バターメーカーの種類を紹介! 手作りタイプ? ふんわりタイプ?
バターメーカーには、大きく分けて2つのタイプがあります。それぞれ用途が違うので、使用目的に合ったものを購入しましょう。
「手作りタイプ」は生クリームからバターを作る
手作りタイプは、生クリームからバターを作ることのできるバターメーカー。プラスチック製が多く、なかに生クリームを入れ、手に持って振るだけで手作りのバターができます。
振りやすく工夫され、何回も使えるように頑丈なつくりになっていることが特徴です。そして、バターのほかにマヨネーズ、ドレッシングなども作れるのがポイント。目盛りがついていて作りやすいタイプのものもあるので、初心者でもかんたんに使えます。
「ふんわりタイプ」で既製品をやわらかく
「ふんわりタイプ」は、お店で販売されている既製品バターをやわらかくするバターメーカー。近年はとくに人気を集め、バターミルとも呼ばれています。
バターをやわらかくすると、バターの触感が変わったり、溶けやすくなったりなど、多くのメリットがあるのが特徴。さらに、同じ重さのバターもバターメーカーを使うことで、空気を含んで体積が増え、少量のバターでも満足感があります。
バターメーカーの選び方 タイプ別に紹介!
ここからは、「手作りタイプ」「ふんわりタイプ」ごとにバターメーカー選ぶポイントを紹介します。管理栄養士・山田由紀子さんからアドバイスもいただきました。ぜひバターメーカー選びの参考にしてみてくださいね。
「手作りタイプ」のバターメーカーを選ぶポイント
まずは、手作りタイプの選び方をみていきましょう。
「目盛り付き」なら手間なく便利!
手作りタイプは、バターはもちろんのこと、マヨネーズやドレッシングなども作ることが可能。目盛り付きのタイプを使えば、計量する手間も省けて時短になりますし、洗いものも少なくすむので経済的です。
バター以外のものも作れる手作りタイプは、活用の幅が広がりますよ。
「耐久性の高いもの」がおすすめ
バターメーカーを振っているときに、手が滑ってしまうことが考えられます。落としても破損しないように、耐久性の高い頑丈なものを選びましょう。耐久性は現物を見たり、使わないとわからないので、商品レビューやクチコミを参考にするとよいでしょう。
また、パッキンにも注目したいところ。薄いパッキンは衝撃を受けると、外れて中身が漏れることもあるので、しっかりとしたパッキンが付属されているかをチェックしましょう。
「電動・ハンドル式」なら手が疲れにくい
毎回振るのがたいへんに感じる方などは、電動式だと手が疲れないのでおすすめ。ハンドル式もあり、ハンドルを回して混ぜるので労力が減ります。
手で振るタイプよりも値が張りますが、使用頻度なども考えながら、自分にはどのタイプが合うのか決めるとよいでしょう。
手間を減らすなら「容量の大きいもの」を
手作りバターには酸化防止剤などが入っていないため、市販のものよりも賞味期限が短くなります。食べる頻度や家族の人数などから、バターを作る量を考えましょう。手作りのバターをたくさん使いたい場合は、1度で作れる量が多いバターメーカーを選ぶと何度も作る手間が減ります。
市販のバターメーカーの多くが80~100mlの生クリームで作れますが、手間を減らしたい場合は100mlのものを選んでくださいね。
「ふんわりタイプ」のバターメーカーを選ぶポイント
続いて、バターをふんわりさせるバターメーカーを選ぶポイントを紹介します。なお、かたいバターはすぐにふんわりさせることが難しいので、室温に戻してある程度やわらかくしたバターを使いましょう。
仕上がりの好みに合わせて選ぶ
バターをやわらかくする方法にもさまざまあります。細い糸状やリボン状にするタイプ、おろし金でこまかく削るものなど、メーカーごとに違いがあります。
口どけがよくなったり、ふんわりと軽い食感になったりするなど、どれも仕上がりが違うのが魅力。それぞれの好みに合ったバターメーカーを選び、バターをよりおいしく食べられるとよいですね。
容量が大きいと一度にたくさん作れる
一度に入る容量が多いタイプは、作るときに手間が減るので便利。容量が小さいと、バターをこまかく切ってから入れなければなりません。そのぶん、洗いものも増えますし、時間もかかりますね。購入するときは本体の大きさを確認し、どれくらいの量が入れられるかを確認するようにしましょう。
密封性が高いと長く保存できる
バターを入れたまま冷蔵庫で保管したい方は、保存の仕方もポイント。手作りバターには保存料や添加物が入っていないので、しっかり保存することが大切です。フタがついていて密封できるバターメーカーに入れておくと、おいしさも損なわれず長く保存できます。
また、フタつきの容器に入れておくことで、使うときに冷蔵庫から出すだけで食べられるので便利ですよ。
お手入れのしやすさにも注目
「手作りタイプ」、「ふんわりタイプ」のどちらも、日常的に使うからこそ、お手入れがかんたんなものがうれしいですね。
バターの汚れは頑固なので、使用後は洗いやすいものを選びましょう。パーツが多いものは、洗う時間がかかるのでたいへん。洗いやすさを重視する場合は、できるだけ少ないパーツでできたバターメーカーをおすすめします。
バターをもっとおいしく! 体にも配慮して楽しみましょう 料理ライターがアドバイス
料理ライター
「手作りタイプ」は、無塩や減塩など体に配慮したバターを作ったり、レーズンやにんにくを加えてひと味違うバターにしたりと、使う方に合わせてアレンジできるのが魅力です。
「ふんわりタイプ」は、市販のバターが塗りやすくなり、使う量を少なくできるので、カロリーカットに役立ちます。おうち時間を楽しむアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
バターメーカー|手作りタイプおすすめ4選! マヨネーズやドレッシングもかんたんに作れる!
ここからは、料理ライター・山田由紀子さんと編集部が選んだ、手作りタイプのバターメーカーのおすすめ商品を紹介します。
料理ライター
東洋アルミ『HOMEMADE HAPPY ふんわりバタークック』は、便利なアイテムがセットになっているので、はじめてバター作りをする方におすすめ。レシピカード付きで、ドレッシングやジェラート作りも楽しめます。

