ベビーゲートおすすめ商品の比較一覧表
ベビーゲートとは? まずは基本をおさえよう!
住まいのなかにあるものは、赤ちゃんにとってはすべてが興味の対象です。熱いストーブや、落ちたら危ない階段も、赤ちゃんには「危険なもの」という認識はありません。
自分で動けるようになると、興味の対象へまっしぐら……。家事の間にちょっと目を離したことで、事故につながってしまう可能性もあるのです。
好奇心いっぱいの赤ちゃんに、危険なところに近づかないように言い聞かせるのはむずかしいですし、近づけないようにするのも大変です。そのような場合には、ベビーゲートを設置すれば、赤ちゃんを危険から守ることができます。
ベビーゲートはいつからいつまで使う?
●いつから:7カ月ごろ
●いつまで:3歳になるころ
ベビーゲートは、赤ちゃんがハイハイやずりバイ、よちよち歩きをし始めるようになる7カ月ごろから使い始めるご家庭が多いです。家のなかを動くようになってきたときから必要と考えましょう。
いつまで使うかはご家庭によりますが、言葉が通じるようになり「危険だから」の意味がわかる2歳半~3歳ごろからベビーゲートが必要なくなっていきます
先輩ママはいつからいつまで使ってた? 【口コミ】
体験談
わが家では、危険の多い階段上・階段下とキッチンの3か所にズリバイ・ハイハイ・つかまり立ち・つたい歩きをする1歳前くらい(だいたい生後8ヵ月頃)に設置。
言葉がしっかりわかるようになって、危険がかなり減ったなって感じた2歳8ヵ月くらいから「もう使わなくて大丈夫だな」って思いベビーゲートをすべて撤去しました。(Nさん/3歳・1歳男の子ママ)
ベビーゲートの選び方 インテリアコーディネーターに聞いた!
インテリアコーディネーターの秡川寿美礼さんに、ベビーゲートを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。どのような視点で選べばいいのかわからない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは設置場所に合わせて選ぼう キッチン・階段上・テレビ前・玄関など
まずは、設置する場所を決めていきましょう。住まいのなかには、赤ちゃんにとって危険な場所がいっぱい。
階段や玄関、バルコニーなど段差のある場所には転落防止のためにベビーゲートを設置し、キッチンやテレビまわり、ストーブや扇風機など、赤ちゃんがいたずらしたり口に入れたりすることで事故につながる危険のある場所には極力近づけないように工夫するのが大切です。
まずは住まいのなかにある危険なところを洗い出して、設置場所を決めていくことから始めてみましょう。
キッチン|使い勝手を重視しよう
キッチンには、包丁や果物ナイフなどの刃物や落としたら割れやすい食器類、ガスなどの火の元など、家の中でも赤ちゃんにとって危険なものが多くなっています。
そのため、キッチンの出入り口にベビーゲートを設置して、キッチンスペース自体に赤ちゃんを入れないようにするのがおすすめです。
しかし、大人が頻繁に出入りする場所なので、内側と外側の両方に開く両開きタイプなどの使い勝手の良さも考慮しましょう。
階段上・階段下|頑丈なものを!
赤ちゃんがハイハイする頃になると、いつの間にか階段を上ったりつかまり立ちしようとすることがあります。転倒して階段から落ちたら大怪我をまぬがれません。
階段の上と下、2箇所にベビーゲートを設置しておくと安心ですね。その際に、赤ちゃんのがつかまったりもたれても耐えられる強度のものを選びましょう。壁にネジでしっかり固定できる頑丈なベビーゲートもおすすめです。
テレビや暖房器具などの前|コの字やL字になるタイプがおすすめ
テレビや扇風機、ストーブなどといった家電に触って欲しくないときは、赤ちゃんが家電に触らないように距離を置くための囲いとしてベビーゲートを設置しましょう。
ベビーゲートをコの字やL字に囲えるタイプなら、赤ちゃんが家電に触りにくく近寄りにくくなるので安心です。
洗面所・脱衣所|コンパクトなものを!
浴槽への転落や溺水事故には最大限の注意が必要です。入浴後のお湯をそのままにしない、お風呂場のドアについているロックをかけるなどの対策が基本ですが、ベビーゲートを併用するとより強化できます。
洗面所や脱衣所、お風呂場の入り口はあまり広いスペースではないことが多いので、ロール式などのコンパクトなタイプなら邪魔になりにくく、大人も快適に使用できるでしょう。
ベランダ・玄関の前|接地面が広く倒れにくいものを!
