コードレススティック掃除機の特徴
コードレススティック掃除機は、コード不要の充電式で部屋のどこへでも持ち運び、掃除ができる特徴がある掃除機のこと。コンパクトで収納にもスペースを取らないため、大変人気の機種です。
電源コードから給電するキャニスタータイプと比べると吸引力が弱いという心配もありますが、最近の機種はそのデメリットも改善され、快適でキレイに掃除ができるという声も多いです。そんなコードレススティック掃除機にもメリットとデメリットがあります。買ってよかったと思える製品を選べるように、しっかり特徴を掴んでおきましょう!
メリット
(1)コードレスは階段もらくらく掃除
コードレス掃除機は軽量モデルも多く、キャニスター掃除機とくらべて取りまわしのしやすさも魅力。階段の段差も掃除機を持ち上げて移動することなくそのままらくらく掃除ができます。また、階段の場所によってはコンセントにコードが届かないことも。コードレス掃除機ならコンセントの位置にとらわれず掃除ができるため、コードが届きにくい階段のすみずみまで掃除機をかけられます。
(2)収納場所に困らない
コードレス掃除機は、スリムな形状のためお部屋にそのまま置いておいてもかさばりません。また、見た目もスタイリッシュなデザインのものが多く、リビングや玄関、寝室などにそのまま置いておいてもインテリアや魅せる収納として使用できます。そして、掃除のときはすぐに取り出せるのもメリットです。
(3)ハンディタイプとしても活躍
コードレススティック掃除機の多くは、スティック部分を取り外すことで、ハンディ掃除機として使える仕様になっているため、室内だけでなく、車内の清掃などにも使えます。また、必要な備品である隙間ノズルやロングホースなどのアタッチメントが付属しているモデルだとコスパも高いです。
デメリット
(1)稼働時間に限りがある
コードレス掃除機は充電式のため、充電が切れたら使えなくなります。うっかり充電し忘れると、充電が終わるまで使えなくなるのがデメリットです。スピーディーに掃除が進められれば電池切れの心配もいらないですが、常時使用する場合は充電は忘れないようにしましょう。また、フル充電まで数時間かかる製品もありますので、人によってはわずらわしさを感じるでしょう。
(2)片手では重いため手が疲れる
コードレススティック掃除機は、バッテリーやダストカップなど、掃除に必要なパーツが一体となっています。そのため、軽量に設計されていても片手で使用していると重く感じることも多く、手が疲れてしまうことが多いです。本体重量だけではなく、パーツの重さも考慮すると失敗しません。
コードレススティック掃除機の選び方
集塵方法から選ぶ
掃除機の種類、メーカーなどにより違いがありますが、集塵方法によって容量や吸引力が大きく変わってきます。掃除する面積が広い場合は容量の大きいタイプ、ペットの毛や衣類のホコリが多い部屋では吸引力の強いものなど、それぞれ自宅の環境や掃除の頻度に合わせて購入することが大切です。
「紙パック式」お手入れカンタン
紙パック式は、集めたゴミを本体内部のパックに詰めるタイプ。吸引力が比較的強いものが多く、また、ゴミを手で触れることなく捨てられるのが特徴です。紙パックを定期的に購入する必要がありますが、ゴミが溜まったら捨てて入れ替えればいいので、手入れはあまり必要ありません。
「サイクロン式」強力だがお手入れの手間も
