ベッドガードとは?
ベッドガードとは、ベッドに取り付けて布団のずり落ちを防いだり、子どもの転落防止に役立つアイテムです。赤ちゃんのベビーベッドに取りつけるタイプや、マットレスを使っている場合にも設置できるタイプなどがあります。
また、ハイタイプやロータイプ、スチールやメッシュ素材など、さまざまな種類があり、子どもや赤ちゃんに使うのか、大人が使うのかによっても適したベッドガードは違ってきます。使用する目的によって選ぶことが大事です。
ベッドガードの選び方 赤ちゃんから大人まで
まずはベッドガードの選び方をチェックしていきましょう。自分の使い方にぴったりのベッドガードを選ぶために参考にしてみてくださいね。
ベッドに合わせて適切なサイズを選ぶ
ベッドガードは、形状も素材もさまざま。ここでは、ベッドガードのサイズを決めるときに気をつけたいポイントについて紹介します。
横幅が80cm~100cmを目安にしよう
ベッドガードの横幅は、25cm程度のスリムタイプから200cm以上のワイドタイプまで、種類がとても豊富です。寝相が悪い方の場合は、100cm以上のベッドガードを選ぶのもよいでしょう。
ベッドからの転落は、子どもだけでなく大人でも起こりうる事故です。転落を防ぐにはワイドタイプを選ぶべきですが、あまり幅が広すぎるとベッドへの出入りに支障がでるので注意をしましょう。
マットレスや布団に合わせて高さを選ぶ
マットレスのなかには30cmほどの厚みがあるものもあります。使用中のマットレスの厚みを測ってから、ベッドガードの高さを選びましょう。またベッド柵の高さも考えておくと良いでしょう。
冬用の掛布団は、ふっくら厚みがあるもの。掛布団のズレ落ちを防ぎたいなら、マットレスと冬用の掛布団の厚みを足したものより少し高いベッドガードを選ぶ方法もよいでしょう。また、後付けできるのも便利です。
素材で選ぶ ベッドガードを使う目的に合わせて
ベッドガードを使用する人の目的は、ベッド落下防止柵と同じように、おもに掛布団のベッドからのズリ落ち防止と子どもや大人の転落を防止することでしょう。ここでは、それぞれの目的に合った選び方についてみていきます。
手すりの役割も果たす「スチール製」
掛布団のズリ落ち防止のために使う場合は、丈夫でさまざまなデザインから選べるスチール製がいいでしょう。木製より安価に手に入れられるのもスチール製の魅力です。また、ベッドサークルのようにベッドから布団が落ちるのも防止してくれます。
大人も寝返りをうちその反動でベッドから落ちることがあります。大人の転落防止としてスチール製は役立ちますが、ベッドへの乗り降りや立ち上がりを助ける介護目的なら、強度の高いスチールを選びましょう。
通気性がよく赤ちゃんにも安全な「メッシュタイプ」
転落事故を防止するためにも、少なくとも2歳まではベビーベッドで寝かせることが大切。2歳以降に大人用のベッドで添い寝をする場合は、成長期の子どもは寝返りをすることが多いため、ベッドガードは必需品です。
子ども用にはメッシュタイプがおすすめ。メッシュタイプなら通気性がよく、スチール製のように腕や脚が柵の間にはさまって痛い思いをすることもありません。
やわらかい素材でぶつけても安心「スチール+クッションタイプ」
ベッドガードの中には、スチールなどの柵の部分をやわらかいクッションで覆ったタイプもあります。このようなタイプなら、子どもがベッド柵にぶつかってケガをしてしまうことも防げます。また、やわらかい素材が使われているため、介護が必要な方のベッド用にも適しています。
スチール製のため、大人の体重も支えられるので、子ども用にも大人用にも使えるタイプのベッドガードです。
布団のずり落ち防止に使うなら「木製タイプ」がおしゃれ
見た目にこだわる、おしゃれなものがほしいという方におすすめなのが木製のベッドガードです。自然の素材を使っているので、おしゃれなデザインかつ、部屋にもなじみやすいので、お部屋の雰囲気を壊したくない方にぴったりです。
また、木製のベッドガードは強度にもすぐれているので、実使用の面でもメリットがある商品といえます。カバーがつけられるものだと、さらにおしゃれになります。