ちょっと目を離した隙に赤ちゃんが玄関から外に出たり、ベランダに出ようとしたりすることもあります。
ベランダから転落したり外に出て自動車などにひかれてしまうというような事故を防ぐためにも、ベランダや玄関の前にベビーゲートを設置しておくと良いでしょう。接地面が広いものなら倒れにくいいので安心です。
設置方法で選ぶ 固定式・突っ張り式・自立式
設置場所が決まったら、設置方法を確認していきましょう。設置方法は3種類。壁などに釘やネジでしっかり取り付ける「固定式」、突っ張り棒のしくみで壁や柱に設置する「突っ張りタイプ」と置くだけで設置完了の「自立式」があります。
固定式|倒れないので階段上やキッチンの設置に
しっかりと取り付けられる固定式は、落下の危険性のある階段、危険の多いキッチン・ベランダ・玄関などの設置におすすめです。ネジで壁にしっかりと固定できるので、ベビーゲート自体が倒れてしまう事故も防ぐことができます。
いったん設置してしまえばしっかりと固定されるので、長い間使えるのもママにとってはうれしいポイントのひとつではないでしょうか。しかし、賃貸の場合は、設置するときに壁に穴を開ける必要があるためおすすめできません。
突っ張り式|壁に穴を開けないで固定! 賃貸住宅にも
突っ張り式のベビーゲートは壁に穴を開けずに固定できるベビーゲートのこと。しかし、突っ張りタイプのベビーゲートは、家の造りによって、壁の中が丈夫でなかったり、柱に段差があったりして、設置できない事があり、設置条件を購入前に確認する必要があります。
設置する場所の採寸だけでなく、壁の構造なども事前に調べておく必要が。特に階段下で使用できる商品であっても階段上に設置する場合は、「階段上専用」と明記されいてるゲートの使用が必須になります。
取り付ける壁や柱が頑丈なつくりなら、突っ張り式のベビーゲートがおすすめですよ。
自立式|置くだけで壁を傷つける心配がない
自立式は、置くだけでかんたんに設置できるので場所を選ばずどこでも手軽に設置できます。家事の間など、赤ちゃんをひとりで遊ばせておきたいときは、赤ちゃんのまわりを囲むように折り曲げて形状を変えられる自立式が便利です。壁に穴をあけることができない賃貸では、この自立タイプが便利。
固定式に比べると安定性にはかけますが、使わないときは手軽に動かすこともできて普段使いに便利ですよ!
自立式のベビーゲートは、上記の2タイプに比べると固定という点で安全面が心配ですよね。なので、選ぶ際は設置面が広く倒れにくい工夫がある商品を選ぶようにしましょう。
使用する場所に適した「サイズ」を選ぶ 平均高さは60cm~70cm以上
インテリアコーディネーター
ベビーゲートには、設置場所にあわせて幅を調整できるものや、連結パーツを折り曲げ設置場所にあわせて形状を変えられるものがあります。どちらも設置場所にあったサイズを選びましょう。
また、ゲートの一部が扉のように開閉できたり、ゲートのパネル部分にお絵かきができたりなど、赤ちゃんが楽しめる機能が付いているベビーゲートもあります。
使い勝手にあわせて「材質」を選ぶ プラスチック・木製・スチール製
ベビーゲートの材質は、大きく分けると3種類。「プラスチック製」「木製」「スチール製」です。
■プラスチック製|3つの材質のなかで最も軽く、設置や移動がしやすい。その反面、しっかり固定する必要がある。
■木製|おしゃれでインテリアになじむデザイン。
■スチール製|3つの材質のなかで最も頑丈な素材。赤ちゃんが寄っかかったりつかまり立ちをしても倒れることなく安定的。一方、重いので置くだけタイプは設置が大変。
扉はスムーズに開閉できるロック方式がおすすめ 赤ちゃんが開けられない
ベビーゲートの扉のロックにも注目。自立式には扉がないものもありますが、扉がついているものはロックがスムーズに開閉できて、かつ赤ちゃんにはいじれないものを選びましょう。
扉をしめるだけでオートロックがかかるものや、ワンハンドで開閉できるもスライド式などは手間がかかりません。
安全に使える2つのポイントをチェック 赤ちゃんを危険から守る
ベビーゲートは赤ちゃんの安全を守るものなので、ベビーゲートを設置したことでケガをしないように安全に配慮して選びましょう。
「メッシュ」や「柵タイプ」は赤ちゃんの様子を確認しやすい
ママやパパが少し離れた場所にいても、ベビーゲートのなかの赤ちゃんの様子がみえるメッシュタイプや柵タイプがおすすめです。視界が遮られてしまうようなベビーゲートだとママも赤ちゃんも不安になってしまいますよね。赤ちゃんの安全のために設置したベビーゲートが死角になってしまうようなことがあれば、安全とは言い切れません。
赤ちゃんの様子が見えることで、安全面においても安心できるでしょう。風通しもよく、熱や湿気がこもってしまうような場所でも設置することができ、その上赤ちゃんも快適に過ごせますよ。
留め具にも注目! 安全性重視だと「スチール製」がおすすめ
材質については前述しましたが、安全性という観点でおすすめなのは、フレームがスチール製になっているもの。頑丈なので安定感があります。赤ちゃんが寄りかかたり、つかまり立ちで体重をかけてもぐらつくことがないような商品を選ぶようにしましょう。
留め具がある場合は、ゲート自体の強度だけではなく固定したときの強度、金具などの外れにくさもあわせて確認しておくと安心です。
インテリアと馴染むデザインもチェック! 最後に
インテリアコーディネーター
色はさまざまなバリエーションから選べるので、インテリアカラーと同系色の商品を選ぶといいでしょう。
素材が木なら、温かみがあってインテリアにもよくなじむのでおすすめです。
ベビーゲートのおすすめ9選|固定式・突っ張り式 階段下・階段上におすすめ!安心して使える商品をご紹介
ベビーゲートを使用するシーンにより、必要な機能も変わってきます。たとえば、階段下や階段上は、オートクローズ機能付きだと安心です。
ここからは、生活のなかで活用できるシーン別ベビーゲートを紹介します!