サイクロン式は、空気を内部で回転させてゴミを遠隔分離するタイプ。ホコリを一定時間吸い込んでも、吸引力が持続しやすいことや、紙パックを設置・取り替える手間がなく、手軽で経済的という特徴があります。
しかし、ゴミが溜まると吸引力が落ちることもあるので、こまめなゴミ捨てやフィルターの定期的な手入れは必要です。ダストカップやフィルターが水洗いできるものなら手入れもラクで繰り返し使えます。
ヘッド部分の種類は3タイプ
コードレススティック掃除機は、モーターやダストカップなどもスティックに搭載されているため、スティック自体が重くなりがちです。そのため、まずは本体の重量をチェックしましょう。さらに、モーターやダストカップの重心が手元にあるか、足元にあるかでも使用感は変わってきます。
モーター式ヘッド
手元に重心がある場合は、動かすときに重く感じますが、ヘッドを持ち上げて棚の上などの高い場所を掃除する際にはとても便利です。足元に重心がある場合は、掃除機が安定し自立することで、重さを感じずに操作ができるメリットがある一方で、ソファの下など低い場所に入りにくいなどのデメリットがあります。また、ヘッドブラシにモーターがついているタイプならば、軽い力で快適に掃除できます。
自走式のパワーブラシヘッド
ヘッド部分はメーカーやモデルにより独自の名前がつけられている場合があるため、比較が難しいですが、必要な機能をしっかりチェックするようにしましょう。
こまかいホコリや髪の毛、ペットの毛などが入り込んでしまうラグや絨毯などには、ヘッド内部のモーターでブラシが自動で回転しゴミを掻き出すパワーブラシが最適です。さらに、自走式タイプを選べば軽い力で進み、掃除機かけの負担も軽減されますよ。
バッテリーの持ち時間も大事
コードレススティック掃除機は、充電式のため充電が切れてしまっては掃除をすることができません。そのため、フル充電までにかかる時間と、一度の充電でどれくらい掃除できるかという運転時間の両方をチェックしておきましょう。
充電方法には、アダプタを直接差し込むタイプのほか、本体を充電台に乗せるタイプや着脱式バッテリータイプなどがあります。着脱式の場合、バッテリーを複数個用意しておけば、万一の充電切れのときも安心です。
持ちやすいハンドル?ノズルは奥まで届く?機能性もチェック
コードレススティック掃除機の多くは、パイプを取り外すことでハンディタイプとして使用できます。また、アクセサリーをつけ替えることで、掃除できる場所が格段に広がります。
アクセサリーには、狭い場所や小物まわりも掃除できる隙間ノズル、さまざまな方向から掃除できるホースノズル、布団掃除ができる布団ノズルなどがあります。
付属のアタットメントが充実しているか、または、あとで買い足すことができるアクセサリーパーツは多いかなど、自分が必要とするものがあるかを事前にチェックしてください。
おしゃれなデザインやカラーで選ぶ
コードレススティック掃除機のメリットは、コードをコンセントに挿す手間なく、すぐに使えることです。充電台に設置してリビングなどに置いておけば、サッと手を伸ばして掃除がはじめられるため、掃除の頻度も高まるというものです。
出しっぱなしにしたい場合は、インテリアになじむデザインを選びましょう。なかには、カラーを数種類ラインナップしているモデルもあるので、選択の幅も広がります。
「1万円以下」のおすすめ商品の比較一覧表
おすすめ4選|1万円以下
ツインバード工業『コードレススティック型クリーナー(TC-5109W)』








