ケースを購入しなければいけません。また、トランスミッターが重いとギターを弾いているときに気になってしまう可能性もあります。
ワイヤレスシステム選びは音質を確かめることも大切 ピアノ講師/元大手楽器メーカー勤務がアドバイス
パフォーマンス中にシールドを引っかけてしまう、ステージでもう少し遠くまで行きたいけれど長さが、といったギタリストの不都合を払拭してくれるワイヤレスシステム。近年はコストパフォーマンスのよい製品が多く、演奏中に電池残量や電波の状態をひと目で確認できるものも。
試奏できる専門店もあるので、スペックや音の時差・音質を実際に確かめ、好みに合うものを見つけましょう。
ギターワイヤレスシステムおすすめ11選 ピアノ講師/元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんと編集部が選ぶ
ピアノ講師/元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんと編集部が選んだおすすめのギターワイヤレスシステムをご紹介します。ご紹介したギターワイヤレスシステムの選び方を参考に自分に合った商品を見つけましょう。
ライブ向きのワイヤレスシステムです
「Relay G10S」のストンプボックス型のレシーバーは、ペダルボードに組み込みやすくライブでの使用を想定して作られています。トランスミッターをレシーバーにセットすると、瞬時に適したシグナルを設定してくれるため、周波数の干渉トラブルを回避してくれます。
また、上位機種のG30よりもチャンネル数が多く、通信可能範囲が広いことも、ライブ向きのワイヤレスシステムといえるでしょう。
コンパクトなものがほしい人にはピッタリ!
持ち運びがしやすいコンパクトなギターワイヤレスシステムがほしい人にはピッタリ。レシーバーとトランスミッターともに、ギターバッグのポケットに入れておけるサイズです。
これだけコンパクトであるにもかかわらず、通信可能範囲約30m、約5時間も連続して使用できるため、さまざまな場面の演奏に使えます。はじめてワイヤレスシステムを購入する人向けの商品です。
通信可能範囲が20mに広がりライブで大活躍
基本的な性能は「WL-20」と同じですが、通信可能範囲が20mに広がり、パフォーマンスしやすくなりました。また、ケーブルトーンシミュレーションが、ロングとショートの2つから選択できるようになっているのも、音質にこだわる人にはうれしい機能でしょう。
ボスのコンパクトエフェクターと同サイズのため、ペダルボードに組み込みやすく、別売りのACアダプターに接続すればパワーディストリビューターとしても使用できます。
操作がかんたんなワイヤレスシステム
「RELAY G10」はトランスミッターをギターのジャックに挿すだけで、自動に設定をしてくれるワイヤレスシステム。ワイヤレスシステムについての知識があまりない人でもかんたんに扱えるでしょう。
弾いていないときは自動スリープ機能が働くため、無駄な電力を消費しません。コンパクトでギターバッグのポケットに入れて持ち運べるので、自宅以外でも使いやすいです。
ワイヤレスでもシールドを使ったトーンを出せる
ワイヤレスシステムを使ったデジタル寄りのトーンが苦手な人向けの商品です。ケーブルを使用しているような音が出せるケーブルトーン機能が搭載されています。
また、2.4GHz帯を使用しているワイヤレスシステムのデメリットであるノイズトラブルを、独自の技術で生じにくくしています。ポリカーボネートが使用されていて軽量ながら頑丈なため、動きをさまたげません。
ワンタッチするだけで適した周波数をキャッチし設定
WL-60はレシーバーにあるスキャンボタンを押すだけで、その場所にマッチした周波数をキャッチし設定してくれるワイヤレスシステムです。また、ワイヤレスによる音質の変化を抑え、ケーブルにつないだような音質を再現してくれる2種類のケーブル・トーン・シミュレーションが搭載されています。
電池残量や電波強度、接続チャンネルなどを確認しやすい大型LCDを採用。コンパクトエフェクターと同サイズのため、フットボードに組み込みやすく、持ち運びもエフェクターケースに入れられるので便利です。
14台までのBOSSワイヤレスシステムを同時接続
トランスミッターをレシーバーに約10秒間接続させるだけで、自動的に設定されるため面倒な操作はいりません。BOSS独自のケーブルトーンシミュレーションを搭載しており、ケーブルをつないでいるような温かい音質を再現します。
14台までBOSSワイヤレスシステムを同時に接続できるため、複数のミュージシャンとの同時演奏もできます。
audio-technica(オーディオテクニカ)『ATW-1501』
単3電池1本で30時間使えるワイヤレスシステム
このギターワイヤレスシステムの特徴は、なんといっても電池持ちのよさ。単3電池ひとつで、30時間使用できます。演奏前に電池を交換すれば、少なくともその日のうちに電池切れになる心配はありません。
また、B帯を使用するシステムを採用しており、現在主流となっている2.4GHzを使用しているシステムと干渉することはないため、気兼ねなく使えます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ギターワイヤレスシステムの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのギターワイヤレスシステムの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
お気に入りのギターワイヤレスシステムを見つけよう!
ギターワイヤレスシステムを選ぶ際のポイントやおすすめの商品を、ピアノ講師/元大手楽器メーカー勤務・山野辺祥子さんと編集部でご紹介しました。ギターワイヤレスシステムはシールドを気にせずに自由に動いて弾けるため、シールドが邪魔だと感じていた人にはピッタリの商品です。
ギターワイヤレスシステムは商品によって、機能や使用周波数、サイズなどが異なります。今回ご紹介したおすすめ商品を参考にして、自分の使用目的に合っているものを見つけましょう。
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武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。 音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。 現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。