料理ライター
KILNER(キルナー)『バター撹拌器』は、キッチンのインテリアにこだわりのある方に。ガラスジャーと木製ハンドルのおしゃれな見た目と使いやすさで、バター作りの時間が楽しくなります。

バターメーカー|ふんわりタイプおすすめ3選! 既製品をやわらかく!
ここからは、料理ライター・山田由紀子さんと編集部で選んだ、ふんわりタイプのおすすめのバターメーカーを紹介します。
料理ライター
メイダイ『ふんわりとろけるバターメーカー』は、手ごろな価格で使いやすいものを探している方に。
薄いリボン状のバターを、パンや蒸し野菜に乗せれば、じゅわ~ととろけるバターの風味を堪能できます。

バターメーカー|電動タイプおすすめ1選! もっと手軽にバターを作りたい方へ
「もっと手軽にバターを作りたい」という方におすすめなのが、電動式のバターメーカー。材料を入れてスイッチを押すだけで、かんたんにおいしいバターを作ることができます。
「バターメーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
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一味違うバターが味わえます!
管理栄養士・山田由紀子さんと編集部が選んだ、バターメーカのおすすめ商品をタイプ別に紹介しました。手作りタイプとふんわりタイプ、それぞれの用途と特徴があります。自然派やオリジナルにこだわっている方だけでなく、自宅で子どもと一緒に楽しんで使えます。市販品では味わえない食感や風味など新しい発見があり、食事もより楽しめるのではないでしょうか。リーズナブルな価格のものも多いので、ぜひバターメーカー選びの参考にしてください。
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栄養・健康関連のコラム執筆やレシピ作成、栄養監修、食生活アドバイスなどを中心に活動するフリーランス管理栄養士。 短大卒業後、栄養士として給食会社で社員食堂や寮の献立作成、給食管理を行う。その後、病院で栄養管理、栄養指導、調理などの業務に従事。在職中に管理栄養士免許を取得。 出産を機にフリーに転向し、保健センターなどで栄養指導・食事相談を行うほか、料理教室や発酵食づくりのワークショップを主催。