出典:Amazon
MOOSOO『コードレス掃除機 K13』














出典:Amazon
boltz『コードレスクリーナー』


















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iwoly『i9 コードレス掃除機』














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「1万円~3万円以下」のおすすめ商品の比較一覧表
おすすめ8選|1万円~3万円以下
makita(マキタ)『充電式クリーナ(CL181FDRFW)』














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業務用で実績のあるマキタのコードレス掃除機
1回約20分の充電で、連続使用時間は、強モードで約20分、標準モードで約40分となっていて、充電時間と使用可能時間の効率は非常によいモデル。
本体は、1.4kg(ノズルとパイプは除く)と比較的軽い。手元重心で使用時に多少の重さは感じるものの、ヘッド部が軽く操作性がよいので、階段や部屋の中を移動しながら掃除をするのも苦になりません。
スイッチは、手元でオン/オフができるワンタッチ式。同シリーズでは、押しているときだけオンとなるトリガー式も用意されているので、使いやすいタイプを選べます。
業務用で評価されるメーカーの商品を使ってみたい方、また短時間充電の商品がほしい方に向いています。
siroca(シロカ)『サイクロン式コードレスクリーナー SV-H101』






出典:楽天市場
HITACHI(日立)『パワーブーストサイクロン (PV-BE700 N)』


















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自立型で快適動作
掃除機から手を離したいときに、自立するからパッと置けて便利。いちいち屈む必要がないので腰への負担が軽減できます。ハンディクリーナーとして使用するときも、パイプを外したりすることもなく、手元のレバーで縮めるだけ。面倒な動作をしなくて済むように考えられた設計です。
肝心の吸引機能も、パワーロスをできる限り低減したサイクロン気流と、小型ハイパワーモーターファンで強力吸引を実現。それに加えて、押しているときも引いているときもゴミを吸い取るこだわりのヘッドが、大小さまざまなゴミをしっかりと吸い取ってくれます。
サッと使えて、パッと置けるという手軽さとメインの掃除機として頼れる強さを兼ね備えた1台です。
makita(マキタ)『充電式クリーナ(CL107FDSHW)』


















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アイリスオーヤマ『極細軽量スティッククリーナー(IC-SLDC4)』














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SHARP(シャープ)『コードレス スティック型クリーナー(EC-FW18-P)』




出典:楽天市場
アイリスオーヤマ『極細軽量スティッククリーナー(IC-SLDCP5)』


















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±0(プラスマイナスゼロ)『コードレスクリーナー Ver.3 C030』


















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「3万円以上」のおすすめ商品の比較一覧表
おすすめ6選|3万円~5万円以下

Dyson(ダイソン)『Dyson Cyclone V10 Fluffy』


















出典:Amazon
長時間稼働が魅力のパワフルな掃除機
吸引力の高さで人気を博すダイソンのコードレススティック掃除機の最新モデル。ダイソン史上もっともパワフルな「ダイソンデジタルモーターV10」を搭載し、吸引力がさらにアップしました。
運転時間も最大60分までと長くなり、コードつき掃除機と遜色ないレベルとなっています。
ヘッドには、フローリングや畳のゴミを取る「ソフトローラークリーナーヘッド」を搭載し、カーボンファイバーブラシで微細なホコリを掻き出し吸い取ります。
カーペットの多い部屋であれば、ゴミを掻き出す「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」も付属したDyson Cyclone V10 アブソリュートプロの購入も検討してみましょう。

Shark(シャーク)『EVOFLEX S30』
![SharkシャークIF185J-BPスティッククリーナーEVOFLEX(エヴォフレックス)S30ブラック×コーラルピンク[紙パックレス式/コードレス][IF185J掃除機]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/biccamera/cabinet/product/3430/00000005351254_a01.jpg)
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![SharkシャークIF185J-BPスティッククリーナーEVOFLEX(エヴォフレックス)S30ブラック×コーラルピンク[紙パックレス式/コードレス][IF185J掃除機]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/biccamera/cabinet/product/3430/00000005351254_a03.jpg)
出典:楽天市場
日本人の生活にマッチした掃除機
全米売上ナンバーワンを誇る掃除機ブランド「Shark(シャーク)」が日本上陸し販売した商品。2つの異なるブラシが大きなゴミから小さなゴミまで一気に吸い込みます。
ユニークなのは、パイプが途中で折れ曲がる「マルチフレックス」と呼ばれる構造です。コンパクトに収納できるほか、屈まなくても家具の下が掃除できます。
着脱できるバッテリーが2つ付属しているため、どちらか1つを充電しながら掃除ができるので、バッテリー切れを心配する必要がありません。
2つとも使用した運転時間は約66分。米国生まれながら日本人の体格やライフスタイルに合わせて、使いやすく改良されているのもうれしいポイントです。
Panasonic(パナソニック)『充電式掃除機 MC-BU500J』