ベビーゲートのおすすめ5選|自立式(置くだけタイプ) 場所を選ばずどこでもカンタン設置!
ここからは、インテリアコーディネーターと編集部で選んだ置くだけでかんたんに設置できる商品をご紹介します。
家のなかでベビーゲートを移動させて使いたい方や、賃貸住宅に住んでいて階段上にネジで固定できない方におすすめです!

【番外編】おすすめのベビーサークル3選 あわせてご紹介!
赤ちゃんを囲むように設置する、おすすめのベビーサークルを3つご紹介します。ベビーサークルも解体してつなげればテレビ前に設置するベビーゲートにもなるので、必見ですよ!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビーゲートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのベビーゲートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベビーゲートは買う?レンタル?手作り?
赤ちゃんを危険から守る大切なベビーゲートですが、使用するのは一時。成長したら不要になると考えると、購入するか迷う方もいると思います。そこで実際にベビーゲートを購入した先輩ママ、ベビーゲートをレンタルした先輩ママの体験談を参考にしてみましょう!
『ベビーゲートを購入した派』先輩ママの体験談
体験談
2人目のことも考えてベビーゲートを購入!
我が家でベビーゲートが必要だと気付いた時には、すでにハイハイや伝い歩きができるようになっていたため、すぐに手元に欲しい!と思っていたのと、2人目も考えていたので購入することに。ズボラな性格なので、レンタルするってなると気を使ってしまうのも嫌で。傷や汚れを気にせずに使えたので買って正解だったかな!
『ベビーゲートをレンタルした派』先輩ママの体験談
体験談
賃貸で引っ越し予定もあったからレンタル一択!
ベビーゲートが必要と感じたときにはまだ賃貸アパートで暮らしていたので、最初から購入する気はなく、レンタル一択でした。正直、レンタルも必要!?なんて思っていたんですが、キッチン周りの引き出しを目を離した隙に開けたり閉めたりして「危ないな」と感じたのでレンタルすることに。
長期間の利用は高くなるので半年間と決めてレンタルを開始。キッチン周りに使用していたため、正直汚れてしまい…毎日のように拭き掃除してました。そういう手間を考えると購入しても良かったかもと今では思いますが、引っ越し予定もあったので、短期利用で使った後の処分に困りたくないご家庭はレンタルがいいのでは?
ベビーゲートとベビーサークル、どちらか迷ったら?
赤ちゃんを危険から守るために使用するものに、ベビーゲートとベビーサークルがあります。どちらを設置しようか迷ったときは、用途や目的をはっきりさせると選びやすくなります。
ベビーゲートは比較的しっかりと固定できるため、安全性にすぐれているといえるでしょう。ドア付きで、大人はラクに出入り可能です。
ベビーサークルは自立式で、赤ちゃんにさわられると困るテレビや扇風機をガードしたり、赤ちゃんを囲むように設置してプレイスペースにしたりと、目的によって形状を変えられます。
しばらく設置しておくなら「ベビーゲート」を。多目的な利用の可能性があるなら「ベビーサークル」をと、目的や用途をはっきりさせておくと選びやすくなります。
【総括】インテリアコーディネーターからの購入アドバイス
インテリアコーディネーター
赤ちゃんの安全のために設置条件をよく確かめて
東京消防庁の調べによると、救急搬送された0~5歳児の事故の7割が住宅内で起きています。そのなかでもとくに多いのが「落ちる」「転ぶ」などの事故だそうです。
住まいでの事故を防ぐため、赤ちゃんがひとりで危険なところに近づかないようにベビーゲートを設置することは有効な方法といえます。工事を必要とするものや壁や天井に一定の強度が必要なものもあるので、住まいの状況と商品の設置条件をよく確認してから選びましょう。
そのほかおすすめのベビー安全グッズをチェック!
使うシーンや設置場所に適したものを選ぼう
インテリアコーディネーターの秡川寿美礼さんに、ベビーゲートの選び方とおすすめ商品をうかがいました。ベビーゲートは赤ちゃんを危険から守るために設置するものですが、設置方法を間違えてしまうと予期せぬ事故につながるため、注意が必要です。
つっぱり式や固定式では設置がむずかしい場合は、最後にご紹介した置くだけで設置できる自立式も便利です。秡川寿美礼さんからのアドバイスを参考にして、安全に使用できるベビーゲートを探してみてください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。 「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。