安全なデザインかきちんと見極めよう
大人用のベッドガードには、子どもの使用を前提にしたSG基準はありません。子どもも一緒に使用するのであれば、溶接部などに突起がないか、まわりの大人の目でセーフティ面を確認することが大切です。
取り付けの条件を確認し、手持ちのマットレスとベッドガードが適合するか確認しましょう。なかにはセーフティベルトつきのものもあるので、選ぶときの参考にしてみてください。
折りたたみ機能があるとベッドカバーも取り外しやすい
子どもは寝汗やおねしょで、頻繁にシーツを交換することになります。洗濯の手間が大変なのに、ベッドを整えるときにいちいちベッドガードを取り外すのはとても面倒。
子ども用のベッドガードのなかには折りたたみ機能があるものや囲いが取り外せるものもあります。子供が降りるときに足元が邪魔にならないうえに、後片付けがしやすく倒せるものがあるととても便利です。
初めて選ぶなら有名なブランドから選ぶ ベッドガードを取り扱っている
ベッドガードは、家具や寝具を扱っているブランド、ベビー用品のブランドなどが商品を販売しています。この項目では、メーカーごとの特徴をご紹介します。
カトージ
カトージは「楽しいベビーグッズを。」というコンセプトを掲げた子育て用品を手掛けるメーカーです。ベッドガードのほかにも、チャイルドシートやベビーカーなどの子ども用品を販売しています。
赤ちゃんの成長に合わせてつかるアイテムを多数手がけている会社なので、使い勝手で選ぶのであればカトージをおすすめします。
ニトリ
ニトリは全国に直営店を持つ、大手の家具店です。大人向け・子ども向けを問わず、ベッドや寝具をはじめとした生活にかかわるありとあらゆる雑貨や用品を取り扱っています。
ベッドガードにおいては、転落防止や布団のずれ防止の機能がついているものなど、機能性の高い商品を販売しています。布団なども販売しているので、同じメーカーでそろえて使えるという点も魅力です。
西松屋
西松屋は子ども用品を広く取り扱っていて、全国に店舗を持つ大型チェーン店です。ベビーカーやベビーベッドなどはもちろん、洋服やおもちゃ、フードに至るまでさまざまな用品を販売しています。
キュートなデザインのものが多く、店舗も多数あるため、実際に本物を見てベッドガードも探すことができるブランドといえます。
日本育児
日本育児は大阪に本社を置く、ベビー用品を取り扱う会社です。ベビーゲート、ベビーサイクルを始め食器なども取り扱っています。日本育児のベッドガードの特徴は、クッションを使っているなど、子どもを思いやったデザインである点。
また、使わないときは倒したり、折りたたむことができるなど、非常に便利な作りになっているところもポイントです。
ベッドガード以外にも上のブランドではベビーゲートやベビーサークルなどの取り扱いもあったりします。ほかの商品も詳しく知りたいかたは下の記事も読んでみてくださいね。
ベッドガードおすすめ3選【赤ちゃん・子ども用】
ここからは、子どもにおすすめなベッドガードを紹介します。メッシュタイプを中心に厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。
24個の調節穴で高さ調節がかんたん
24個の調節穴で、高さ72~100cmまで調節可能なので、使用してるマットレスの高さに合わせた調整が可能。また、ベッドフェンスとマットがしっかりくっつき隙間がないので、セーフティ面もポイントが高いです。
このベッドガードは高強度で耐摩擦性・速乾性の高いポリエステルと、通気性のあるメッシュで作られているので、その点も非常に安全です。
高さ調節可能な取り付けしやすいベッドガード
70~90cmまで高さが変えられるため、ベッドのマットレスの厚さによって調整できます。しかもガード上部の棒がベッドの表面まで下げられるため、赤ちゃんのお世話をする方もストレスを感じることなく、らくに作業ができるのもうれしいポイント。
また、収納ポケットつきなので、タオルやおむつなどの小物が収納できる点も便利です。
ベッドガードおすすめ6選【大人・介護用】 手すりやマガジンラックになる多機能タイプも!