出典:Amazon
TOSHIBA(東芝)『トルネオV コードレスクリーナー(VC-CL1600)』












出典:Amazon
Electrolux(エレクトロラックス)『エルゴラピード(ERGORAPIDO)・パワープロ プラス(ZB3425BL)』




















出典:Amazon
Proscenic (プロセニック)『P10 コードレス掃除機』






出典:楽天市場
おすすめ4選|5万円以上

Panasonic(パナソニック)『パワーコードレス(MC-SBU820J)』

出典:Yahoo!ショッピング
こまかいゴミまでごっそり吸い取る!
大容量リチウムイオン電池を業界最多の8本搭載したことで、運転時間を最大約65分まで伸ばした掃除機。
さらに、吸引力も同社のコードつきキャニスター掃除機並みとなり、フローリングから畳、絨毯まで、さまざまな床材のゴミを強力に吸い取ります。
約20μm(マイクロメートル:1000分の1ミリメートル)のゴミまで検知するクリーンセンサーが搭載されています。その場にゴミがなくなるとランプの色が変わるので、確認もかんたんです。
とくに、ソファの下や家具の隙間など、目視で見えない場所の掃除で重宝します。壁際に当たるとヘッドの前面が開くガバ取り構造で、部屋の隅々までキレイに掃除できるパワフルな掃除機です。

MITSUBISHI(三菱電機)『プレミアムタイプ(iNSTICK ZUBZQ)HC-JXH30P』

出典:楽天市場
片手でかんたんにお掃除できる
最大毎分12万5,000回転する小型ながら高効率のJCモーターを搭載しているため、高い吸引力を誇ります。ピンポイントの掃除も短時間で効率よく終わらせられます。
ユニークな点は、ワンモーションで掃除がはじめられる充電台です。
ハンドルを手前に引けばスティックとして、上に引けばハンディとして使えるため、いちいちパイプを着脱する必要がありません。片手で使えるため、赤ちゃんを抱っこしたままでも掃除ができます。
さらに、排気を利用したエアブロー機能もついているので、吸い込みたくない砂埃や大きな葉っぱも掃除できるなど、日常の細々とした掃除に対応する多機能型モデルです。

HITACHI(日立)『パワーブーストサイクロン(PV-BFH900)』
![パワーブーストサイクロンPV-BFH900(R)[ルビーレッド]](/assets/loading-gif-ef97edf4d1acb90bd8ecfb171d4687ca923b13d386173426bfcb961097a710fe.gif)
出典:Yahoo!ショッピング
吸引力が自慢の掃除機
7つのツールを付属しており、床はもちろん、壁やカーテン、サッシの溝や引き出しの中など、さまざまな場所を掃除できます。
ツールを取り外すための着脱ボタンは、ハンドルを握ったまま押せる位置に配置され、ツール交換もかんたんです。
モーターには、吸引力の高い小型ハイパワーモーターX4を搭載。カーペットやフローリングのこまかいゴミもしっかり吸い取ることができます。
運転時間は、最大で約60分と家中の掃除をできるスタミナがあります。
ヘッドにライトが搭載されているため、ソファの下や家具の隙間など、暗い部分のゴミもバッチリと照らし、ゴミの取り残しを防ぐことが可能です。

Electrolux(エレクトロラックス)『PURE F9(ピュア・エフ・ナイン)PF91-5OGF』




出典:楽天市場
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コードレススティック掃除機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのコードレススティック掃除機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかの掃除機のおすすめ商品はこちら
まとめ
掃除機は、各家電メーカーがしのぎを削って開発に取り組んでいる商品のひとつです。それだけによい商品がいくつも市場に出回っています。
購入に際しては、充電時間・吸引力・重量などチェックすべき項目がいくつもありますが、もっとも注目すべきポイントは、毎日使うものとしての使い勝手やストレスフリーで使えるかです。
メインなのかサブなのか、どういう使い方を想定しているかにより購入すべき商品が変わります。イメージをつかむためにも、実際に店舗へ訪れ、じかに触って確認してみるのもひとつです。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
ライター歴20年。メーカーの新製品発表会に参加して最新の情報を取り入れ、専門家としての知見に主婦目線を織り交ぜた記事を執筆する。 近年は特に、家事効率を高め、暮らしを快適にしてくれる家電の取り入れ方を研究中。 また美容家電にも目がなく、毎日様々な美容家電を試しては、使用感や実感を紹介する体験レポも多数行っている。