ここからは、大人におすすめなベッドガードを紹介します。スチール製を中心に、ワイドタイプや収納スペースつきを厳選しました。
木製の見た目もおしゃれなベッドガード
国内ブランドの「萩原」が販売している木製のベッドガードです。おしゃれでシンプルな見た目なので、部屋との調和を考えたときにもおすすめの商品です。見た目という観点から選びたい人にぴったりではないでしょうか。
また、ベッドガードがふくらみがある形状になっているので、窮屈感を与えずベッドを広々と使える点もポイントといえます。
シンプルなベッドガード
家電なども広く手掛けている山善のベッドガードです。スチール状で網のような形になっているガードをひとつの方向のみにつけるシンプルなタイプとなっています。シンプルなデザインなので、どんなベッドルームともコーディネートしやすく、よく部屋になじむ点もおすすめポイントです。
注意点としては、あくまでベッドガードですので、手すりとしての使用はできないとのことです。

コスパを重視する場合におすすめの商品です。マットの間に差し込むだけなので、かんたんに設置できます。組み立てが苦手な人にぴったりでしょう。
マットレスの下に差しこむだけでかんたん設置
シンプルなデザインのワイドタイプで、しっかり掛布団が落ちないようにガードしてくれるスグレモノ。手の届きやすい価格帯なので、寝相が悪い人は複数個そろえて使うといいでしょう。
ベッドガードの脚の裏はベッドをキズつけないよう保護材つき。折りたためるので、夏場など掛布団を気にしなくていいときは、場所をとらずに収納できます。
「く」の字型でしっかり掛布団のズリ落ち防止
ベッドガードはほしいけれど、閉塞感があるものは避けたい、そんな人にピッタリなのが「く」の字型。ベッドから少し空間があるので、掛布団がズリ落ちないのはもちろんのこと、ベッドガードが体のそばに迫っているような圧迫感がありません。
マットレスや敷き布団の下に差しこむだけのかんたん設置と、豊富なカラーバリエーションも魅力です。
「ベッドガード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベッドガードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのベッドガードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
子ども用のベッドガードの注意点 0歳、1歳、2歳はとくに事故に注意
大人用のベッドに0~1歳の赤ちゃんを寝かせていて、落下事故にいたるケースが多く報告されています。大人用ベッドに寝かせるのは、できるだけ2歳以降がいいでしょう。
そのうえで、子ども用にはセーフティ面で配慮されたデザインを選ぶことが大切です。
SGマークなどの安全基準をクリアしていると安心
SG基準をはじめとするセーフティ規格は、子どもの転落防止のためにベッドガードを選ぶときの参考になります。幼児用ベッドガードのSG基準は、アメリカやイギリスの規格も参考にして定められたもの。
セーフティ規格認証製品は、子どもの事故を防止しケガの可能性をできるだけ減らした製品だという証です。使用年齢は「生後18カ月以上」となっているので、月齢の低い赤ちゃんに使用するのはやめましょう。
外出用に持ち運びできるものも
子ども用のベッドガードが必要なシーンは、自宅のベッドだけではありません。帰省先や旅行先でも使うことがあるので、コンパクトに折りたためて、専用の収納袋がついたものだととても便利です。
子どもの寝相が悪くてベッドからの落下を気にしている人は、外出用にベッドガードも持ち運べるタイプのベッド落下防止柵を選んで対策しましょう。
保育士ライターからのアドバイス
大人用の場合は、落下防止とともに立ち上がるときに柵を掴んで立ち上がることも多いでしょう。体重をかけても安定しているかどうか、取りつける前に確認しましょう。
子ども用は寝相が悪く柵を乗り越えて落下しないように、マットと柵の高さを見ましょう。また、添い寝などもする年齢のため手前に倒せるものであると便利です。
ベッドガードで快適な眠りをサポートしよう
ベッドガードの選び方や、メーカーごとの特徴、おすすめの実際の商品などをご紹介しましたがいかがでしょうか。ベッドガードは、使用する人がベッドから落ちないように使うという特性上、セーフティ面も非常に重要なポイントとなります。
また、子ども用、大人用という観点でも分類が可能ですので、使用する人の体格などを基準に探してみるのもよいでしょう。ぜひ、この記事を参考に、使用する人にとってよりよいベッドガードを選んでみてください。
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17年の保育園勤務経験と子育て経験があります。現役ベビーシッターとしても活動中。 「子育てはみんなのもの」周りの人に頼りながら子育てするのが、当たり前な世の中になってほしい。パパママが元気になってほしいと願いながら、発信にも尽力しています。保育士資格所持